春風亭昇々ブログ

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2016914新作の会

20161014古典の会

春風亭昇々新作の会
日時:2016年9月14日(水) 開場18:30 開演19:00
場所: なかの芸能小劇場(中野駅北口5分)
料金: 前売1800円 当日2000円
出演: 春風亭昇々
予約: yoyakuss@yahoo.co.jp
 又は0363206219にお名前と枚数


春風亭昇々古典の会
日時:2016年10月14日(金) 開場18:30 開演19:00
場所: なかの芸能小劇場(中野駅北口5分)
料金: 前売1800円 当日2000円
出演: 春風亭昇々
予約: yoyakuss@yahoo.co.jp
 又は0363206219にお名前と枚数

※同時予約で3000円です。
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昔昔亭A太郎・春風亭昇々二人会
(KATORE落語会卒業式)


日時:2016年8月12日(金) 開場18:30 開演19:00

場所: 国立演芸場

料金: 前売2200円当日2500円

出演: 昔昔亭A太郎 春風亭昇々

予約: 03-3557-0981(KATORE落語会)にお名前と枚数
→ここブログでも大丈夫です。 

ぜひお越しください~ 
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富良東「さあ、引越しも終わったし隣の人に挨拶をしに行くか。」

(ピンポーン)

隣の人「(ガチャ)はい。」
 
富良東「こんにちは。となりに越してきました富良東です。」 

隣の人「ああどうも。はじめまして。」
 
富良東「越してきたばかりでご迷惑をお掛けするかと思いますが、何卒よろしくお願い致します。」 

隣の人「いえいえ。ご丁寧にどうも。」
 
富良東「ありがとうございます。あのーこういったマンション暮らしに慣れていないもので。何かご迷惑お掛けするようなことありましたらなんでもおっしゃてくださいね。」 

隣の人「いえいえ。お互い様ですから。こちらこそなんでもおっしゃってください。」
 
富良東「はい。・・・・・えーと」 

隣の人「はい?」
 
富良東「なんでもおっしゃってくださいといのはイデアでしょうか」 

隣の人「イデア?」
 
富良東「つまり、現実世界にはない完全なる理想をおっしゃったのか、それともそれに近い現実世界のことをおっしゃったのかどちらでしょうか。」 

隣の人「???えーとすみません。もう一度仰って頂けませんか。」
 
富良東「つまり、「なんでも仰ってください」というのは、本当になんでも言わせていただいていいのか、それともそれはイデアであって、つまりなんでも言っていい訳ではなく、ある程度節度を持った発言が必要だということでしょうか」 

隣の人「・・・・・いや、なんでも言ってくださいってことは特に意味はなく、なんでも言ってくださいってことです」
 
富良東「本当になんでも言っていいんですか。」 

隣の人「すみません、ちょっと忙しいんでこの辺でしつ」
 
富良東「部屋の中で動かないでもらっていいですか」 

隣の人「え?」
 
富良東「私にとっての隣人のイデアは静かであること。静かといってもそれはイデアであるから音が無の方がいいわけです。つまり私にとっての隣人のイデア、それは動かない隣人です。」 

隣の人「いや、動かないわけにはいかないでしょ・・・」
 
富良東「確かにそうですね。今イデアを言わせていただきましたが、絶対にそうしろというわけではありません。なぜならそれはイデアであって現実には不可能なんですから。ただ、あなたがなんでも言っていいとおっしゃったので言わせていただきました。」 

隣の人「もうそろそろこの辺でいしつ」
 
富良東「息しないでもらっていいですか」 

隣の人「?」
 
富良東「もちろん静かな隣人というイデアを追求した場合の発言ですよ。究極の静かな隣人とは息をしないそれである。しかし現実にはそれは不可能。だって息をしなければ死んでしまいますから」 

隣の人「すみません、つまり静かにしてくれってことですか」
 
富良東「そういうことです」 

隣の人「分かりました。静かにしますんでこの辺でしつ」
 
富良東「引っ越してもらっていいですか?

