2008年05月25日

藤村さんの建築を見て

現状の都市風景に対する批判
都心において利用価値の低いベランダを無くし、屋上に放置される空調等を縦ヴォイドとして壁面に取り込む。そうして室内空間を拡張し、PSはバッファーとしても機能し、各住戸のプライバシーは高まっている。

ズレ
空調の無い屋上空間は、快適なテラスとしてではなく、各住戸にアクセスするための路地空間として利用される。
縦ヴォリュームがつながったような外観は、5階レベルの梁によるメガストラクチャーによって支持される。
そうしたいくつもの「ズレ」は意識的に演出される。

同世代の建築家の中でも、特異な問題意識、設計のスタイルが際立っている。批判を越え、潤った能動的空間が実現するとき、従来の建築家には無いフィールドへと拡張するのではないだろうか。
(モモエダ)



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藤村龍至さんの建築拝見

7cd85667.jpg今日は僕のとても好きな街である高円寺を訪れた。
目的は藤村さんの新しいプロジェクトを拝見させて頂くため。

北口を出て1分ほど商店街を歩いていくと、スッともうそこに建ち現れていた。


まず、目につくのはやはり2層以上のタワーのようなボリューム。
高円寺という商店と路地で構成された街のスケールに合う立面。曇っていたせいか外壁の色とも調和し、その場所に馴染んでいた様に思えた。1層の店舗から屋上の5階まで順番に藤村さんが説明して下さった。


1番印象に残ったのは5階の路地的な空間を挟んだ、分散された住戸。屋上に上がった瞬間に、高円寺駅のプラットホームや小さな家々の屋根の風景がパーッと水平に広がっていく。以前高円寺に住んでおり、思い入れがあるせいか、身体に染みる風景だった。(泣)内部の住居空間も天高が様々だったり、開口の取り方も風景を存分に取り込む大きくて、開放感のある部屋だった。また、あえてこの住居全部には日本のお家芸的なバルコニーは存在せず、洗濯物は室内でというヨーロッパ的(ヴェンチューリ的)なところは共感できた。実際、自分がほとんどバルコニー使えてないし。。

全体の構成としては、1層の店舗部分、2〜4層の住戸、屋上の住戸というように大きく3つの空間性に分かれていると感じた。中層部の住戸も、中廊下と住戸の独立で、意味としては屋上と同じような街並に馴染む路地的な空間の論理でできているはずだが、光環境とかスケールも異なる印象を受けた。屋上以上の使われ方までは想像できなかった。外観から受け取るタワー状のスケールもフロアごとであり、断面的な関係は感じなかった。室内空間は、長い部屋があったり、小さめの部屋があったり、表に面していて明るい部屋があったりと、いわゆる”多様さ”はできていたように思う。細かいディテールや素材に凝るよりも構成を重視しているという意味が伝わってきた。(東工大的?)その”多様さ”があの建築の中で、日々異なる生活動線を生み出していたらさらに面白くなった気もする。1層は無柱空間の店舗で天高もあり広々としていた。学習塾や、飲食店など用途をテナントとして募集していたが、あの空間のスケールとしてはコンビニや、スーパーでも都市的で面白いんじゃないかと思った。蛍光灯もついていた気がする。


というのが意匠的に、いち建築学生が思った感想だ。

しかし、この建築の面白さはこのような事を語るよりも、HPでも紹介されているように意匠と構造と設備の高度な融合によって構築されたということであると思う。高円寺の街にどこにでも目に入る室外機や生活排水などの配管などをあえて肯定的とでも受け取れるような、メガストラクチャーによってPSをまとめ、室内と同じような論理で組み上げている。また、レンゾ・ピアノの関空の例も話されていた。インフラをコンパクトにまとめ、室内を多様にする。都市の深層と表層の構図を表している。また、低コストでメンテナンスのしやすさまで計算されている。普段は入ることのできないその設備の空間には異様な迫力があった。普段もそこまで使えたら隣の人と共有部分だし、凄いんだろうなと思った。この3つの融合を設計プロセスを見せる手法の藤村さんの、検索過程の最後の部分でできた時が1番興奮したのではないかと推測していた。


