やさいのいぶき〜有機農園 けのひの日常〜

脱サラ夫婦が神奈川県愛川町で新しく農業をはじめた日常を綴る。畑と食卓、畑と街、畑と社会を繋いでいきます。

カテゴリ: 農的伝承技術

IMG_6107有機農家だし、肥料くらい自分で作れるようにならないと、と思って去年から始めたぼかしづくり。今年もやってみました。

去年は2回作って、1回目は基本の米ぬかぼかし、2回目はいたずらにその辺にあるものを何でもぼかして肥料にしてみた。米ぬかは一次発酵が始まるとデンプンが糖に変わっていくために甘い香りが漂いはじめ、その後二次発酵でアミノ酸になっていく過程で醤油とか味噌みたいな香ばしい匂いに変わっていった。

意外と簡単にできたので2回目は米ぬかに菜種油粕とひまわり油粕と大豆かすとかカニガラとかモロモロをとにかく混ぜて肥料にしたのだけど、これが強烈だった。まず色が真っ黒。そして見たことないカビが発生してとにかくなにやら発酵している!という風になり、見るからにタダモノではない気配が漂っていた。

そして二次発酵まで終えて畑に散布。

するとその夜は発熱して寝込んだ。
もしやと思ったけど、回復してからまた散布するとその夜もまた発熱して寝込んだ。
3回撒いて3回とも発熱してしまった。

きっと見知らぬ微生物なのか、微生物の量が多すぎるのか、とにかく身体の免疫系が反応しているようだった。それくらい強烈な肥料だった。この肥料を使った作物はとてもよく育ったのだけど、もう正直撒きたくない…。

今回はおとなしいやつを仕込んでいます。
10日くらい経ってただいま45℃。甘い匂いが漂っています。

年が明けて早々に行う仕事の一つに、踏み床温床づくりがある。枠の中に落ち葉と米ぬかを混ぜながら入れていき、水を含ませて発酵を促す。そしてその発酵の過程で発生した熱を利用して苗を育てる、というもの。毎年行い何度かこのブログにも書いてきたので詳しい作り方は今回は割愛。それを今年も例年通りに作ってみた。

例年通り、とはいっても実は去年作ったものはほとんど失敗と言っても過言ではないものだった。落ち葉に対して米ぬかの量が十分でなかったのか、温度があまり上がらず、ダンゴムシが大量発生し、病気まで出てしまった。キチンと温床を作ると60℃くらいまでは上がり大抵の菌は弱ってくるし、ダンゴムシの発生もなくなる。この反省を踏まえ、昨年より米ぬかの量を増やし、気持ち丁寧に踏み込んだ。

踏みこみから一週間が経った今日、温度計は35℃を指していた。若干の発酵臭もするし、感じとしてはいい具合に進んでいくように見えるけど果たしてどうなるか。

ところで、この原始的ともいえる踏み床温床になぜこだわるのか。電熱マットを引いて育苗すればたやすいのにあえてなぜか。声を大にしていうような大層な理由は実はない。ただ、その辺の山に落ちている落ち葉を集めて、米屋で廃棄する米ぬかを譲ってもらって、それで熱を発生させることができるというのがなんだか気持ちいいというか、おもしろいと思うのだ。そして数年経って落ち葉が分解されつくしたときに今度はその落ち葉が育苗用の土になり、最終的に畑の土となるというのが無駄がないというか、人為的で不自然な行為ではあるけれど、自然にとって無理がないのがなんとも心地よく感じる。

農業って人の命を支える仕事だ。地味でシンプルだけど、大昔からいつの時代であってもなくてはならないものだ。そう思っている。であるならば、それが持続可能でなくてどこに未来はあるのだろうか。最近はSDGsという単語を流行り言葉のようによく聞くけれど、事業がSustainableであることは資源の枯渇が視界に入り、気候変動を肌身で感じられるようになった昨今では必須のことだと思う。自分自身も見直さなければならないことがたくさんある。

しかし思えば、踏み床温床も含めて昔の人が行っていた技術って自然に負荷をかけず、持続可能なものばかりだからすごい。時計を前に戻すという意味ではないけれど、先人の知恵に学ぶところは大きい。

踏み床温床、ただいま35℃。製作から4日で上がってきました。

今回は研修時代もあわせて7回目ということもあり、ザックリ、サックリ作りました。
落ち葉の量は、米ぬかは、などあまり考えず、踏み込みも甘めです。ただ水だけは水道代が心配になるくらいいれました。とはいっても踏み込んだときにジワっとにじんでくるくらいですが。
案外軽めに踏み込んで空気をたくさん中に残しておいた方がいい結果になる気がします。

