市況研究社のメモ帳

「市況研究社」および「市況研究社日報」から一部を公開します。

今朝の原油相場が下げた。

【1】「202456月のボトム形成のレンジ」を下抜け
今朝のブレント原油先物は「202456月のボトム形成のレンジ」を下に抜いた。
202456月のボトム形成のレンジ
  限月          51日安値   64日安値  84日安値
ブレント原油202411月限   80.86  ~  76.14     74.62
ブレント原油202412月限   80.30  ~  75.85     74.25

ブレント原油202501月限   79.76  ~  75.59     73.95

ブレント原油202502月限   79.23  ~  75.36     73.71

ブレント原油202503月限   78.74  ~  75.14     73.51
ブレント原油202504月限   78.74  ~  74.93     73.33

ブレント原油先物(ICE202493日(火) 
限月      始値   高値   安値  帳入値  前日比
11
月限 2024  77.16  77.55  73.51  73.75  -3.18
12
月限 2024  76.35  76.78  73.07  73.30  -2.94
01
月限 2025  75.80  76.21  72.68  72.91  -2.81
02
月限 2025  75.42  75.82  72.39  72.61  -2.77
03
月限 2025  75.16  75.55  72.18  72.40  -2.73
04
月限 2025  74.92  75.29  72.01  72.21  -2.68
05
月限 2025  74.69  75.05  71.84  72.03  -2.63
06
月限 2025  74.47  74.82  71.69  71.88  -2.55

【2】サウジアラムコの10月「調整項」下げの思惑
今週の思惑要因として圧迫しているのは、サウジアラビアの国営石油会社「サウジアラムコ」のアジア向け10月積み「調整項」引き下げ。

サウジ原油のアジア向け「調整項」(official selling prices)が来月10月積み、指標油種のアラブ・ライトで1バレルあたり「5070セント」下げと取り沙汰されている。市場の弱気はこれをネガティブな要素として、95日に向けて思惑している可能性がある。

【3】アジア市況のガソリン・クラックが改善(〇)
93日(火)のシンガポールは、ガソリン・クラックが大幅に改善した。

シンガポールの石油製品、ブレント原油を基準にしたクラック
      ブレント  ガソリン     ジェット燃料/   ガスオイル
日付    原油期近 GL92-SINクラック ケロシンクラック 0.5 S クラック

9/0324) 76.95 X  83.70  +6.75  89.66 +12.71  83.29  +6.34
9/02
24) 76.86 X  81.80  +4.93  89.17 +12.31  82.73  +5.87
8/30
24) 80.30 V  84.00  +3.70  91.54 +11.24  85.23  +4.93
8/29
24) 78.23 V  82.00  +3.77  88.87 +10.64  82.28  +4.05
8/28
24) 78.66 V  83.10  +4.44  89.77 +11.11  83.25  +4.59
8/27
24) 81.06 V  86.36  +5.30  93.23 +12.17  86.92  +5.86
8/26
24) 79.90 V  85.51  +5.61  92.44 +12.54  86.09  +6.19

【4】米国製油所の原油需要が旺盛
(ⅰ)米国製油所の原油処理量が増加し、稼働率90%以上が続いている。
(ⅱ)9月に入った今週も、米国製油所のサワー油種需要の旺盛さが伝えられた。
(ⅲ)今週発表される米国石油統計がネガティブという可能性は低い。

今週は米国石油統計「8/24-8/30」分が公表される。
単位:日量 バレル
期間  米国原油生産 原油処理量 稼働率 原油輸入 原油輸出 米国原油在庫
8/24-8/30
8/17-8/23
  1330万 16864 93.3 6560千 3671千 425183
8/10-8/16
  1340万 16689 92.3 6652千 4045千 426029
8/03-8/09
  1330万 16467 91.5 6285千 3756千 430678
7/27-8/02
  1340万 16402 90.5 6224千 3638千 429321
7/20-7/26
  1330万 16150 90.1 6953千 4919千 433049
7/13-7/19
  1330万 16407 91.6 6871千 4186千 436485

【5】当社の立場と意見
当社は、8月最終週から今週の9月入りに関して、「月末納会と月替わりの限月移行期のテクニカル」と分析してきた。

95日(木)に予定されているサウジアラムコのアジア向け10月「調整項」引き下げが思惑要因になっている可能性があるものの、その場合でも、旺盛な原油需要が続いていることから「202456月のボトム形成のレンジ」は維持すると考えてきた。とくに米国製油所の原油需要が旺盛で、稼働率も90%以上と高いので、通常であれば「レンジは維持する」はずであった。

しかし、今朝の原油相場は、これまで形成したボトムを下抜く下げになった。
大幅下げになり、テクニカルは悪化した。

原油や石油製品の需給で、今朝の下げを分析するのはむずかしい。
米国や中国について、マクロ経済と原油相場を直結させると恣意的になります。

今朝の下落は需給ではなく、何らかの取組要因が主導したように思います。

【6】94日(水)のプラッツドバイ原油の試算
今朝の価格で試算します。
東京為替「1ドル=145.90145.20144.50円」
(ⅰ)為替変動の重要な要因は内外金利差、先行きの金融政策スタンスの差です。
(ⅱ)827日以降のドル円の戻りは「米利下げの織り込み過ぎ」の調整です。
(ⅲ)ここから円安が始まるわけではない。「円安が始まる」という思惑はしない。
(ⅳ)米2年債と10年債の逆イールドが解消に向かっているので、米ドル高の戻りは「146円」あたりで抑えると考えています。

中東原油のアジア向け指標プラッツドバイ原油
94日(水)朝の試算 「1ドル=145.50円」で換算
09
月限 73.10ドル     66,890/KL    -3,810円安
10
月限 72.00ドル     65,890/KL    -3,340円安
11月限 71.20ドル     65,150/KL     -3,180円安
12
月限 70.50ドル     64,510/KL     -3,110円安
01
月限 70.00ドル     64,060/KL    -3,000円安
02月限 69.50ドル     63,600/KL    -3,000円安

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●ガソリン補助金(「燃料油価格激変緩和対策事業」)
経済産業省資源エネルギー庁によれば「燃料油価格激変緩和対策事業」は、コロナ禍における各種経済対策に引き続き「デフレ完全脱却のための総合経済対策」等に基づき実施する施策であり、原油価格高騰がコロナ下からの経済回復の重荷になる事態を防ぐため及び国際情勢の緊迫化による国民生活や経済活動への影響を最小化するための激変緩和措置として、燃料油の卸売価格の抑制のための手当てを行うことで小売価格の急騰抑制することにより、消費者の負担を低減することを目的としている。政府はガソリン補助金(燃料油価格激変緩和対策事業)を20221月に、そして電気・ガス代支援(電気・ガス価格激変緩和対策等事業費補助金)を20231月に始めた。これまでにガソリン補助金に計63665億円、電気ガス代支援には計37490億円をあててきた。これらの予算額は累計で101155億円に達していた。

政府は93日(火)の閣議で、ガソリンや電気、都市ガスなどの料金を抑える補助金への追加経費などとして9891億円の予備費の支出を決定した。これら補助金に関する予算総額は累計で11兆円を上回ることになった。

当社「日報」は827日(月)から一週間にわたって(Ⅰ)米利下げの織り込み過ぎに注意するようにお伝えしてきた。加えて(Ⅱ)米2年債/10年債利回りの逆イールド解消を指摘した。為替は「1ドル=146143円」レンジと想定した。

日本経済新聞(周回遅れのトップランナー)
日本経済新聞は92日(月)電子版ではじめて「米利下げの織り込み過ぎ」に言及した。日本経済新聞の報道はいつも遅い。「米利下げ期待『強すぎ』懸念」「米国が年内に合計1%以上の利下げに動くと金利先物市場が織り込んでいる。この織り込みに『行き過ぎ』との声が出ており、修正が加われば相場の急変動を起こしかねない。米金利先物の値動きから米連邦準備理事会(FRB)の政策金利動向を予想する『フェドウォッチ』によると、FRBが年末までに足元から1%以上の利下げをする確率は8月末時点で約7割となっている。・・市場の織り込み度合いが今後変われば、為替や株式市場の波乱要因になり得る。」(9月2日にこれを書くのは適切か?)

【1】米利下げの織り込み過ぎに注意すること
当社が参考にしているモハメド・エラリアンは、82日発表の7月雇用統計後の相場に対して、金融市場は年内1ポイント利下げ期待で動いており「あまりに多くの利下げを織り込んでおり、問題だ」と警鐘を鳴らした。

(ⅰ)エラリアンの予想は、FRBは年末までに0.25×30.75ポイント。
(ⅱ)米利下げを織り込み過ぎると調整がある。
(ⅲ)当社は調整レンジ「1ドル=146145)~143円」を想定。

【2】米2年債/10年債利回りの逆イールド解消
2年債/10年債の逆イールドが解消に向かっているので、もはや大幅な円安はないと思います。当社の考えでは、米2年債と10年債の逆イールドは円安要因であったが、823日(金)のジャクソンホール会合後は逆イールドが解消に向かっている。逆イールド是正が進むとき、米ドル高の戻りは「146円」あたりで抑えると考えています。

日付     2年債利回り   米10年債利回り   利回り格差

9/0224)    Labor Day
8/30
24)    3.91      3.91%      parity
8/29
24)    3.87      3.87%      parity
8/28
24)    3.83      3.84%      +0.01
8/27
24)    3.83      3.83%      parity
8/26
24)    3.91      3.82%      -0.09
8/23
24)    3.90      3.81%      -0.09
8/22
24)    3.99      3.86%      -0.13
8/21
24)    3.92      3.79%      -0.13
8/20
24)    3.99      3.82%      -0.17
8/19
24)    4.06      3.86%      -0.20

【3】当社の立場と意見
(ⅰ)為替変動の重要な要因は内外金利差、先行きの金融政策スタンスの差です。
(ⅱ)827日以降の戻りは「米利下げの織り込み過ぎ」の調整です。
(ⅲ)ここから円安が始まるわけではない。「円安が始まる」という思惑はしない。

(ⅳ)米2年債と10年債の逆イールドが解消に向かっているので、米ドル高の戻りは「146円」あたりで抑えると考えています。

本日93日(火)の為替
当社「日報」は為替「1ドル=146143円」レンジで想定します。
本日9月3日(火)1ドル=147.10146.65146.20円」

米国債の利回りと為替(ドル円)
米国     米30年債  10年債 2年債   日本
日付     利回り  利回り  利回り    日付   東京仲値

09/0222)  Labor Day           09/03 147.10146.65146.20
08/30
24)  4.20   3.91   3.91   09/02   146.24

