藤村官房長官が自民党幹部に、衆議院議員の定数是正を小選挙区5減・比例10減でどうかと提案したという。官房長官と言えば、行政権を司る内閣の要だ。

行政権を司る立場の人間が立法府の根幹をなす定数是正について言及する、あってはならない越権だ。総理が定数是正について発言するのは、政権党の党首としての立場で官房長官とは本質が異なる。

小沢一郎氏の一審無罪を受けて党員資格停止を解除したとき、意見を聞かれた藤村官房長官は「党の問題ですから幹事長に」と応えたばかりなのだ。野田総理は民主党の党首なのだから逃げられないはずだ。

消費税もTPPも原発再稼働問題も衆議院議員定数問題も、解決に向けて一向に進まない。出口なくヨレてきたかな、野田内閣。政局は混迷に。