さてもう春作の播種をスタートできるのですが、心の準備はおろか、種の準備ができていません。。
がんばります。

2016-01-27-15-32-13今年も作りました、踏み床温床。米ぬかを調達して、落ち葉を集めに行って、と段取りが手間だし、作るのも大変な割に電熱線よりも安定感ないので今さらやる人も少ないかと思うのですが、なんとなくこれをやらないと気が済まないのです。

そして毎年この時期の落ち葉かきは雪の前にやらないとできないのですが、今年もやっぱり出遅れてしまい1/27の製作となりました。

枠は去年のものをそのまま使用した上、思い立って米ぬか調達や落ち葉かきからの製作を日没までに一気にやることにしたのでなんだかケチョンケチョンです。

もう少し見栄えが良くなるように手直しが必要ですね。

今回古くなった畳を畳屋さんからもらってきてますが、これがダメになったら今度はベニヤ板でもうちょっと低めのものを作ろうかと思っています。

さてさて、10日くらいで温度があがるか、上がらなければもう少し水を足したいと思います。

2015-02-11-09-42-28地元の友人にもみ殻を譲ってもらえたので、くん炭を作ることにした。研修時代に作ったきりなので6年ぶり2回目の挑戦。もみ殻を焼くだけなので挑戦というほどでもないでしょうと安易に始めてみる。

ちょうど平日のど真ん中の祝日で子どもたちが暇していたので、焼き芋大会ということでサツマイモを20本ほど突っ込んで気分を盛り上げる。

以下、くん炭の作り方


1、煙突の下に着火材として燃えるものを入れる。今回はワラを一束くらい




2015-02-11-10-06-152、火がついたら煙突をかぶせ、周りをもみ殻で囲む。今回は90ℓの袋に軽く入っていたもみ殻を4袋分












2015-02-11-10-38-473、初めのうちは煙突の上の方だけ黒く焦げてきて、うっかりすると炎がでるので、下からもみ殻を被せて落ち着かせる

4、それを繰り返しているうちに全体がよく燃えてくる。あまりかき回すと火が消える恐れがあるので、ここまでくれば大丈夫かなというくらいまであまりガチャガチャ混ぜすぎない









2015-02-11-12-32-545、よく火がついている気がしてきたら燃えていない生の部分を燃えているところにかけていく












2015-02-11-13-25-466、3時間もすると全体が黒くなって完成。広げて水をかけ、火を消す

サツマイモは濡れ新聞で包んでからアルミホイルで包む。もみ殻をかき混ぜるときに一緒に動くのでアルミホイルはしっかり巻いておかないと中ではずれてしまうので要注意。









2015-02-11-13-23-13お楽しみの焼き芋。熟成させたサツマイモにじっくり火を通したせいか、まるでキャラメルのようにトロッとしていて甘すぎるほど甘い!これは芋かお菓子か蜜そのものかというくらいのウマさで大満足。2月11日に毎年やろう!ということに。










ウマすぎるサツマイモにうつつを抜かしていると何やら変なニオイが…。

中途半端に水をかけたくん炭が再発火し、一部灰になっているではないか!!
炭はなかなか火が消えません。火事にも注意しましょう。

たっぷり水をかけて、翌日袋に詰めて回収。去年までの踏み床温床をふるった土に混ぜて、苗を育てる床土に使用します。

2015-01-21-09-54-46踏み床温床、今年も作りました。なんだかんだで4回目です。愛川では移転して1回目。

今回もやはり母校である法政大学多摩キャンパスの裏山から落ち葉を頂きました。
毎年終わった後に、「来年こそは年が明けたらすぐに落ち葉拾いに行こう!」と心に誓うのですが、結局今回もいつもと同じ1月末。しかも明日雪が降るかもという天気予報に急かされて重い腰を上げるというテイタラク。人間、なかなか変われないものです…。

斜面の上から落ち葉を掻いてくるスタッフ・伊皆。4回目ともなるとお互い言葉を交わさずとも勝手に身体が動きます。



今回は去年に続いて枠には古畳を使用しての温床づくり。横幅90僉濬360僂箸い寸法です。

軽トラに落ち葉をいつもより多めに乗せこんで、1杯分。
大豆を脱穀したあとのカスは薄く1杯。
米ぬかは10袋。
そして水。

これを適当に順番に入れては踏み、水かけては踏み、を繰り返して半日強。
枠づくりからいれれば丸一日かかったことになります。

いまどき電熱マットが主流ですが、なんかこれを作らないと落ち着かないという…。

2015-01-31-09-36-05数日して40度くらいまで上がってきたので成功かな。
ここから2015年の種まきがスタートです。

2014-05-03-17-29-17子どもの成長を祝い、端午の節句に柏餅をつくりました。

柏の葉は、新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「子孫繁栄」の縁起を担ぎ、江戸時代から食べられるようになったと言われています。この成長を願う親の気持ちはいつの時代もかわらないんでしょうね。




