やさいのいぶき〜有機農園 けのひの日常〜

脱サラ夫婦が神奈川県愛川町で新しく農業をはじめた日常を綴る。畑と食卓、畑と街、畑と社会を繋いでいきます。

2016年07月

image2回目の人参播種は8月に入ってからとめていたけれど、晴れたときの畑の渇き具合や、灌水に時間がかかりすぎることなどを考慮して、今年は天気に合わせて播く!と考えを改めました。

ということで、まだ7月ですが2回目の播種。量的にも今回がメインです。

午後に雷雨の予報がでていたので早朝から太陽熱マルチを開いて、準備し、曇ってきた午後一番に播種を開始。ちょうど播き終えたところで雨が降ってきたけれど、恵みの雨でも、悪魔の雨でもなく、5分くらいで止んでしまいました。

なのでそのまま作業を続行してサンサンネットかけまで。この先2日間はぼちぼち雨予報も出ているので、うまい具合に湿ってくれたらすぐに黒寒冷紗をかけようかと思います。

ところで播種から10日ほどたった1回目の人参はというと。

2016-07-31-18-03-34いい具合で芽が出たのに、数日続いた晴れ間でバタバタと倒れはじめ、だいぶ減ってしまいました。川から水を汲んできて灌水したものの、焼け石に水でなんだかやる意味あるのかなぁと思えてくる始末。1tの水を撒くのに汲みに行く時間、灌水時間合わせて2時間半くらいでした。それでも手でほじくると1僂蘯召辰討覆て、あっという間に乾いてしまいます。

農業を行っていく上で水は非常に重要なファクターです。雨が降る時期はそこまで気にしなくていいのですが、今回の人参やこれから定植する秋のキャベツやブロッコリーなど、暑い時期はあまり畑にも水分の蓄えがなく、雨か灌水で補わないとうまいこと活着してくれません。

文明は大河の周辺から発達していった、なんて世界史の授業で習いましたが、まさに水がないと食料も作れないし、工業も成立しないだろうし、人は生きていけなかったんだろう。実際に世界規模で見ても水の争奪戦も起こっているし、水が豊富なこの日本においても、水を自由に扱うことができる(というと、おこがましい考えかもしれませんが)農地は強いな、なんて軽トラの荷台に腰かけて、乾ききった畑とモクモクとした夏雲を眺めながら思うのでした。


2016-07-24-07-15-06太陽熱消毒からの秋冬人参の播種。

人参は冷涼な気候を好むのに、秋冬に収穫しようと思うとどうしても7/20〜8/15くらいまでの真夏に種を播かないといい具合で収穫に至らない。ということは結構無理なことをしているということなのです。リスクヘッジの意味も含めてだいたい例年、7月下旬から8月上旬に3回に分けて播種をするのですが、いつも猛暑による乾燥で水分不足に陥り発芽しなかったり、適湿でも温度が高すぎて発芽しなかったり、はたまたゲリラ豪雨に叩かれて発芽できなくなったりと不安要因は山積しています。

いつも色々と作戦を立てて挑むものの、あれやこれやと追い討ちをかけられてだいたい3回播種をする中の1回は大失敗、もう1回は不満足な結果に、そして1回くらいは、まぁこんなもんか、という結果になります。

そして今年はたまたま梅雨も明けきらない7/20に1回目の播種をしました。

梅雨が明けていないとはいえ、いつどんな天候になってもおかしくないので、今までの経験から色々と作戦を立てました。

まず、秋冬人参の播種で重要なのは下記の3つ。

2016-07-24-07-15-271、種を乾かさないこと

2、地温を高温にしないこと

3、ゲリラ豪雨に叩かれないこと

対策として

1、雨を利用する、無理なら川から汲んできた水を灌水したのち、発芽するまでの7日間、黒寒冷紗で日陰をつくる

2、1と同じで黒寒冷紗をかける

3、強い雨に叩かれないように、防虫ネットで雨を直接地面にあてないようにする

以上3点を意識したのでした。

そもそも修行をしていた千葉県成田周辺では、秋冬人参はみな広大な面積を作付するのでネットをかけたりとかは手間がかかりすぎてできません。また、だいたい畑には井戸があるのでゲリラ豪雨は運任せとしても、灌水は毎日いくらでもやれていた記憶があります。運悪く叩かれても、発芽前なら灌水することで地面をゆるくするというテクニックもありました。

