ブルックナー:交響曲第7番
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 1960〜70年代ですが「コンサートホール・ソサエティ」といったレコードの頒布会があり、ブルックナーのレコードが少なかった時代に手に入れて聴いたことを懐かしく思い出しました。古い盤を取り出しての感想でCD録音についてはコメントはできませんが、演奏はなかなかのものです。ハーグ・フィルといったあまり知名度のないオケで、今日、高度な演奏に聴き慣れたリスナーには物足りないかも知れませんが、シューリヒトとの相性は大変良く、もっともシューリヒトらしい飾り気ない、しかし軽妙な弦の響きや要所要所での管楽器の巧い使い方を聴くことができます。ウイーン・フィルとの名演がでる前にシューリヒトの名を日本で高らしめた歴史的な名盤です。