気まチャリblog

鹿児島在住・shunの気ままな自転車生活の日々。
ゆるポタ、輪行、そしてパーツいじり少々でお送りします。

ESCAPE R3 ホイールの定期メンテナンス(その2)

今回は、クロスバイクESCAPE R3のホイール周りの定期メンテをやっています。

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では、これからホイールハブベアリングのオーバーホールをやります。

※このESCAPE R3には、純正ホイールに代えてシマノ製のWH-R501が入っていますので、そのオーバーホール手順となります。


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まず面倒なリアハブから。

フリー側は写真のようにハブコーンレンチを入れる隙間がないので、反対側の方をバラします。

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15ミリのハブコーンレンチ(薄手の平スパナ)を玉押しにかませて固定し、上のロックナットをモンキースパナで回して緩めます。

ハブコーンレンチはホムセンでも売っていますが、普通のスパナをグラインダーで削って薄くしたものでもOKです。




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玉押しが抜けました。傘状のカバーと一体になっています。

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ベアリング鋼球の上にはダストシールがあります。マイナスドライバーで引っ掛けてポコっと外します。

ダストシールは表面にゴム的なものがコーティングされていますが、芯は薄い金属の円盤なので、一点に力を込めすぎると凹ませてしまうので注意。



付けたままでも作業は出来ますけど、スパッと外してしまった方が後々の作業がやりやすいですね。 

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ダストシールが外れて、鋼球が見えました。

グリスはあんまり残っていませんね。何度か雨の中を走ったせいかもしれません。 

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鋼球は片側9個。サイズは1/4"(インチ)。

茶漉しと灯油を入れたお皿で、歯ブラシを使ってきれいに洗浄します。

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玉押しやシャフトなどのパーツもきれいに洗浄します。

並べておくと、ちょっとしたメカニックマン気分!

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ダストシールはフリー側と反フリー側で形状が違います。

黒い表側が凹んでいるのがフリー側。

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裏側はこんな感じで金属の地が見えています。

表とは逆で、フリー側が平らです。 

間違えないようにしましょう。

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玉受け(ハブ本体側)もきれいに掃除。傷のチェックなどもします。

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フリーボディ(空転してカチカチ鳴る部分) を分離します。

ちょっと太めの10ミリサイズの六角レンチでもって、反時計回りに回せば、わりとあっさり外れます。

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ハイ、抜けました。

中心部分にあるネジ付きパイプで、全体を保持する形になっています。 

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ハブ本体には銀色のスペーサーがあるので、これも外しておきます。

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フリーボディは分解する事は出来ません。

昔は専用の工具が売っていて、バラせるようになっていたのですが・・。 

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ゴムシールを外して、中を覗く程度なら出来ます。

これも細めのマイナスドライバーで引っ掛けてめくります。

特殊な断面のシールなので、傷つけないよう慎重に。

シールにははめ込む向きがあるので、事前にちゃんと確認しておきます。 


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内部の鋼球が見えました。手を出せるのはここまで!

グリスを詰め込みたい所ですが、この中にはラチェット(ジーッと音がする機構) があって、普通のグリスを詰めると動きが悪くなってしまうので、サラサラした専用のグリスを使わねばなりません。

でもそんなの持っていないので(一応市販はしていますが)、同様にサラサラなスプレーグリスを軽く吹く程度にしています。

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終わったら、元どおり組み立てます。

銀のスペーサーや、ネジ部分にグリスを塗りこんでおくのを忘れずに。

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さて、あとは玉受けにグリスを少し厚めに塗りこみ、その粘着力を利用して、きれいになった鋼球を並べて行きます。

あわててやると、中に落っこちてしまいますので注意。落ちたらピンセットでつまみ出せばいいです。 

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さらに上から撫で付けるようにグリスを塗ります。

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そしてダストシールをはめ込みます。

外周部分にシール用の段差が設けてあるので、そこに当たるまでグッと押し込みます。

これで反対側を作業しても、鋼球が落ちる事はありません。


シールの左右を間違えないように!


