理事長発ほぼ毎日ペンとパン

2015年05月20日

ジャガイモと里芋畑の夏の作業

<作業報告 514日(木)> 
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 石岡市の
NPO筑波農場。大友さんとわが夫婦の3人で出動。雨の日の後,
好天の日。風少し。気温ぐんぐん上がり、水補給しながらの作業だった。

作業は、里芋と菊芋の「種芋の芽出し」作業とヤーコンの苗植えの2つ。

芽出し・・・は、1ヶ月前の前回作業で畝を作り、畝の中に種芋を深さ5cm

程度に埋め込み、その上からビニールマルチをすっぽりかけたその種芋たち

が、芽を出そうとしているのを、ぼっこりと盛り上がった場所を目当てに、

マルチにハサミで穴を開け、芽を出してやる作業だ。

初めから穴を開けておき、その場所に種芋を埋め込むやり方を例年はして

いるが、今年はこの方法で。たいした理由はないし、どちらが良いとも言え

ない程度の違い。ちょっと別の方法を試してみようかと思って。

 

 ヤーコンの苗植え・・・は畝を作り、その下部に鶏糞を入れ、再びまあるい

カマボコ型の畝にし、その上にマルチをかけ、30cm間隔で穴を開け、そこ

にポットで育てた苗を土ごと移植する作業だ。こっちは苗を植えるのだから

初めから穴を開けておかないといけない。

 ヤーコンの苗は、昨年12月にポットや魚箱に大量に「種の芽の部分」を

1つ1つカットして埋め込み、庭の隅において水遣りなどの管理をし育てた

もの。第一弾として200本ほどを植えた(第2弾で100本ほど追加予定)。

 

 3月末に植えたジャガイモは、写真のごとく順調に生育中で、満開の花を

咲かせるのも近いだろう。その隣りで、芽出しをした里芋もこれから梅雨時

へかけ一気に生長していくだろう。

少し離れたところに植えた菊芋も芽出ししてやった。これからが生育期で、

隣りのヤーコンとともに、梅雨時から夏へ向け見る見る成長していくだろう。

 

 以上、4点のイモ類に加え、もう1点サツマイモの苗を6月初めに植える

予定で、これで芋類5点の植え付けが終わる。

 514の作業で今年前半の作業を(サツマイモを除いて)終了し、ほっと

一息である。これからは月イチぐらいの割で出動し、畝の間の草を草刈り機

を駆って、超高速で回転する草刈り機の刃で、草が伸びようとするのを、根

っこから切り取る作業をする。草の伸びも早く1ヶ月で10cmにも伸びてい

くが、超高速の刃でイチコロである。

されば、これからも1ヶ月1回の除草の出動あるのみ。

 

 畝作りも、マルチ掛けも、種の埋め込みも、苗植えも、ニコニコしながら

やったものだ。それが「農業を楽しむ」鉄則。20年の農業体験(趣味的だが)

で得た心の高見である。これから続く夏場の作業である、立って草刈り機を

操る作業も、もちろん「楽しむ農作業」の1つである。

 論語に謂う、知ること→好むこと→楽しむことの、一番の高見である楽し

む農業の、もっとも楽しい収穫が、6月末~7月初めのジャガイモの収穫で

ある。仕事に忙しい仲間(サラリーマン現役もいる)も参加しての収穫が、

大いに楽しみだ。       (520アップロード 文責:宮崎)



shoku_noh at 21:29|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2015年04月30日

里芋を植える

作業報告


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4月16日(木)。雨続きの日々、困ったもんだ。芋類の植え込み時期なのに。
3月に植えたジャガイモに続き里芋、菊芋たちが「早く植えて」と言っている。
土・日がままならず、出動者が少ないだろうけれど、平日の出動もやむなし、
とうことで、木曜日に2組(Oさんとわが夫婦)が出た。

雨→曇→晴の日別予報をアテに、久しぶりの晴れの日に、筑波農場へ。前日も
曇でなく相当降ったと、農場主の宮本さんも呆れ返っている。。宮本家の前庭
のとことどころに大きい水溜りがあるほどだった。

でも畑は、たっぷり湿っているものの水溜りなどはナシ。さすが、畑である。
なぜって、畑は水はけを重視して作ってあるので。

朝から、太陽が顔出し、じわり気温も上がりそうな、そう暑くもなさそうな
畑日和だ。サンキューです、お天道様。1ヶ月前(3/12)に耕運機をかけて
いたので、草はまだそう伸びていない。早速、里芋用の畝作りに取り掛かる。