一方で営農をスタートした東京都八王子周辺では、山沿いの土地柄のせいか、ゲリラ豪雨が多く、手間がかかってもネットをかけるのがセオリーでした。

「ネットをかけないと夜もおちおち眠れないぞ」とはお世話になった農家さんのセリフ。

ところ変わって愛川周辺では一つ一つの畑は小さいので上記のような作戦で挑むことにしたのでした。

2016-07-25-18-40-14たまたまではあるけれど、播種から7日目に無事に発芽を確認。まだまばらだけど、明日も明後日も雨予報だし、あと2日もすればだいたい揃ってくれるかなというところ。

2発目の8/1播き、3発目の8/10播きは難易度も高くなるので同じようにはいかないはずですが、基本的な作戦はそのままに挑むつもりです。

とりあえず一つクリアでほっとしてます。

2016-07-04-16-33-36太陽が恋しいと思っていたら、今度はいきなりの真夏日。うっかり八兵衛的に猛暑がやってきて、うろたえております。まだ夏時間で始動していないし、昼休みの取り方も決めてないし。

そんな中、2回目のズッキーニの定植。1回目は雨続きで振るわないまま終わってしまったので、お盆過ぎの収穫を目指しての出陣です。とはいえ、この猛暑。植えてすぐにヘタれてしまうことは明白だったので、黒寒冷紗で日よけ。どうにか生き延びてくれています。






2016-07-04-16-33-25一方で、先週定植した2回目のお盆キュウリ。

「隊長、もうダメです…」バタッ。

猛暑に耐えきれず、一本、また一本と戦線離脱中。








雨が降らないとき、どうすればいいのか。今までの経験上、一生懸命に無駄なあがきをすると後でその行為を無駄にしてくれるほど雨が降る、というものがある。

なので今日は朝からわざわざズッキーニに新品の黒寒冷紗をトンネルでかけて、ところどころ風が通るように裾をまくってあげたりして。キュウリにはジョウロで一株一株水やり。

そうしたら案の定、夕方になってゲリラ豪雨の登場。
朝からやっていたことが無駄になるほどの恵みの雨がやってきたのでした。

ところが10分経っても20分経っても止むどころか勢いが収まらず、だんだん不安になってきたところでようやく青空が見えてきたのでした。結局30分の豪雨。

2016-07-04-18-52-39気になって畑に行ってみると、なんとまぁズッキーニとキュウリ水没。。

水やりどころか、定植したことまで無になるとは…。

「まぁ、思ったようにはいかないもんだよ」とは隣の花農家さんの弁。

120株中の30株減はまぁ、笑って済ませられる程度なのかどうなのか。

明日は朝から復旧作業か。。

2016-07-03-17-41-16秋冬人参は草のことも考慮して、太陽熱消毒をしてから播種しています。


播種はリスクヘッジを踏まえて10日おきに3回。天候にもよりますが、おおむね7/20から8/10までに3回です。実感として、8/15を過ぎると夜温が下がってきて発芽はそろいやすくなりますが、あまり大きくならないような気がしています。なのでデッドラインは8/10くらいまで。

ということで堆肥や肥料を入れて、ラインを引いていると、近所のノラ猫くんがさくり紐で遊ぼうとやってきました。ちょっと見にくいですが、30m先の猫と遊んでいます。



2016-07-03-18-41-14猛暑の中、軽い熱中症になりながらも2時間くらいかけてようやく張り終えると、今度は近所のノラ黒猫くんがわざわざ張りたてのマルチの上でゴロゴロしにやってきて。

そして「ダメ!やめて!」と叫んで帰ってもらうことに。









2016-07-03-18-57-58最後の仕上げにマルチの裾を埋めていると再び黒猫くん登場。

「終わったら遊ぶね」といわんばかりにマルチ横で待機。

「だからー、やめてー」

と再び帰ってもらう。






2016-07-03-18-57-26そんなこんなで無事に張り終えました。

これで緑肥からいれて仕込みは完了。あとは太陽の力をかりて消毒です。

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