読売ジャイアンツの西村健太朗が現役引退を表明した。
 西村健太朗は、過去にクローザーとしての地位を築いた選手である。
 そのクローザーとして活躍した、全盛期の2013年の成績を振り返り、どれほどの投手であったのかを数字で見ていこうと思う。 
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 西村健太朗がクローザーとして残した2013年の主な成績は、登板数71試合 イニング数71.2  防御率1.13 奪三振数71 ホールド数10 セーブ数42 である。
 防御率だけを見ても好成績である。クローザーとして十分活躍し、42セーブを上げ2013年シーズンのリーグ最多セーブ数を記録した。

 WHIPは1.09であり、この成績も比較的優秀な成績であると言える。
 WHIPとは、1イニングあたり何人のランナーを出したか?を数値化したものである。1イニングを被安打1無四球で終わらせれば、WHIP1.00が記録される。
 WHIPは1.10未満がエース格と言われるため、西村健太郎はWHIPに関してはエース格の数字を残したと言える。

 奪三振率は8.97であり、与四球率は3.92であった。つまり、西村健太朗は仮に9回を完投した場合、三振をおよそ9個奪い、四球をおよそ4個与えるということになる。この2つの数字から言えることは、奪三振力は比較的高いがコントロールがあまり良くないということだ。
 奪三振数は投げたイニング数以上の三振を奪えば優秀であるとされる。西村健太朗の8.97という数字は、もう少しで9.00を超えるという惜しい数字であった。イニング数以上の三振を奪えそうだったのだ。 
 四球に関しては与えすぎであった。与四球率は2.50以下に抑えてもらわないと優秀な成績とは言えない。特にクローザーという立場であれば尚更である。ここは西村健太朗の欠点、コントロール力の悪さ、が数字に表れた。
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 西村健太朗がクローザーとして最も凄かったのは、奪三振率でも防御率でもない。被本塁打弾の少なさだ。71.2イニングスを投げて、被本塁打はわずか1本であった。この数字はクローザーとして信頼できる1つの要素であった。クローザーが被弾して1点を失ってはとても信頼できない。2007年にクローザーをしていた上原浩治が62イニングスを投げて被本塁打4本であったことを考えれば、西村健太朗の凄さがわかる。 

 西村健太朗はFIPも好成績であった。
 FIPとは、投手だけがコントロールできるものである被本塁打数、与四球数、奪三振数の3つの数字で算出される、擬似的な防御率である。
 この指標の利点は、野手の守備に依存しないことである。野球は守る野手によって投球の内容が変わってくることがある。エラーとは違い、守備範囲の広い選手や狭い選手がいることは間違いなくあり、これらを考えて投球を評価するのは非常に難しい。そのためFIPは、投手の責任である被本塁打、与四球数、奪三振数で簡単に防御率を決めてしまおうと考え出された指標である。
 西村健太朗のFIPはおよそ2.52であった。比較として、当時の広島のエース前田健太の2013年に記録したFIPはおよそ2.98であったため、西村健太朗の凄さがわかるだろう。 


 ここまでを総合すると、2013年の西村健太朗は「制球難がややあったが、奪三振能力が高く、被本塁打が非常に少ない、比較的良いクローザーであった」と言える。

 西村健太朗がユニフォームを脱ぐのは非常に残念ではあるが、今後解説やコーチなどの活躍を切に願っている。
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