畝の底辺部に鶏糞をバラまく。その上に30cmほどの高さの畝を左右から土を
掛けて作る。人力でもできるが、われらは宮本さんに借りる耕運機を使う。
鋤が土を掘り起こし左右に跳ね上げる作業を(ご想像いただけるかな)耕運機
がやってくれる。この要領で、耕運機操作20年のボクがスピーディに里芋の畝
3本(1本70m)を拵えた。その上にマルチを張る。草を生やさない手当てだ。

次に、マルチに30cm間隔で小さな穴を開ける。そこに種芋を植える穴だ。

一方、Oさんとわが女房が、籾殻の山の中に埋めておいた里芋の種を掘り出し、
親芋から小芋をきり離し、その1個1個を畝の穴に深さ5,6cmに埋めていく。
ボクも加わる。これが芋の種植え。真っ黒いマルチが長く伸びて、生きている
ように見える。ダイナミックだ、キレイ!  以上を2時間半でクリア。3人並び
腰を伸ばして眺める。ちょっぴり疲れた感じのボク。2人はどうか? みんな
満足気。達成感が漂っている。・・・・これが農業、これが労働だ。
気が付けば結構暑い(途中、水分補給もした)。汗が頬を伝う。風が心地よい。
なんという気持ち良さ。身体が喜んでいるのが分かる。

里芋植えの合間を見て、3月12日に植えたジャガイモの畝2列半(マルチがけ)
の畝間に草が生え始めている。これをやっつけるため耕運機を押す。これで次
の1ヶ月ぐらい、草をある程度抑える効果が期待できる。
昼食後、別の場所に畝作り、200個ばかり菊芋を植えた。これで一安心。
5月連休明けに、薩摩芋、ヤーコンの苗を植えると、今年の前半の作業が終わる。
気分スッキリの作業だったのに、タイミングがズレ、間の悪いレポート。反省。
江戸の農学者・宮崎安貞の「農作業は何事も早め早目に」を実行しないとなぁ。
               4月30日夕アップロード 文責:宮崎




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2015年03月07日

有機農業講演会のご案内

3月7日 How are  you  doing? 

表記の講演会をNPO食と農と健康も、支援します。「協力」の欄に書かれています。

有機農業の世界の状況等が分かります。興味のある方、3月27日、どうぞお出掛けを。

 

 

市民キャビネット農都地域部会食・農・環境講演会

テーマ:「有機農業・農産物の“いま”を知る」

「森里海の有機的交流が日本農業の未来をひらく」。これは、日本有機農業研究会が昨年夏に開催したシンポジウムで使われたスローガンの一部です。私たちの暮らしを支える森・里・川・海には、山から海までをつなぐ“自然の恵み”(生態系サービス)を将来にわたって享受し、農業を根幹とした安全で豊かな国づくりを行うための基本的な考え方と方向が反映されています。

有機農業は、経済性から普及した農薬を多用する農法への反省から生まれました。いのちや自然環境を守り、持続可能な農業への願いがベースにあります。自然循環機能と生物多様性を活用する発想は、ますます大きな意味を持ってきています。有機農業がめざしているものは、単に作物の栽培技術の変革ではないと思います。人も生きものであり、自然と語らい、地球生態系の一員であることを自覚する必要があります。いま、有機農業は、食糧供給という狭い殻に閉じこもることなく、あらゆる可能性に挑戦していることを知るべきです。

市民キャビネット農都地域部会は、こうした背景を踏まえ、「有機農業・農産物の“いま”を知る」講演会を企画しました。さまざまな立場から論じ、ともに議論を深めていきたいと考えます。

日時:2015年3月27日(金)18:30~20:30(18:00受付開始)

会場:港区立三田いきいきプラザ集会室C

東京都港区芝4-1-7TEL:03-3452-9421

交通アクセス 都営浅草線・都営三田線三田駅下車9番出口より徒歩1分

地図http://www.toratopia.com/m_map.html

 

プログラム:

【第1部講演】

講師NPO日本有機農業生産団体中央会(「有機JAS」登録認定機関)

事務局長加藤和男氏

内容・有機農業の歴史

・世界の有機農業(国際有機農業運動連盟加盟国の取り組み)

・日本の有機農業の生産の現状と「有機JAS法」の要点

・今後の課題

【第2部質疑応答・議論】

コメンテーター國學院大學経済学部教授

日本有機農業研究会理事久保田裕子氏

定員:50名(申し込み先着順)

参加費:1,000円(資料代・会場費等)

 

主催:市民キャビネット農都地域部会

協力:食と農と健康、富士山クラブ、島交流の会、桜山きづきの森、ナルク、JC総研、インキュベーションサーカス、ほか

申込み: ホームページの申込フォーム、または、FAX(氏名・連絡先を044‐211‐9930へ)でお願いします。

■お問い合わせ 市民キャビネット農都地域部会 事務局 (担当:園田 090-3474-9656)

 



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2014年11月16日

20日に東京飯田橋で「有機農産物を知ろう」講演会

11月16日  How are you doing?

