January 24, 2008

店長のblogをお引っ越ししまーす!

37e57fc5.jpgさよなら、Livedoor。


 2005年5月からだらーっと続けてきたこのblogですが、思いつきでお引っ越しすることにしました。『北海道・食の旬暦』サイトからのリンクも、いずれ新住所に改めようと思います。

 せっかくご訪問いただいたあなた。すみません。新しい住所はこっち↓↓↓です。改めてブックマークして、たまーに遊びにきてくださいね!

 それでは、みなさん、a bientot (アビアント=またね) !


店長のblog新住所 ⇒ http://ameblo.jp/bistro-tati/  
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January 19, 2008

今宵のワイン / シャトー・ラネッサンが格安

cb0f011d.jpgネットショップからのメルマガは、貴重な情報源だ。


Ch. LANESSAN 1997
シャトー・ラネッサン 1997

 ボルドー地方オー=メドック地区の、クリュ・ブルジョワ級。以前にもコメントしたことがあるのだが、今回はあまりにも格安で調達できたので再登場だ。

 シャトー・ラネッサンは、銘醸地であるサン=ジュリアン・コミューンの南にあって、あのグリュオ=ラローズの畑と水路をはさんで隣り合わせているそうだ。巷の評価は高く、もしもボルドーの格付けをやり直したら、必ずランクインするとまで言われている。1855年の格付け審査の際も、下馬評では「当選確実」と言われていたらしいが、当時のオーナーがサンプルの出品を忘れたため選外になったという逸話が残っている。この逸話がホントだとしたら、大いにおっちょこちょいなオーナーである。

 店長も、ラネッサンはしばしば買って飲んでいる。最近は高くなってきちゃったけど、価格のわりに満足度が高いのだ。スタイルは濃厚で、よく調教されたカベルネの香りがする。黒い果実の中に、干し草のようなニュアンスを感じることもできる。「お、高級ボルドー左岸じゃない?」ってな第一印象だ。もちろん、その後は感動するような余韻など期待できないが、このクラスにそれを求めること自体、ナンセンスなんじゃなかろうか。
 今回仕入れた97はバックヴィンテージになるんだけど、かえってこれくらい枯れ気味のほうが、デイリーワインとしては心地よいと思えた。…とはいっても、ポテンシャルはあまり高くなく、抜栓翌日は「シュポシュポ」していたにもかかわらず、すでに酸化が進んでいた。

 で、今回の仕入れ値なんだけど、なーんと、送料込みで約¥1,800だ。安っ! 某ネットショップの共同購入セールでゲットした。こいつぁ、ラッキー♪ ほんとは買い占めたかったのだが、すでにセラーが満員で、行き場を失ったワインどもが比較的涼しいトイレに山積みになっている実状を鑑み、3本でやめておいた。うーん、でもやっぱ、もっと買っとけばよかったか…。ちょっとだけ後悔。  
Posted by shungoyomi at 12:36Comments(2)TrackBack(0)ワイン好きの日記

January 17, 2008

今宵のワイン / ジヴリ 1999

74a216f8.JPGこのところ、一日一本はキツくなってきた。


GIVRY "Le Prefere du Roi Henri IV" 1999 / Maison REMOISSENET
ジヴリ ル・プレフェレ・デュ・ロワ・アンリIV 1999 / ルモワスネ

 ジヴリ村は、コート=ドールの南、コート=シャロネーズ地区の真ん中あたりにある。中世時代に城塞都市として栄えた村だ。マコンの街といい、南ブルゴーニュには歴史的な建造物がけっこうたくさんあって、観光してても楽しいよね。ジヴリで作られるワインはほとんど赤で、土壌が粘土質のためふくよかな仕上がりになるとされる。ただ、シャロネーズ地区自体の知名度が低い上に、その中でも比較的パワフルなワインが多いので、ブルゴーニュ好きを含めてファンは少ないと思われる。

 ネゴシアンのルモワスネは、1877年、ボーヌに創業。オーナーはフランス屈指のブルジョワとして名高い大富豪で、所有のセラーには80万本もの古酒が眠っているという。なんともうらやましいことだね。ネゴシアンとしての評価も高く、ヘタなドメーヌものよりは遙かにハイクオリティだ。しかも、それほど高くない。このジヴリにつけられたキュヴェ名は、直訳すれば「アンリ4世のお気に入り」ということになるんだけど、ネーミングの背景は不明。

 1999年は、ブルゴーニュのアタリ年なので、ジヴリといえども期待感は高まる。抜栓直後は、まったく熟成を感じさせないほど若々しい。色はややオレンジがかった紫という感じ。若いピノ=ノワールにありがちなエグみもある。ボリューム感はたっぷりで、粘土質の土壌であることがうなずける。
 …というわけで、とても疲れるワインでした。最近、一気に一本飲むのが厳しくなってきたので、1/3ほど残してシュポシュポ。翌日にまた飲むことにした。

 で、翌日飲んでみると、前夜のエグみは大人しくなっていて、代わりに熟した果実の甘い香りが立ちこめた。たぶん、あんずのような…。なるほど、抜栓翌日のほうがおいしく飲めるってことか。もう1本あるから、次はデキャンタージュするか、抜栓してほったらかしにしてみよう。

