やさいのいぶき〜有機農園 けのひの日常〜

脱サラ夫婦が神奈川県愛川町で新しく農業をはじめた日常を綴る。畑と食卓、畑と街、畑と社会を繋いでいきます。

2012年12月

IMG_0435いよいよ大晦日を迎えました。

年末の出荷を終えた畑でいつもとは違う光景を目にしました。

ブロッコリーの葉がない…。
同じくスティックブロッコリーの葉もない…。

こんなことをするのはヤツしかいない。

そう、ヒヨドリです。




ヒヨドリは毎年3月頃に軍団でやってきて、畑中の葉という葉を食い尽くします。
ほうれん草、小松菜、菜花、芽キャベツ、ブロッコリーなどなどなど、あ、ヒヨドリきてるな〜なんてのんびり構えていると、翌日には野菜の葉がすっかりなくなって軸だけになっています。もちろん、売り物にはなりませんし、自家用にもなるかどうかといったところ。

しかしなんでもよいので一枚かけておけばこのヒヨドリの被害に遭う確率はグッと低くなります。カラスのようにちぎったり穴をあけたりしてまで攻めてくることはなく、頑張らずに隣の畑に狙いを変えてくれるのです。

そのヒヨドリが年末に攻めてくるとは…。
全くの想定外。

すっかりブロッコリーたちはやられてしまいました。

春が近づくと彼らはやってくるということは、今期は春が早い?
しかし今期の1月・2月は例年以上に寒さが厳しいというのは農家仲間たちの見解です。
どうなることやら…。


さて、今年も一年が終わります。
今年はたくさんの失敗をしましたが、やれることは時間の限り、体力の限りやってきたので、やり切った充実感に満たされています。

また、たくさんの新しい縁にも恵まれ、とても濃い一年になりました。

来年はさらにたくらみを具現化して、充実した一年にしていきたいと思います。

皆さま、今年もどうもありがとうございました。
よいお年をお迎えください!

1.人参(ハマベニ)
2.大根(そろった根)
3.白菜(黄ごころ)
4.一本ねぎ(元蔵)
5.ごぼう(大浦太)
6.小松菜(優翠)
7.ほうれん草(まほろば)
8.赤カブ(愛真紅3号)
9.サツマイモ(べにおとめ)
10.八つ頭
以上、10品目

通常お送りしているレギュラー便ではなく、今回は変則日程、セットの種類のない年末臨時便としてお届けしました。顔ぶれは年末の鍋料理+年始のおせちにフォーカスしています。

大浦太ごぼうは初めて育てたのですが、太かったり、そうでもなかったり、お便りでは「太いのくるぞ〜」と脅かしておいたのですが、意外にも細いもの(見慣れたもの)が届いた方もいると思います。すみません。

八つ頭はこの時期ならではの楽しみです。たくさん食べて、2013年は人の上に立ちましょう(笑)

野菜セットで食べ支えてくださったみなさま、どうもありがとうございました。
来年は品目もさることながら、それぞれの野菜の品質を上げていくことを目標に汗をかいていきたいと思います。

みなさまにとって幸多い年となりますよう!

IMG_0402農業を始めた当初、当たり前のことですが、野菜ができても売る場所がありませんでした。今のように野菜セットの宅配を組むほどの種類もなかったし、定期的に注文を受けて自然食品店やレストランに卸すほどの量もありませんでした。

野菜を棄てる日々を一か月ほど経たときに、たまたま近所にオープンしたのが「元気な食卓 高倉町店」でした。

とりあえず、突撃で野菜をもって営業してみて、意外にもすんなりOKをもらえ、これで明日から野菜を棄てなくてすむ!と思ったものでした。

自分の名前の入ったバーコードを印刷して、野菜に貼ったときの嬉しさや気恥ずかしさは今でもはっきりと覚えています。

ちょうど夏の頃のミニトマトやナス、キュウリ、ピーマンなどからスタートして、順調に売れる時もあれば、そうでないときもあり、試行錯誤の繰り返しでした。袋のサイズや詰め方、店での並べ方など、何も知らないところからのスタートだったので、結果がでれば本当にうれしかったし、大量に売れ残って捨てるくやしさも味わいました。

この地域では珍しい野菜を持っていくと試食も作ってくれて、白丸ナスや赤リアスからし菜などはそうしてお客さんに手にとってもらえるようになりました。併設のレストランのシェフが作ってくれるので、やはりプライドがあるのか「これ家じゃ作れないだろ!」っていう味だったりすることもしばしばでしたが…。

主夫+畑という生活をしているとどうしても通常の農家さんとは違う生活リズムになってしまうので、平日に開店前に野菜を納品することができません。なので、「重役出勤」と笑われながらも、営業中にノコノコと野菜を納品させてもらえたこと、とても助かりました。また地場産のものでは唯一、泥つきのままの野菜だったので最初は奇異の目で見られていました。しかしスタッフの方に、泥がついている方が鮮度が保てる、洗ったときに薄皮が向けたり、袋の中に水分が残っているとそこから腐食するのでそれを嫌っているのが泥つきにこだわる理由の一つであることを説明すると苦笑いしながらも了承してくれ、今に至っています。これは他の直売所やスーパーなどではできないことなので本当にありがたかったです。

