やさいのいぶき〜有機農園 けのひの日常〜

脱サラ夫婦が神奈川県愛川町で新しく農業をはじめた日常を綴る。畑と食卓、畑と街、畑と社会を繋いでいきます。

カテゴリ: 野菜

という格言めいた言葉があります。7月末から8月の上旬、ちょうど梅雨も明けて1年でもっとも暑い最中が種まきの適期である人参。水を自由に扱える環境であればそんなに困難なことでもないのかもしれませんが、種まきから発芽までの約7日間、土を乾燥させないように細心の注意を払いつつ、ゲリラ豪雨のような強い雨にも叩かれないようにケアをしていく必要があります。そんな発芽させるまでが大変な人参も、出てしまえば後は多少の間引きくらいで収穫までこぎつけられる、はずだったのだけど‥。

今年は右往左往した結果、発芽は良好。途中台風や長雨の影響を受けて腐りが出たりはしたものの、順調そのものでした。

2016-10-04-09-39-51写真は10/4のもの。収穫が楽しみだな〜なんて思いながら撮影したものでした。

それが10/9になると‥。










2016-10-10-09-27-23こんな地獄絵図に。葉がありません。全部食べられました。。


犯人を捜索したところ、5種類くらいいましたが、主にはコイツ↓↓
(食事中の方は見ないでください)








2016-10-06-11-19-25土をほじくってみると、1箇所に27匹いました。30mの畝を虫とりしてみると、約1000匹いました‥。

そろそろ夜温も下がってきたし増えることはないはずだけど‥。悲しいなぁ。

image2回目の人参播種は8月に入ってからとめていたけれど、晴れたときの畑の渇き具合や、灌水に時間がかかりすぎることなどを考慮して、今年は天気に合わせて播く!と考えを改めました。

ということで、まだ7月ですが2回目の播種。量的にも今回がメインです。

午後に雷雨の予報がでていたので早朝から太陽熱マルチを開いて、準備し、曇ってきた午後一番に播種を開始。ちょうど播き終えたところで雨が降ってきたけれど、恵みの雨でも、悪魔の雨でもなく、5分くらいで止んでしまいました。

なのでそのまま作業を続行してサンサンネットかけまで。この先2日間はぼちぼち雨予報も出ているので、うまい具合に湿ってくれたらすぐに黒寒冷紗をかけようかと思います。

ところで播種から10日ほどたった1回目の人参はというと。

2016-07-31-18-03-34いい具合で芽が出たのに、数日続いた晴れ間でバタバタと倒れはじめ、だいぶ減ってしまいました。川から水を汲んできて灌水したものの、焼け石に水でなんだかやる意味あるのかなぁと思えてくる始末。1tの水を撒くのに汲みに行く時間、灌水時間合わせて2時間半くらいでした。それでも手でほじくると1僂蘯召辰討覆て、あっという間に乾いてしまいます。

農業を行っていく上で水は非常に重要なファクターです。雨が降る時期はそこまで気にしなくていいのですが、今回の人参やこれから定植する秋のキャベツやブロッコリーなど、暑い時期はあまり畑にも水分の蓄えがなく、雨か灌水で補わないとうまいこと活着してくれません。

文明は大河の周辺から発達していった、なんて世界史の授業で習いましたが、まさに水がないと食料も作れないし、工業も成立しないだろうし、人は生きていけなかったんだろう。実際に世界規模で見ても水の争奪戦も起こっているし、水が豊富なこの日本においても、水を自由に扱うことができる(というと、おこがましい考えかもしれませんが)農地は強いな、なんて軽トラの荷台に腰かけて、乾ききった畑とモクモクとした夏雲を眺めながら思うのでした。


2016-07-24-07-15-06太陽熱消毒からの秋冬人参の播種。

人参は冷涼な気候を好むのに、秋冬に収穫しようと思うとどうしても7/20〜8/15くらいまでの真夏に種を播かないといい具合で収穫に至らない。ということは結構無理なことをしているということなのです。リスクヘッジの意味も含めてだいたい例年、7月下旬から8月上旬に3回に分けて播種をするのですが、いつも猛暑による乾燥で水分不足に陥り発芽しなかったり、適湿でも温度が高すぎて発芽しなかったり、はたまたゲリラ豪雨に叩かれて発芽できなくなったりと不安要因は山積しています。

