寒くて家に引きこもりたくなる冬。ですが、実は庭木のお手入れに適したシーズンなのです。庭木に多い落葉樹は、12月〜3月頃に樹形を整えておくと、長い間キレイな形が保てて春や秋の剪定も楽になります。冬こそ庭に手を入れて、春〜秋にかけての美しさを楽しみましょう!

■冬の剪定の目的と効果は?

冬に行う剪定は「冬季剪定」といって、不要な枝を落としたり、たくさんの葉を減らす大がかりな剪定のことを指します。別名「基本剪定」ともいい、その名のとおり木の基本的な形を作るために行います。
なお、常緑広葉樹(冬でも葉が落ちることの少ない、葉の幅が広い樹木)は、寒さに弱く剪定で弱ってしまうため、冬季剪定には向きません。「どうしても切りたい!」という場合は目立って飛び出した枝を最低限切るだけにしましょう。
また、常緑針葉樹(冬でも葉が落ちない、葉の幅が細い樹木)の基本剪定は、知識がないと枯らしやすいので季節を問わず植木屋さんに任せましょう。

■冬季剪定のやり方

「こんな形にしたい!」「こんな風に伸ばしたい!」といった「成長後の形」をイメージしながら、全体を整えるように行いましょう。剪定のタイミングは、葉が落ちきったころがベストです。以下のような無駄な枝を、少しずつ落としましょう。

・長く伸び過ぎた枝

・基本的な向きから明らかに外れている枝
(逆さまや垂直に伸びている、など)

・幹から直接伸びている小枝

・根元から伸びている枝

これらを全体の形を整えながら、少しずつ切り落としてきます。剪定に慣れていない人はつい切り過ぎてしまうため、こまめに確認しながら行いましょう。

なお、切る順番は「上から下に」「外から内へ」が基本です。さらに「外芽(枝を正面から見たときに幹の反対側に向かって生えている芽)」を残せば、外へ外へと伸びていき樹形が整います。

逆に「内芽(幹の方向に生えている芽)」を残すと、枝が内向きに伸びて見栄えが悪くなります。

なお、常緑広葉樹の剪定は暖かくなって木に体力がついてからにしましょう。これに分類されるキンモクセイ・サザンカ・ツバキ・サツキ等は、真夏を除いた春〜秋の間に剪定してあげましょう。