2008年09月26日

窓から見える木の葉は黄色

c10a0c00.jpg 天気予報では雨だったのに目が覚めたら快晴。嬉しいなあ。頂き物のイタリアの特別な粉を使ったというパンを薄切りにしてオムレツと胡瓜を挟んで食べる。
 パンはうっすらとクリーム色、目が詰まってふかふかで美味しい、コーヒーは一人分のお湯に二人分の粉を入れてしまい随分と濃くて苦い飲み物になってしまった。

 昨夜、木曜の晩だというのにパーク・アヴェニューのレストランはどこも満員。もう週末に向けてカウントダウンがアメリカ人の胸中では始まっている、というより爆発しているのかワインをボトルで空けたりして全力で夕べを楽しんでいた。
 コンビニでビールを買って帰る。まだビーチサンダルで歩ける喜びをかみ締めつつ夜道を歩く。  
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2008年09月17日

フランク・ロイド・ライトの家

秋になって街路にはドングリやチェリー、その他様々な形状の種子(羽が付いていたり、イガイガだったり、石のように硬そうなのに中には羽毛のような中身が詰まっていたり)が落ちている。

 もうすぐ厳しい冬がやってきて外出も出来なくなる。だから毎日異常なほどの熱心さでもって陽光を浴びる為に散歩したりカフェのテラス席に眩しいのを我慢して陣取っている。だいたい雨が週に二日は降るので、その合間を縫って歩いている。
 先日、散歩道の途中にフランク・ロイド・ライト建築があると教えて貰ったので見に行った。
 あんまり家の前をうろちょろしていると不審者と間違われると困る。そおっと見て帰って、その後同居人にも得意げに報告して一緒に見に行った。
 横にニュッと広がって茶色い家。窓にはめられたステンドグラスも凝っている。芦屋にあるモトコー迎賓館を思い出す。同じ人がデザインした建築が何千マイルも離れた場所に存在する不思議。


 今日はダウンタウンの近くにあるいつも行くイーストマンの横にあるカフェまで歩いていった。片道五十分。
 この辺りは少しシティに似ているので嬉しくなってしょっちゅう歩いている。

 歩いているうちに三日前くらいでアメリカに来て一年だった事に気付いた。初めてアメリカに来て、地下鉄の階段を上がりきって目の前に現れたニューヨークシティの雑踏。

 今日は同居人は疲れてご飯も食べずに眠っていた、その間に昨夜の残りの豚ツミレの中華スープ(リークとじゃがいも入り)とご飯を二回に分けて食べた。
 夕食は焼きうどん(半熟卵・牛挽肉・葱・ズッキーニ)と黒ビール。
 
   
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2008年09月09日

土曜は市場にでかけ、日曜日は映画にでかけ

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 土曜日、ファーマーズマーケットに行く。フライド・ドーという巨大なピザのようなドーナッツのような物を空腹のあまり並んで買う(その場で揚げてくれる)。
 太っちょのおじさんはドーを揚げたり生地をのばす合間に「Take a look Tacke a look」と絶叫し、さらに続けて二つで6$(一枚3ドル50セント)!と絶叫する。
 揚げあがった生地にバターのようなものを擦り付け、さらに粉砂糖を雪のように降らせる。粉砂糖は風に乗って容赦なく通行人にも降りかかる。
 おじさんは2回も「いくついるんだ」と言い、その度に「ひとつ」と私は答える。
 本当は二つ買って欲しいのだ、揚げたての「ドー」を頬張っていたら周りの人が「あれなんだ」という風に注目していた。

 日曜日、夜リトルシアターでウッディ・アレンの新作を観る。家に帰って寝る間際に桃(昨日買った)がもう腐りかけているものがある!急いでコンポートにする。
   
 今日、昨日のコンポートを食べる。普通の桃缶より少し美味しい、同居人は最近果物を食べたがるので喜んで食べていた。
 夕方、散歩がてらカフェでコーラを飲む。最初テラス席にいたら臭い、生ごみと犬のふんが混じったみたいな嫌な臭い。やっぱり中に入って読書、「ゴダール伝」ほぼ読了。

 夕食、野菜のスープ(リーク・人参・じゃがいも)とカニの炊き込みご飯(ピラフ風)。料理中、引き出しの金具が引っ掛かってワンピースのポッケに穴が開く。
 一人で怒り狂いつつ、スープを煮ている間に縫う、土曜日もこのバカ金具のせいでお気に入りのワンピースを破ったのだ。受難。   
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2008年09月04日

雨が降る前に

a8f87e1c.jpg 朝から曇り、雨が降る前に散歩に行かねば。ドーナッツ桃を剥いて薄手のトーストに載せて食べた。  
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雑記

920d5137.jpg いい陽気なので散歩。頭痛がしてガンガンする、歩く度に頭が揺れて気分が悪い。
みっちりと小さな蟻が寄り集まっているのを見つけて、ますます気持ち悪くなっていたら同じアパートのジャックラッセルテリアとその飼い主と会う。この飼い主はいつ見ても散歩している、犬が私に駆け寄ってきたので頭を撫でてやる。

 気がつけば疲労のあまり随分と遠くまで来てしまった。帰り道、初めての店でピザを食べてコーラを飲む。テラス席にて。ムーン・リバーがかかっている、わざとらしい気分。 
 頭痛でもう行き倒れ寸前なのに色々な人が挨拶してくれる、嬉しいがなかなかハードな国だ、ここは。
 
 
  
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2008年09月02日

そして船は行く

ddef8556.jpg三日前の晩、『フランケンシュタインの花嫁』『黒猫』の二本立て。これでこの野外劇場は終わり。

 次の日、Eさんの働いておられるカフェにお邪魔する。てきぱきと働いていらっしゃるEさんの横で、マドレーヌとスモーキー・ティーをぼんやり頂く。ここのお茶はとてもいい香り、うっとりしながらロシア製のティーカップを二つ購入。ロシアからアメリカに渡り、日本人の手元に来たカップ。冷戦時の女スパイのようだ。
 
 昨日、オンタリオ湖に行く。この夏休み最後の週末なのでみんな楽しむことに真剣。坂の上から見る湖はカリフォルニアのビーチのようだが、あの抜けるような青空ではなく東海岸独特のくすんだオレンジがかった陽光のせいでどことなく憂鬱そうだ。湖の色は群青色。
 突堤があるのでそこを歩く、背中がじりじりと焼けているのがわかる。青いビニールで作ったような水面に大きな船がゆったりと走っていく。
 長い一本道で擦れ違う人たちは皆ショートパンツにTシャツ、なにを間違ったのか真っ黒な格好のパンク野郎が実に詰まらなさそうに帰っていく。
 長い時間をかけて突堤の舳先に到着すると落書きだらけ、みんなこんなに沢山歩いたのだからこの達成感を残して帰りたいのだ。
 帰り道真正面から照りつける太陽光線、行きは背中で帰りは顔。鯛焼きになったみたいな気分。
  
Posted by shuko34601214 at 00:59Comments(3)TrackBack(0)clip!