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shun(作者)が仕事&趣味で毎日使っているiMac。

2007年製でメインメモリ4GB、CPUがCore 2 Duoという、今や旧型もいいとこですが、今日も元気に動いてくれています。



そんなshun(作者)の作業環境に、ちょっとしたトラブルが発生しました。



Apple社のMac OSには、通称Time Machineという便利なバックアップ機能があって、24時間以内のデータは1時間ごとに、昨日から1ヶ月以内は1日単位で、といった風に時系列でデータ保存をしてくれるので、うっかり大事なファイルを消してしまってもすぐ復活出来たり、「先月と先々月のデータを見たい」なんて時にも役立つ、じつに強力なツール。

shun(作者)のiMacにも、それ専用の外付けハードディスク(HDD)がつないであり、本体といっしょに常に稼働し、データを守ってくれています。



それが、突然うまく動かなくなってしまいました。

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まずバックアップ時にエラーが表示され、定期的なデータ保存がストップ。

ディスクユーティリティでチェックしようとしても、デスクトップ上からHDDの認識自体が出来なくなっています。

経験上、こうなるともうパソコン上で何をやっても無駄で、データを戻すどころか、初期化メニューにも進めません。

認識しなくなったHDDを強制的に初期化

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実はこの外付けHDD、買ってからもう8〜9年は経過しており、これまでも何回か同様のエラーが出た事があるのです。

そこで、いつもの”裏技”をやってみます。



と言っても、やり方は簡単。まずリビングにあるテレビ用のレコーダーにHDDを接続します。

パソコンと同じUSB接続なので、つなぎ方は同じ。

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いきなり正体不明のHDDを接続されたレコーダーは、ごくシンプルに初期化を促して来ます。

これで初期化をやると、なぜかHDDが復活し、iMacでも認識出来るようになるのです。

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レコーダーから外してiMacに再接続すると、ちゃんとHDDとして認識してくれるようになりました。

あとはiMacでもう一回初期化し、再びTime Machine用に設定し直せばいいのです。


もちろん、これまで蓄積されていたバックアップデータは全部吹っ飛びますが、この先もHDDが使えなくなるよりはマシ、という訳です・・。



内部のドライブユニットのみを交換へ



しかし数百GBを要する初回バックアップには10数時間もかかるし、今後またHDDがおかしくなるたび繰り返すのは大変。

そもそも、このHDDはもう機械的な寿命でしょうし(iMac本体の内臓HDDも、これまで2回交換しています)、このあたりで新品に交換する事にしました。



1TBの外付けHDDをケース丸ごと買おうとすれば、信頼が置ける名の知れたメーカー製に限定すると、アマゾン通販でも7〜8千円は見る必要があります。

でも、おかしくなっているのは内部のドライブユニットな訳ですから、ここだけ新しいものに置き換えれば、多少は安くつくはず。

そこでネット上の情報を参考に、ケースを分解し、中身のリフレッシュをはかってみる事にしました。

参考にしたサイト
アイオーデータHDD分解換装交換HDCA-U,LU,UT,HDC-AE,AET/代替ACアダプター
IOデータ製外付けHDD「HDC-AE」シリーズの分解手順




ケースを分解して古いドライブユニットを外す



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まずはケースの後ろにあるビスをドライバーで外します。

標準よりも小さいサイズのプラスドライバーが必要。


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ケースを裏返し、アクセスランプ付近の隙間に爪をたてます。


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隙間が出来たら、細いマイナスドライバーを突っ込みます。


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反対側にももう一本。


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あとはテコの要領でもって、グイッと倒せば、ケースの底蓋が動きます。

テレビのリモコンのような引っ掛け爪式ではなく、はめ込み摩擦によって閉じられているので、正しく力を加えさえすれば、すーっと動いてくれます。


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底蓋が外れ、中身が顔を出しました。

これはI-O DATAのHDCA-Uという製品ですが、中に入っていたドライブユニットはSAMSUNG製のHD103 SIというモデルでした。ラベルには韓国語のハングル文字も。


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ドライブユニットを固定しているのは、アクセスランプの透明樹脂パーツのみ。なんともシンプルな構造です。