隣の人「あのー、いい加減にしてもらっていいですか」
 
富良東「もちろんイデアです。私にとって静けさを追求した場合、そもそも隣人がいないことがイデアです。お気に障ったなら失礼。しかしイデア論というのは私の信念ですので。」

隣の人「じゃあしつ」
 
富良東「テレポートで引っ越してもらっていいですか

隣の人「・・・・」
 
富良東「というのも引越しってうるさいじゃないですか。だからテレポートで家具事引っ越してもらいたいんですよ。そしたらより静かですから。もちろんイデアです」




引越し当日から上下両隣の隣人にこの問答をした富良東は、迷惑な隣人ということで大クレームをおこし、一か月後自ら引っ越すハメになったのであった。

つづく
 

 

 
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店員「いらっしゃいませ。霧舎不動産へようこそ。」

富良東「すみません、ちょっと部屋を探しているのですが」

店員「どのようなお部屋をお探しで」
 
富良東「えーと結構理想が高いんですけど。おそらくそんな部屋はないと思う、いや、絶対にないんですけど」 

店員「我社の物件数はこの地域でもNo.1です。絶対にないとは言い切れません。探してみせます。どんなことでもご相談ください。」
 
富良東「そうですか。でも絶対ないですよ。」 

店員「構いません。どんなことでもおっしゃってください」
 
富良東「そうですか。じゃあ駅徒歩0分で。」 

店員「え」
 
富良東「駅徒歩0分です。」 

店員「すみません、徒歩0分というのはどういうことでしょう」
 
富良東「ですから駅から歩いて0分。歩かなくて駅に行ける、ということです。僕夏暑がりで冬は寒がりなんです。雨とかも嫌いだし少しでも駅から近いほうがいいかなと。なので玄関開けたら0分で電車に乗れる。つまり徒歩0分です。」 

店員「すみません。そういった物件はございません・・・」
 
富良東「でしょ。だから言ったんです。僕が探している物件なんて絶対ないって。でも安心してください。"僕が探しているのは僕が探している物件じゃない"んです。」 

店員「?すみません、おっしゃっている意味がよくわからないのですが・・・」
 
富良東「ですから文字通りです。僕が探しているのは僕が探している物件じゃない、つまり僕が探している物件じゃないものを探しているんです」  

店員「????ますます意味がわからないのですが・・・」
 
富良東「僕が探しているのは僕が探している物件に限りなく近い物件、ということです。これなら意味がわかるでしょう。つまり、駅徒歩0分に限りなく近い物件。駅から近い物件ということです。」 

店員「はあ、つまりあなたは駅にできるだけ近い物件がいいと」
 
富良東「そういうことです」 

店員「それなら分かります。承知しました。他に条件はありますか」
 
富良東「築0年です」 

 店員「築0年?すみません、そんな物件はないんですが」
 
富良東「ですから築0年は僕が探している物件です。ただし僕が探している物件は僕が探している物件じゃない。僕が探しているのは僕が探している物件に限りなく近い物件です。つまり築0年に限りなく近い物件。築浅の物件ということです。」 

店員「はあ。駅チカで築浅の物件がいいということですね。他になにかございますか」
 
富良東「家賃0円。むしろ住めば家賃をもらえるような物件です。」 

店員「すみません、それはつまり家賃ができるだけ安い物件ということでしょうか」
 
富良東「そうです。」 

店員「あのー、回りくどいんで直接言って頂けませんか」
 
富良東「いやいや。これは大事なことです。住む家を決めるのですよ。私は完璧、いや、完璧というものはこの世にはないにしてもそれを追求したいのです。いいですか?理想というものは別世界にあるのです。別世界にある理想、これをイデアと名付けましょう。現実世界にある全てのものはイデアを目指した不完全なものに過ぎないのです。イデアを目指し、我々は現実を理想に近づけることしかできないのです。ですからまずは私が住む家のイデアを考えなければならないのです」 

