最近新社会人や学生を中心にメール等を通じて「会計・経済の勉強の仕方・お薦め本を教えてください」との依頼が来るので、一つここに纏めてみる。
ちなみに私は大学時代は「会計・財務のような実学なんて学問じゃない。経済学もなんか気に食わない。」と思っていて、全く勉強したことがありませんでした。勉強し始めたのは大学を卒業して日本に帰ってきてから。
現在も特に詳しいって訳ではないですが、最低限の理解はできていると思う。
ということで、「今まで全く財務会計について勉強したことがない。」って感じの初心者の方にとって参考になる勉強法を紹介できるかと思います。
さて、書籍の紹介の前にまず大前提として言えることを一つ。
財務会計のような実学的な知識を本当の意味で身につけるためには、実務、つまり実際に仕事で使うことが不可欠です。
よって本を読むだけで身につく知識・スキルなんてたかが知れています。
私も実際、財務諸表について本当の意味で理解できたのは、弊社の財務諸表を自分一人で全て0から作ったときだったと思います。
なので、本を読んで勉強する際には内容を完全に理解する必要などなく、ましては用語や公式等を暗記する必要は全くないです。
必要なのは、
1. 全体観を掴む。
2. 基礎的な理論を理解する。
3. 分野独特の考え方を身につける。
この3つだけです。財務や会計の専門職ではない人にとっては、この程度の理解で十分だと思います。
本を読む際には一言一句全て読んで理解する必要は全くないので、分からないところはどんどん飛ばしていきましょう。細かい部分を覚えようとしても、実務で使わなければ意味ないし、どうせすぐ忘れます、はい。
さて、まずは基礎的な易しい本から始めましょう。

この本は会計についての事前知識が全くない人向けに書かれているので、非常に分かりやすい。仕訳、BS、PL、CF、減価償却等の会計の基礎的な概念を網羅しています。後半では税効果会計なんかについても触れられています。
次にファイナンス理論の基礎。

リスク、リターン、リスク分散、現在価値、将来価値等のファイナンスにおける基礎的な概念について非常に分かりやすく説明されています。ちなみに著者の慎さんは現在27歳!投資ファンドに勤めつつ、マイクロファイナンス関連のNPO Living in Peaceの代表をやられています。
入門編の最後は金融について。
今年初めに出版されて非常に話題になった本です。金融の本来的な役割とは何か。中央銀行・銀行・企業・市場の役割とは何か。デリバティブスとは何か。金融の本質と役割についての良質な解説書。入門とは書かれていますが、「市場原理主義批判」なる意味不明の言説が飛び交っている現状を見ると、この内容を理解している社会人は全体の1%もいないのでは・・・と思ったりします。
<追記>
敏腕会計士の@y_twtrさんからコメントで推薦図書を頂きました!
素人の私とは違い、正に会計のプロ中のプロである@y_twtrさんのお薦めですので間違いないと思います。
PL, BS, キャッシュフローの関係が一目瞭然
決算書を読む
簿記の知識ゼロで理解するのはさすがに難しいですが
「まさに、ストライクゾーン!!」
解かりやすい!
会計とファイナンスの基礎を抑えた後は、若干応用。

財務会計を経営戦略や経営分析にいかに活用するか、について書かれています。分からない部分は飛ばしつつ、軽い気持ちで読んでみてください。読了後の経済ニュースの理解度がかなり変わってくると思います。
最後にコーポレート・ファイナンス入門として米国ビジネススクールでも使われているらしい3つを紹介。フィナンシャルマネジメントが一番短く読み易いので、まずはこれを読めばいいかも。一見難しそうに見える本ですが、驚くほど分かりやすいし読み易いので。
余力のある人は他の2つも是非読んでみましょう。(長いし高価だけど)
この3冊はどれもアメリカのビジネススクールのテキストということで、現実のケースが非常に豊富でそれを読むだけでも面白い。語り口も軽快でユーモアも所々に織り込みつつ、といった感じで意外と読み易いので是非トライしてみてください。理解できない部分は迷わず無視しましょう。



