これも大竹文雄さんのブログから。  教授会での「定年延長して高齢教授を優遇して、その分若年の研究者の研究費を減らす」という提案に対して、教授なのに、立て看(なつかしいね、この言葉、でもちゃんと変換された)をだして、抗議したという、異色というか、かわりものの学者。  タイトルも変わっているが、何か、本を書きながら、自問自答しているところがおかしい。 ①斉藤先生の分析手法で、GDPや雇用者統計について、その実数を比較することを重視しているが、これは参考になる。  伸び率でみるとよくわからないが、2008年末のリーマンショックでどの時点まで経済規模がもどったのか、(要は、2000ころだが、)が、この手法でよくわかる。 ②リフレ派が、消費者物価指数や国内企業物価指数が高めにでると指摘しているが、斉藤先生は、GDPデフレーターは円安になると低めにでることを指摘して、その差の理由を明らかにしている。(p55)  勝間さんとか、消費者物価指数が高めにでる、(たぶん、GDPデフレーターより)といって、デフレの深刻さを強調するが、どっちもどっちということか。 ③サブプライムローンが金融危機を招いたのではなく、米国の不動産市場に資産価格バブルが生じてサブプライムローンが格好の投機商品になった。(p115)  このあたりも、世の常識とは違うが、地価がどんどん上昇するから低所得者にも住宅ローンを貸せると考えたのは、住宅土地価格がバブルだったからなので、斉藤さんの分析が、経済学者として、正しいと思う。  経済学者の議論は、ばらばらで、どれが本流かわかりにくいので、もっと勉強してみます。