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ハブシャフトを差し込む前に、これにもまたグリスを薄く塗り込んでおきます。

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だんだん形になってきました。

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あとは玉当たりの調整をして、ダブルナットの要領で固定すれば、完成です。

固くもなくゆるくもなく、ガタも出ない状態でスムーズに回転するようになるまで追い込めればOK。


と言っても、これがなかなか合いません・・。

下側の玉押しを調整する時に、シャフトもいっしょにグルッと回ってしまい、調整した分量が反映されにくいのが面倒なのです。

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そこでshun(作者)は、反対側の方のロックナットにもう一本モンキーレンチをかませ、両足で挟んで固定し、この状態で調整をやるようにしています。

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この方法ならハブシャフトが無駄に回らないので、短時間で調整が可能。
 

プロの整備士さんも、万力に特殊なアタッチメントを付けて、ハブシャフトを下から固定してやっています。 

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リアハブが終わったら、今度はフロント。

同じようにロックナットをバラし、ダストシールを抜きます。

(※フロント側の玉押しに使うハブコーンレンチは13ミリ)



フロント側は左右の構造が同じなので、ちょっとだけ気楽ですね。

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フロント側はグリスが結構残っていました。

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鋼球や各パーツをきれいに洗浄します。

玉押しにぐるっと1本の筋が入っていますが、爪でひっかいても段差は出ておらず、 特に問題はありません。

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ダストシールも左右の区別はないですが、裏表はあります。

つるっとしている方が外側。

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内側は段差があります。

ここも汚れがたまりがち。きれいに掃除しておきます。

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フロントの鋼球は片側11個。サイズは3/16"(インチ)。

リア側よりかなり小さいので、落っことしやすいです。
 
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ぐるっとグリスを塗りつけ・・

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ダストシールをはめ込みます。これもストッパーの段差に当たるまで押し込みます。

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フロント用ハブシャフト。こっちにもグリスを薄く塗っておきます。

あとはリアと同様、玉押しを調整して締め付け、完成です。

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さて、最初の時に外しておいたスプロケを取り付けます。

中央のスプライン(ギザギザ)は等間隔ではなく、嵌め込める向きがあります。

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フリーボディ側にはこれまた薄くグリスを塗ります。

あまりたくさん塗っちゃうと、砂埃を呼び寄せてしまうので、ほどほどに。

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はめ込んだら、ロックナットを時計回しで締め込みます。

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外した時と同じくロックリング工具を使い、時計回しに締め付け。

必要な締め付けトルクはロックリングの表面に刻印してあります(40N・mなどの数字)。

締め付けトルクについて


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例えば、締め付けトルクが1N・m(ニュートン・メートル)と指定されていた場合、ボルトに長さ1メートルの工具を水平にセットし、その端っこに1N(ニュートン)の力をかけた時に発生する回転トルクで締め付けなさい、という意味です。

(※1Nとは約0.1kgf(キログラム重)、つまり0.1キログラムのオモリを垂直にぶら下げた時に加わる力とほぼ同じ)

回転トルクはN × m、つまり力かける距離という単純な式で表されますから、距離(スパナの長さ)が10分の1になれば、必要な力は10倍になります。この関係を覚えておけば、短い工具でも適切な締め付けトルクを得る事が可能です。

よって、上記のロックリングの40N・mの場合だと、長さ20センチのモンキーレンチを使った場合、レンチの端にかけるべき力は約20kgfと算出されます。

ご家庭にある体重計を使い、針が20kgを指すまで手で押してみる事で、必要な力加減が大体把握出来ると思います。


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ハイ!これでピカピカになりました。

掃除したては気持ちがいいですね。

あとはフレームにセットすれば、作業終了です。

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ハブのオーバーホールなんて面倒だし、年にそう何度もやる事ではないですが、自分の愛車の核心にふれるような気がして、緊張すると同時に充実感を味わえる、有意義な作業だなと思います。

