810a7a6e.jpg監督:オリヴァー・ヒルシュビーゲル
製作・脚本:ベルント・アイヒンガー
出演:ブルーノ・ガンツ/アレクサンドラ・マリア・ララ/コリンナ・ハルフォーフ
『ヒトラー 最期の12日間』オフィシャルサイト
見終わってしばらく、久々に「いい映画だなぁ・・・」と感慨に浸った。寝不足気味で2時間以上の作品を見ると大抵寝てしまうことが多いんだけど、そんな余裕を全く与えてくれなかった。ベルリン陥落間近のため、終始、砲撃の重低音が鳴り響く。当初は驚いていたけど、映画に出てくる戦争当事者たちと同様に、次第に慣れてしまっていく自分に気づいて驚いた。プライベートでの紳士な面と「ヒットラー」としての冷酷な面の極端さに自らも気づき、悲嘆に暮れているように思えた。戦争の残酷なのは、モノや人が亡くなることではなく、ヒトという人間性を壊していくことにあるんだなと感じたのだった。
あらすじ:
1945年4月20日。ソ連軍の砲火が押し寄せるベルリン。ヒトラーとその側近たちは、総統官邸の地下要塞に避難していた。もはや敗戦を疑う者はいなかったが、正常な判断力を失ったヒトラーは、わずかに残った軍勢に戦況の挽回を命じ、惨状をさらに悪化させてゆく。狂気の独裁者を前に、選択を迫られる側近たち。最期まで運命をともにしようとする者、袂を分かって逃亡を謀る者、酒と享楽に溺れて現実逃避する者。そんな一部始終を間近で目撃していた総統付き秘書のユンゲは、ある日、ヒトラーから遺書の口述筆記を依頼される―。