2010年01月

ガンジーが驚く!鳩山教の誕生だ―総理の勘違い施政方針演説

全文一読して新興宗教の誕生かと疑った。誰もが反対出来ない「いのちを守る」をキーワードに甘い言葉のオンパレードだ。
ガンジーの言葉にこだわったのは、昨年11月のオバマ大統領のノーベル平和賞受賞の演説でガンジーやキング牧師に言及したことが念頭にあるのだろう。ガンジーは、綿花の糸紡ぎ車一つでインドの大衆を非暴力、そしてイギリスの植民地からインドを独立に導いた指導者だ。生涯清貧のうちに暮らしたのでインド大衆の精神的支柱だった。
鳩山さんは、音羽御殿に住み、母から毎月1,500万円もらって、銀座の吉兆で1人数万円の食事をしているような人だ。ガンジーを持ち出すなんて誠に失礼だ。戯画そのものだ。
しかもオバマ大統領は、ノーベル賞の演説で「ガンジーではヒットラーを止めることは出来ない」と言っている。国家の経営者としてガンジーの非暴力の精神性を評価しながらも否定しているのだ。インド独立の具体的な設計者・建国者はネール首相だ。自己矛盾に満ちた恥ずかしい演説だ。
総理というのは、国家権力の行使を与えられた立場と責任がある。
甘い抽象的な言葉の羅列で責任を果たせると思ったら、とんでもない勘違いだ。

齋藤真一展、吉祥寺美術館―瞽女と哀愁の旅―心打つ作品群

瞽女は盲目の旅芸人である。三味線を片手に、家々の門前で唄を歌いお金を貰い、農家などに泊まりながら、生涯を旅に生きる女性だ。日本人の哀切と強さを、象徴しているような瞽女に、光をあてた画家、齋藤真一展が、吉祥寺美術館で開催されている。
一見に値する展覧会です、是非おでかけください。
・吉祥寺美術館(吉祥寺、伊勢丹7階)電話0422(22)0385   
・会期2010年1月20日〜2月21日(日)

(齋藤真一の言葉)
瞽女さんのなかに、
日本人の誰もが
持っている心情を見て
自分自身へ
もう一度帰りたいとおもった。

実質1兆円の補正予算で景気の二番底を回避できるのか

第二次補正予算が成立した。
7兆円の規模だが、実質は1兆円余だ。
内訳は、
(1)3兆円は、税収の落ち込みにより、都道府県や市町村に配分する地方交付金が減少したことによる補填だ。景気効果は変わらない。
(2)残り4兆円のうち、2兆7,000億円は、麻生内閣の第一次補正予算の未執行分を減額して、再計上したに過ぎない。
結局純増分は1兆3,000億円程度だ。
これで景気の二番底を回避できるのか?too late too little だ。

貴女だけには資料を見せても良いー鳩山総理の答弁―官房長官に止められてーごめんよ

総理とは思えないしまらない答弁だ。
国権の最高機関国会での質問は、国民の代表として、総理大臣に対する、公の立場の質問だ。個人的に見せる見せないの話ではない。まるで中学校の生徒会のようだ。
総理は行政の基準になるべき存在だ。言葉が軽いブレるという批判があるが、それ以前の資質の問題だ。
与謝野前財務大臣が、お子様内閣と揶揄したが正に当たっている。

この数ヶ月仕事が来ない、バブル崩壊よりひどい。みんなお金抱えこんでいるんだね--建築・内装屋さん

街で行きつけの焼き鳥屋、旨くて気取っていないので、いつも賑わっている。その店が珍しく席があいている。
隣り合わせた内装屋さんが、焼酎飲み飲み、
「全然仕事が来ない、バブル崩壊より悪い」
「先行き不安で、金はあってもみんな抱え込んでいるんだね。」
「仕事仕分ける、止める、止めるから縮こまっている。」
「金がまわっていかない、鳩山さんは何考えているんだ。」

厳しい景気の状況を肌で感じる。

日本の裁判官、検察ほど、外部の働きかけやワイロなど、不正が通じない司法はめずらしい

著名な弁護士、丸山和也参議院議員は
他国と比較して日本の司法は、無味乾燥という批判はあるが、と前置きして「極めて中立、公正だ。小沢さんの検察批判は当たらない」と述べた。
確かにこのような評価は、日本の法曹関係者の共通の認識だ。

日本に鳩という鳥がいる、米国ではサギと思っているし、中国では鴨と思っているー米国のジョークだ

渡米した自民党の議員が、アメリカ政府の関係者から聞いたジョークである。

億の金を秘書が動かして小沢さんがしらないーそんな事務所どこにあるの元秘書経験者の話

まったくその通りだ。たとえ派閥の長のように潤沢な資金があつても、億の金を秘書の一存で動かし、不動産を買うなんて、有り得ない。小沢さんの説明では、世の常識は通らない。

アフガニスタン支援、海上自衛隊のインド洋の給油活動の費用、90億円ー鳩山代案、民生支援は4500億円

23日、自民党主催の公開シンポジュウムが開催された。
国防部会で海上自衛隊のインド洋での活動が取り上げられた。気温40度、甲板の温度70度の厳しい作戦だ。海上自衛官の献身的な活動により各国の評価が高い。アフガニスタンのカルザイ大統領をはじめ、米国、インド、英国などの指導者から日本に賞賛と感謝が寄せられている。
鳩山総理は評価の高いこの作戦を、民生支援に切り替えた。その額50億ドル・4500億円だ。
日本は平和維持には金だけしか出さない、卑怯で臆病な国だとの評価に逆戻りだ。巨額な金をだして評価を下げる、国民の皆さんどう思いますか

谷垣総裁大変身、力強く、戦う意欲十分、論理が的確、自民党第77回党大会会場が感動の渦に

人は短期間に、こうも変われるものか。昨日赤坂グランドプリンスホテルで、全国から2000人の党員が集まって党大会が開催された。各地区、女性、青年代表の決意発表の後に、最後に谷垣総裁が登場し年頭演説を15分に渡って行った。
1、昨年の総選挙の敗因分析と党の再生のための具体的取り組み。
2、民主党の問題点―旧社会党・自民党の脱落組の、理念なき寄せ集め体質、バラマキ、鳩山氏、小沢氏の政治資金問題、軽い総理の言動、等々を厳しく批判。
3、歴史と伝統、人々の絆を大切にするよき保守主義の旗印。
4、強い人、能力のある人は、自立して富を増やし納税者として役割をはたす。様々な事情でハンデのあるひとは、家族、地域、行政が暖かく手を差し伸べる、自立と共生の思想。
5、給付は負担なくしてはありえない。成長と福祉を両立させる。日本の未来に責任を持つ財政運営を行う。
6、地域社会にこそ国民の暮らしがあり自民党は国民とともに歩む。
7、党の再生だけでなく、夢と希望と誇りの持てる国を目指して、党員の皆さん、国民の皆さん「さあ一緒にやろうぜ」の精神で、私は先頭に立つ。

と宣言した。言葉によどみなく、論理性があり、力強く、戦う意欲十分。ニュー谷垣の誕生だ。満場が割れるような拍手だった。さあこれからだ!
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