さて、これであと1年は楽しめますね。





ESCAPE R3 ホイールの定期メンテナンス(その1)

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先日、20インチ折りたたみ・FDB206のホイール周りメンテナンスをしたばかりですが、クロスバイクのESCAPE R3の方もついでにやってしまいましょう。

整備手帳によると、前回やったのは昨年7月25日、タイヤを新品に交換したのと同時にやって以来で、その間1,200キロほど走りました。



オーバーホールの距離としてはちょっと短いですが、そこは定期メンテと言う事で。

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まずはフレーム本体からホイールを外します。

ESCAPE R3はクイックレリーズなので、工具を使わず簡単に外せるのが大きなメリット。

本来はレース中にパンクしたタイヤをホイールごと素早く取り替えるための仕掛けですが、パンク修理や輪行、メンテナンスの時にも重宝します。



ただしそのままだと、街中で停めている時にイタズラをされてしまう可能性もあるので、shun(作者)はレバーが脱着式のクイックに交換しています。なかなかのアイデア商品だと思うのですが、なぜか今は売っていないようで残念。

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レバーを開くと一気に固定が解け、ホイールが抜き取れるようになります。 

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そのままだとフレームを立てておけなくなるので、例の倒立スタンドを用意。

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リアホイールには駆動ギアがあるので、ちょっとだけ手順があります。

まずギアポジションはトップ(一番小さいギア) にしておきます。


そしてディレーラー(変速機) を後方にグイッと引っ張ります。

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この状態でリアホイールを上にポンと叩くように持ち上げると、あっさり外れます。


本来なら、これに先立ってブレーキアーチのワイヤー解放をすべきですが、 shun(作者)が今使っているタイヤは純正よりも細身の25Cタイヤなので、解放なしでスムーズに抜けてくれます。




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フロントホイールはシンプルですが、ひとつだけやるべき手順があります。

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フロントフォークの先端には、走行中クイックが緩んでも抜け落ちないようにするための安全ストッパーがあって、これをクリアするにはクイックを緩めただけではダメ。

さらにナットを回して緩め、 ストッパーを越えられるだけの間隔をあけてやる必要があります。
 


純競技用のロードバイクにはほとんど備わっていないストッパーですが、ESCAPE R3は生活自転車の一面もあるので、こういう装備があります。 

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ハイ、これでフロントホイールも抜けました。

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クイックシャフトは組み立てる時まで 使わないので、外して保管しておきます。

ちなみに短い方がフロント用、長いのがリア用です。

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さて、次はリアスプロケット(多段ギア)を外します。

必要な工具は
  • モンキーレンチ
  • シマノ TL-LR15「ロックリング工具」
  • シマノ TL-SR21または23「スプロケット戻し工具」
の3つ。 

モンキーレンチ以外は、この作業でしか使う機会のない専用の特殊工具。 特にスプロケ戻し工具はちょっと値が張りますが、自家メンテ派なら必須の装備でしょう。

シマノ純正品にこだわらなければ、互換性があって値段も安いPWTのセット工具もあります。








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ロックリング工具をスプロケ中心のギザギザにはめ込みます。

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そしてスプロケット戻し工具のチェーンを、一番大きいギアに引っ掛け・・
 
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ロックリング工具をモンキーレンチで確実にくわえ、反時計回りに回します。

同時にスプロケット戻し工具でグッと踏ん張り、ギアが回らないよう保持します。


ロックリングは座面(ねじ頭が平面に接する部分) に回り止めのギザギザ加工がしてあるので、普通のネジよりも抵抗が大きいです。ガリッ!ガリッ!と音をたてつつ、緩めて行きます。

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多段ギアをフリーボディに固定していたロックリングが抜けました。 

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あとは引っ張るだけ。

結構キタナイ部分なので、ほんとは軍手装備でやった方がいいですね。

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このスプロケ(カセットギアとも言う)は、折りたたみ車に使われていたボスフリーと違って、ベアリングもラチェット機構もない、ただの金属と樹脂の固まり。