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畑の畔によもぎの新芽を見つけ、それを摘むところから始めました。
新芽がやわらかい頃だったので、あくも強くなく、よもぎは軽く茹でて水にさらすだけで大丈夫。処理したよもぎは冷凍保存。こうしておけばいつでも使えます。





材料
・柏の葉(乾燥)
・よもぎ
・小豆
・砂糖
・上新粉
・白玉粉
・片栗粉

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我が家の和菓子はいつも粒あん。こしあんは手間がかかるし、豆の食物繊維や栄養を棄ててしまうようでもったいないので。


子どもたちの健やかな成長を願って来年もまたつくろうと思います。初挑戦だった今年よりは上手に作れるかな。

画像1ことしも作りました踏み床温床!

過去二回はすだれを使って作りましたが、今回は畳屋さんで古畳を譲っていただき、ちょっと頑丈なものを作ってみました。

まずは畳を5枚。







画像2落ち葉は軽トラ2杯分。

ことしも市内の大学の構内で落ち葉掃きをさせていただきました。

いつもありがとうございます。








画像4最近あまり遊んであげていなかったので、嫌がる少年を畑に連れだし無理やりお手伝い。

米ぬか、落ち葉、大豆カス、水を入れて何層にも重ねていきます。

水分量は踏んだときに水がジンワリ染み出てくる程度(これで約80%だとか)。







画像1毎年毎年遅れに遅れるのですが、例年より4日ほど早く完成。あまり変わらないか…。

2/2現在、早速30℃を越えてきました。

さて種播くかー!


画像9最近は朝晩がかなり冷え込んできて、氷点下になる日もしばしば。私たちの畑の里芋もすっかり地上部分が枯れてしまいました。こうなってくると急ピッチで行わなければならないのが、里芋の保存作業。「里芋をいける」、とか言います。

昨年は膝丈くらいで掘って、逆さにした里芋を2〜3段ずつ並べていって土かけ、こんもりしたところにマルチを雨除けに被せてその上からさらに盛り土、というやり方を試みました。

が、腐った。

春先に掘り上げてみるとベチャベチャ。種用はもちろんのこと、食べる分すらなくなってしまった。
昨年の冬は寒くて長かった、というのがもっぱらの感覚だったのですが、それにしても散々な結果で終わってしまったのでした。

今年は腰からもうちょっと掘って、盛り土、雨よけ、さらに盛り土という方法でやってみたいと思います。

ところが、一人でやっていると、いける穴を掘っておいたとしても、里芋を掘り上げて移動して、穴に並べ入れて、そして盛り土して…という工程が日没までに終わらない!掘り上げて軽トラの荷台に積み込んだところで終わってしまうと夜間〜早朝の寒さで芋が傷んでしまう。一回やってみて、とりあえずあまり進まなかったので体育会系の友人を誘って農地トレーニング。

さすが二人だと早い!

なんとか越冬分はいけきることができました。
あとは明日にでも雨よけにマルチをかぶせようかなと。ただ、色々調べてみると掘りたては熱を出すから密封するなという情報も…。

明日は午後から雨だし判断に迷っているところです。

いやぁしかし友人と作業してると、まるで遊んでるみたいな感覚。本人キツそうだし、やってることは仕事なのだけれど…。

画像1
今朝の八王子の最低気温は2度。いよいよ冬の到来を感じさせる寒さになってきました。
身体が寒さに慣れていないこともあり、風邪をひきやすいこの時期。我が家も例にもれず、咳やのどの痛みに悩まされています。

そんな時、はちみつ大根がオススメはいかがでしょうか。
適当に切った大根にはちみつをかけて数時間おけば完成。そのままスプーンで飲んでも良いけれど、身体も温まるのでお湯割りがお気にいり。

日本でも江戸時代から伝わる民間療法らしいですが、それぞれの栄養素や効能を考えると納得。
大根に含まれるジアスターゼなどの消化酵素は喉の炎症を抑える働きもしてくれるし、ビタミンCも豊富に含まれていますし、はちみつには良質なビタミンが豊富に含まれていて殺菌効果もあります。

授乳中で薬が飲めない私も、子どもたちも安心して飲めるのもうれしいです。
ただし、生のはちみつにはボツリヌス菌が入っているので1歳未満の子供には与えないようにしてくださいね。


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