パンク防止剤について

パンク修理でお持ち込みいただきました自転車ですが、タイヤから何やら緑色の液が漏れ出てきています。


　結構な量が出てきています。

　この謎の液体の正体はチューブ内部に注入されたパンク防止剤でした。
　おそらくこちらの商品だと思います↓

Slime(スライム) チューブシーラント パンク応急補修材 チューブタイヤ用

スライムはパンク等によるエア漏れの「応急補修剤」です。トレッド面の約3mm径までの異物によるパンク穴に対応しています。また、あらかじめ注入しておくことで走行中の不意のパンクにも同じ効果があります。パンク修理剤ではありませんので、万一のパンクの際は速やかに修理を行ってください。約20年前からタイヤシーラントのパイオニアとして活動し、新しい技術を常にマーケットに供給しています。AAA(アメリカNo1ロードサービス)とAA(イギリスNo1ロードサービス)で唯一採用されているシーラントです。欧米をはじめ日本、インドのメーカーにOEM供給されています。(FIAT,Ferrari,Maserati,GM,Honda,USA Toyota,TATAmotorsなど)

　参考：サイクルベースアサヒ様　ＨＰより　スライムパンク防止剤


　パンク修理はもちろん不可能になりますのでチューブの交換となります。（パンク修理は不可能ではありませんが、当店ではチューブ交換をさせていただきます）さらには車輪の清掃もしなければなりません。さらに、このまま廃棄物として出すと処理業者さんに迷惑が掛かるので水洗いをして、なるべく内部の液剤を除去します。

　他にも↓

曙光輪業＠駒川中野@shokoucycle

写真下手すぎますが、溶けた虫ゴムです。パンク防止剤によって腐食した結果です。
パンクを塞がない上に、虫ゴムを溶かすパンク防止剤。なぜこんなものを熱心にすすめるのか理解に苦しみます。 https://t.co/FJaEnsPXGD

2017/08/17 17:40:31

　これだけ手間がかかるわけですが、そもそもパンクを防止していません。これが何より問題ではないかと思います。

　パンク防止剤の害については以下の参考リンクを見ていただければお判りいただけると思います。当店ではパンク防止剤は取り扱いいたしません。
 
参考：検索　パンク防止剤　デメリット

参考：スライム(パンク防止・修理剤）被害低減プロジェクト

Comments

[あのこら]

曙光輪業様
サイクルメンテあのこらの南と申します。
スライム(パンク防止・修理剤）被害低減プロジェクトへのリンクありがとうございます。