そして今では「農薬・化学肥料不使用栽培」のPOPも作ってもらえたし、それなりに自分のコーナーもあって、自分にとってはとても居心地のよい場所となりました。営業中に空っぽの台にイソイソと野菜を並べていると、ときおりお客さんに声をかけてもらえて、野菜たちの感想を話してもらえたのもこのお店の楽しみの一つでした。

「元気な食卓」は農業を始めてから、野菜を売ることについて真剣に考えさせてくれた場所でした。私自身のゼロの時代から受け入れて下さったことは感謝してもしきれません。年内をもって営業を終了するとのことで寂しい気持ちもありますが、あと5日間は野菜満載でフィナーレを迎えたいです。

お店の方々、どうもありがとうございました!

お客さんの皆さま、あと5日間よろしくお願いします!



※ところで、「このお店がなくなると、どこで北原野菜を買えるのか」というお問い合わせを数多くいただいております。

本当にありがたくも申し訳なく思ってるのですが、現状、地元で買える場所はありません。
地元の方々に食べてもらいたい思いは強いので、これについてはなんとかしたいと思っています。

状況が変わり次第このブログでアップします!

うちに置いてもいいよ、というお店の方がいましたらお声掛けいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします!

空豆防寒「週明け頃、強い寒気が流れ込み、クリスマス寒波となるでしょう」。

作業中に聴いていたラジオが、そんなようなことを言っていた。

帰宅して、テレビの天気予報で確認してみると、確かにクリスマスのころの最低気温が-6℃に。

八王子の天気予報で表示される温度は市役所付近のものらしく、高台にある私たちの畑の気温はこれより1〜2℃くらいは低くなる。そうすると、予想最低気温は-8℃ということになる。

昨年の最低気温は2月の厳寒期に実測で-7℃だった。これでもだいぶキツくて、露地で裸のままにしておいた空豆やスナップエンドウ、玉ねぎなどは消えてしまい、ベタロンをトンネルでかけておいた小松菜は凍害をうけて白くなってしまったのだった。

今年は12月に入るや否や、冷え込みが例年に比べてとても厳しかったため、去年の二の舞は回避すべく、すぐにパオパオやベタロン、ユーラックなど持てる資材を駆使して寒さ対策をした。


しかしながら昨年は年末まで出荷できていた葉物野菜たちは12月に入るや寒さに耐えきれず、早々に姿を消してしまった。この寒さの影響もあってか、スティックブロッコリーの伸びも悪く、ブロッコリーやカリフラワーも不出来だった。年末出荷に大きな誤算です。

そして12月最終週。クリスマスや年末年始に向けて、一年で一番出荷が増える時期。しかしこのクリスマスカンパとやらがくるとなると、その真っ只中で野菜が消えてなくなるという最悪の事態が想定される。

それだけはなんとしても避けなくてはならないので、採れるものはみんな採る作戦に切り替え、前進出荷を始めた。今回は多少小さくてもok。ダメになるよりまし、という発想。

テレビのニュースでは「農作物の管理に気を付けてください」と言ってくれてはいるものの、もうこれ以上はやりようがないというのが現状。なんとかクリスマスを無事に乗り切りたいものです。

IMG_030912月とある朝。

畑に行ってみると、案の定一面霜柱が立っていました。

これは玉ねぎ(直播)。

霜で浮き上がってしまうのでこのあとパオパオをべた掛けしました。







IMG_0370

パクチョイ。今年の冬の人気者でした。

寒さにはあまり強くないらしく、軸の部分が透明になってしまい、もうダメでした。









IMG_0366

晩生の人参。

葉っぱがへたれています。

彼らもきっと寒いんですね。

年明け頃には収穫できるといいなぁ。





IMG_0369

スウェーデンカブ。

名前に北欧の彼の地の名前がついているだけに、寒さには若干強いようです。

葉が凍りついても、昼間には何事もなかったかのように復活していました。

ただ、真冬の寒さにはどうでしょう…。初観察となります。






IMG_0308
ターサイ。

彼は間違いなく寒さに強いです。

寒さにあたるたびにたくましくなっていくように感じます。

そして旨くなっていく…。






基本的にこの時期の野菜はどれも寒さにあたると甘みが増していきます。まるで痛めつけられると強くなるサイヤ人のよう…。
ただ、それぞれの限界値を越えると透明になって、そのまま溶けていってしまいます。

野菜それぞれに適正な資材を使用し、甘やかしすぎず、しかししっかり寒さにあてて、旨くしていく技術が問われているようです。

経験の少ない若造農民は毎年毎年が勉強です。

前回の活動から2週間あまり、11月末に大豆の選別機を借りに千葉県は芝山町まで遠征してきました。

そもそも時間が空いてしまったので、おさらいをすると、前回の活動では畑で積み込み乾燥をしていた大豆を脱穀機にて脱穀、そのあと唐箕で大方のゴミとクズをとばしたのでした。
そのときの重量が約90圈E喘羯淨Δ箸靴銅穫もしたし、3畝の畑としてはいい方なのかなぁというのが個人的な感想でした。

