やさいのいぶき〜有機農園 けのひの日常〜

脱サラ夫婦が神奈川県愛川町で新しく農業をはじめた日常を綴る。畑と食卓、畑と街、畑と社会を繋いでいきます。

2010年08月

P8050951雨が降らない。ここ成田のある北総地域では相変わらずの猛暑が続いている。雨が降らないでこれだけの暑さが続くとどうなるのか。まず、せっかく播いた種が発芽しない。芽がでても熱風で芽が焼けてしまう。苗を定植してもうまく根付かずに枯れてしまう。ナスやピーマンなどの実つきが悪くなったり、大きくなる前に熟してしまう。落花生や豆などは花の咲く頃に水分が足りないと収穫の時期になってよい実がつかない。などなど、畑の作物にとっては何一ついいことがない。

 幸いにも私たちの畑では灌水設備が整っているため、スプリンクラーのような機械や噴水状に散水するホースや地道なバケツの水やりによって人参、里芋、落花生、大豆などはなんとか元気に育ってくれている。しかしながら大量に汲み上げられ、撒かれる水を見て思うのだ。独立したとき、水のない畑だったらどうなってしまうのだろうか、と。

 毎日天気予報を見ているのだけれど、「関東地方は今日も雷雨にご注意ください」と言っていても、なぜか私たちの畑にはまず降らない。灌水していない畑はすでにカラカラで砂地のようになっている。今は雨が全くと言っていいほど降っていないけれど、年間降水量はほぼ例年並に落ち着くとしたら夏の終わりにゲリラ豪雨が来るか台風が直撃するのだろう。こういう極端な天気も温暖化の影響なのだろうかと安直な発想だけれどやはり考えてしまう。

今週末、成田市内でオーガニックマーケットに出店します。

日時:8/21(土)16-20時
場所:成田市並木町 ヤワタホーム住宅展示場ガーデンビオン

今回は私の研修先であるグリーンポート・アグリでの参加です。17種類の野菜を用意してますのでお暇な方、近くを通りかかった方はぜひ遊びに来てください。
八百屋の研修ということで売り子として頑張っている、はずです。

お盆が過ぎて、朝晩は幾分涼しくなってきました。農業はこのお盆を一つの目安として作業を進めます。もう夏の終わりです。

ところで、今月1日に単身赴任農業に終止符を打ちました。八王子と成田で離れて暮らすこと9ヶ月、二人目のチビちゃんが産まれて3ヶ月が経ち、そろそろ頃合と見て成田に呼びました。家に帰れば家族がいるというのは当たり前のことなのかもしれませんがしみじみと嬉しさを感じます。また、週に1回、2週に1回程度しか子どもに会わなかったので、会うたびに顔や言葉が変わっていて成長の嬉しさと同時にそれを共有できていない寂しさも感じていて複雑な思いもありました。ようやくここから新しいスタートです。

しかしながら依然として来年4月以降のプランが決まっていません。今週末にもう一度別のルートから八王子を攻めてみるつもりです。

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