11月20日(木)午前10時~12時。東京飯田橋のセントラルプラザ10fの
東京ボランティアセンターで、「有機農産物を知ろう」講演会を開きます。
NPO食と農と健康、の主催、公益財団法人都市化研究公室の後援です。

講師は有機JAS法に基づく、国認定のNPO日本有機農業生産団体中央会
の事務局長・加藤和男さん。この道の”生き字引”のような人です。
参加費:500円(資料代)。定員50人。余席あります(事前申込みを)。
ご参加、お待ちしています。当日参加も歓迎です。


 

「有機農産物を知ろう」講演会

 

*日時:20141120日(木)午前10時~12

*場所:東京飯田橋の「東京市民ボランティアセンター」

 JR飯田橋駅ホームわきの「セントラルプラザ」10F
        電話 03-3235-1171


*主催:NPO食と農と健康

*後援:公益財団法人都市化研究公室



 

■講演の内容: 
    (1)有機農産物の生産の現状(実例を挙げて説明)

  (2)有機農産物の生産の基準(有機JAS法の概要)

  (3)有機農産物の日米欧の違い

■講演者:「特定非営利活動法人日本有機農業生産団体中央会」

   事務局長・加藤和男さん(生き字引のような専門家)

 

■参加費:500円(資料代) 一般参加も大歓迎

■資料:日本有機農業生産団体中央会の機関紙最新号(1411月号)

  レジュメ/ほか参考資料

 

■会場定員:50人(まだ余席あります)

■参加申込み:「NPO食と農と健康」事務局宮崎まで

     電話:0467-31-3054 携帯:080-5087-0777

     メール:kafumita3831@yahoo.co.jp (以上)

 





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2014年11月13日

サツマイモとサトイモの収穫

活動報告

113日(月)。文化の日。収穫の秋、久しぶりの出動。晴れ

のち曇りの作業日和である。

参加者はNPO法人「食と農と健康」宮崎理事長のほか全部で
5人。場所は、同法人の第1農場(石岡市柿岡、宮本さん所有)
と、近くの第2農場(同市宇治会、地主永瀬さ
ん所有)の畑だ。

第1農場でサトイモ、第2農場でサツマイモ(ベニマサリ)を

収穫。午前9時から午後2時まで、爽やかな秋空の下で、心の

洗濯をした農作業だった。


1、サツマのツルと雑草を草刈り機で刈り取る

午前中は第2農場でサツマイモの収穫。その前に畑に生い茂っ

た雑草とそれにからまったサツマイモのツルを、宮崎理事長が

草刈り機を使ってバッサリ刈り取った。「夏、雑草取りをサボ

った報いですなぁ」と溜息まじりに言いながら。みな、身を小

さくしてその下作業を見守った。



2、続いてサツマイモの芋ほり

芋の畝を覆ったマルチが顔を出したところで芋ほりを開始する。

収穫は・・・・良くない。例年だと1株に5個も6個も実を付けて

いるのに、小さいのが1個だけ、というものも。拍子抜けのみ

んなを前に理事長が辛そうに話した。「春先に堆肥を畑全面に

撒いたのが多すぎた。肥料のやりすぎによるツルぼけ現象です。

肥料をやりすぎると、ツルばかり伸びて実に栄養が行かないん

です。馬鈴薯を植える計画だった区画が、空いてしまったもん

だから、サツマには堆肥が多すぎるかな、って少し心配だった

けど、エイヤッと植えちゃった。それにしてもここまでヒドイ

とは。20年植えて始めての体験です。すみません」。

それでも何株か1つには、大きく育た芋が2つ3つ付いていて、

引っこ抜く作業は、やはり楽しみ一杯。ドデカイのが1個とい

うのもあり、みんなで見せ合いっこしながら、掘っていった。



3、畝の上に芋を並べると・・・

堀り上げた芋を畝の上に並べる。一息入れてそれを眺める。まと

めて見れば、それなりの量になっていて、嬉しくなる。理事長も

いくらか安堵の表情だ。



4、続いて、サトイモの収穫 

午後からは第1農場でサトイモの収穫。茎はすでに大人の背丈ま

で育っている。「掘りごろです」と理事長。その中でも、茎葉の

特に大きいものに狙いをつけて、男手3人で、根元にスコップを

入れ、掘り取って入った。サトイモは例年通りの上出来だ。親芋

の周りに子芋がびっしり付いていて、おいしそうだ。「サトイモ

の焼き芋もなかなか乙です」と理事長夫人。親芋から子芋を外し、

びっしり生えたヒゲを切り取る作業をしながら、みんなで早くも

食べる話しで盛り上がった。       (会員記)



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