Shography's blog

何でもいいの

2009年01月

旧暦・立春・紫式部日記

年のうちに春は来にけり一年(ひととせ)をこ去年(こぞ)とやいはむ今年とやいはむ  在原 元方(ありわらのもとかた)
立春と言えば、この一首がすぐ思い浮かぶ。
立春は二十四節気の一つ、今の暦では今年は2月4日となる。旧暦では新年と立春が重なるのを原則としたが、実際は12月のうちに立春が来る月もあった。それで、この歌の大意は、「年が明けないうちに春になってしまった。この同じ年のことを去年と言っていいのか、今年と言っていいのか」、となる。
古今倭歌集巻第一  春歌上
不るとし尓はる多ちける日よめる あ利はらのもと可多
東しのうち尓はる盤支尓介利ひとゝ勢遠こ曽とやい者むことしとや以者無


何を問題にしようとしていたのかと言うと、最近の「紫式部日記を読む会」で、1009年の正月のところを読んだので、少し触れようとした。次のほんの一節ですが。
正月一日、坎日なりければ、若宮の御戴餅のこと停まりぬ。
 この年の元日は、坎日(かんにち)(諸事に凶として外出を忌む日)だったので、若宮(一条天皇と中宮彰子の子、敦成(あつひら)親王)の御戴餅(おんいただきもちい)の儀式(幼児の前途を祝福し、寿詞を唱えて幼児の頭上に餅を戴かせる儀式)はしないで三日の日に清涼殿に参上された。
この年の、若宮の御給仕役は、大納言の君(源廉子)で、その装束は次のようでした。
元日:紅色の袿(うちぎ)、葡萄染め(えびぞめ)の表着(うわぎ)、唐衣は赤色、地摺(じずり)の裳(も)。
二日:紅梅の織物の表着、濃い紅色の掻練(かいねりがさね)、青色の唐衣、色摺の裳。
三日:唐綾の桜襲、唐衣は蘇芳(すおう)の織物。
次に訳にあるそのままを載せる)「掻練は濃い紅を着る日は紅を中に着て、紅を着る日は濃い紅を中に着るなどいつもの通りである。女房たちは萌黄襲(もえぎがさね)、蘇芳襲(すおうがさね)、山吹襲(やまぶきがさね)の濃いの、紅梅襲(こうばいがさね)、薄色襲(うすいろがさね)など、普段の色目を一度に六種ほどと、これに表着を重ね合わせて、とても体裁のよい着こなしをしています。」


なんとみなさん、ト-タルコ-ディネ-トファッションの極みを行っていらっしゃることか!
平安時代の人の色のセンス、季節に対する感性の鋭さ。
建て変わるという歌舞伎座も、もっと日本人の心意気を出した趣向が欲しいものです。


何か、記事の書き方忘れたみたい。

頭のモ-ドが、切りかわらない。


書展に出品した作品の写真をお二人の方がブログに載せて下さっています。
次のところです。http://pub.ne.jp/20071203MOTOTO/(みどりさんのブログ)
          http://yuukoubo.blog.ocn.ne.jp/blog/ (遊工房さんのブログ)

花てぼ作、縁(えにし)
みどりさん上野にて撮影→遊工房さんのブログでも展示→花てぼの里へ帰還 (1/30)


四つ葉会

身内の話題だが、もうスケスケだし・・・・
市の社会福祉協議会を母体とした「四つ葉会」と言う会があります。これは「視覚障害者協会」、「はづき」(朗読ボランティア)、「六つ星会」(点字ボランティア)、「アイアイ」(ガイドヘルプ)のグル-プが文字通り四つにがっちり組み合って月一度の例会が行われています。先日この会の新年会が行われて、その場で「四つ葉会の歌」が発表されました。これは視覚障害者協会の会長を長年務めておられた、本橋 一一氏の作詞で、近くでコ-ラスを指導しておられる長岡洋子先生が作曲をされた。そのコ-ラスグル-プの合唱と歌の指導があってとても感動したので紹介します。


       四つ葉会の歌    本橋 一一 作詞

 入間の里に 芽を吹いて      2 六つの星を 組み合わせ
  四本の幹で 組み合って        光なくせし ともがらに
  共に守らん この福祉          いつも書いてる この点字
  ああ 四つ葉会 四つ葉会       ああ 四つ葉会 四つ葉会

