条件に合致するデータの合計を求める:DSUM関数

前号のDAVERAGE関数と同様に、DSUM関数は「Database Sum」の略で、表(データベース)表の中から条件にあった項目(フィールド)を抜き出して合計を求めます。

【DSUM関数:条件に合致するデータの合計を求める】
=DSUM(データベース,フィールド,条件範囲):[データベース]は、対象となるセル範囲、[フィールド]は、計算対象となる項目名、[条件範囲]は、別に作ったセル範囲で項目名も含めます。

下図「数式735」の「医療費」の表より、「医療を受けた者」は「鈴鹿花子」、「医療機関・薬局」は「三重皮膚科」の2つの条件に合うデータの合計をセルE19に求めてみましょう。

※下図「数式735」を参照してください。
数式735

《医療を受けた者,医療機関に合致するデータの合計を求める:DSUM関数》
1. あらかじめ検索する表(データベース)とは別の位置に条件を入力しておきます。
ここでは、セルB18:D19の表です。

2.セルE19を選択し、「=DSUM(」と入力します。

3. 最初の引数[データベース]の範囲セルA2:E16をドラッグして入力します。
 数式は、「=DAVERAGE(A2:E16,」となります。

4. 2番目の引数[フィールド]は、項目名(フィールド名)の「医療費」のセルE2をクリックして入力します。
 数式は、「=DAVERAGE(A2:E16,E2,」となります。

5. 3番目の引数[条件範囲]のセルB18:D19をドラッグして入力します。

6. [Enter]キーで確定すると、「3160」が求まります。
 数式は、「=DSUM(A2:E16,E2,B18:D19)」となります(下図「数式736」)。

※下図「数式736」を参照してください。
数式736


Database関数は、あらかじめ条件の表を作っておく必要がありますが、条件を変えるだけで、次々と複数の条件にあったデータを処理できるので便利です。




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