08/2924)  4.15   3.87   3.87   08/30   144.80
08/28
24)  4.13   3.84   3.83   08/29   144.53
08/27
24)  4.13   3.83   3.83   08/28   144.27
08/26
24)  4.11   3.82   3.91   08/27   144.86
08/23
24)  4.10   3.81   3.90   08/26   143.56

08/2224)  4.13   3.86   3.99   08/23   146.27
08/21
24)  4.06   3.79   3.92   08/22   145.41
08/20
24)  4.07   3.82   3.99   08/21   145.60
08/19
24)  4.11   3.86   4.06   08/20   146.45
08/16
24)  4.15   3.89   4.06   08/19   147.93

08/1524)  4.18   3.92   4.08   08/16   149.13
08/1424)  4.12   3.83   3.94   08/15   147.39
08/13
24)  4.16   3.85   3.93   08/14   147.12
08/12
24)  4.19   3.90   4.01   08/13   147.34
08/09
24)  4.23   3.94   4.05   08/12   山の日(振替休日)

08/0824)  4.28   3.99   4.04   08/09   147.66
08/07
24)  4.26   3.96   4.00   08/08   146.20
08/06
24)  4.18   3.90   3.99   08/07   147.04
08/05
24)  4.06   3.78   3.89   08/06   144.98

08/0224)  4.11   3.80   3.88   08/05   145.47

08/0124)  4.27   3.99   4.16   08/02   149.52
07/31
24)  4.35   4.09   4.29   08/01   149.62
07/30
24)  4.40   4.15   4.35   07/31   152.44
07/29
24)  4.42   4.17   4.36   07/30   154.08
07/26
24)  4.45   4.20   4.36   07/29   153.76

8月査定価格は830日(金)に確定した。

20248月査定価格
20248月査定価格とサウジ原油アジア向け輸出価格
20248月査定価格                        前月比
20248月のプラッツ・ドバイ原油の平均値        77.596ドル -6.234
20248月のGMEオマーン原油マーカープライス平均値  77.537ドル -6.314
20248月のドバイおよびオマーン原油の平均値      77.566ドル -6.275

サウジ原油 20248月積み アジア向け輸出価格(FOB
油種            平均値    調整項   輸出価格   前月比
アラブ・スーパーライト   77.566ドル + 2.75 80.316ドル -6.475ドル安
アラブ・エキストラライト  77.566ドル + 1.60 79.166ドル -6.875ドル安
アラブ・ライト       77.566ドル + 1.80 79.366ドル -6.875ドル安
アラブ・ミディアム     77.566ドル + 1.25 78.816ドル -6.975ドル安
アラブ・ヘビー       77.566ドル + 0.50 78.066ドル -6.975ドル安

-----------------------------------------------------------------

20247月査定価格
20247月査定価格とサウジ原油アジア向け輸出価格
20247月査定価格                        前月比
20247月のプラッツ・ドバイ原油の平均値        83.830ドル +1.281
20247月のDMEオマーン原油マーカープライス平均値  83.851ドル +1.347
20247月のドバイおよびオマーン原油の平均値      83.841ドル +1.315

サウジ原油 20247月積み アジア向け輸出価格(FOB
油種            平均値    調整項   輸出価格   前月比
アラブ・スーパーライト   83.841ドル + 2.95 86.791ドル +0.815ドル高
アラブ・エキストラライト  83.841ドル + 2.20 86.041ドル +0.715ドル高
アラブ・ライト       83.841ドル + 2.40 86.241ドル +0.815ドル高
アラブ・ミディアム     83.841ドル + 1.95 85.791ドル +0.915ドル高
アラブ・ヘビー       83.841ドル + 1.20 85.041ドル +0.915ドル高

20246月査定価格
20246月査定価格とサウジ原油アジア向け輸出価格
20246月査定価格                         前月比
20246月のプラッツ・ドバイ原油の平均値        82.549ドル -1.486
20246月のDMEオマーン原油マーカープライス平均値  82.504ドル -1.389
20246月のドバイおよびオマーン原油の平均値      82.526ドル -1.438

サウジ原油 20246月積み アジア向け輸出価格(FOB
油種            平均値    調整項   輸出価格   前月比
アラブ・スーパーライト   82.526ドル + 3.45 85.976ドル -0.938ドル安
アラブ・エキストラライト  82.526ドル + 2.80 85.326ドル -0.738ドル安
アラブ・ライト       82.526ドル + 2.90 85.426ドル -0.538ドル安
アラブ・ミディアム     82.526ドル + 2.35 84.876ドル -0.438ドル安
アラブ・ヘビー       82.526ドル + 1.60 84.126ドル -0.338ドル安

【1】穀物市場のボトム形成のプロセス
「物事が必要とする時間」も重要な要素です。昔の人は「底値100日」と言った。
当社は、78月を「穀物市場のボトム形成のプロセス」と考えています。
おおざっぱに、小麦→トウモロコシ→大豆の順に想定しています。

【2】827日(火)の韓国の飼料用トウモロコシ購入価格
(ⅰ)昨日27日(火)、韓国飼料協会(仁川)の国際入札、南米産 60.00068,000トン、1130日入着玉の公告が伝えられた。その2時間後 ADM $233.49/MT CFRと明らかになった。(ⅱ)そのあと韓国FLCが非公開買い付けで Viterraから $232.99/MT CFRで購入。(ⅲ)さらにその2時間後には、韓国飼料協会(釜山)も非公開買い付けでViterraから $234.39/MT CFRで購入したことがわかった。(ⅳ)飼料用トウモロコシの仕向け地「東アジアのCFR」(C&F)は78月、CBOTトウモロコシ先物の下げのなかでもヨコバイです。

2024827日(火)の購入価格

Buyer    韓国飼料協会(釜山)
Seller
    Viterra
Origin
    南米産 飼料用黄トウモロコシ
Tonnage
   68,000トン
Shipment
   2024101日-1031
Arrival
    20241215
C&F
     $234.39/mt CFR
plus $1.50/mt surcharge for additional port unloading

Buyer    韓国 Feed Leaders Committee (FLC)
Seller
    Viterra
Origin
    南米産 飼料用黄トウモロコシ
Tonnage
   68,000トン
Shipment
   2024925日-1025
Arrival
   2024125
C&F
     $232.99/mt CFR
plus $1.50/mt surcharge for additional port unloading

Buyer    韓国飼料協会(仁川)
Seller
    ADMArcher Daniels Midland
Origin
    南米産 飼料用黄トウモロコシ
Tonnage
   66,000トン
Shipment
   2024920日-1020
Arrival
    20241130
C&F
     $233.49/mt CFR

【3】韓国のトウモロコシ(feed corn)調達価格
7月から8月、ここ2カ月間にわたって、連日のように「シカゴ(CBOT)トウモロコシの一代安値更新」とか、シカゴ下落のニュースが続いてきた。

しかしながら、飼料用トウモロコシの仕向け地「東アジア」のCFR72日~827日、大きな下落はない。「235233ドル」(MT/C&F)でヨコバイです。

購入日      Buyer Seller   ETA(入着予定) 調達価格(C&F
8
27日(2024) KFA   Viterra  20241215日  $234.39/MT CFR
8
27日(2024) FLC   Viterra  20241205日  $232.99/MT CFR
8
27日(2024) KFA  ADM    20241130日  $233.49/MT CFR

8
23日(2024) Nofi  ADM    20241130日  $233.93/MT CFR
8
23日(2024) MFG   CJ Inter  20241223日  $234.70/MT CFR
8
16日(2024) MFG  Pan Ocean 202412月    $234.10/MT CFR
8
09日(2024) MFG  Zen-Noh  20241210日  $233.80/MT CFR
7
03日(2024) MFG  CHS    20241125日  $235.80/MT CFR
7
02日(2024) FLC  Pan Ocean 20241115日  $235.99/MT CFR
6
27日(2024) KFA   Viterra  20241120日  $239.90/MT CFR
6
25日(2024) Nofi  Pan Ocean 20241110日  $240.06/MT CFR
6
25日(2024) KFA   Viterra  20241020日  $239.99/MT CFR
6
21日(2024) MFG  ADM    20241031日  $242.79/MT CFR
6
21日(2024) MFG  ADM    20241025日  $242.99/MT CFR
6
21日(2024) MFG  ADM    20241015日  $242.89/MT CFR
6
21日(2024) KFA   Cargill  20241030日  $243.74/MT CFR
6
05日(2024) KFA   Posco   20241010日  $242.99/MT CFR
6
04日(2024) Nofi  Mitsui   202410月    $241.75/MT CFR
6
04日(2024) Nofi  Cargill  202410月    $241.75/MT CFR

今朝のブレント原油先物で期近10月限は「51日安値 81.43ドル」に戻した。
ブレント原油先物(ICE) 2024826日(月)
限月      始値   高値   安値  帳入値  前日比
10
月限 2024  79.35  81.58  79.24  81.43  +2.41
11
月限 2024  78.40  80.53  78.31  80.36  +2.21
12
月限 2024  77.62  79.68  77.62  79.51  +1.97
01
月限 2025  77.37  79.05  77.26  78.87  +1.81
02
月限 2025  76.99  78.57  76.92  78.40  +1.70
03
月限 2025  76.72  78.23  76.63  78.04  +1.63

【1】ブレント原油期近10月限「81.43ドル」について
(ⅰ)「56月のボトム形成のレンジ」=当社はサポート・レンジとお伝えしてきた。
 限月            51日安値   64日安値
ブレント原油202410月限    81.43  ~  76.42
ブレント原油202411月限    80.86  ~  76.14
ブレント原油202412月限    80.30  ~  75.85
ブレント原油202501月限    79.76  ~  75.59
ブレント原油202502月限    79.23  ~  75.36
ブレント原油202503月限    78.74  ~  75.14

(ⅱ)ブレント原油期近10月限は「51 81.43ドル」に戻した。
ブレント原油期近10月限は逆ザヤを拡大して「81.43ドル」に戻した。
81.43ドル」では、当面の利食い押しやさまざまな思惑が交錯すると思います。
「81.43ドル」は目先の商いを促す可能性が高い。

(ⅲ)ブレント原油期近10月限は「830日」が最終取引日(納会)です。
ブレント原油202410月限は「830日」が最終取引日(納会)です。
ブレント原油先物の中心限月はすでに2番限「202411月限」に移っています。

われわれは9月相場に向けて「202411月限」で考えなければならない。ブレント原油202411月限は「8079ドル」で押したり引いたりして、「82ドル」に向かう力があるかどうかを確かめると思います。ブレント原油11月限が「82ドル」に向かう力がないときは、もう一度「56月のボトム形成のレンジ」で揉み合うと思います。