よってクリーナースプレーなどを使い、ガシガシ丸洗い出来ます。 

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さて、次はタイヤを見ましょう。

バルブを緩め、ブシュー!と空気を抜きます。

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普通の自転車ならばタイヤレバーを使って引き剥がす所ですが、ケブラービードの700Cタイヤはしなやかなので、手でグイッとめくっただけでリムから外れてくれます。

ただしチューブの空気が完全に抜けきっている必要があります。

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指をグイグイ差し込んで、リムからタイヤを分離。

イワシのはらわたを抜いて手でさばく感覚に近いでしょうか(笑)。

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前後共、バラバラになりました。

これからタイヤとチューブのチェックをします。

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銘柄はMAXXISのRE-FUSE 25C。新品から約1,200キロ走って、タイヤ表面の状態にやや差が出ました。

フロントはまだ網目パターンが残っていますが、リアは中央部分が磨耗して平らになっています。

組み付ける時には、パターンの残っている方をリアに回し、ローテーションをやりましょう。

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タイヤの外側ばかりでなく、内側もよく観察して、傷や異物がないか調べます。

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チューブも同様にチェック。

まだ交換するほどにはヘタってないようで、一安心。

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そしていつものアレをやります。

ベビーパウダーをタイヤ内側にまぶし、チューブとの摩擦や粘着から保護します。 





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サーっと均してはまぶし、均してはまぶし、これを1周分、前後共やります。 

この香りをかぐと、なんだかリラックスしますね(笑)。

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終わったら、チューブをタイヤの中に収めて、保管しておきます。

バルブ位置も例によってロゴマークに合わせます。

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リム側にあるリムテープも確認。

フロント側は大丈夫でしたが、リアは穴部分に少し跡がついて、劣化してきているようです。荷重が高いからでしょう。

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チューブ用の穴から細いマイナスドライバーを突っ込み、リムテープをめくり起こします。

金属同士がこすれて傷がつかないよう、慎重に。

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リムテープの裏側にも汚れが侵入している事があります。

こういうのも、念入りに掃除しましょう。

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リア側は、買い置きしてあった新品のリムテープと交換します。

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作業中に位置がズレないよう、バルブ穴に合わせてドライバーを差し込んでおきます。

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足の甲にリムを乗せ、上からテープを送って、ぴったり沿わせます。

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ねじれが入らないよう、ピンと張ったまま、グイッと回し・・。

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最後はパチン!とはめ込みます。



昔よく使っていたチューブラータイヤの交換を思い出しますね。 

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ズレている部分は、親指の腹の摩擦でもってグイグイ押せば直せます。

走行中にこれがズレて スポーク穴が露出してしまうと、チューブにあっという間に大穴が開いてパンクしてしまいます。念入りに作業しましょう。



さて、あとは最後の大仕事、ハブベアリングのオーバーホールが残っています。
(その2に続く)
 





 

FDB206 ホイールの定期メンテナンス

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本格的な夏を迎え、年に一度、自転車たちのホイール周りのメンテナンスをする時期となりました。

いつもは梅雨が明けた頃、雨の中を走った汚れを掃除したり、グリスが流れたのを補充するって感じで、年に1回のバラしをやっていましたが、今年はちょっと遅れてしまいました。



それでは、いってみましょう!

