兼業主夫を始めた頃はレシピも少なかったので、色々研究しました。
レシピを増やすのには2つのルートがあります。

一つは、「あれ食べたいな」と思った時、ネット等で検索して研究。
食材系のサイトが信頼出来ます。あまり不味い物はないので。
ブログだと、さんざん写真いりで紹介したあと、
「味の方は保証出来ませんけど。」とか、
「失敗でした。」と書いてある物もあり、そんなもの掲載するなよ
と思いますが、自分でブログ始めてみると、気持ちは判ります。

「こういう物を作りたい。」というイメージがありますので、
この路線はまあうまく行く事が大きいです。
中には完全にオリジナルでレシピを組み立てたものもあり、
「みなみけ」の保坂先輩の様に、
「あれとあれを入れ、こうなる訳だ。」と妄想シュミレーション
全開で、組み立てたレシピもありますが、これは慣れて来ないと
失敗します。あとこういうレシピは妄想から組み上がっただけに
手間がかかるのが考えものです。

2つめは、テレビで見かけるレシピで、
「キューピー3分クッキング」等ははずれが少ないですが、
「芸能人の得意料理拝見」みたいのは、ひどいものもあります。
いずれにしても、テレビに出て来るレシピを一生懸命書き写し、
出来るだけ忠実に作れば不味くてもテレビのせいに出来る(笑)。

我が家では、これらの実験料理を
「チャレンジ料理」と読んで大変恐れます。
外れたら悲惨なので、
「体調のいい時にしてくれ。」とまで言われます(笑)。
いずれにせよ、こういうチャレンジ料理は、レシピを固めたら
脇目もふらず作るべきです。定番でないだけに、
「こう改良したら?」と製作中の一瞬のひらめきが命取り(涙)。
この間、シャケとタマネギ、キノコをバター入れてレンジで蒸す。
というレシピを製作中に、
「酢を足せば、マリネ風に?」というヒラメキで、加熱中に酢を
振りかけてしまい、出来上がったら
「生ゴミの匂いがする。」と言われてしまいました。
大失敗(汗)。

さて、今回久しぶりにチャレンジしてみました。
「はなまるマーケット」でやっくんが、
「これ美味しい!」と言ったレシピです。
はなまるに出て来る料理やスイーツを、司会の薬丸裕英氏は
結構真剣に試食するのですが、真面目に感想を言います。
あまり感心しないときは、
「不味い」とは言いませんが、無口になり、まあまあの時は
「美味しいですね。」
「これ美味しい。」と言いながら、流れ無視して完食するのが
最高と言われています。

今年の夏に
「鶏胸特集」をやった時、この言葉が出て来たのがこのレシピ。
鶏の胸肉は安いのですがあっさりし過ぎて料理が難しい食材です。
翼を動かして空を飛ぶ成分が夏バテにも効く、という事で、
あの手この手でレシピが出て来て、参考になったのですが、
その中の
「これ美味しい!」はこれだけ。
年末の総集編にも登場しましたが、まあレシピも何もありません。

1.皮だけはがし、フライパンで焼く。
2.出て来た油で、薄く叩き伸ばした鶏胸肉を焼く。
3.両面焼いたら、輪切りピーマン載せて、ピザソース、ピザチーズ
置いて、蓋して中火。
4.最後に刻んだ鶏皮をトッピング。
な感じですね。

今回は、見た目で
「お!当たりかな。」と言われました。チャレンジ料理はそう
判定される様です。
自分で食べての感想ですが、
「ピザにしてはジューシー過ぎる。」ですね。
オーブンがあれば、もっとピザらしく出来そうですが、
兼業主夫にとってはオーブンだけは時間と手間がかかり過ぎ。
もう少し小さめに切り分け、オーブントースターで焼けば、
もっと良いかも知れません。

ピザの台がチキンと言うのは、結構いい発想で、不味くなる訳が
無いのですが、まあ思った通りの味。
やっくんも、連日鶏胸肉でうんざりし、一番
「ましで美味しい。」と思ったのかも。