溝に差し込んであるだけなので、上に引っ張れば抜けます。

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樹脂パーツを抜いたら、ドライブユニットを上にずらします。

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これでロックが外れるので、あとは持ち上げるだけ。

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アクセスランプのLEDは穴にはめ込んであるだけなので、そうっと引っ張れば抜けます。


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ドライブユニットにくっついている金属シャーシを外します。

プラスドライバーでビスを2本抜くだけ。


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あとは、接続端子の側に親指をかけて、ぐっと下に押し込めば、スポッと抜けます。


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分離完了。

この金属塊が、ずっとデータを守ってくれていたのですねぇ・・。



新しいドライブユニットをセットして組み立てる



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新品のドライブユニットを用意し、外したのと逆の順番でセットすればOK。



今回はSeagate製の1TB SATAドライブ、ST1000DM010というモデルにしました。

Amazon通販で4,390円。




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オリジナルのSAMSUNGは2プラッタ、つまり内部の回転ディスクが2枚あるタイプでしたが、新しいSeagateは同じ1TBの容量でも1枚ディスクで、厚みがだいぶ違います。

しかし固定ビスの位置は同規格なので、そのままシャーシに取り付け可能です。


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金属シャーシにセット。

ずいぶんスカスカに感じますね。

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接続端子が正しく奥まではめ込まれたら、固定ビスのネジ穴も同じ位置に来るはず。

使うビスは2本ですが、しっかり締め込めば、まったく問題なく固定出来ます。

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次回のドライブユニット交換(があるかどうかは不明ですが)のために、交換した日付を書いたラベルを貼り付けておきます。

これはオートバイの部品交換でもよくやる方法。几帳面に整備手帳などに書くのもいいですが、可能ならば部品そのものに書いておいた方が、後で誰が見てもわかるので単純明快です。

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アクセスランプを元通りにして・・


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ケースの底蓋を閉めれば、作業終了。

もしかしたら難しいかも・・と思っていましたが、案ずるより産むが易し、でした。



iMacに再接続する



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電源とUSBケーブルを接続し、iMacを起動!

さあ、うまくいくでしょうか・・


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ちゃんと認識されたようです。

よかったよかった!


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後は初期化とバックアップの設定をやって、初回のデータコピーが終わるのを待つだけ。

終了まで12時間(!)と出ましたが、今後この作業も当分しなくて済むと思えば、まあガマンできますかね(笑)。



古いドライブユニットを処分する



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さて、iMacはデータコピーが終わるまで放って置くとして、古いドライブユニットを処分する作業が残っています。

もはや認識も出来なくなった役立たず・・と言っても、中にはあまり他人に見られたくない情報も含まれていますから、月イチの不燃ゴミにそのままポイ、という訳にはいきません。



データを破壊するには、このまま外側から電動ドリルで貫通させる手が一般的かと思いますが、硬い金属相手でドリル刃も痛むので、もうちょい穏当な手順を踏んでみましょう。

まずはトルクストライバーで金属ケースを開けます。今回使ったのはT-8サイズ。

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たいていラベルの下に隠しビスがありますので、忘れずに。

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トルクス1本で、ここまでバラせました。

丸いディスク板以外は、このまま普通に不燃ゴミとして捨てても構わないでしょう。

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ハンマーを使い、コンクリの上でディスク板をベコベコに叩きます。

これだけやれば、もうデータ復活は不可能でしょうね。

無事ゴミ箱行きとなりました。今までご苦労様!

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可動ヘッドの根元についていた強力磁石。これは何かに使えそうですね。

とりあえずドライバー先端を磁化するのによさそう。



「HDDは磁力でデータを記録している訳だから、この磁石でディスク板を直接こすれば、ハンマーなんか持ち出さなくてもデータは消えるのでは?」と思った事がありますが、意外や意外、この程度の磁石では、ディスク上の磁気データを完全につぶす事は出来ないんだそう。何でも金属と磁石の保磁力の差なのだそうで、やはり素人の手では物理的に破壊するのが一番確実なのだとか。

ネオジム磁石の力でHDDに復元できなくなるほどのダメージを与えることは可能か?



使い古したiMac 2007 Midも、これでもうしばらくは、戦力になりそうです。