けのひの食卓 ~有機農園けのひオフィシャルレシピ集~

四季のある日本の暮らしを、野菜を使ってもっと楽しくできたら。暦や旬を感じつつ、日々の食卓を考えます。

二〇一六年皐月

そら豆が旬ですね。この時期にしかできない、生そら豆からの豆板醤づくりをしてみました。

材料は、そらまめ、塩、唐辛子、米麹、みその5つ。ほかの原料を入れて作る場合もあるようですが、今回はこれらで。
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みそづくりの要領と同じで、簡単につぶれる柔らかさまでそら豆をゆで、つぶし、他の材料とよく混ぜ空気をしっかり抜いて冷蔵庫へ。工程はシンプルです。あとはじっくり発酵するのを待ち半年間寝かせます。

冬にはこの豆板醤で担々麺や麻婆豆腐や辛い鍋料理なんかできたらいいなと夢膨らみます。


この時期だけの、フレッシュなグリンピース。さやつきのものはこの時期しか手に入りません。
鮮度が落ちるのが早いので、なるべく早く調理しておいしくいただきたいものです。

しかし、茹で方を失敗すると色が悪くなったり、しわくちゃになってしまったりします。むずかしくはないのですが、きれいに茹でるにはいくつかポイントがあります。
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沸騰したお湯に塩を入れ(お湯カップ2に対し、塩小さじ1/2強ほど)、さやから出したグリンピースを2分くらい茹で火を止め、鍋からボウルなど別の容器に「煮汁ごと」移し粗熱をとります。

ここで、水を切ってしまうとシワシワになります。煮汁には旨味も出ていてそのまま料理につかえるので捨てずに、一緒に保存します。
すぐに使わない場合は、茹で汁ごとタッパーなどに入れ、2-3日冷蔵庫保存が可能です。

おまめごはんを炊く時は、この煮汁を活用して炊きます。そして豆を加えるのは炊きあがったタイミング。
こうすると、グリンピースの香りや旨みをごはんはしっかり吸ってくれるし、豆は一緒に炊かなければ色もいいししわくちゃにもなりません。


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野菜セットをお送りするときにレシピ付きのお便りを毎回同封させてもらっています。
そのレシピをいつでも検索できるように、そして旬の野菜を使ったレシピをタイムリーに紹介できるよう、レシピ集的なブログを始めることにしました。

あまり時間をかけすぎず、細かいことは気にしないで、気軽に作れるようなものを中心にご紹介したいなぁと思います。お気に入りの音楽をかけて、料理する時間ごと楽しんでもらえたらうれしいです。

それでは早速、旬の新玉ねぎで。
特徴は、柔らかい、甘い、ジューシーといったところでしょうか。玉ねぎは1年中でまわりますが、新たまは今だけ。その特徴をいかした料理にしたいですね。

玉ねぎ特融の辛味も少ないので、サラダで食べる場合も水にさっとさらすくらいでOK。加熱調理する場合はいつもの玉ねぎよりも早く火が通るので時間に要注意です。


『新玉ねぎのきんちゃく焼き』

【材料】
・新たまねぎ 
・油揚げ
・シュレッドチーズ
・黒こしょう


【つくりかた】
1.ボウルにスライスしたたまねぎとシュレッドチーズ、黒こしょうを入れてまぜる。
2.油揚げを半分に切り、袋状にして1を詰め楊枝でとめる。
3.フライパンで両面に焼き色をつける。


材料も作り方もとってもシンプルだけど、油揚げをかりっとするまで焼くことで、中の玉ねぎも蒸し焼きになり甘さが引き出されおいしくなります。そのまま食べてもよし。
からし+しょうゆや七味唐辛子+しょうゆなどをつけて食べるのもオススメです。

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