(ⅳ)東京プラッツドバイ原油(朝の試算)
為替「1ドル=144.95144.35143.75円」
827日(火)朝の試算 「1ドル=144.65円」で換算
08月限 79.75ドル     72,550/KL
09
月限 79.65ドル     72,460/KL    +1,780円高
10
月限 78.65ドル     71,550/KL    +2,040円高
11
月限 77.70ドル     70,690/KL     +1,880円高
12
月限 77.00ドル     70,050/KL     +1,940円高
01
月限 76.40ドル     69,500/KL    +1,930円高

【2】中東原油のアジア向け指標
アジア市況の査定時間はシンガポール午後4時~430分、東京午後5時~530分。
●オマーン原油(ドバイ・マーカンタイル取引所)
日付    ブレント原油10月限 オマーン原油10月限   価格差

826日(火)   81.10ドル    79.90ドル  (今朝の予想)
823日(月)   79.90ドル    78.70ドル   -1.20ドル

823日(金)   77.60ドル    76.62ドル   -0.98ドル
822日(木)   75.96ドル    75.15ドル   -0.81ドル
821日(水)   77.21ドル    76.16ドル   -1.05ドル
820日(火)   76.63ドル    75.71ドル   -0.92ドル
819日(月)   79.08ドル    77.84ドル   -1.24ドル

816日(金)   80.62ドル    79.08ドル   -1.54ドル
815日(木)   79.95ドル    78.67ドル   -1.28ドル
814日(水)   81.04ドル    79.24ドル   -1.80ドル
813日(火)   81.89ドル    80.03ドル   -1.86ドル
812日(月)   80.14ドル    78.72ドル   -1.42ドル

809日(金)   78.98ドル    77.46ドル   -1.52ドル
808日(木)   78.09ドル    76.76ドル   -1.33ドル
807日(水)   76.84ドル    75.49ドル   -1.35ドル
806日(火)   76.40ドル    75.01ドル   -1.39ドル
805日(月)   76.01ドル    74.55ドル   -1.46ドル

802日(金)   80.07ドル    79.20ドル   -0.87ドル
8
01日(木)   81.30ドル    80.61ドル   -0.69ドル

ドバイ原油(プラッツ査定価格)
日付    ブレント原油10月限  プラッツドバイ原油  価格差

826日(火)   81.10ドル    79.75ドル  (今朝の予想)
823日(月)   79.90ドル    78.55ドル   -1.35ドル

823日(金)   77.60ドル    76.69ドル   -0.91ドル
822日(木)   75.96ドル    75.15ドル   -0.81ドル
821日(水)   77.21ドル    76.15ドル   -1.06ドル
820日(火)   76.63ドル    75.68ドル   0.95ドル
819日(月)   79.08ドル    77.81ドル   -1.27ドル

816日(金)   80.62ドル    79.04ドル   -1.58ドル
815日(木)   79.95ドル    78.67ドル   -1.28ドル
814日(水)   81.04ドル    79.20ドル   -1.84ドル
813日(火)   81.89ドル    79.99ドル   -1.90ドル
812日(月)   80.14ドル    78.65ドル   -1.49ドル

809日(金)   78.98ドル    休日        --
8
08日(木)   78.09ドル    77.15ドル   -0.94ドル
807日(水)   76.84ドル    75.50ドル   -1.34ドル
806日(火)   76.40ドル    75.04ドル   -1.36ドル
805日(月)   76.01ドル    74.50ドル   -1.51ドル

802日(金)   80.07ドル    79.24ドル   -0.83ドル
8
01日(木)   81.30ドル    80.55ドル   -0.75ドル

【3】827日(火)のプラッツドバイ原油
為替「1ドル=144.95144.35143.75円」
827日(火)朝の試算 「1ドル=144.65円」で換算

08月限 79.75ドル     72,550/KL
09
月限 79.65ドル     72,460/KL    +1,780円高
10
月限 78.65ドル     71,550/KL    +2,040円高
11月限 77.70ドル     70,690/KL     +1,880円高
12
月限 77.00ドル     70,050/KL     +1,940円高
01
月限 76.40ドル     69,500/KL    +1,930円高

826日(月)の「日報」で、現在の時点であまりに多くの米利下げを織り込むことには注意しなければならないと記しました。

(ⅰ)米利下げを織り込み過ぎると調整があります。
(ⅱ)23日(金)の
ジャクソンホール会合後、26日(月)から差し当たり「145143円」レンジを想定しています。

827日(火)「1ドル=144.95144.35143.75円」

2024年の金融政策の日程
日銀 金融政策決定会合(MPM) 米FRB 連邦公開市場委員会(FOMC
6回  919-20日        917-18
7回  1030-31日        116-7
8回  1218-19日        1217-18

【1】米金融政策の9月利下げ
モハメド・エラリアンは、金融市場の年内1ポイント利下げ期待に対して「あまりに多くの利下げを織り込んでおり、問題だ」と警鐘を鳴らした。エラリアンは、FRBは年末までに0.25ずつ3回、0.75ポイントの利下げを行うとみている。これが順当な予測です。現在のこの場面では、あまりに多くの米利下げを織り込むことに注意しなければならない。

【2】日銀
日銀の内田真一副総裁は87日(水)、北海道函館市で開いた金融経済懇談会で、市場の混乱時に利上げしないと発言した。これは市場の大きな変動を避けるという意図があった。とはいえ、一時停止ではなく巻き戻しボタンを押すことになってはならない。金利正常化という本来実現すべき目標は追求される。

【3】本日827日(火)の為替
われわれは今後の金利の変化、為替レンジを見出す必要があります。現在の時点であまりに多くの米利下げを織り込むことには注意しなければならない。当社は「145-143円」レンジを想定しています。

1ドル=144.95144.35143.75円」

米国債の利回りと為替(ドル円)
為替レート変動の重要な要因は内外金利差さらに先行きの金融政策スタンスの差です。

米国     米30年債  10年債 2年債   日本
日付     利回り  利回り  利回り    日付   東京仲値

08/2624)  4.11   3.82   3.91   08/27 144.95144.35143.75
08/23
24)  4.10   3.81   3.90   08/26   143.56

08/2224)  4.13   3.86   3.99   08/23   146.27
08/21
24)  4.06   3.79   3.92   08/22   145.41
08/20
24)  4.07   3.82   3.99   08/21   145.60
08/19
24)  4.11   3.86   4.06   08/20   146.45
08/16
24)  4.15   3.89   4.06   08/19   147.93

08/1524)  4.18   3.92   4.08   08/16   149.13
08/1424)  4.12   3.83   3.94   08/15   147.39
08/13
24)  4.16   3.85   3.93   08/14   147.12
08/12
24)  4.19   3.90   4.01   08/13   147.34
08/09
24)  4.23   3.94   4.05   08/12   山の日(振替休日)

08/0824)  4.28   3.99   4.04   08/09   147.66
08/07
24)  4.26   3.96   4.00   08/08   146.20
08/06
24)  4.18   3.90   3.99   08/07   147.04
08/05
24)  4.06   3.78   3.89   08/06   144.98

08/0224)  4.11   3.80   3.88   08/05   145.47

08/0124)  4.27   3.99   4.16   08/02   149.52
07/31
24)  4.35   4.09   4.29   08/01   149.62
07/30
24)  4.40   4.15   4.35   07/31   152.44
07/29
24)  4.42   4.17   4.36   07/30   154.08
07/26
24)  4.45   4.20   4.36   07/29   153.76

●昨夜の市場の混乱について
米労働省が昨夜821日(水)に発表した米雇用統計年次改定の速報で、20243月までの1年間の雇用者数が818000人下方修正されることになった。米国の労働市場が早い段階から軟化していたことが明らかになったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)は利下げに出遅れているとの見方が台頭した。FRBの金融政策に対する懸念からリセッションの恐怖感が連鎖し、債券、株式、商品など各市場が混乱した。米経済リセッションの恐怖感は原油先物を圧迫した。

本日822日(木)「1ドル=145.75145.10144.45円」
今週はカンザスシティー連銀主催のジャクソンホール会合。最近の経済・金融情勢、政策課題、中央銀行への影響などを議論する。FRBのパウエル議長は823日(金)午前に登壇し、自らの意見を述べる予定です。

【1】原油需給が相場をサポート
(ⅰ)米国石油統計で、米国製油所の稼働率90%以上が続いている。
米国石油統計で、米国製油所の稼働率90%以上が続いています。Exxon Mobilのイリノイ州Joliet製油所(日量251800バレル)は715日、突風による停電で停止したが、8月初めに操業を再開した。Cenovus EnergyLima製油所(日量183000バレル)とToledo製油所(日量150800バレル)は7月下旬、トラブルで停止したが、現在は再開している。それによって米中西部の製油所稼働率は816日までに97%に上昇、米国全体で稼働率は92.3%に上昇した。

(ⅱ)米国製油所の原油処理量、稼働率が上昇し、米国原油在庫が減少した。
米国製油所の原油処理量が増加し、稼働率が90%台で推移しているだけでなく、それによって米国原油在庫が減少している。先週はガソリンや中間留分の石油製品在庫も減少した。米国の原油・石油製品の需給は良好です。

(ⅲ)原油需給は、相場をサポートしている。
Source: U.S. Energy Information Administration
単位:日量 バレル
期間  米国原油生産 原油処理量 稼働率  原油輸入  原油輸出   米国原油在庫

8/10-8/16  1340万  16689 92.3  6652千  4045千  426029
8/03-8/09
  1330万  16467 91.5  6285千  3756千  430678
7/27-8/02
  1340万  16402 90.5  6224千  3638千  429321
7/20-7/26
  1330万  16150 90.1  6953千  4919千  433049
7/13-7/19
  1330万  16407 91.6  6871千  4186千  436485

7/06-7/12  1330万  16928 93.7  7037千  3067千  440226
6/29-7/05
  1330万  17109 95.4  6760千  3999千  445096
6/22-6/28
  1320万  16792 93.5  6547千  4401千  448539
6/15-6/21
  1320万  16532 92.2  6611千  3910千  460696

【2】国際原油取引の指標=ブレント原油先物(ICE
当社は、原油相場は「56月のボトム形成のレンジ」でサポートするとお伝えしてきました。

当社想定の原油相場のサポートレンジ
   限月         51日安値   64日安値
ブレント原油202410月限   81.43  ~  76.42
ブレント原油202411月限   80.86  ~  76.14
ブレント原油202412月限   80.30  ~  75.85
ブレント原油202501月限   79.76  ~  75.59
ブレント原油202502月限   79.23  ~  75.36
ブレント原油202503月限   78.74  ~  75.14