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まずホイール(車輪)を外すに当たって、Vブレーキのワイヤーストッパーを外し、アームをフリーにします。

これをやらないとタイヤがブレーキシューに当たって抜けません。

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ホイールを外すのは上下ひっくり返してからやりますが、その前に、タイヤが地面に付いている状態でハブシャフトの固定ナットを緩めておきます。 

回すのに強めの力をかけるので、正立した状態でやるのが安全なのです。

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ギアを覗いてみると、結構汚れていますね。

ここもついでに掃除しておきましょう。

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自転車をひっくり返します。

ハンドルを乗せて支える治具を作っておくと、安定して作業が出来ますね。

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チェーンを引いて、後ろにリアホイールを引き抜きます。

油まみれのチェーンをさわるので、軍手装着で。

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ハイ、抜けました。

以前交換しておいた正爪ディレーラーマウントは脱着が楽でいいです。

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フロントホイールも抜き取ります。

こちらはリアよりもずっと簡単。

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ナット留めハブの特徴でもある脱落防止ワッシャーを外すのを忘れずに。

小さいながら、もしもの時に乗員の命を守ってくれる(かもしれない) 重要なパーツです。

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まずはリアホイールのボスフリー(多段ギア)の隙間にたまった汚れをキレイキレイにしましょう。

タオル地のウエスをギア版の間に差し込み・・

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ガシガシガシ!と、左右交互にこすって汚れを落とします。

これが快感なんですよね(笑)。

これは6段ギアなので、 隙間ごとに都合5回やります。

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ハイ!ピッカピカになりました。

歯の間の細い部分は歯ブラシなどを使って、ちょこちょこ仕上げます。

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きれいになったところで、ボスフリーを外します。

付けたままだと、ベアリングのグリスアップが出来ませんからね。

 専用の工具、シマノのボスフリー抜き、TL-FW30を、フリーの中心部に差し込みます。



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スパナでしっかりくわえたら、ネジを抜くのと同じように反時計回りでグッ!グッ!と、ショックを与えるようにして回します。

普段ペダルを漕ぐ時は、常に締め付ける方向に力を加えているので、結構きつく締まっている事が多いからです。 

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無事抜けたら、こんな感じ。

透明なプラスチックの丸い板は、チェーンがギアとスポークの隙間に落ちないようガードしてくれるスポークプロテクターというもの。高級スポーツ車にはあまり付いていませんが、街乗り車には大抵付いています。

隙間にチェーンが落ちてしまうと、固く挟まって抜けなくなったり、スポークを破断してしまうなど非常に厄介だからです。

アメリカではこれがないと店頭販売出来ないんだそうです。



ただし、最近のディレーラー(変速機 )は性能がいいので、ちゃんと調整してあれば、よっぽどの事がない限りチェーン落ちは起きません。shun(作者)もここ20年くらい、チェーン落ちをした記憶はないです。

あくまで、もしもの時の備えってやつですね。 

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さて、次はタイヤを外します。バルブを抜いて空気をブシュ〜〜と抜きます。

せっかく2つともホイールを外したので(ナット留めホイールの自転車では、あまりこういう機会はないものです)、タイヤの点検もやってしまいます。

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中のチューブごと挟まないよう、タイヤレバーを慎重にもぐりこませ・・

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タイヤレバーの端っこをスポークに引っ掛けて固定。

そして間にスポーク1本置いた位置に、もう1本タイヤレバーを突っ込みます。

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そしてさらにスポーク1本置いて、3本目のタイヤレバーを差し込むと・・

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真ん中のレバーがポロっと落っこちます。

これで十分な開口部が出来ました。

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あとは指を突っ込んで、タイヤに沿ってぐるっとめくって行けば、誰でもカンタンに外せます。

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赤いのは、スポークのネジの突起からチューブを守るためのリムテープです。

これも定期的に交換するのですが・・

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中に残してあった交換時の日付によれば、去年の10月に張り替えたばかり。まだ替えなくても大丈夫そうです。 

こういうのは整備手帳などに書いておいてもいいんですが、パーツそのものに直で書いておく方が単純明快でわかりやすいです。



オートバイのエアクリーナーやバッテリーでも、交換した日付を書いて貼っておけば、後で誰が見てもすぐわかりますからね。

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タイヤとチューブは、長期間替えていなかった場合はベッタリとくっついてしまっている事があります。無理をせず慎重にはがします。