いつも色々と作戦を立てて挑むものの、あれやこれやと追い討ちをかけられてだいたい3回播種をする中の1回は大失敗、もう1回は不満足な結果に、そして1回くらいは、まぁこんなもんか、という結果になります。

そして今年はたまたま梅雨も明けきらない7/20に1回目の播種をしました。

梅雨が明けていないとはいえ、いつどんな天候になってもおかしくないので、今までの経験から色々と作戦を立てました。

まず、秋冬人参の播種で重要なのは下記の3つ。

2016-07-24-07-15-271、種を乾かさないこと

2、地温を高温にしないこと

3、ゲリラ豪雨に叩かれないこと

対策として

1、雨を利用する、無理なら川から汲んできた水を灌水したのち、発芽するまでの7日間、黒寒冷紗で日陰をつくる

2、1と同じで黒寒冷紗をかける

3、強い雨に叩かれないように、防虫ネットで雨を直接地面にあてないようにする

以上3点を意識したのでした。

そもそも修行をしていた千葉県成田周辺では、秋冬人参はみな広大な面積を作付するのでネットをかけたりとかは手間がかかりすぎてできません。また、だいたい畑には井戸があるのでゲリラ豪雨は運任せとしても、灌水は毎日いくらでもやれていた記憶があります。運悪く叩かれても、発芽前なら灌水することで地面をゆるくするというテクニックもありました。

一方で営農をスタートした東京都八王子周辺では、山沿いの土地柄のせいか、ゲリラ豪雨が多く、手間がかかってもネットをかけるのがセオリーでした。

「ネットをかけないと夜もおちおち眠れないぞ」とはお世話になった農家さんのセリフ。

ところ変わって愛川周辺では一つ一つの畑は小さいので上記のような作戦で挑むことにしたのでした。

2016-07-25-18-40-14たまたまではあるけれど、播種から7日目に無事に発芽を確認。まだまばらだけど、明日も明後日も雨予報だし、あと2日もすればだいたい揃ってくれるかなというところ。

2発目の8/1播き、3発目の8/10播きは難易度も高くなるので同じようにはいかないはずですが、基本的な作戦はそのままに挑むつもりです。

とりあえず一つクリアでほっとしてます。

2016-07-03-17-41-16秋冬人参は草のことも考慮して、太陽熱消毒をしてから播種しています。


播種はリスクヘッジを踏まえて10日おきに3回。天候にもよりますが、おおむね7/20から8/10までに3回です。実感として、8/15を過ぎると夜温が下がってきて発芽はそろいやすくなりますが、あまり大きくならないような気がしています。なのでデッドラインは8/10くらいまで。

ということで堆肥や肥料を入れて、ラインを引いていると、近所のノラ猫くんがさくり紐で遊ぼうとやってきました。ちょっと見にくいですが、30m先の猫と遊んでいます。



2016-07-03-18-41-14猛暑の中、軽い熱中症になりながらも2時間くらいかけてようやく張り終えると、今度は近所のノラ黒猫くんがわざわざ張りたてのマルチの上でゴロゴロしにやってきて。

そして「ダメ!やめて!」と叫んで帰ってもらうことに。









2016-07-03-18-57-58最後の仕上げにマルチの裾を埋めていると再び黒猫くん登場。

「終わったら遊ぶね」といわんばかりにマルチ横で待機。

「だからー、やめてー」

と再び帰ってもらう。






2016-07-03-18-57-26そんなこんなで無事に張り終えました。

これで緑肥からいれて仕込みは完了。あとは太陽の力をかりて消毒です。

2016-04-12-15-58-25先月順調だったそら豆ですが、今日みたら全体のうち3株だけアブラムシがついていました。しかもオビタダシイ数のアブラムシで、指でこするとベチャベチャになるくらい大量です。

限られた株にだけついていますが、これから増えてくるのか、限定的なのか見極めていく必要がありそうです。


今のところ北風をくらった先頭の3株がやられているので、寒くて弱ってるってことなのか、原因はよくわかりません。銅が不足するとアブラムシに襲われるなんて聞いたことがありますが、3株だけ銅が不足するってことあるのかなぁとわかりかねる状況です。

2016-04-09-15-59-18遅霜が怖いし、無理して早植えをしない、初夏の暑い時期の収穫遅れで芋が傷んでしまうのでマルチもしない、という理由でお彼岸頃にのんびり(?)と植え付けたジャガイモですが、先日ようやく芽を出してくれました。ゆっくり植え付けたのだから芽がでるのは遅くて然りなのですが、いざ植え付けて、音沙汰がないと心配になったりします…。

