July 13, 2010

山のシューレ2010-ご案内-大切なメッセージを。

日々、追われています。

そんな中でもしっかりと心を持たないと、と改めて思うこの頃です。

先日、連携企画をしている六本木アカデミーヒルズにて開催された、資生堂名誉会長の福原義春氏の講演に伺いました。

第四回、「未来をつくるイノベーションのための文化資本」と題して、福原氏が経営者としてこれまで考え深めてこられた軌跡とともに、未来の日本創造へ向け、今ここで立ち止まり考えなければならないこととして、貴重なメッセージを語られました。

福原氏は、事業に必要な物は通常、「人、もの、金」といわれますが、ここに「文化」をもうひとつの重要な要素として挙げ、これを、求心の真に据えて会社をリードしてこられた方です。

短期利潤に重点をおいた20世紀型経営でなく、人間性、地球環境に矛盾しない、永続的な経営を考えることが、改めて今の時代に必要であること、そしてそれは未来に繋げることとして、大切なミッションであるーというようなことを、日本の力、価値、歴史、様々な要素を盛り込みながらお話されました。

福原氏のお話は、今を生きる日本人として、大変共鳴を受けるものです。

「文化」については、故・井上ひさし先生もお話されていました。
「文化とは棚の上にあるものではない、日々の生活で、私たちが日々生きている積み重ねの上にあるものだ」と。そしてひさし先生は、文化継承者として、過去に学び、思想を深められ、新しいものを創造してこられた方でした。

高度経済成長期を経て、経済危機を受け、混沌としている日本ですが、今、ここで大切なのは、スピード主義、短視眼的結果主義による「生産」でなく、改めて文化、過去を見直し、思考を深めること、そしてそこから生まれるクリエーションであることーと、改めて想うひと時となりました。

もっと書きたいのですが、うまく書けず、、、もどかしいですが、さて、ここで、ご案内です!

現在「山のシューレ2010」という企画を進めていますが、ちょうど繋がったので、このシューレでの最終日特別対談をご紹介します。

的川先生は、以前、リトルステップスでもご講演をお願いしました。悠久の時と空間をみつめ、技術を繋ぎ、夢を創ってこられた的川先生のお話は、大変温かで、広く包みこんで下さるものでした。

今回のシューレでは、この的川先生と、小川三夫棟梁とに、ご対談いただきます。

小川三夫氏は、法隆寺に仕える宮大工です。法隆寺を守り、造ってきたのは、受け継がれてきた木を活かす技。人間の手から手に引き継がれた「手の記憶」です。ここにも、歴史、過去に学び、また、自然に教えられる人間の姿があります。

今、「木のいのち木のこころ」という本を読んでいますが、この両先生方の対談、貴重なものになること間違いなし!お子さま(中学生以下は無料)もご参加いただける対談プログラムになっています。

社会をどうとらえ、繋いでいくべきか。
人間はどのように生き、自然に生かされてきたのか、過去から未来へのクリエーション。
過去をみつめる眼と、深い思索と経験のもとに、未来への盤石なクリエーションが生まれることー両先生方の体験に基づくお話は、きっと心の奥に響くこととなるでしょう。

日帰りでも十分にお楽しみいただけます。ぜひ、山のシューレ2010へ、お出かけください。
こちらの講座だけでなく、他の講座も同じように貴重なメッセージが。色々,先生方からお伺いしたお話も書きたいのですが、まずはこちらのみ☆ 

shuleimberg at 12:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

March 23, 2010

山のシューレ2010 準備を進めています!

3月13日、ぽかぽか陽気。伊藤先生とのミーティングにひきつづき、今日は朝から安田登先生とシューレについてミーティング。
2010夏、シューレもそろそろ見えてきました。


開催日程:昨年と同じく、7月30日(金)〜8月3日(火)の5日間!
場所:栃木県那須高久乙 横沢の地 


近現代の技術文明、そして経済の発展をとげました。伴うグローバル化、そしてその情報量は本当に驚くべきものです。2008年にはリーマンショックからの経済破綻を来たすなど、今までの「価値基準」のようなものをくつがえすような出来事もありました。今一度、これまでのテクノロジーや、経済も含め、人間の本質的な在り方のようなものを省みるのも、この今、のように思っています。

日々、様々、私たちは思考を深めているわけですが、シューレでは、自然の中で、耳を、目を傾け、身体で感じ、これから私たちはどんな風に生きていくべきなのか、どのような関わりをもってどんな方向へ進んでいくべきなのか、仲間と学びあい、探りあう、感じあう。そして様々な価値を探り、自身をみつめ直し、新たに自分を深める。生きること、命そのもの、を考える!

