「エアコンの2027年問題」とは何か、買い替えを考えるポイント

毎年暑さが増す日本の夏において、エアコンはなくてはならない存在となっています。2027年にエアコンをめぐる大きな変化が予定されており、買い替えを検討する方も増えそうです。今回は、知っておきたいポイントを整理してみましょう。

エアコンの2027年問題とは

「エアコンの2027年問題」とは、新たな省エネ基準に関する変化のことです。基準を満たさないエアコンは2027年4月以降に製造・販売ができなくなるため、特に低価格帯のモデルを中心に値上がりが起こる可能性があります。

【値上がりが見込まれる機種】

標準機種(スタンダード)
機能をシンプルにして価格を抑えたモデルです。6〜8畳用で10万円以下のモデルが値上がりの影響を受けやすく、2027年4月以降は価格が上がる可能性があります。

上位機種(ハイエンド)
省エネ性能が高く機能が豊富なモデルです。すでに省エネ基準を満たしているものが多いため、今回の基準変更による影響は少ないと見られています。
買い替えを判断するポイント
買い替えを検討する際は、次の2つのポイントを確認しておくとよいでしょう。

【使用年数(製造年)を確認する】
エアコンの寿命は10〜14年程度とされており、メーカーが修理用部品を保有するのも製造中止から10年程度です。10年以上ご使用のエアコンは、機種にかかわらず買い替えを検討する時期といえます。故障やトラブルが起きている場合も同様です。

【使用している機種の種類を確認する】
使い始めて10年未満の「上位機種」であれば、引き続き使用していても大きな問題はないでしょう。「標準機種」をお使いの場合は、本体価格と電気代(省エネ性能)のバランスを考えながら買い替えを検討することをおすすめします。新基準のエアコンは、旧基準のものと比べて年間の電気代が約1.4万円安くなるとも言われています。本体の購入費用はかかるものの、長期的に見るとランニングコストの節約につながるケースもあります。

買い替えのタイミングも考慮する
買い替える場合は、購入のタイミングも考えておくとよいでしょう。2027年4月の基準変更前に購入するか、新基準のモデルが出揃ってから購入するかで、価格や省エネ性能のバランスが変わってきます。基準変更前は旧基準モデルが値下げされることもあるため、価格を重視するなら早めの購入が、省エネ性能を重視するなら新基準モデルの登場を待つという選び方もできます。