様々な面白い要素が盛り込まれているし、今まで見た事もない建築なので、どのような発表のされ方をするのか気になるところではある。そして、プロセスを見せていくスタンス、社会的、経済的な意味としてなど、色々な視点から見ても語れる建築であると同時に、建築家としての新たな立ち位置を予感させてくれるようなプロジェクトだったように思った。(ソブエ)

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2007年06月10日

9th

テーマ:豪邸(出題:大庭)
日時:6月18日(月)17時 スタジオ4階

豪邸と言えば、「広い敷地に装飾のすごいお金持ちの家」
をイメージしがちです。
しかし、現代都市においてそれだけが「豪邸」の姿なのか、疑問です。
そこで、都市に住まう上で、「豪邸であること、豊かである事」
を考えたいと思い、お題とします。

shumai_ygsa at 13:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2007年06月05日

8th

テーマ:階段(出題:祖父江)

日時:6月9日(土)17時

場所:スタジオ4階

どの建築にも階段は各階をつなぐ機能としては欠かせません。
螺旋階段や非常階段、京都駅のような大階段もあります。
そんな階段は、上下をつなぐものとしてしか役割はないのでしょうか?

階段を再考することで、住宅の可能性を考えてみてください。

参加:祖父江、田中(裕)、杉山、大庭

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2007年05月31日

7th

テーマ:透明である事(出題:青木) 日時:6月4日、月曜日17時  場所:スタジオ

向こうが見えるようにガラスで大きな開口部を覆った建築ではなく、町家に代表される日本建築のような中にいても外を感じられる建築が『透明である事』なのではないかと考えています。

『透明である事』がどのような可能性を持つのかということも考えてください。

参加:青木、欠端、杉山、濱田、祖父江


透明という言葉自体が、非常に抽象的すぎて捉えにくい課題ではあったが、どういうものに透明性を感じるとか、透明性な関係があるというように自分の日常で把握しているスケールや、風景、自然、街並みなどを対象として感覚的に享受したものを、用紙で表現しようとしている感じであった。例としては、不可視だけど、自分の感じる周囲を意識できることが透明だとか、現在あるもを実際に可視にすることが透明だとか。こういう感覚を問うものもたまには面白いと思いました。

shumai_ygsa at 22:21|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

6th

テーマ:3 (出題:松浦)

3人、3戸、3回、3枚などなど。具体的なモノでも現象でいいもいいので、数字の3をキーワードに住宅をつくりましょう。

参加:松浦、大戸、青木、佐藤

1等:青木

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5th

テーマ:天気(出題:田中(裕))

天気をテーマに建築を考えて下さい。ある天気の時だけに存在価値を発揮するようなもの。天気のように日々移り変わるもの。天気という言葉から発想していればなんでもありです。
ただし、テーマとの関連はしっかりとプレゼンできることを心がけてください。

参加:濱田、杉山、田中(裕)、青木、松浦、欠端、佐藤

1等:松浦

shumai_ygsa at 19:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

4th

テーマ:地形(出題:杉山)

特異な地形は建つ建築はその地形を引き立て、地形のような建築は魅力的な風景を創りだす力がある。
そんな地形を手がかりに建築を考えてみる。

参加:百枝、祖父江、濱田、杉山、田中(裕)、欠端、

1等:田中(裕)

shumai_ygsa at 19:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

3th

テーマ:複製(コピー)(出題:百枝)

街や建築には複製されている場所がたくさんあります。
複製という言葉を利用して、空間を考えてみて下さい。

参加:百枝、祖父江、濱田、平辻、大庭、佐藤、田中(裕)、杉山

1等:杉山

shumai_ygsa at 19:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!

2th

テーマ:家付きの○○(出題:濱田)

思い切って『住む』ということをサブテーマにした家を考えてみませんか?
これからは、人によって重要なものは異なり、それらは住むということを飲み込んでいくでしょう。
やがて住宅は『住む』ための建築ではなく、もっと素晴らしい何かを生み、育てるための建築になると思います。○○は庭、駐車場、美しい眺め、など自由に設定して下さい。

参加:百枝、祖父江、濱田、佐藤、杉山

1等:百枝

shumai_ygsa at 19:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0)clip!
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