しかし、821日(水)、米労働省が雇用統計年次改定の速報を発表した後は「景気後退の恐怖感」から市場が混乱し、原油相場は目安の「64日安値」を下回った。

基準にしているのは「64日安値」です。
但し、厳密に言えば「64日安値」の下に85日安値」があります。昨夜からの原油相場は「64日安値」を下回り、「85日安値」に向けて下落した。

   限月       64日安値 85日安値 86日安値 87日安値
ブレント原油202410月限  76.42    75.05   75.58   75.95
ブレント原油202411月限  76.14    74.62   75.26   75.52
ブレント原油202412月限  75.85    74.25   74.93   75.12
ブレント原油202501月限  75.59    73.95   74.61   74.75
ブレント原油202502月限  75.36    73.71   74.34   74.45
ブレント原油202503月限  75.15    73.51   74.10   74.20

FRBは金融政策と経済シナリオのコントロールを取り戻さなければならない。

821日の米労働省の雇用統計年次改定の速報をめぐる市場の混乱は「FRBの利下げ出遅れ=政策ミスに対する懸念」「景気後退の恐怖感」だと思います。

当社はFRBの金融政策について、モハメド・エラリアンの分析に賛成しています。
モハメド・エラリアンは日本経済新聞の山下晃のインタビューで次のように述べた。
「年初、市場は米国の景気後退のリスクを十分に考慮していなかった。
「それがここ数週間で一変した。
「私は数カ月前から米国経済が今年リセッションに陥るリスクは35%程度であると指摘してきた。ソフトランディング(軟着陸)の可能性は約50%、残りの15%はインフレ圧力を伴わずに成長が加速するシナリオだ。
「最も重要なリスクは、FRBが利下げに出遅れて、大きな政策ミスを犯すことだ。FRBは金融政策と経済シナリオのコントロールを取り戻さなければ、景気後退の引き金になりかねない。パウエルFRB議長は917-18日の金融政策決定会合(FOMC)までに行動を起こす必要がある。

823日(金)のジャクソンホール会合で、パウエル議長が金融政策と経済シナリオの主導権を取り戻すことができるかどうか、注目しています。

【2】本日822日(木)の中東原油のアジア向け指標
アジア市況の査定時間はシンガポール時間午後4時~430分です。
8
5日安値の手前で踏み止まっています。

ブレント原油先物(ICE) 2024821日(水)
限月      始値   高値   安値  帳入値   終値
10
月限 2024  77.13  78.21  75.65  76.05   76.14
11
月限 2024  76.52  77.53  75.10  75.50   75.59
12
月限 2024  76.04  77.03  74.69  75.08   75.09
01
月限 2025  76.64  76.60  74.35  74.72   74.74
02
月限 2025  75.34  76.24  74.07  74.42   74.47
03
月限 2025  75.08  75.94  73.86  74.18   74.25

本日822日(木)は、中東原油のアジア向け指標「75ドル」が目安です。
プラッツドバイ原油8月限75ドル」、プラッツドバイ原油9月限も同じく75ドル」を目安にします。

●オマーン原油(ドバイ・マーカンタイル取引所)
シンガポール時間午後430分(東京時間午後530分)
日付    ブレント原油10月限 オマーン原油10月限   価格差

822日(木)   76.05ドル    75.00ドル(今朝の予想)
821日(水)   77.21ドル    76.16ドル   -1.05ドル
820日(火)   76.63ドル    75.71ドル   -0.92ドル
819日(月)   79.08ドル    77.84ドル   -1.24ドル

816日(金)   80.62ドル    79.08ドル   -1.54ドル
815日(木)   79.95ドル    78.67ドル   -1.28ドル
814日(水)   81.04ドル    79.24ドル   -1.80ドル
813日(火)   81.89ドル    80.03ドル   -1.86ドル
812日(月)   80.14ドル    78.72ドル   -1.42ドル

809日(金)   78.98ドル    77.46ドル   -1.52ドル
808日(木)   78.09ドル    76.76ドル   -1.33ドル
807日(水)   76.84ドル    75.49ドル   -1.35ドル
806日(火)   76.40ドル    75.01ドル   -1.39ドル
805日(月)   76.01ドル    74.55ドル   -1.46ドル

802日(金)   80.07ドル    79.20ドル   -0.87ドル
8
01日(木)   81.30ドル    80.61ドル   -0.69ドル

ドバイ原油(プラッツ査定価格)
日付    ブレント原油10月限  プラッツドバイ原油  価格差

822日(木)   76.05ドル    75.00ドル(今朝の予想)
821日(水)   77.21ドル    76.15ドル   -1.06ドル
8
20日(火)   76.63ドル    75.68ドル   0.95ドル
819日(月)   79.08ドル    77.81ドル   -1.27ドル

816日(金)   80.62ドル    79.04ドル   -1.58ドル
815日(木)   79.95ドル    78.67ドル   -1.28ドル
814日(水)   81.04ドル    79.20ドル   -1.84ドル
813日(火)   81.89ドル    79.99ドル   -1.90ドル
812日(月)   80.14ドル    78.65ドル   -1.49ドル

809日(金)   78.98ドル    休日        --
8
08日(木)   78.09ドル    77.15ドル   -0.94ドル
807日(水)   76.84ドル    75.50ドル   -1.34ドル
806日(火)   76.40ドル    75.04ドル   -1.36ドル
805日(月)   76.01ドル    74.50ドル   -1.51ドル

802日(金)   80.07ドル    79.24ドル   -0.83ドル
8
01日(木)   81.30ドル    80.55ドル   -0.75ドル

物事が必要とする時間、ボトム形成のプロセスと考えています。

2024816日(金)
Buyer
    韓国 Major Feedmill GroupMFG
Seller
    Pan Ocean
Origin
    南米産 飼料用黄トウモロコシ
Tonnage
   69,000トン
Shipment
   2024101日-1031
Arrival
    202412
C&F
     $234.10/mt CFR
plus $1.25/mt surcharge for additional port unloading

【1】2024年 韓国の飼料原料調達価格
大豆カス(soymeal
購入日      Buyer Seller  ETA(入着予定) 調達価格(C&F
8
13日(2024) MFG  Cofco  20250228日  $399.95/MT CFR
7
26日(2024) MFG  Bunge  20250128日  $430.97/MT CFR
7
03日(2024) MFG  Olam   20241210日  $433.50/MT CFR
7
02日(2024) Nofi  Cofco  20241220日  $434.93/MT CFR
6
18日(2024) FLC  Bunge  20241210日  $445.45/MT CFR
6
18日(2024) KFA  Cofco  202412月    $446.00/MT CFR
6
13日(2024) MFG  Bunge  20241130日  $455.49/MT CFR
5
20日(2024) KFA  Cofco  202410月    $479.90/MT CFR
1
18日(2024) MFG  CJ Inter 20240710日  $443.35/MT CFR
1
18日(2024) KFA  GrainCorp 20240715日  $443.95/MT CFR
1
10日(2024) MFG  Cofco  202406月    $448.53/MT CFR
1
09日(2024) Nofi  Posco  20240625日  $456.99/MT CFR

飼料小麦(feed wheat
購入日      Buyer Seller  ETA(入着予定) 調達価格(C&F
7
11日(2024) MFG  Cargill 20241030日  $266.30/MT CFR
7
11日(2024) FLC Pan Ocean 20241025日  $264.80/MT CFR
5
31日(2024) Nofi  ADM   20240901日  $288.00/MT CFR
5
31日(2024) MFG  ADM   20240730日  $288.00/MT CFR
3
15日(2024) Nofi  Posco  20240715日  $245.89/MT CFR
3
15日(2024) MFG Pan Ocean 20240810日  $242.95/MT CFR
3
15日(2024) MFG  ADM   20240820日  $242.60/MT CFR
3
14日(2024) FLC   Cargill 20240815日  $243.65/MT CFR
3
05日(2024) MFG   ADM   20240715日  $246.00/MT CFR
3
05日(2024) FLC   ADM   20240715日  $246.00/MT CFR
2
13日(2024) MFG   ADM   20240620日  $255.00/MT CFR

トウモロコシ(feed corn
購入日      Buyer Seller  ETA(入着予定) 調達価格(C&F
8
16日(2024) MFG Pan Ocean 202412月    $234.10/MT CFR
8
09日(2024) MFG  Zen-Noh 20241210日  $233.80/MT CFR
7
03日(2024) MFG  CHS   20241125日  $235.80/MT CFR
7
02日(2024) FLC Pan Ocean 20241115日  $235.99/MT CFR
6
27日(2024) KFA   Viterra 20241120日  $239.90/MT CFR
6
25日(2024) Nofi Pan Ocean 20241110日  $240.06/MT CFR
6
25日(2024) KFA   Viterra 20241020日  $239.99/MT CFR
6
21日(2024) MFG  ADM   20241031日  $242.79/MT CFR
6
21日(2024) MFG  ADM   20241025日  $242.99/MT CFR
6
21日(2024) MFG  ADM   20241015日  $242.89/MT CFR
6
21日(2024) KFA   Cargill 20241030日  $243.74/MT CFR
6
05日(2024) KFA   Posco  20241010日  $242.99/MT CFR
6
04日(2024) Nofi  Mitsui  202410月    $241.75/MT CFR
6
04日(2024) Nofi  Cargill 202410月    $241.75/MT CFR
6
03日(2024) KFA  CHS   20240920日  $246.40/MT CFR
5
28日(2024) KFA  ADM   20240905日  $254.50/MT CFR
5
24日(2024) FLC  Cofco  20241010日  $247.49/MT CFR
5
24日(2024) Nofi  Bunge  202409月    $246.51/MT CFR
5
24日(2024) Nofi  Olam   202410月    $245.50/MT CFR
5
23日(2024) MFG  CJ Inter 20240920日  $246.99/MT CFR
5
23日(2024) MFG  Cofco  20240930日  $246.64/MT CFR
5
23日(2024) MFG  Olam   20241010日  $244.99/MT CFR

523日(2024) MFG  Scoular 20241025日  $244.99/MT CFR
5
10日(2024) Nofi  Cofco  202409月    $245.40/MT CFR
4
30日(2024) MFG  ADM   20240815日  $242.86/MT CFR
4
30日(2024) MFG  Scoular 20240822日  $241.99/MT CFR
4
19日(2024) Nofi  LDC   202408月    $242.87/MT CFR
4
19日(2024) Nofi  Cargill 202408月    $247.99/MT CFR
4
16日(2024) Nofi  Bunge  20240730日  $243.99/MT CFR
4
16日(2024) KFA  Mitsui  20240730日  $243.45/MT CFR
4
16日(2024) MFG  Cargill 20240730日  $244.49/MT CFR
4
12日(2024) FLC  CHS   20240730日  $243.49/MT CFR
4
12日(2024) MFG  Cargill 20240805日  $248.50/MT CFR
3
28日(2024) MFG  Cargill 20240630日  $243.45/MT CFR
3
28日(2024) MFG  ADM   20240713日  $240.33/MT CFR
3
28日(2024) KFA  Cofco  20240705日  $244.99/MT CFR
3
27日(2024) KFA  ADM   20240710日  $244.63/MT CFR
3
26日(2024) FLC  CHS   20240702日  $246.99/MT CFR

