人は何故演歌を歌うのか。
淋しいから歌うのが演歌であろう。
船村徹の演歌は庶民を慰め続けた演歌であった。

「別れの一本杉」       春日八郎
「あの娘が泣いてる波止場」  三橋美智也
「柿の木坂の家」       青木光一
「王将」            村田英雄
「哀愁波止場」「みだれ髪」   美空ひばり
「東京だよおっかさん」    島倉千代子 
「兄弟船」          鳥羽一郎
「なみだ船」「風雪流れ旅」  北島三郎
「女の宿」          大下八郎
「女の港」          大月みや子
「女の出船」         松原のぶえ
「矢切の渡し」        細川たかし

どれをとっても「どこかで聞いたようなメロディー」は一つもない。しかもその歌手を代表する歌ばかりである。