地を這う者に翼はいらぬ

本とかイベントとかライブとか舞台の覚え書きです。写真もちょくちょく。 ※2011.8.6 ブログのタイトルを変更しました

ハチはなぜ大量死したのか


◎ハチはなぜ大量死したのか ローワン・ジェイコブセン著
              中里京子訳 福岡伸一解説  文春文庫
ハチはなぜ大量死したのか (文春文庫)
ハチはなぜ大量死したのか (文春文庫)
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 いやー、面白い本でした。
 本編だけで350ページ程ありますが、
 飽きることのないノンフィクションです。
 
 CCD(Colony Collapse Disorder:蜂群崩壊症候群)という、
 養蜂業に大きなダメージをあたえる現象の原因を追い求めるのですが、
 そこに至るまでに、ミツバチの素晴らしい生態を非常にわかりやすく
 魅力的な文章で解説してくれます。

 そして、CCDの原因を、様々な面から追究していくのですが、
 ウイルスとか農薬とかのある意味わかりやすい原因だけでなく、
 現代の経済システムや、養蜂業そのもののあり方、
 経営の仕方に追究が進んでいきます。
 
 原因をひとつにして、わかりやすく単純化したいんだろうけど、
 物事はそんな単純ではないということを認識させてくれます。
 
 324ページ
 「人は芋虫なしに蝶だけをほしがるが、そういうわけにはいかないのだ」

 解説が福岡伸一っていうのを前面に出しているところが、
 客引き的ではありますが、それを超えた
 (読んでみると福岡伸一の解説はなくても十二分に価値のある)本です。
 解説は解説でうれしいんですけど。

 また、著者記載の「付録」に、ミツバチの飼い方などが詳しくあります。
 ミツバチへの愛情も楽しい。
 
 読みながら時々、小学生のころの友人の家が養蜂業をやってて、
 自宅のベランダにもハチを買っていた風景がぼんやり浮かんできました。 

 この本は是非たくさんの人にお勧めしたいです。是非是非。

東日本大震災、その時企業は


◎東日本大震災、その時企業は 日本経済新聞社編 日経プレミアシリーズ
 東日本大震災、その時企業は (日経プレミアシリーズ)
東日本大震災、その時企業は (日経プレミアシリーズ)
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 東日本大震災の当日から直後に至るまで、日本の様々な業種の会社が、
 その数日間どのように対応対処していったかを取材したものを
 集めた本です。

 直接被災したメーカー(工場)の素早い対応だけでなく、
 航空会社、システム屋さん、薬品会社、などこの有事に対して
 企業としてどうサポートできるか、という視点で動いている会社の存在、
 そういう会社は、複数の会社同士で協力する場合も含め
 一旦の利益などは完全に二の次として、今出来ることをする、という
 明確なトップダウンの判断が出来ているのが共通点だと感じます。

 あの震災直後の土日、
 僕はテレビとネットに釘づけで状況を注視していたのですが、
 その間、様々な企業が様々な対応に奔走していたのだということを、
 認識させられたのです。

iPhoneのアプリから投稿

  • 2012年02月01日
テスト投稿です。使い勝手はこんなものなんですかねえ…

神の子どもたちはみな踊る


◎神の子どもたちはみな踊る 村上春樹 新潮文庫
神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)
神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)
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 アマゾンに掲載されている表紙の写真と、手元の表紙が違いますね。
 収録されている「かえるくん、東京を救う」が海外でも絶賛だったと
 いうことをうけてか、蛙のイラストです。

 もう12年前の短編集を、今になって手に取ってるというのが、
 一時期、村上春樹を読みあさってたことを思うと変な感じです。
 村上春樹の長編を読み始めると、他のことが手に付かなくなる気がするので、
 「怖くて」手を出していない、っていうのが大きいのですが。
 (読み始めると展開が気になるのは村上春樹に限らずですが)
 
 阪神大震災をめぐる短編集ということなのでしょうか。
 それぞれの物語の中の背景の一部として阪神大震災が顔を出します。

 関西にいながらも、直接的に被害を受けたわけではないのですが、
 こういう小説は、阪神大震災にしても東日本大震災にしても、
 大きな(実際的にも心理的にも)被害を受けた方には
 どういう読まれ方(感じ方)をするのだろうかと、
 いくら考えても自分では想像できないことを思ってしまいました。