326日(2024) Nofi  ADM   202407月    $247.99/MT CFR
3
26日(2024) Nofi  Cargill 202407月    $247.39/MT CFR
3
07日(2024) MFG  ADM   202406月    $238.70/MT CFR
3
06日(2024) Nofi Pan Ocean 20240620日  $238.74/MT CFR
3
06日(2024) Nofi  Olam   20240630日  $236.23/MT CFR
2
15日(2024) MFG  Cargill 20240605日  $237.99/MT CFR

【2】88日~815日の輸出検量 1166,090トン
米国のトウモロコシ輸出は、年度末になっても「週間100万トン」超えが続いている。88日~815日の輸出検量も「1166,090トン」であった。

通常、7月からブラジルの2期作トウモロコシの出回りが本格化し、8月の米国トウモロコシ輸出は鈍化するものだが、本年はメキシコ向け輸出が高水準で持続し、日本向け船積みも多い。米国トウモロコシの輸出拡大が続いており、来年度(2024/2025市場年度)に持続する公算が大きい。

89日~815日の米国トウモロコシ輸出検量
仕向け地     積み地   数量(トン)
メキシコ     米ガルフ 232,035
         内陸部  337,394(合計569,429トン)

コロンビア    米ガルフ  78,320
エルサルバドル  米ガルフ  21,435
ホンジュラス   米ガルフ  48,696
日本       米ガルフ 153,017
         PNW    186,525(合計339,542トン)

日本向け輸出検量が「82日~88日に24万トン」、「89日~815日に33万トン」あったということは、わが国貿易統計で、6月、7月、8月、9月と米国産トウモロコシ主体になる可能性が高い。

米農務省は2023/2024年度の米国トウモロコシ輸出を「5715万トン」(225000万ブッシェル)と予想した。2022/2023年度の「4222万トン」(166200万ブッシェル)から大幅に増加する。6月から8月の3カ月を見れば、前年の2倍以上に増加している。メキシコや中米向け輸出は、来年度2024/2025年度も高水準で続く見通しです。

【3】2024年 プロ・ファーマーの作況ツアー(実測調査)の日程
東部コース(EASTERN TOUR
8
19日(月)インディアナ州Noblesville
8
20日(火)イリノイ州Bloomington
8
21日(水)アイオワ州Iowa City
8
22日(木)ミネソタ州Rochester
西部コース(WESTERN TOUR
8
19日(月)ネブラスカ州Grand Island
8
20日(火)ネブラスカ州Nebraska City
8
21日(水)アイオワ州Spencer
8
22日(木)ミネソタ州Rochester

【4】シカゴ(CBOT)トウモロコシ先物の値段と建玉
物事が必要とする時間、穀物市場はボトム形成のプロセスと考えています。
おおざっぱに、小麦→トウモロコシ→大豆の順に想定しています。
2024
9月限の受渡通知初日は830日(金)です。

シカゴ(CBOT)トウモロコシ先物の値段と建玉
日付 12月限値段 出来高  9限建玉 12限建  3限建玉  5限建玉 総取組高

08/19 4.0025

08/16 3.9250 451,868  330,222 766,487 216,455  61,677 1570,618(枚)
08/15
 3.9700 476,643  344,356 758,203 208,437  60,911 1564,564
08/14
 4.0075 386,390  368,456 755,455 202,757  58,457 1574,048
08/13
 3.9725 495,990  389,937 745,087 199,690  58,757 1578,796
08/12
 4.0150 649,116  408,939 729,367 190,044  55,491 1566,819

08/09 3.9500 406,181  440,799 706,215 180,647  49,980 1555,181
08/08
 3.9700 420,749  462,358 698,564 174,439  49,165 1561,543
08/07
 4.0075 495,613  481,320 694,427 170,031  47,981 1568,196
08/06
 4.0525 319,628  510,290 685,866 163,312  47,448 1578,304
08/05
 4.0700 413,850  517,731 687,361 162,306  47,169 1583,408

08/02 4.0325 357,466  535,497 693,136 162,563  46,930 1603,850
08/01
 3.9850 357,352  538,243 691,008 156,659  46,215 1593,864
07/31
 3.9975 466,276  545,904 692,422 155,427  44,925 1595,390
07/30
 4.0500 311,231  560,382 692,237 153,432  41,720 1597,889
07/29
 4.1500 370,627  563,259 687,433 151,006  40,780 1589,042

【1】6月豪雨被害の査定
アイオワ北西部、ミネソタ南西部、サウスダコタ南東部などで625日あたりに豪雨被害が発生した。これらの地域では収穫面積が減少するだろうと予想されていた。

昨夜のシカゴ(CBOT)先物では、正式な公表かどうかはわからないが、米農務省の「National Agricultural Statistics Service's disaster monitoring team」の「査定報告」(16ページ)が「材料」になった。報告によると、これら地域では推定7万エーカーのトウモロコシ」46000エーカーの大豆」が被害を受けた。

これは当初、アメリカ穀物協会が627日のリポートで伝えた「アイオワのコーン作付面積の23%、ミネソタの35%、サウスダコタの57%、コーンベルト北部の約100万エーカーが水没した可能性」と比較すると、米農務省の災害査定は「小さい数字」とみなされた。

【2】来週812日(月)米農務省発表
米農務省は8月12日(月)に生産高と需給見通しを発表します。

本年度の期末在庫(2024/2025年度の期初在庫)予想=187700万ブッシェル

(ⅰ)米国農家の旧穀在庫の出荷は722日~725日から増加した。
(ⅱ)7月から8月の旧穀在庫の出荷で年度末の農場在庫「85000bu.」あたり。
(ⅲ)米国農家の旧穀在庫は、生産コスト以下で「穀物商社」に移転。
(ⅳ)穀物商社の収益は改善する可能性が高い。
本年第2四半期(4-6月)は、農家の出荷量が低調だったことで、CargillADMBungeなど穀物商社の利益率が低下。Cargillは社内収益目標の未達で業務の合理化をすすめることになったと伝えられた。農家は7月から農場在庫を出荷量を増加させており、穀物取扱業者は生産コスト以下で現物数量を確保できるようになっている。穀物商社の収益が改善する可能性が高い。

米国トウモロコシの全米在庫
         農場在庫  非農場在庫    全米在庫    期間の消費量
単位ブッシェル
09/012024  85000万 1027000千  1877000  311617万(予想)
06/01
2024) 302600万 1967173千  4993173  3359205

03/012024) 507900万 3273378千  8352378  3818785
12/012023) 783000万 4341163千 12171163  4530633
2023年生産高 15341595千ブッシェル
09/012023)  60440万  755801千  1360201  2743108
06/012023) 221680万 1886509千  4103309  3293094
03/012023) 410500万 3291403千  7396403  3416804
12/012022) 674000万 4073207千 10813207  4278359
2022年生産高 13714676千ブッシェル
09/012022)  50950万  867390千  1376890  2972078
06/012022) 212070万 2228268千  4348968  3408068
03/012022) 407900万 3678036千  7757036  3884145
12/012021) 723400万 4407181千 11641181  4667151
2021年生産高 15073820千ブッシェル

米国トウモロコシの需要
米国トウモロコシの需要内訳(米農務省)
市場年度      2022/2023       2023/2024
米国 飼料需要   548600万  →   577500bu.
米国 エタノール  517600万  →   545000bu.
輸出需要      166200万  →   222500bu.
需要合計     1370600万  →   1485500bu.

2024/2025
年度は、これから202491日に始まります。
2024/2025
年度の需要も、2023/2024年度を引き継ぐ見通し。

(ⅰ)米国トウモロコシは、その85%が米国内で消費される。輸出は15%。
(ⅱ)シカゴ(CBOT)先物は、とくに大豆市場で「中国需要を懸念」している。
(ⅲ)しかし、トウモロコシの場合、メキシコの米国産購入が急増。
(ⅳ)メキシコの米国産トウモロコシ購入は2024/2025年度も高水準で続く。
(ⅴ)メキシコだけでなく、コロンビア、パナマ、ホンジュラスなどの購入も多い。

【3】米国農産物の生産コスト
米国農産物の生産コストについて「2018年農業法」の価格損失補償(PLC)の参照価格を目安にしています。

米国農業法「価格損失補償」(PLC)の参照価格
品目    2018年農業法の参照価格 
大豆         8.40
小麦         5.50   
トウモロコシ     3.70 
 
ソルガム       3.95  
大麦         4.95

(ⅰ)2018年農業法は昨年(20239月末が実施期限であったが、1年延長された。
(ⅱ)あたらしい農業法が成立しないとき、さらに1年、再延長される可能性がある。

【4】米国農産物先物の相場表
出直りは、小麦 → トウモロコシ → 大豆の順に考えています。
シカゴ(CBOT)軟質小麦202412月限が「5ドル80セント」を超えると、小麦のボトム形成になると考えています。今週の相場のようにトウモロコシが下げると、小麦も圧迫されます。

米国現地202488日(木)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
09月限 2024 551'50 -4'00  537'50 -0'75  379'25 -4'00  08月限 1009'75 -10'50
12
月限 2024 568'75 -3'50  561'50 -0'50  397'00 -3'75  09月限  993'50 -11'75
03
月限 2025 582'25 -4'75  588'50 -1'75  414'50 -3'50  11月限 1008'25 -10'50
05
月限 2025 590'50 -5'50  593'00 -1'75  426'00 -3'25  01月限 1025'00 -9'75

米国現地202487日(水)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
09月限 2024 555'50 -6'00  538'25 -5'00  383'25 -5'50  08月限 1020'25 -8'25
12月限 2024 572'25 -6'00  562'00 -4'50  400'75 -4'50  09月限 1005'25 -8'75
03月限 2025 587'00 -6'25  582'25 -5'00  418'00 -4'25  11月限 1018'75 -8'00
05月限 2025 596'00 -6'00  594'75 -4'75  429'25 -4'00  01月限 1034'75 -8'50