3 やさしさこめて 真心で        友の手を取り 導きて
  文字が見難い ともがらに       動く車や 人の波
  いつも伝える その声で         いつも見守る 愛の目で
  ああ 四つ葉会 四つ葉会       ああ 四つ葉会 四つ葉会

 三つの幹に 支えられ         四つの幹が 手を組みて
  我らは進む どうどうと          育てはぐくみ 美しく
  世間の荒波 乗り越えて         入間に咲かす 福祉花
  ああ 四つ葉会 四つ葉会        ああ 四つ葉会 四つ葉会



現、視覚障害者協会の会長さんの目となっている盲導犬、カレンちゃん(こう呼ばれている)の歌も歌われたがとてもいい歌でした。こちらは歌詞、楽譜を今手に入れていないので、後で紹介したいと思います。
(ファックスで送られてきているはずだが、ファックス故障のため、取り出せず。)



モォ~寄席!

今年の朗読の会の新年会(来る1月16日)の出し物。題して「新春モォ~・寄席!」
(制限時間15分なのでてきぱきやらなければいけないのだけど・・・・・)

司会:(初夢なすび)グル-プの日頃の活動など報告。
    寄席中では時々、アドリブ入れる予定。役者が出る毎に芸名を書いた紙を客席に見せる。 (大相撲で懸賞の旗を示す時のように。)

参加できなかった有能な正社員:(孫孫おとし&おすみ) 二人とも孫用で。

曲芸: 傘の上でまり回し (引っ込み亭およし、出しゃばり亭およね)
(曲芸師二人登場)
おめでとうございます。おめでとうございます。
本日は有能な正社員が二人も休んでおりましてモォ~大変なんです。
あなた回す人、私喋る人、ワ-クシェアリングで頑張っております。
 はい、右回り、左回り、自由自在に回しております。
(唐突だが)
定額給付金? もたもたもたもたして、あなたは一体なんなんですか!
アイ アム ソ-リ。
(ぼそぼそと誰か言う) 未曾有ユなことですよ、ホントに。
 は-い、回っております、回っております。今日はいつもより多めに回しております。

  曲芸師退場

がまの油売り口上:(春霞そそかし子)
  がまの油売り太鼓の音にのりながら登場。プロンプタ-(琴かなで)

大風呂敷を広げる。その中に道具が入っている。
紙を二枚、四枚、八枚・・・・・に切って繋げたものなど。
「さあさ、お立会い、ご用とお急ぎでない方は寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。・・・・」
  科白がつかえたらプロンプタ-が大袈裟に声を出して教える。

 がまの油が売れて終わる。

(曲芸師再登場)
おめでとうございます。おめでとうございます。
回っております。回っております。
オバマさん、いよいよ就任ですね。
小浜市のまんじゅうの売れ行きはいかに? (皆で) ホ-プ、ホ-プ。
寄席のほうは、お後がよろしいようで。 (皆で) チェンジ、チェンジ。

曲芸師引っ込む

婦系図湯島天神境内の場:(すまし屋小江戸、訛り屋越後、琴かなで)
(大正琴で「湯島の白梅」流れる中お蔦、主税登場)

お蔦(おつた;O): まぁ きれいな月だこと。
主税(ちから;T): 月は晴れても心は闇だ。 お蔦。
O: え?
T: 俺はお前に話がある。(主税は終始越後訛りで科白を言う)
O: 話なら家に帰ってからだってできるわ。さ、帰りましょう。
T: お蔦、・・・・
O: 何よう。
T: 俺はもはや、死んだ気になって、おめに話さねばね。
O: ふむ、真面目くさって・・・そんな冗談言わないでよ。
T: 冗談ではね。たのむすけ、俺どわがれてくれ。俺ど縁を切ってくれ。
O: あんた、気でも違ったんじゃないですか?
T: 気がちごだら、ちごだで結構だ・・・。俺は正気でしゃべってらんだ。
O: そう、あんたが正気で言ってるんなら、あたしも正気で返事をするわ。
   そんなことは、嫌なこってす。
T: お前がやんだば、俺の方から縁を切る・・・・。
O: いやいやいや。そんなこと嫌なこったわ。
   ・・・・あたしが嫌ならあんたの方から縁を切る。
   ・・・・随分勝手なのねぇ。
   ・・・あたしね、こんなこと言うのはさ、愚痴なように聞こえていやなんですけど、
   (急に訛る)あんたの訛りだってズイブン我慢すてきたのよお。
T: お蔦、なまらのでしゃべれ。
O: 何を言ってるんですか、あんたに釣られてしまうんじゃないの。
T: 俺のどごが訛っているあんだ?