まだ一部が出たにすぎませんが、ちょっと安心。草も出てきたので早々に中耕したいと思います。

2016-03-18-17-11-59お彼岸になり、ぼちぼちジャガイモを植え付けました。早い人だと2月の下旬頃、一般的には3月5〜10日くらいに植え付けるようなのですが、私たちはあえてちょっと遅めの植え付けです。

早く植え付けるとそれだけ早く収穫に至るのですが、万が一、遅霜にあたるとせっかく出た芽も枯れてしまいます。私たちは種イモを切る段階で芽の数を3〜4つまで制限してカットするので、遅霜にあたって芽が枯れてしまうと致命傷になることが多く、今までもそれで欠株を作ってしまうことが何度かありました。

そのため去年からお彼岸頃に植え付けて遅霜の回避を狙っています。若干遅れるといっても6月にはちゃんと収穫できるし、リスクヘッジの手段としては有効なのかなと思っています。

また、植え付けは成田方面ではカマボコマルチャーで9130黒マルチで畝立てし、植え付けというのが一般的でしたが、カマボコマルチャーがないのでそれはできず、八王子方面では9230黒の平マルチが一般的でしたが、土が固いとどうしても植え付けのときに深く入っていかないなどストレスがあったので、昨年からは溝を切ってそこに種イモを落とし、あとで通路の土を戻して畝を立てるという方法に変更しました。


マルチ栽培に比べて地温があがりずらく、生育が遅れる傾向はありますが、メリットとしては収穫が遅れて木が枯れた場合でも地温が極端に上がらず、在圃性が高いということを確認しました。そしてマルチも張っていないので片付けもラクです。


そんなこんなで一番原始的(?)な方法をとって植え付けています。

ちなみに芽の勢いが強い、休眠が浅い品種は断面を上に、逆に休眠が深く、芽の数が少なめの品種は断面を下にして植え付けています。意味があるのかどうかはわかりませんが、机上の計算でより安定した芽数を得るための手段にしています。

このあと草が出始めたら除草を兼ねた土寄せを2回ほどします。
昨年は2回やるつもりが1回しかできないうちに木が出来上がってしまい、そのまま収穫となりました。今年はどうなることやら…。

image八王子の畑では厳冬期に寒すぎて枯れてしまったり、防寒した年はアブラムシにたかられてしまったりと、イマイチ満足のいく出来栄えに育てることができなかったソラマメ。今年はいつもより念入りに除草をしたり、摘芯をしたり、追肥をしたおかげなのか、今のところ順調そうに見えます。やはり手間をかけた分だけいいような。


収穫はまだ2か月以上先なのでこれからアブラムシも出てくるでしょうし、何かいろいろとトラブルはありそうですが、うまくできたら豆板醤を作りたいなと企んでいます。

2015-09-29-15-54-23今年は夏の栗カボチャ、秋の栗カボチャ、真冬の万次郎カボチャと、7月〜翌3月まで三種類のカボチャを栽培しています。それぞれ色も形も食感も違うのですが、それぞれに良さがあって特性を活かした調理方法をすれば美味しくいただける3種類です。

今はすでに秋の栗カボチャも終盤に差し掛かり、真冬の万次郎が収穫スタンバイの状態となっています。

畑に様子を見に行くと木に登ったり、隣接するお宅の庭に侵入したりと相変わらずの暴れん坊ぶりでした…。

霜が降る頃に一斉収穫して、一か月以上熟成させてからの出荷となります。

2015-09-29-11-26-15ネギ。ラーメンや納豆には絶対入れたいし、鍋物にもグリルにも合う大好きな野菜、なのですが、就農5年目になってようやくまともに育て始めました。

八王子時代にも積極的に育ててはいたのですが、どうも軽すぎる土が合わないのか、土を寄せてもすぐに崩れてしまい、うまく軟白したり伸びたりしてくれませんでした。

愛川に来て、土質も変わり、なんとかうまくできそうな雰囲気を感じています。

秋も深まるころから真冬の一本ネギ、春先から初夏にかけての分けつネギで4種類を育てています。

火を入れるとトロッと甘くなるネギ、個人的に楽しみな一品です。

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