米国現地202486日(火)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
09月限 2024 561'50 +1'25  543'25 +3'75  388'75 -2'00  08月限 1028'50 -15'75
12
月限 2024 578'25 +1'50  566'50 +3'25  405'25 -1'75  09月限 1014'00 -17'50
03
月限 2025 593'25 +2'25  587'25 +2'50  422'25 -2'00  11月限 1026'75 -14'00
05
月限 2025 602'00 +2'50  599'50 +2'50  433'25 -2'25  01月限 1043'25 -13'75

米国現地202485日(月)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
09月限 2024 560'25 +0'50  539'50 +0'50  390'75 +4'25  08月限 1044'25 +15'00
12
月限 2024 576'75 +0'50  563'25 +1'00  407'00 +3'75  09月限 1031'50 +13'50
03
月限 2025 591'00 +0'25  584'75 +1'25  424'25 +3'50  11月限 1040'75 +13'50
05
月限 2025 599'50 +0'50  597'00 +1'75  435'50 +3'50  01月限 1057'00 +13'00

【5】シカゴ(CBOT)トウモロコシ先物の値段と建玉
日付 12月限値段 出来高 9限建玉 12限建 3限建玉 5限建玉  総取組高

08/08 3.9700
08/07
 4.0075 495,613  481,320 694,427 170,031  47,981 1568,196(枚)
08/06
 4.0525 319,628  510,290 685,866 163,312  47,448 1578,304
08/05
 4.0700 413,850  517,731 687,361 162,306  47,169 1583,408

08/02 4.0325 357,466  535,497 693,136 162,563  46,930 1603,850
08/01
 3.9850 357,352  538,243 691,008 156,659  46,215 1593,864
07/31
 3.9975 466,276  545,904 692,422 155,427  44,925 1595,390
07/30
 4.0500 311,231  560,382 692,237 153,432  41,720 1597,889
07/29
 4.1500 370,627  563,259 687,433 151,006  40,780 1589,042

07/26 4.1000 375,207  570,624 687,418 147,867  39,542 1588,149
07/25
 4.2075 331,615  577,434 687,955 146,196  38,335 1589,939
07/24
 4.1800 376,852  582,554 698,153 145,682  37,566 1601,845
07/23
 4.1725 386,864  585,198 691,420 146,980  36,732 1597,184
07/22
 4.1500 378,246  588,706 679,609 147,850  36,135 1586,978

07/19 4.0475 279,888  591,126 677,309 146,862  35,284 1582,877
07/18
 4.0500 293,628  591,826 676,716 146,419  35,178 1580,718
07/17
 4.1175 306,948  596,891 675,209 144,259  35,344 1580,315
07/16
 4.0875 343,154  600,450 667,345 142,429  35,480 1573,324
07/15
 4.0425 391,469  601,725 662,564 140,516  35,306 1566,313

本日89日(金)は、シンガポールのNational Day(独立記念日)です。
アジア・太平洋の石油ハブは休み。アジア市況のプラッツ査定はありません。

【1】89日(金)の為替
ドル円は引き続きボラタイルなので、明確な目安を見出すのがむずかしい。
おおよその見当として、本日89日(金)のレンジを想定します。

1ドル=148.05147.40146.75円」

米国債の利回りと為替(ドル円)
米国     米30年債  10年債 2年債   日本
日付     利回り  利回り  利回り    日付   東京仲値

08/0824)  4.28   3.99   4.04   08/09 148.05147.40146.75
08/07
24)  4.26   3.96   4.00   08/08   146.20
08/06
24)  4.18   3.90   3.99   08/07   147.04
08/05
24)  4.06   3.78   3.89   08/06   144.98

08/02
24)  4.11   3.80   3.88   08/05   145.47

08/0124)  4.27   3.99   4.16   08/02   149.52
07/31
24)  4.35   4.09   4.29   08/01   149.62
07/30
24)  4.40   4.15   4.35   07/31   152.44
07/29
24)  4.42   4.17   4.36   07/30   154.08
07/26
24)  4.45   4.20   4.36   07/29   153.76

07/2524)  4.50   4.27   4.41   07/26   154.13
07/24
24)  4.54   4.28   4.37   07/25   153.36
07/23
24)  4.48   4.25   4.40   07/24   155.87
07/22
24)  4.48   4.26   4.50   07/23   156.74
07/19
24)  4.45   4.25   4.49   07/22   157.54

【2】アジア市況(シンガポールの石油製品)
87日(水)のアジア市況で、ガソリン・クラックが急落したあと、昨日8日は少し戻した。アジアの「ナフサ/ガソリン」に何かあったというわけではない。

ブレント原油を基準にしたクラック(原油/石油製品の1バレルあたり価格差)
シンガーポール午後430分(東京時間午後530分)
      ブレント  ガソリン     ジェット燃料/   ガスオイル
日付    原油期近 GL92-SINクラック ケロシンクラック 0.5 S クラック

8/0924)       National Day
8/08
24) 78.09 V  84.90  +6.81  92.01 +13.92  86.84  +8.75
8/07
24) 76.84 V  82.30  +5.46  90.41 +13.57  85.29  +8.45
8/06
24) 76.40 V  83.50  +7.10  90.28 +13.88  85.21  +8.81
8/05
24) 76.01 V  82.85  +6.84  89.85 +13.84  84.76  +8.75

8/0224) 80.07 V  88.30  +8.23  94.24 +14.17  89.19  +9.12
8/01
24) 81.30 V  89.60  +8.30  95.95 +14.65  90.80  +9.50
7/31
24) 82.23 U  89.20  +6.97  94.27 +12.04  89.02  +6.79
7/30
24) 79.89 U  88.85  +8.96  93.79 +13.90  88.58  +8.69
7/29
24) 81.21 U  90.90  +9.69  95.69 +14.48  90.46  +9.25

7/2624) 82.35 U  90.75  +8.40  96.91 +14.56  91.69  +9.34
7/25
24) 81.31 U  89.20  +7.89  95.73 +14.42  90.63  +9.32
7/24
24) 81.51 U  89.30  +7.79  95.29 +13.78  90.29  +8.78
7/23
24) 82.66 U  90.00  +7.34  96.09 +13.43  91.17  +8.51
7/22
24) 83.06 U  90.40  +7.34  95.53 +12.47  90.72  +7.66

7/1924) 85.05 U  92.50  +7.45  98.03 +12.98  93.07  +8.02
7/1824) 85.32 U  93.50  +8.18  98.48 +13.16  93.54  +8.22
7/1724) 84.03 U  92.00  +7.97  97.12 +13.09  92.11  +8.08
7/16
24) 84.14 U  92.54  +8.40  98.13 +13.99  92.99  +8.85
7/15
24) 85.01 U  93.00  +7.99  98.72 +13.71  93.56  +8.55

7/1224) 86.12 U  94.00  +7.88  99.69 +13.57  94.68  +8.56
7/11
24) 85.54 U  92.30  +6.76  99.40 +13.86  94.11  +8.57
7/10
24) 84.53 U  93.00  +8.47  98.54 +14.01  93.35  +8.82

7/0924) 85.39 U  93.80  +8.41  99.87 +14.48  94.71  +9.32
7/08
24) 86.04 U  93.00  +6.96  100.83 +14.79  95.65  +9.61

【3】国際原油取引の指標=ブレント原油先物(ICE
原油相場は「56月のボトム形成のレンジ」が下値をサポートします。
ブレント原油期近では、10月限「76.42ドル」を支えています。
5-6月のボトム形成のレンジ」以下を売り込もうとする動きもない。

   限月          51日安値  64日安値
ブレント原油202410月限    81.43  ~  76.42
ブレント原油202411月限    80.86  ~  76.14
ブレント原油202412月限    80.30  ~  75.85
ブレント原油202501月限    79.76  ~  75.59
ブレント原油202502月限    79.23  ~  75.36
ブレント原油202503月限    78.74  ~  75.14

国際原油取引の指標、今週のブレント原油先物
ブレント原油先物(ICE) 202488日(木)     
限月      始値   高値   安値  帳入値   終値
10
月限 2024  78.55  79.37  77.63  79.16   78.94
11
月限 2024  77.93  78.63  76.99  78.48   78.29
12
月限 2024  77.41  78.07  76.50  77.95   77.82
01
月限 2025  76.85  77.59  76.07  77.50   77.36
02
月限 2025  76.46  77.19  75.71  77.12   76.99
03
月限 2025  76.25  76.85  75.48  76.80   76.67

ブレント原油先物(ICE) 202487日(水)
限月      始値   高値   安値  帳入値   終値
10
月限 2024  76.16  78.87  75.95  78.33   78.50
11
月限 2024  75.73  78.19  75.52  77.67   77.82
12
月限 2024  75.32  77.65  75.12  77.14   77.27
01
月限 2025  74.98  77.15  74.75  76.70   76.89
02
月限 2025  74.65  76.80  74.45  76.33   76.44
03
月限 2025  74.39  76.48  74.20  76.01   76.17

ブレント原油先物(ICE) 202486日(火)
限月      始値   高値   安値  帳入値   終値
10
月限 2024  77.45  77.85  75.58  76.48   76.11
11
月限 2024  77.07  77.48  75.26  76.03   75.68
12
月限 2024  76.69  77.11  74.93  75.62   75.26
01
月限 2025  76.33  76.72  74.61  75.24   75.12
02
月限 2025  76.00  76.38  74.34  74.91   74.85
03
月限 2025  75.65  76.08  74.10  74.64   75.59

ブレント原油先物(ICE) 202485日(月)
限月      始値   高値   安値  帳入値   終値
10
月限 2024  77.61  77.74  75.05  76.30   77.40
11
月限 2024  77.00  77.15  74.62  75.96   77.02
12
月限 2024  76.52  76.71  74.25  75.62   76.63
01
月限 2025  76.12  76.32  73.95  75.29   76.25
02
月限 2025  75.78  75.99  73.71  75.00   75.99
03
月限 2025  75.49  75.67  73.51  74.76   75.59

【4】中東原油のアジア向け指標
本日89日(金)のプラッツ査定はない。

●オマーン原油(ドバイ・マーカンタイル取引所)
シンガポール時間午後430分(東京時間午後530分)
日付    ブレント原油10月限 オマーン原油10月限   価格差

809日(金)   79.00ドル    77.70ドル(今朝の予想)
808日(木)   78.09ドル    76.76ドル   -1.33ドル
807日(水)   76.84ドル    75.49ドル   -1.35ドル
806日(火)   76.40ドル    75.01ドル   -1.39ドル
805日(月)   76.01ドル    74.55ドル   -1.46ドル