上記に挙げた本を全て理解すれば、会計や財務の専門職ではない人にとっては十分ではないかと思います。
就活を控えた学生さんにとっても十分かと。というより、ほとんどの企業の面接官より財務会計について詳しくなってしまうかもしれません(笑)
長くなったので、経済学入門のおすすめ本については次回紹介します。
ちなみに私は大学時代は「会計・財務のような実学なんて学問じゃない。経済学もなんか気に食わない。」と思っていて、全く勉強したことがありませんでした。勉強し始めたのは大学を卒業して日本に帰ってきてから。
現在も特に詳しいって訳ではないですが、最低限の理解はできていると思う。
ということで、「今まで全く財務会計について勉強したことがない。」って感じの初心者の方にとって参考になる勉強法を紹介できるかと思います。
さて、書籍の紹介の前にまず大前提として言えることを一つ。
財務会計のような実学的な知識を本当の意味で身につけるためには、実務、つまり実際に仕事で使うことが不可欠です。
よって本を読むだけで身につく知識・スキルなんてたかが知れています。
私も実際、財務諸表について本当の意味で理解できたのは、弊社の財務諸表を自分一人で全て0から作ったときだったと思います。
なので、本を読んで勉強する際には内容を完全に理解する必要などなく、ましては用語や公式等を暗記する必要は全くないです。
必要なのは、
1. 全体観を掴む。
2. 基礎的な理論を理解する。
3. 分野独特の考え方を身につける。
この3つだけです。財務や会計の専門職ではない人にとっては、この程度の理解で十分だと思います。
本を読む際には一言一句全て読んで理解する必要は全くないので、分からないところはどんどん飛ばしていきましょう。細かい部分を覚えようとしても、実務で使わなければ意味ないし、どうせすぐ忘れます、はい。
さて、まずは基礎的な易しい本から始めましょう。

この本は会計についての事前知識が全くない人向けに書かれているので、非常に分かりやすい。仕訳、BS、PL、CF、減価償却等の会計の基礎的な概念を網羅しています。後半では税効果会計なんかについても触れられています。
次にファイナンス理論の基礎。

リスク、リターン、リスク分散、現在価値、将来価値等のファイナンスにおける基礎的な概念について非常に分かりやすく説明されています。ちなみに著者の慎さんは現在27歳!投資ファンドに勤めつつ、マイクロファイナンス関連のNPO Living in Peaceの代表をやられています。
入門編の最後は金融について。
今年初めに出版されて非常に話題になった本です。金融の本来的な役割とは何か。中央銀行・銀行・企業・市場の役割とは何か。デリバティブスとは何か。金融の本質と役割についての良質な解説書。入門とは書かれていますが、「市場原理主義批判」なる意味不明の言説が飛び交っている現状を見ると、この内容を理解している社会人は全体の1%もいないのでは・・・と思ったりします。
<追記>
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素人の私とは違い、正に会計のプロ中のプロである@y_twtrさんのお薦めですので間違いないと思います。
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簿記の知識ゼロで理解するのはさすがに難しいですが
「まさに、ストライクゾーン!!」
解かりやすい!会計とファイナンスの基礎を抑えた後は、若干応用。

財務会計を経営戦略や経営分析にいかに活用するか、について書かれています。分からない部分は飛ばしつつ、軽い気持ちで読んでみてください。読了後の経済ニュースの理解度がかなり変わってくると思います。
最後にコーポレート・ファイナンス入門として米国ビジネススクールでも使われているらしい3つを紹介。フィナンシャルマネジメントが一番短く読み易いので、まずはこれを読めばいいかも。一見難しそうに見える本ですが、驚くほど分かりやすいし読み易いので。
余力のある人は他の2つも是非読んでみましょう。(長いし高価だけど)
この3冊はどれもアメリカのビジネススクールのテキストということで、現実のケースが非常に豊富でそれを読むだけでも面白い。語り口も軽快でユーモアも所々に織り込みつつ、といった感じで意外と読み易いので是非トライしてみてください。理解できない部分は迷わず無視しましょう。



上記に挙げた本を全て理解すれば、会計や財務の専門職ではない人にとっては十分ではないかと思います。
就活を控えた学生さんにとっても十分かと。というより、ほとんどの企業の面接官より財務会計について詳しくなってしまうかもしれません(笑)
長くなったので、経済学入門のおすすめ本については次回紹介します。
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コメント
コメント一覧 (8)
会計に関して1冊で済ませたければわたしからは 「財務三表一体理解法」をおすすめ。
そもそも会計士なんで、逆に入門書って全然読んだことなかったんだけど、今の会社で研修をやることになっていくつか探した中で、費用対効果では抜群だと思います。(新書すごーい、って思いました)
おぉ、プロ中のプロからのコメントが・・・・
これ読んだことないので是非読んでみます!
Makotoさん
ありがとうございます。よろしくお願いします。
ファイナンスでしたら
石野雄一氏の「道具としてのファイナンス」と「ざっくり分かるファイナンス」もいい本ですよ。
ファイナンスの専門家を目指すとかいうのではないなら、高度な理論を詰め込み消化不良を起こすより、これくらいのレベルのものを徹底的にマスターしたほうがいいような気がします。
(著者の言うとおりそのへんのMBAホルダーよりファイナンス理論がつかえるようになるはず)
どうも!
takeさん
なるほど、チェックしてみます。
そうですよね、基礎をよりしっかりと理解するほうが重要だと私も思います。
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