そんな場となれば,と思っています。

そして、寝食共に、伸び伸びと自然に身を投じ、語らい、楽しく過ごすのが、シューレです!

今年も、7月30日初日、午前からのシンポジウムは中沢新一氏、港千尋氏、そして伊藤俊治氏による長丁場対談・鼎談シンポジウム。充実しそうで、今から愉しみです。ご期待です!

その後、開きの舞台でさらに盛り上がります。この開き舞台、安田先生とお話した内容を折角なので、少し書留めておきます。

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栃木県に、日光という場所がありますが、この場所は、「二荒(ふたら)」とも書かれ、ここは昔、「補陀落(ふだらく)」という場所だったそうです。補陀落〜二荒(ふたら)〜二荒(にこう)〜日光という風になったという説です。「補陀落(ふだらく)」とは、観音菩薩の住処であるそう。

昔は、ある村が不況に陥るとその村のお坊さんが観音菩薩の住処へ訪れそこで死を遂げる。そのことで、村への幸せを願ったのだそうです。(=これを「補陀落渡海」)

言い換えると、神の加護をいただくために訪問する場所、死を遂げる場所が「日光」ということです。その後、日光を立ち、那須へ。

つまり、那須は、再生の場所となるのです!おぼろげな意識の中、再び生を受け、再生していく、そんな場所です。なんという一致でしょう!シューレの土地には最適ですよね。新しい生、の再生。

開きの舞台では、こんな文脈の中で、舞台を創って行くことになりました。先生の舞台、本当に愉しみです。きっと、現代の私たちの生活、考えと通じるところがあるのだろうな、、、と。

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そして、もうひとつ。

この話しにも通じるのが、芭蕉の「奥の細道」となります。奥の細道は、芭蕉が、四民(士農工商)でない立場で生きて行くことを決意し、その上で、さらに自身を確立する、真実を探すために出た、旅、だそうです。(あ!よく言う「自分探し」ですね。笑)

江戸深川から出発し、日光、那須、そして東北、岐阜・大垣を結びの地とし、その道なりに書き上げた書なので、この那須には、とっても所以があります。那須はなんと、13日と、他の地より長く居たこともポイントです。やはり那須は、再生する場、なのでしょうか。

安田先生(今回はお楽しみにしたいので少しだけ。)の大人の講座では、この芭蕉の「奥の細道」を取り上げ、敷地内を実際に歩いたり、芭蕉の詩を読んだり、身体を使って読み込んで行きます。愉しみですね。こうして土地をよみ、解いていくことで、また自分と重ねていく、、、興味津々です。

子ども講座はまた別の土地の話を取り上げます!これもまた面白そう。長くなるので、次回に!

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このように、今年は、昨年の内容を更に深め、那須という土地にも焦点をあてていきます。少しずつ、詳細等情報もお伝えしていきますが、有意義な5日間となることは間違いなし!

参加いただく方と、山のシューレでお会いしてお話できるのを愉しみにしています。


総合プロデューサー 石渡 美優

shuleimberg at 12:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

October 02, 2009

「山のシューレ2009レポート展 」開催!

ギャラリー册よりお知らせです。

東京・千鳥ヶ淵のギャラリー册では、
「山のシューレ2009」の印象的なシーン を切り取り、写真、レポート、作品などで、今一度、この夏を振り返る
山のシューレ2009レポート展
—「ロマン主義的実践の夏」を振り返って—」

を開催しています。

会期中の10月3日(土)には、
中国の古楽器を復元して演奏活動を手がけ、
「山のシューレ」最終日に古楽演奏をご披露いただいた、
劉さんによる演奏会を行ないます。
その後、二期倶楽部広尾にて先生方も交えた交流会を行ないます。

今年の「山のシューレ」にご参加いただいた方、
来年参加をご検討されている方、
「山のシューレ」って何? と思ってらっしゃ方、大歓迎 です。
美しい奏でと共に過ごす、中秋の名月の交歓のひと時です。
ぜひご参加ください。

詳細は、ギャラリー册のHPへ

レポート展は、9月16日(水)から10月11日(日)まで
開催しています。

千鳥ヶ淵の自然が美しいギャラリー册へ、
是非お立寄ください。


shuleimberg at 20:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!