802日(金)   80.07ドル    79.20ドル   -0.87ドル
8
01日(木)   81.30ドル    80.61ドル   -0.69ドル

ドバイ原油(プラッツ査定価格)
日付    ブレント原油10月限  プラッツドバイ原油  価格差

809日(金)   79.00ドル    78.10ドル(試算値)
808日(木)   78.09ドル    77.15ドル   -0.94ドル
807日(水)   76.84ドル    75.50ドル   -1.34ドル
806日(火)   76.40ドル    75.04ドル   -1.36ドル
805日(月)   76.01ドル    74.50ドル   -1.51ドル

802日(金)   80.07ドル    79.24ドル   -0.83ドル
8
01日(木)   81.30ドル    80.55ドル   -0.75ドル

【5】89日(金)のプラッツドバイ原油
本日89日(金)のプラッツ査定はありません。
しかし、812日(月)に向けて試算価格を予想します。

東京(TOCOM)プラッツドバイ原油
89日(金)の為替「1ドル=148.05147.40146.75円」
89日(金)朝の試算 「1ドル=147.40円」で換算
08月限 78.10ドル     72,400/KL
09
月限 77.50ドル     71,850/KL
10
月限 76.70ドル     71,100/KL
11
月限 75.95ドル     70,410/KL
12
月限 75.25ドル     69,760/KL
01
月限 74.65ドル     69,200/KL

【1】本日19日(金)「1ドル=157.75157.25156.75円」
財務省の発作的な為替介入は先行きの予見を不透明にするだけで、トレンドを変えることはできない。ドル円にかんして、731日の日銀金融政策決定会合まで円安についていきます。

【2】米国製油所の原油処理量と稼働率低下、原油在庫の増加予想
米国製油所はトラブルによって原油処理量が低下しているので、このあと米国原油在庫は増加すると思います。

(ⅰ)Exxon Mobil715日(月)、竜巻による停電で、イリノイ州Jolietの製油所(日量251800バレル)の操業を停止した。

(ⅱ)718日(木)は Calcasieu Refining Companyが、ルイジアナ州「レイクチャールズ製油所」(日量135500バレル)で余剰ガスの「heavy Flaring」(フレア)となり、その操業を停止した。

(ⅲ)今週の米国製油所の原油処理量と稼働率は前週よりも低下している。米国原油の輸出が急増していなければ、このあと米国原油在庫は増加していると思います。

一般的に言って、米国製油所の稼働率が高水準で推移し、原油処理量が拡大しているときは、原油在庫は漸減傾向をたどり、ガソリンなど石油製品在庫が積み増しになる。反対に、製油所の原油処理量が減少するとき、原油在庫は増加し、石油製品在庫は取り崩される可能性が高い。

(ⅳ)但し、当社は、米国原油在庫と原油相場を同一視しない。

大手メディアは「米国原油在庫の減少」を「原油需要の増加」とみなし、「原油相場の上昇」の理由づけにする。その一方、「米国原油在庫の増加」は「原油需要の減少=原油相場の下落」と理由づける。このような単純化に意味はない。米国の原油在庫が増加する場合、「米国の原油輸入量が増加」したり、「米国の原油輸出量が減少」したり、「米国製油所の定期メンテナンスやトラブル」を反映するので、単純な理由づけはできません。われわれは物事の変化を具体的に見なければならない。

米国石油統計(U.S. Energy Information Administration
単位:日量 バレル
期間   米国原油生産 原油処理量 稼働率 原油輸入  原油輸出 米国原油在庫
7/137/19
7/06
7/12  1330万 16928千 93.7 7037千 3067千 440226
6/29
7/05  1330万 17109千 95.4 6760千 3999千 445096
6/22
6/28  1320万 16792千 93.5 6547千 4401千 448539
6/15
6/21  1320万 16532千 92.2 6611千 3910千 460696
6/08
6/14  1320万 16765千 93.5 7054千 4418千 457105

6/016/07  1320万 17047千 95.0 8034千 3188千 459652
5/25
5/31  1310万 17144千 95.4% 7058千 4501千 455922
5/18
5/24  1310万 17083千 94.3 6769千 4225千 454689
5/11
5/17  1310万 16482千 91.7 6663千 4730千 458845
5/04
5/10  1310万 16255千 90.4 6744千 4135千 457022
4/27
5/03  1310万 15948千 88.5% 6969 4468千 459528
4/20
4/26  1310万 15641千 87.5 6772千 3918千 460890

【3】アジア市況(シンガポールの石油製品)
シンガポールの石油製品は7月に入ってから価格形成が変化しています。

アジア・ガソリンは、中国のガソリン輸出が減少し、日本などの夏需要が堅調で、ガソリン・クラックは一時の弱さから改善したが、その一方で、中間留分が弱い。供給の多さが圧迫している。

ブレント原油を基準にしたクラック(原油/石油製品の1バレルあたり価格差)
シンガーポール午後430分(東京時間午後530分)
      ブレント  ガソリン     ジェット燃料/   ガスオイル
日付    原油期近 GL92-SINクラック ケロシンクラック 0.5 S クラック

7/1924) 84.55 U(予想)
7/1824) 85.32 U  93.50  +8.18  98.48 +13.16  93.54  +8.22
7/17
24) 84.03 U  92.00  +7.97  97.12 +13.09  92.11  +8.08
7/16
24) 84.14 U  92.54  +8.40  98.13 +13.99  92.99  +8.85
7/15
24) 85.01 U  93.00  +7.99  98.72 +13.71  93.56  +8.55

7/1224) 86.12 U  94.00  +7.88  99.69 +13.57  94.68  +8.56
7/11
24) 85.54 U  92.30  +6.76  99.40 +13.86  94.11  +8.57
7/10
24) 84.53 U  93.00  +8.47  98.54 +14.01  93.35  +8.82

7/0924) 85.39 U  93.80  +8.41  99.87 +14.48  94.71  +9.32
7/08
24) 86.04 U  93.00  +6.96  100.83 +14.79  95.65  +9.61

7/0524) 87.54 U  94.40  +6.84  102.77 +15.23  97.44  +9.90
7/0424) 86.60 U  94.80  +8.20  102.00 +15.40  96.41  +9.81
7/03
24) 86.51 U  94.60  +8.09  102.34 +15.83  97.17 +10.66
7/02
24) 86.95 U  95.20  +8.25  102.71 +15.76  97.82 +10.87
7/01
24) 85.59 U  93.00  +7.41  100.75 +15.16  95.73 +10.14

6/2824) 86.98 Q  91.60  +4.62  102.06 +15.08  97.06 +10.08
6/27
24) 85.63 Q  91.40  +5.77  101.39 +15.76  96.51 +10.88
6/26
24) 85.16 Q  90.00  +4.84  99.90 +14.74  95.08  +9.92
6/25
24) 85.97 Q  91.20  +5.23  99.97 +14.00  95.09  +9.12
6/24
24) 85.40 Q  91.15  +5.75  99.24 +13.84  94.35  +8.95

【4】国際原油取引の指標=ブレント原油(ICE
1.ブレント原油先物(ICE)は、75日(金)に期近9月限87.95ドル」、10月限「87.05ドル」をつけたあと、価格形成のパターンが「戻しながら下げる」動きに変化した。

2.当初、ブレント原油9月限「85.2085.00ドル」にサポートがあると想定したが、現在の相場ではこのサポートは働いていない。

3.当社は「調整入り」と判断した。その要因がよくわからないので、控え目に「調整」と表現しています。

ブレント原油先物(ICE) 2024718日(木)       7/18 1730
限月      始値   高値   安値  帳入値  前日比 アジア終値
09月限 2024  85.23  85.81  83.22  85.11  +0.03   85.32
10月限 2024  84.10  84.66  83.17  83.93  -0.03   84.12
11月限 2024  83.28  83.74  82.35  83.05  -0.02   83.20
12月限 2024  82.50  83.02  81.70  82.36   unch   82.49
01月限 2025  81.96  82.40  81.15  81.77  +0.01   81.90
02月限 2025  81.44  81.83  80.67  81.26  +0.01   81.38
03月限 2025  80.96  81.35  80.23  80.80  +0.02   80.91

ブレント原油先物(ICE) 2024717日(水)       7/17 1730
限月      始値   高値   安値  帳入値  前日比 アジア終値
09
月限 2024  83.66  85.20  83.43  85.08  +1.35   84.03
10
月限 2024  82.76  84.07  82.51  83.96  +1.16   83.07
11
月限 2024  81.99  83.21  81.76  83.07  +1.05   82.27
12
月限 2024  81.38  82.52  81.14  82.36  +0.98   81.63
01
月限 2025  80.87  81.93  80.63  81.76  +0.91   81.07
02
月限 2025  80.41  81.42  80.19  81.25  +0.87   80.58
03
月限 2025  79.98  80.96  79.76  80.78  +0.83   80.19

ブレント原油先物(ICE) 2024716日(火)       7/16 1730
限月       始値   高値   安値  帳入値  前日比 アジア終値
09
月限 2024  84.78  84.86  83.30  83.73  -1.12   84.14
10
月限 2024  83.82  83.90  82.39  82.80  -1.10   83.23
11
月限 2024  83.03  83.09  81.64  82.02  -1.08   82.46
12
月限 2024  82.34  82.42  81.01  81.38  -1.04   81.81
01
月限 2025  81.79  81.86  80.52  80.85  -1.01   81.28
02
月限 2025  81.26  81.33  80.04  80.38  -1.00   80.81
03
月限 2025  80.83  80.86  79.65  79.95  -0.98   80.38

【5】中東原油のアジア向け指標
アジア原油市場の商いは実質的に「午後230分~530分」です。
当社「日報」では、7月第1週に高値をつけたあと「戻しながら下げる相場」について「調整」と表現した。控え目な表現にしています。

日付     ブレント原油9月限 オマーン原油9月限 プラッツドバイ原油

7/19(金)    84.55ドル     84.00ドル     84.00ドル(予想)
7/18(木)    85.32ドル     84.83ドル     84.83ドル
7/17(水)    84.03ドル     83.62ドル     83.70ドル
7/16(火)    84.14ドル     83.81ドル     83.84ドル
7/15(月)    85.01ドル     84.58ドル     84.68ドル

7/12(金)    86.12ドル     85.58ドル     85.64ドル
7/11(木)    85.54ドル     85.40ドル     85.48ドル
7/10(水)    84.53ドル     84.53ドル     84.58ドル
7/09(火)    85.39ドル     85.54ドル     85.62ドル
7/08(月)    86.04ドル     86.07ドル     86.19ドル

7/05(金)    87.54ドル     87.49ドル     87.65ドル
7/04(木)    86.60ドル     86.66ドル     86.80ドル
7/03(水)    86.51ドル     86.42ドル     86.58ドル
7/02(火)    86.95ドル     86.79ドル     87.09ドル
7/01(月)    85.59ドル     85.56ドル     85.80ドル

