Evernote Camera Roll 20121126 235349.png2012年、今、僕らがリアルにイメージできる未来の世界がここにあります。 

この10年われわれが体験してきた、このIT革命の延長線。
今、2012年だからこそ、この物語の舞台である25年後、2037年がちょっとリアルに想像できる。

そう考えたら、子供の頃、そう、35年前の小学生のころ、雑誌や本でよく見て思い描いていた「未来」の世界。それはほんと「夢」のような世界だった。
でもいまの自分を取り巻く世界を見てみると、実はかなりの部分がもうほとんど実現されていたりする。
腕時計にちっちゃなテレビ画面がついていて、テレビ電話で話ができる。テレビは薄いペラペラの画面が壁にかかっている・・・

本書のストーリーは近未来SF。遺伝子工学が進化して農作物を自在にコントロールできる時代、遺伝子の不要な部分を削り、虫も食べない、病気にもならないピュアな農作物として創りだされた「蒸留作物」。この蒸留作物SR6にトラブルが起こり、その原因を調査する主人公が事件に巻き込まれていく・・・というもの。

第一部には遺伝子工学に関する専門用語が連発されるので、一瞬とっつきにくさを感じる人もいると思う。しかし、ストーリーの本筋もさることながら、主人公の生きているこの時代のコミュニケーション手段である、拡張現実の世界や、デスクに浮かぶ、自由に広さを変えることができるワークスペースディスプレイ。コンタクトレンズや、網膜に直接投影されるコンテンツ、などなどの描写にヤられてしまいます。攻殻機動隊MATRIXの世界観とも通じるものがあります。

それはまるで、初めてiPhoneやiPad、そしてクラウドサービスを使った時に感じた、あのなんとも言えない未来な感覚。道具なんだけど、使っていることそのものがなんか楽しくて嬉しかったあの感じを思い出させます。これがもう少し進化していったら・・・ もう、わくわくしてきますね。

もう一つ、本書はKindleの電子書籍だけでリリースされた本だということ。
そして、300円という魅力的な価格設定。SF好きはもちろんですが、ちょっとITの未来に興味があるような人は、ハマること請け合いです。

自分は現在、2/3ほど読み終えたところですが、読み終わってからみなさんにお知らせするのが待ちきれず、今こうして記事を書いているわけです。

ということで、続きに戻ります!(笑)
みなさんの感想も聞かせてくださいね!

Gene Mapper (ジーン・マッパー)