店員「はあ・・・・よくわからないのですが。」
 
富良東「わからなくて結構。これは私だけの問題です。内証が肝心なのです。あなたは私のイデアを聞き、少しでもそれに見合った物件を提示するだけでよろしい」 

店員「・・・・・・他に条件は」
 
富良東「全自動体洗い髪乾かし歯磨きトイレさせおしり洗い機能つき」 

店員「あのー、それはつまり、洗面台独立でトイレバス付きということですね」
 
富良東「飲み込みが早くなりましたね。その通りです。」
 
店員「ちなみに部屋の広さは」
 
富良東「四次元で」 

店員「できるだけ広いほうがよいと」
 
このようにものすごっく回りくどいやり取りの後、なんとか部屋を決めた富良東だったが。。。。

つづく
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ソクラテス「アテナイで生を受け、やがて哲学の道を歩むようになった我が名はソクラテスである。」

弟子「先生、今日もためになる講義宜しくお願い致します。」

ソクラテス「うむ。今日も世界の真理を探求しようではないか。突然じゃが、わしは今の政治を非常に嘆いておる!」

弟子「と申しますと。」

ソクラテス「おい、お前は何も思わんのか!今の政治家を見てみろ。言葉巧みに詭弁ばかりでやっていることはスッカラカンではないか!あいつらは何もわかっとらん!」

弟子「でも政治のことに正解なんかないんじゃないですかね。」

ソクラテス「そこじゃ!」

弟子「どういうことですか」

ソクラテス「政治に正解はない。なのに奴らはなんでも知っているような顔をしておる!それが腹立つんじゃ!」

弟子「腹立ててもしょうがないんじゃないんですかね。どうすればいいかを教えてください。」

ソクラテス「お前本当にわしの弟子か?いちいち突っかかってくるんでない。ここからがわしのキモなのじゃ」

弟子「キモいんですか」

ソクラテス「キモいじゃない。キモ。つまり大事な部分じゃ。」

弟子「と申しますと」

ソクラテス「わしと政治家ども何が違うか分か」

弟子「わかりません」

ソクラテス「早い!少しは考えろ!」

弟子「えーとえーとえーとえーとえーとお」

ソクラテス「ええいイライラする!正解は"無知の知"だ!」

弟子「ムチムチ?」

ソクラテス「ムチムチではない。無知の知。すなわち、わしは"何も知らないということを知っている"のじゃ。」

弟子「はあ」

ソクラテス「今の政治家たちは質問すると何もわからんくせにあーだこーだ言葉巧みに逃げるような論法でごまかしよる!しかしわしはそんなことはしない。わしは何も知らない。何も知らないが、”知らないということは知っている”つまり、物事を考える原点を知っているということじゃ。そこからはじめようではないか!さあ弟子よ!知らないことを認めることから初めて真理を探求しようではないか!」

弟子「先生。でも知らないことから始めることなんて間違ってるんじゃないですか」

ソクラテス「おおおおおいまじか!予想外!弟子なのにやめて!なぜ知らないことからはじめることが間違っているのじゃ!弟子のくせに生意気だぞ!言うてみい!」

弟子「先生の言うように何にも知らないことを知っていることから始めるのが正しいとするなら、なぜ知らないことからはじめることが正しいって言えるんですか。先生が"何も知らないことを知ってる"なら知らないことを知っていることが正しいなんてことも言えないんじゃないんですか」

ソクラテス「ぐぬぬぬぬぬ。弟子よ。意外といいこというではないか。」

弟子「ですから世の中に真理なんてあるようでないんではないですか。それは言い換えると、我が国家、アテナイだけに・・・」

ソクラテス「?どういうことじゃ。」

弟子「あってない(アテナイ)、ようなものじゃないですか」

ソクラテス「まさかの謎かけ!」

弟子「つまり現実世界には真理はない。でも我々はそれを追い求めている。つまり真理は想像の世界にあるあって我々はその別世界にある理想的な真理・・・・」

ソクラテス「ええい!やかましい!よく分からん!それはわしが死んだ後勝手にやれい!」

弟子「まあまあ。いーでは(イデア)ないか」


こんな会話があったかどうかわかりませんが、この弟子が後のプラトンである。

つづく?
 
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