最近、喉頭摘出などで「声を失う」患者さんの多くが
「管食道(TE)シャント」法手術を受け入れているようです。

私の知り合いの数人も、早い職場復帰が可能なのでプロボックスを使ったシャント法で手術を受け、
短時間で会話ができることに、悔しいけど感動を覚えました。

このように、目覚しいプロボックスシャント法の患者さんに対応するために
東京の患者会・公益社団法人銀鈴会では、早速教室開催のお知らせを発表しました。

シャント法で発声できる上手な指導員がいるのかは疑問で、拙速な感じがしますが
ホームページに掲載されていたので、全文転載します。

『管食道(TE)シャント法手術をされた皆様へ
(シャント発声教室開設のお知らせ)
 銀鈴会では喉頭摘出手術を受けられた方に食道発声法、電気式人工喉頭(EL)発声法の音声機能回復訓練を50数年にわたって続けて参りました。最近、喉頭摘出者の中に費用、メンテの煩わしさに負担があるものの話す事への意欲が特に強い方にTEシャント手術をする人が増えています。

 銀鈴会ではシャント手術をされた方は術後早い段階で発声が可能と言う事で、特にシャント発声者を対象とした発声訓練はしておりませんでした。

 しかし調査の結果、シャント手術者であっても上手に話すにはコツとテクニックが必要であり、発声力は人によってかなりの差があることが分かりました。また銀鈴会のもう一つの大きな役割である“喉摘者の親睦会”という意味においても食道発声、電気喉頭、シャントを一体化した親睦を推進したいと考えております。

 従いまして、予てからの要望のありましたシャント発声教室を銀鈴会の中に平成23年10月から開設することにしましたのでお知らせいたします。是非参加してみたいと思われる方は下記へご連絡をお願いします。お待ちしています。

〒105-0004 東京都港区新橋5-7-13  ビュロー新橋901
TEL:03-3436-1820 FAX:03-3436-3497  』

シャント手術をされた方は、どうぞ参考にしてください。

なお、今人気の「プロボックスシャント法」も紹介しておきます。

『そこで考案されたのが、気管食道シャント法。気管と食道をシリコン製の短いチューブ(プロボックスなど)でつなぎ、気管孔を指などでふさぐと、肺から多量の空気がチューブを通って食道に入り、粘膜が震えて発声できる。
 
 オランダなど欧州では、以前から多く行われていた方法で、近年、チューブの安全性が高まったことから、国内で増えてきた。患者に静脈麻酔をかけ、口から内視鏡を入れて手術を行う。手術時間は約15分。5日前後の入院が必要になる。

 特に発声練習の必要はなく、通常は、手術の翌日の発声確認の段階で会話ができる。かぜで多少かすれたような声になるが、肺の空気を使うため声量は十分で、食道発声よりも聞き取りやすい声になることが多い。

 同病院頭頸(とうけい)科医師は「主に食道を再建した患者さんに行いますが、食道を残した患者さんでは、手術前とあまり変わらない声が出ることもある。対象を広げていきたい」と話す。

 ただ、この方法は日々の手入れが欠かせない。挿入したチューブは、毎日、気管孔から専用のブラシを入れて掃除する。菌の繁殖などを防ぐため、約3か月に一度はチューブ交換が必要。交換は外来ですぐにできる。

 健康保険が、手術(プロヴォックスは3割負担で入院費含め13万円前後)やチューブ交換(同3割負担で1万2000円)にはきく。しかし、手入れ用品などに毎月1~2万円かかる。』

かんたんなシャント術発声の方法
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シャント発声に使われるプロヴォックス
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気管孔の外の穴を指で抑えて発声するシャント発声
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