O: じゃ、天井の「すす」は?
T: 天井のすすはスス。(東北弁のわかる人はそのアクセントを想像して)
O: 食べる「寿司」は?
T: 食べるススはス-ス。
O: しょうのない人ねぇ・・・・
   あんた、別れろ切れろは芸者の時に言うものよ。
   今のあたしには、はっきり死ねと言ってください。
T: お蔦。
O: いや。
T: まあ まんず、まで!
O: いや。
T: 話をきがっしゃい。
O: いやいやいや。
T: はではで、このおなごにも、こまたもんだなぁ・・・・
O: ですから、死ねと言ってください。死ねなら、あい、と直ぐに言います。
   あたし、命は惜しくないの・・・・
T: お蔦、でっかく出たなぁ。
  さ、その命に俺の命、二つ合わせても足りないほど大事なお方を知ってるか?
  お前が神仏を念ずるにも、ま-ず第一に拝むと言ったそのお方の言い付けだ。
O: えっ? じゃ、もしか・・・・真砂町の先生が・・・・・
T: んだ! 俺は死ぬにも死なれねよ。

☆でしゃばり亭およね、弁士風に喋りながら出てくる。

      驚き、嘆き、悲すぃむ二人のかだ(肩)に
   (紙を切った雪をまきながら)ゆすま(湯島)のすらうめ(白梅)が、
      すんづかに(静かに)つる(散る)夜ですた。

司会者: (当日どう言うかわからないが)、「もう、よせ!」と舞台(なんて大袈裟な設備はない)中央に寄ってくる。出演者一同後に続き、司会者は芸名を紹介して、みんなで礼をして終わる。


15分ではできそうにない・・・・・?    

(衣装)を付記 1月17日
がまの油売り: 着物にたすき掛け
婦系図:相応の衣装考証で、よく凝っている。
その他全員:裃を着けた。この裃は5,6年前のこの新年会で、狂言「附子」を群読(皆で演じる為に、苦肉の策)した時紙でこしらえたもの。




M合同句集(第五)より 「新年」

若水といふも濾過器の水なりき
若水・・・元日の早朝に汲む水で歳神に供え、口をすすいだり、雑煮などの料理に用いたり、福茶を沸かしたりする、と歳時記にある。昔は井戸の水を汲みに行ったのだろうが、我が家では浄水器を通った水道水が一番清らかな水なのである。


初笑い英語落語に苦笑い
CDつき英語落語の本を買ったが、そのCDを聞いても口元がちょっと歪んだぐらいしか笑えなかった、という訳。今年は「オバマ演説集」というのを買ったがまだ聞いていない。

嫁が君にメ-ルチェックを見られけり
これは確か以前にも発表した。嫁が君は、正月三が日に鼠を呼ぶ忌み名。嫁御、嫁御前、嫁女などと呼ぶ地方もある。嫁は正月にちょろちょろするからこういうのだろうか。しかし、鼠は大黒様の使いとして、正月にもてなす習慣も広く行われていたそうである。句ではパソコンのマウスのことを言っている。

縫い初めはパッチワ-クの一模様
今はやらないなあ。


月を的に飛行機雲の弓始め
弓始めは正月になって初めて矢を射ること。江戸時代には正月七日が弓始めで将軍の上覧もあって非常に盛大だった。句は、飛行機が月の真ん中を射るように飛んで行きそこに飛行機雲の軌跡ができたといったところ。


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プロフィール

花てぼ



絵は誕生日(2月14日)の花。遊工房さんよりいただきました。

「花てぼ」とは、九州で昔、子供が野に出て遊ぶ時提げてまわった素朴な 「かご」のことです。よく、れんげや、つくしなどを摘んで遊んだものでした。

「Shography」とは私の造語で、書道のShoと、「書道」の英語、calligraphyから捩ったものです。

埼玉県在住
朗読することが好きですが、故郷・長崎のことばで語るのも楽しいです。
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