 たまには小説もいいものです。 

日本のデザインー美意識がつくる未来


◎日本のデザインー美意識がつくる未来 原研哉 岩波新書
日本のデザイン――美意識がつくる未来 (岩波新書)
日本のデザイン――美意識がつくる未来 (岩波新書)
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 「図書」という本に著者が連載していた文章を取りまとめた本です。
 車(移動)、家、観光、未来素材など、幅広く世の中に対して
 デザインで対応してきたことと、
 これから日本がどう対応していくべきかという、著者の考えがわかります。
 最初に感じたのは、文章が非常に上品、という印象です。

 面白かったのは「シンプル」についての一連の文章。
 歴史的には、権力など力の表現としては「複雑さ」に表象されていたこと、
 人間の暮らしの率直な探求から家や家具や都市や道路が再構築され、
 モダニズムというプロセスを経てシンプルという中軸を携えていること
 日本の東山文化の「簡素」を旨とする美意識の系図は珍しいこと、
 応仁の乱が、それまで蓄積されてきた日本文化が一度リセットされるほどの
 影響力があったこと、
 応仁の乱を引き起こしたことに大きく関わっている足利義政は、
 応仁の乱の後も美の追求を緩めることなく、しかし豪華絢爛ではなく、
 簡素質素にその居場所を求めたことが、東山文化に影響していること、
 それが「シンプル」とは少し違う「エンプティ」という
 日本独自のものが形成されたこと、
 などなど。

危機を超える経営


◎危機を超える経営 伊藤邦雄 日本経済新聞出版社
危機を超える経営―不測の事態、激変する市場にどう対応するか
危機を超える経営―不測の事態、激変する市場にどう対応するか
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まあ、日頃がっつりしたビジネス本って読まないし、
読んでもブログに書くつもりもないのですが、
読んだ本の管理のために・・・

感知力(Sensor)の必要性と、
それを高めるために感応度(Sensitivitiy)を磨く
ってのは、なるほどそうだなと。

OSAKA January_2012










camera:Panasonic LUMIX DMC-LX3

続・大人の流儀


◎続・大人の流儀 伊集院静 講談社
続・大人の流儀
続・大人の流儀
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 2012年の最初の読了本です。若干順番抜かしで。

 伊集院静のエッセイは、以前からよく読んでて、
 何かしらあこがれている部分があるんじゃないかなと思うわけです。
 もしご本人にあこがれているなんてことを言うと、
 「何を甘っちょろいことを言ってるんだ」って叱られるのは
 目に見えてるのですが。

 大人の流儀、という本があっての、続・大人の流儀(本書)なのですが、
 こっちの本の方が、震災のこともあり手に取りたくなったのです。

 読んだところで大人の流儀がわかるわけでもないのですが、
 でも、文面のフレーズの端々で、修正すべきだと思うところがあったりして。

 今年のテーマは「大人」ですかね(今更)
 

新年のご挨拶

  • 2012年01月01日

2012年賀状:観覧車バージョン:名前なし

なんとなく2011年のまとめ集計


昨年と同様、なんとなく2011年のまとめ集計をしてみました。

まず、本の集計。
ブログに書いたメモを確認すると、
新書とか文庫とかは40冊、昨年よりも少し増えてますね。
でももう少し読みたいところです。
これ以外に日経BPの雑誌は日経デザイン、日経ものづくり、
日経エレクトロニクスを一応全部目を通したかなと。


続いて出張。
今年は新幹線にちょうど100回(!)乗ったようです。
うち、99回が東海道新幹線で、1回が東北新幹線(はやぶさ)
P1040530

 名古屋:35回  東京:20回
 盛岡 : 6回  小田原:1回
 富山 : 1回  ヨーロッパ(ドイツ、スウェーデン):1回

名古屋は週に3回日帰りとかあったので、まあ感覚通りですが、
東京に20回も行ったっけ????という印象です。


料理も、まあ何とかほぼ毎週土日は作りました。
今年の最後は「塩豚」を何度も作りました。塩豚、楽しいです。


昨年と違うところでは、今年ライブに8回行ったようです。
 キリンジ×2
 ムーンライダーズ
 スターダストレビュー
 木村充揮
 野音×3(祝春一番、東日本支援、ロックロック)
来年もライブにたくさん行ければいいなと。パワーをもらいます。

一方、舞台に行った回数が2回に減ってます。
2回ともヨーロッパ企画ですね。

写真は、livedoor PICSにアップした写真が88枚。腕は・・・・(>_<)


ガンバ大阪を見に、サッカーは2回行ったはずです。
一度、日本代表の試合とか見に行きたいものです。


2012年はどういう年になるのでしょうか。

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