そして今回の1次選別。

収穫が終わったといってもまだまだ枝は入っているし、虫もたくさんいるし、まだまだ「お疲れ様でした!」とは言えません。しかし、これを90塋手作業で選別やごみ取りをするのもかなり大変です。

そんなわけで成田での研修時代からお世話になっている施設で選別機を借りに行きました。

八王子から成田までは、通常なら2時間あれば移動できるものの、今回は混んでいたので約3時間かかりました。


IMG_0348

これが大豆選別機。かなり年期が入ってますが、施設の隅っこの方に、毎年変わらず姿で鎮座しています。

外見は古くて汚れていますが、大豆の選別自体そんなに盛んではないのか、動きはバリバリで、現役そのものです。








IMG_0349
作業開始!

投入口に大豆をゴミごとザバっといれます。












IMG_0350

すると、豆が吸い込まれて上の主選別台からはじきだされてきます。

この時点でゴミはもうありません。

この台は写真左側が高い状態になっていて、床面が左に向かってスライドしています。

丸い大豆は右下の2次選別室へ、イビツな形をしているものはスライドする床に抵抗することができず、あわれ別の部屋に連れて行かれてしまいます。




IMG_0355
そして中でさらなる選別が行われた後、大・中・小の三種類に分かれてでてきます。

気になる場合はこれを2回。

この時点でほぼ豆だけになっています。


IMG_0351
左側にポツンと一つある箱にはクズ豆がでてきます。

ここのものも選別すれば多少の豆は得られます。

これを約4袋分繰り返して、片付けまでいれて2時間半くらいだったか…。

大粒の豆だけだと約70圓砲覆蠅泙靴拭

ただ、まだ割れている大豆や傷んでいる大豆が混入しているので、これを2次選別という形で手作業して、ようやく終了となります。


これにて年内の大豆作業は終了。

年明けに最後の活動として2次選別を行います。

SOY for CACAOプロジェクトのみなさま、奮ってご参加ください!






野菜セットVOL261.人参(ハマベニ)
2.チンゲン菜(青帝)
3.ターサイ
4.八つ頭
5.一本ネギ(吉蔵)
6.スウェーデンかぶ
7.ほうれん草(まほろば)
8.小松菜(優翠)

以上、8品目。

今年の冬は想定以上に早く、厳しくなってしまったため、昨年まではこの時期でもお届けできたカブ、赤リアスからし菜、水菜、春菊などの葉物類が枯れてしまいました。

2週間前までは品目も豊富で、どれをお届けするか迷うくらいだったのですが、突然の冷え込みで毎日野菜が減っていき、結局上記8品目となりました。
そのため今回はミニセット・フルセットの区分なく、全セット統一でのお届けとなりました。

正直、一本ネギが不出来です。加熱するとトロッと甘みがでるため、食べていただきたかったものの、いかんせんかなり短く、見た目が悪いです。来年は頑張ります、ということですみません…。

スウェーデンカブは煮込み料理やソテーなどにするとホクホク甘みがでてきます。ちょっと変わり種ですが、北欧に思いを馳せて、寒い冬の食卓に仲間入りさせてあげてください。

今回のお届けを持って、年内の隔週ペースでお送りするレギュラー便は終了となります。
今年も皆さまに食べ支えていただき、感謝しています。

うまくいったこと、いかなかったことなどたくさんあります。
反省を次にいかして、来年はもっとキッチンでの驚きや充実した食卓を楽しんでいただけるように頑張ります!

どうもありがとうございました!

yasaisetto1.人参(ハマベニ)
2.大根(そろった根or野武士)
3.里芋(土垂)
4.サツマイモ(べにはるか)
5.小松菜(優翠)
6.赤リアスからし菜
7.チンゲン菜(青帝)
8.スティックブロッコリー(スティックセニョール)
9.水菜(京みぞれ)
10.スウェーデンカブ


ミニセット以上6品目、フルセット10品目



今回はミニセットの泥ものが多くなりました。べにはるかは今までにフルセットのお客さんにしかお届けしていなかったため、いつか食べてもらいたいなと思っていました。
このところ寒さが急に進み、実感として例年より10日から14日くらい早い気がしています。
そうなると寒さに弱いサツマイモは傷みが進行してしまいます。次回か今回かを考えて、思い切って早めにお届けしちゃいました。しかしサツマイモはなかなか食卓のメインになりずらく、それはあまり本意ではないので、里芋もいれて、、という風に考えてミニセットに泥ものが多くなりました。

また、人参は甘みが乗ってきています。おでんや煮物、バーニャカウダでもいけますね。

スティックブロッコリーに関しては本来ならばミニセットのお客さんにも食べてもらいたかったのですが、寒さが厳しいせいか、伸びが非常に悪く、収量を確保できませんでした。

スウェーデンカブは私自身も初めての栽培でしたが、加熱するとホクホクしてなかなかイケます。これが北欧の味?なのでしょうか。我が家ではバーニャカウダで大人気でした。

すごく寒い日が続いていますが、お身体に気を付けて、忙しい年末を乗り切りましょう!

↑このページのトップヘ