財務省が「外国為替平衡操作」(いわゆる為替介入)を繰り返すと、それに便乗して短期筋がドル円を「売り仕掛ける」策動に出たりするので、足もとの価格形成は一段とボラタイルになります。

日本銀行(植田執行部)が黒田緩和の延長戦に終止符を打ち、市場とのコミュニケーションを回復すれば、われわれも先行きを予見した行動ができると思うのですが、現在の植田執行部に対する期待は低いので、わが国の経済・物価情勢の悪循環が続くと考えています。

財務省の発作的な為替介入は先行きの予見を不透明にするだけで、トレンドを変えることはできないと思います。

当面のドル円にかんしては、731日の日銀金融政策決定会合まで、円安についていきたいと思います。「為替レート変動の重要な要因は内外金利差、さらには先行きの金融政策スタンスの差」という基本的な観点は維持しますが、その厳密な適用は棚上げにします。

本日719日(金)「1ドル=157.75157.25156.75円」

2024年の金融政策
日銀 金融政策決定会合(MPM)     米FRB 連邦公開市場委員会(FOMC
1回  122-23日 済            130-31日 済
2回  318-19 マイナス金利解除 YCC撤廃 319-20日 済
3回  425-26日 済           430-51日 済
4回  613-14日 済            611-12日 済
5回  730-31日             730-31
6回  919-20日             917-18
7回  1030-31日               116-7
8回  1218-19日             1217-18

東京為替について
7
31日の日銀金融政策決定会合まで、本格コレクションは考えにくい。
円安についていくつもりです。

本日719日(金)「1ドル=157.75157.25156.75円」

米国     米30年債  10年債 2年債   日本
日付     利回り  利回り  利回り    日付   東京仲値

07/1824)  4.41   4.20   4.46   07/19 157.75157.25156.75
07/17
24)  4.37   4.16   4.42   07/18   155.86
07/16
24)  4.38   4.17   4.43   07/17   158.56
07/15
24)  4.46   4.23   4.44   07/16   158.45
07/12
24)  4.39   4.18   4.45   07/15   海の日

07/1124)  4.41   4.20   4.50   07/12   159.11
07/10
24)  4.47   4.28   4.62   07/11   161.73

07/0924)  4.49   4.30   4.62   07/10   161.55
07/08
24)  4.46   4.28   4.62   07/09   160.95
07/05
24)  4.47   4.28   4.60   07/08   160.77

07/0424)  Independence Day       07/05   161.17
07/03
24)  4.53   4.36   4.71   07/04   161.47
07/02
24)  4.60   4.43   4.74   07/03   161.61
07/01
24)  4.64   4.48   4.77   07/02   161.71
06/28
24)  4.51   4.36   4.71   07/01   161.23

06/2724)  4.43   4.29   4.70   06/28   161.07
06/26
24)  4.45   4.32   4.71   06/27   160.78
06/25
24)  4.36   4.23   4.65   06/26   159.78

06/2424)  4.38   4.25   4.71   06/25   159.56
06/21
24)  4.39   4.25   4.70   06/24   159.88

06/2024)  4.39   4.25   4.70   06/21   159.10
06/19
24)  Juneteenth Day        06/20   158.16
06/18
24)  4.36   4.22   4.69   06/19   157.96
06/17
24)  4.40   4.28   4.75   06/18   157.74
06/14
24)  4.34   4.20   4.67   06/17   157.53

財務省貿易統計 原油CIF 旬間速報
出所: 財務省貿易統計
価格基準: 輸入貨物のCIF価格(保険料・運賃込み価格)

期間        数量  金額   原油CIF  USD/bbl 換算レート
         1000KL 100万円   円貨/KL

6/21-6/302024) 2,194  188,478  85,914  $87.01  156.97
6/11-6/20
2024) 4,620  400,369  86,659  $88.05  156.47
6/01-6/10
2024) 2,288  198,866  86,912  $88.31  156.48

5/21-5/312024) 4,493  390,537  86,922  $88.95  155.36
5/11-5/20
2024) 2,944  257,545  87,467  $88.97  156.33
5/01-5/10
2024) 3,246  280,352  86,375  $88,72  154.76

4/21-4/302024) 3,520  293,522  83,383  $86.72  152.87
4/11-4/20
2024) 5,053  413,617  81,857  $85.94  151.43
4/01-4/10
2024) 3,743  299,337  79,968  $84.37  150.69

財務省貿易統計 原油CIF 月間の平均価格
出所: 財務省貿易統計

         原油CIF     米ドル/バレル 換算レート
7
2024
6
2024    86,543/KL     $87.85  156.62
5
2024    86,896/KL     $88.86  155.47
4
2024    81,870/KL     $85.89  151.55
3
2024    78,091/KL     $83.08  149.44
2
2024    78,002/KL     $83.71  148.14
1
2024    77,710/KL     $85.78  144.03

当社は、本年の「第2段階の上昇相場」を展望しています。

【1】ウクライナの猛暑と土壌水分不足
6月下旬以降、黒海沿岸諸国の天候、とくにウクライナの降雨不足が取り沙汰されていたが、昨夜の穀物市場で「相場材料」として浮上した。ウクライナのトウモロコシは中国が購入しているので、もし、ウクライナの2024年産トウモロコシが大幅減産になれば、中国はブラジル産、あるいは米国産の購入数量を増やすことになる。このあと7月下旬から8月の黒海地域の天候に注意する必要があります。

ウクライナの生産者団体は「反収3035%減」を予想
ウクライナ国立気象予報士(Ukrainian state weather forecasters)は716日(火)、猛暑のため、同国の中央、南部、東部地域で作物の収穫量が2030%減少する可能性があると述べた。予報士によると、71日~14日の最高気温はウクライナ西部で3336℃、南部では41℃まで上昇した。

ウクライナの農業生産者団体(Ukrainian Agrarian Council)は716日(火)、猛暑で土壌水分が著しく低下しており、降雨がなければ状況はかなり深刻で、2020年の再来になるかも知れず、トウモロコシの反収は3035%減少する可能性があると述べた。

【2】米国農産物先物の相場表
米国現地2024716日(火)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
09月限 2024 550'25 -5'25  530'75 -1'75  395'75 +5'25  08月限 1090'50 +12'50
12
月限 2024 567'00 -5'25  555'50 -1'00  408'75 +4'50  09月限 1037'75 +4'00
03月限 2025 581'75 -5'25  576'25 -1'25  422'00 +4'25  11月限 1043'25 +3'25
05月限 2025 589'75 -5'75  588'50 -1'75  431'50 +3'75  01月限 1058'75 +3'75

米国現地2024715日(月)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
09月限 2024 555'50 -12'25  532'50 -18'25  390'50 -11'50  08月限 1078'00 -27'00
12
月限 2024 572'25 -14'25  556'50 -19'25  404'25 -10'50  09月限 1033'75 -24'75
03
月限 2025 587'00 -15'00  577'50 -20'00  417'75 -10'25  11月限 1040'00 -25'25
05
月限 2025 595'50 -14'50  590'25 -19'50  427'75 -10'25  01月限 1055'00 -25'75

米国現地2024712日(金)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
09月限 2024 567'75 -16'00  550'75 -20'50  402'00 +1'75  08月限 1105'00 -12'00
12
月限 2024 586'50 -15'25  575'75 -19'25  414'75 +4'00  09月限 1058'50 -5'25
03月限 2025 602'00 -14'00  597'50 -17'25  428'00 +3'75  11月限 1065'25 -2'50
05月限 2025 610'00 -13'50  609'75 -15'50  438'00 +3'75  01月限 1080'75 -2'25

米国現地2024711日(木)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
09月限 2024 583'75 +18'25  571'25 +9'75  400'25 +4'50  08月限 1117'00 +3'75
12月限 2024 601'75 +18'00  595'00 +10'00  410'75 +3'50  09月限 1063'75  unch
03
月限 2025 616'00 +17'00  614'75 +9'75  424'25 +3'25  11月限 1067'75 +0'75
05月限 2025 623'50 +16'50  625'25 +9'50  434'25 +3'25  01月限 1083'00 +1'00

米国現地2024710日(水)
限月     KCBT硬質冬小麦  CBOT軟質冬小麦 CBOTトウモロコシ      CBOT大豆
09月限 2024 565'50 -12'25  561'50 -10'50  395'75 +1'75  08月限 1113'25 -18'00
12
月限 2024 583'75 -12'50  585'00 -10'50  407'25 -1'25  09月限 1063'75 -13'75
03
月限 2025 599'00 -12'25  605'00 -10'50  421'00 -2'25  11月限 1067'00 -13'00
05
月限 2025 607'00 -12'25  615'75 -10'00  431'00 -3'00  01月限 1082'00 -13'00

【3】シカゴ(CBOT)トウモロコシ先物の値段と建玉
日付 12月限値段 出来高 9限建玉 12限建 3限建玉 5限建玉  総取組高

07/16 4.0875
07/15
 4.0425 391,469  601,725 662,564 140,516  35,306 1566,313(枚)

07/12 4.1475 556,176  606,796 667,283 136,317  34,050 1567,732
07/11
 4.1075 472,657  616,899 667,041 135,613  33,840 1573,416
07/10
 4.0725 531,340  626,075 666,417 135,322  34,174 1580,375
07/09
 4.0850 406,631  624,308 650,532 133,624  33,767 1561,542
07/08
 4.0775 489,445  619,921 647,037 129,237  33,301 1548,162

07/05 4.2400 230,830  610,089 643,760 124,817  32,016 1526,547
07/04
 Independence Day
07/03
 4.1950 268,381  610,631 641,566 122,476  31,947 1522,086
07/02
 4.2125 321,553  615,160 636,413 121,676  32,078 1520,100
07/01
 4.2050 410,983  615,475 629,602 120,353  31,600 1513,325

06/28 4.2075 861,697  615,329 631,320 116,575  30,241 1513,326
06/27
 4.3375 680,607  619,246 631,076 113,288  27,286 1512,977
06/26
 4.3650 687,715  590,609 613,026 109,851  25,556 1517,746
06/25
 4.4300 585,713  563,969 594,862 103,576  26,693 1519,023
06/24
 4.5175 636,800  538,743 574,769 101,665  26,589 1529,375

06/21 4.5325 586,930  526,545 565,271 100,228  26,195 1555,877
06/20
 4.5675 607,524  516,995 549,468  98,770  26,475 1573,368
06/19
 Juneteenth National Independence Day
06/18
 4.6775 462,895  509,566 534,038  93,399  25,162 1566,775
06/17
 4.6300 405,103  503,238 516,771  89,657  24,972 1575,655