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前後共、バラバラになりました。

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タイヤは傷や貫通穴の有無をチェック。

パンクしていなくても、小さな何かが刺さっていたり、穴が開いている事はよくあります。
 
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小さな小石が挟まっているだけ、と思っていたら実は刺さっている針金の頭だった・・なんて事もたまにあります。

めんどくさいですけど、全周にわたって2本共しっかりチェックします。

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グッと曲げてみると、ミゾの奥に隠れていたひび割れが見えたりします。

でもこの程度ならまだ大丈夫。
 
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チューブも異常がないかよく見ます。

クイックレリーズハブ装備のスポーツ車と違い、ナット留めの一般車はパンク修理が少々面倒なので、この段階で洗えるものはすべてやっておくのが、走行中の安心にもつながります。

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見終わったら、タイヤチューブともきれいに拭き掃除。

自分の体を乗せてくれるパーツです。大切に扱いましょう。

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ひととおり終わったら、タイヤの内側にベビーパウダーをふりかけておきます。

これをやっておくと、タイヤとチューブの張り付きが軽減され、いざという時の脱着作業がスムーズに行くのです。

タイヤとチューブの摩擦によって発生する、通称内部パンクの防止にも役立っているかもしれません。





これは別にちゃんとした自転車用の専用品があるのですが、成分は同じタルクですし、値段もちょっと高いので、どこでも手に入るベビーパウダーが代用品として広く使われています。



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全周に渡って数カ所にパラパラと、少量ふりかけるだけでOK。

あとはウエスで薄くならし、全体に塗りこむように行き渡らせます。

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そしてチューブをセットして、置いておきます。



プロの自転車店でタイヤ交換をやってもらうと、タイヤのブランドマークとバルブの位置を合わせてくれます。

この方が見栄えがいいからとか、パンクした時にマークを目安にしてチューブのどのあたりにパッチを貼るかわかりやすくするため、とも言われていますが、本当の意味はわかりません。

でもみんなやっているので、shun(作者)もなんとなく真似をしています(笑)。

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さて、次はハブベアリングのオーバーホールです。 

これは風や埃のない室内でやります。もちろん新聞紙をダブルで敷くなど、汚れ対策は入念に。油脂類を扱うので換気も重要。



うっかりお部屋を汚してしまったら、二度と家の中に自転車パーツを持ち込めなくなってしまいますからね!

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手順は以前に書いたのと同じ。

ハブを分解してベアリング鋼球を取り出し、灯油できれいに洗浄します。

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今年の梅雨は激しい雨の日が多く、あまり自転車を持ち出さなかったせいか、グリスの保持度もよかったですね。

きれいに掃除し、新しいグリスを詰め、再調整して組み直し。

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外しておいたフリーを取り付ける時も、忘れずにグリースをひと塗り。

これをやらないと、1年後にまた外す時、超固くて難儀することになります。

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締込みは軍手で掴んで時計回しにグイッと回すだけ。工具は使いません。

締める時に工具を使うと、締まり過ぎてしまうからで、これまた次回外す時にジタバタと苦労する羽目になるのです。

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タイヤを装着したら、フレームにセット。 

フロント側は楽ですが、リア側は位置合わせ機構がないので、まずディレーラー側のナットを仮固定しておき、 フレームの左右の隙間が均等になるよう調整しながら、反対側を締め込みます。




もっともこのクラスのフレームはそんなに精密に左右対称に出来ている訳ではないので、隙間を同じにしても微妙に整列しなかったりします。

その辺は各個体のクセを見つつ、感覚でやるしかないでしょう。

フロントのホイールから糸を張って直列状態を見る方法もありますが、そこまでやったところで(=多少ズレていても)走行感覚はあまり変わらないなあ、というのがshun(作者)の経験上の感想です。

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さあ、作業完了!

時刻は午後5時、夕方の買い物タイムに間に合いました。きれいに手を洗ったら、オーバーホールしたての快適ホイールで買い出しにGO! 
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