購入価格 ¥2,800  
Posted by shungoyomi at 11:23Comments(0)TrackBack(0)ワイン好きの日記

January 16, 2008

本日のお取り寄せ / バレンタイン手づくりキット

7409142a.jpg愛情を伝えたいなら、手づくりに勝るものはないね。


バレンタイン限定! トリュフチョコ手づくりキット

 ネットショップは早くもバレンタインモードに突入している。YAHOO!ショッピングでは、1/10から特集コーナーがスタートしてて、ヤル気満々だ。何もそんなに前倒ししなくてもいいのにね。

 『北海道・食の旬暦』は、バレンタイン需要とはあまり関係ない店風なんだけど、バレンタイン時期に合わせて、それなりに特徴のある商材を毎年ラインナップしている。で、昨年140セットも売れたのが、この『トリュフチョコ手づくりキット』だ。

 素材とレシピを用意してくれたのは、洋菓子工房『アパレイユ。』のオーナーパティシエ・彩文ちゃん。彼女も、いつの間にか30歳を超えてたんだな…(関係ないけど)。生クリーム以外の材料と、ラッピングのパーツもセットになってて、手書きのレシピまでついている。店長もつくってみたけど、意外とカンタンでおいしいのだ。
 カンタンといっても、素材は凝ってる。チョコレートにはフランス『ヴァローナ社』を、その他の材料にもオーガニックなものを中心にセレクトしている。

 あげる人にもよるけど、あまり気取る必要のないギフトに、手づくりっていいよね。なんか、愛情を感じる。昨年、娘が指をなめなめ作ってくれたトリュフは、カタチや大きさはバラバラだったけど、全部にたっぷり愛情がつまってて、お父さんは思わず「胸キュン」でした(^^;)。


⇒ トリュフチョコ手づくりキットはこちらから! http://www.shungoyomi.com/event/08valentine/truffe.html
*限定品だからチェックは早めにね!  
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January 15, 2008

今宵のワイン / シレックス

a84e17af.JPG勉強に出費はつきものである。


SILEX 2003 / Domaine Didier DAGUENEAU
シレックス 2003 / ディディエ・ダギュノー

 ワイン愛好家4名で「ちょっと贅沢な」ワイン会をやってみた。お題目は『シレックス』と『コルトン=シャルルマーニュ』の比較。フランスの白ワイン2大産地の対決だ。ちなみに、コルトンのほうは定評のある『ルイ・ラトゥール』のもの。市場価格はほぼ同等だから、お互い相手にとって不足はないハズだね。

 『シレックス』の存在は何年も前から知っていたけど、試飲するのは初めて。ロワール地方、プイイ=フュメの最高級白ワインだ。作り手のディディエ・ダギュノーはビオ=ディナミ実践者であると同時に、醸造に最新技術を取り入れる先進性を併せ持つことで知られる。樹齢30年以上の葡萄樹に厳しい剪定を行い、シレックスをここまでのワインに育て上げてきた情熱家だ。

 『シレックス』とは、火打ち石のこと。地区特有の、石灰質を多く含んだ土壌に由来している。エティケットにも火打ち石が大きくモチーフされ、キャップレスのブション(栓)といいモダンを感じさせるね。ビンはとても重厚なもので、隣の『コルトン=シャルルマーニュ』が貧相に見えてしまうほどだ。

 果たして、期待満々で抜栓した『シレックス』は、それを裏切らないものだった。ソヴイニョン=ブラン特有の強烈なハーブや夏草の香りはなく、最初から熟した果実の芳醇さに包まれる。果実と言っても、それは柑橘系のもので、決して甘ったるくなく、どことなくさわやかささえ感じる。1時間ほど経過した後は甘みが強くなり、それに伴って熟成したソヴィニョン=ブラン独特の、あのネコのおしっこにも例えられる力強い香りも上がってきた。

 …というわけで、ルイ・ラトゥールのコルトン=シャルルマーニュも、シレックスの前ではちょっと影が薄くなっちゃった。でも、個体差かどうか分からないけど、今回のコルトン=シャルルマーニュはちょっとコクが足りないっつーか、本来のポテンシャルを発揮していなかったような気もする。ちなみに、ヴィンテージは1998だ。


今回のラインナップ
・CORTON-CHARLEMAGNE 1998 / Louis LATOUR
・SILEX 2003 / Didier DAGUENEAU
・BONNES-MARES 2002 / Georges LIGNIER
・Ch. CALON-SEGUR 1979  
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January 11, 2008

今宵のワイン / ディディエ・モンショヴェ

15c9f78b.JPGワケありで3日間禁酒していた。これは「明けのワイン」。


HAUTES-COTES de BEAUNE 2002 / Domaine Didier MONTCHOVET
オート=コート・ド・ボーヌ 2002 / ディディエ・モンショヴェ

 年末年始の栄養価の高い食事たちが災いして、ついに胃腸が悲鳴を上げた。店長の胃腸は実に屈強なのだが、これぞ現代の飽食の病。我ながら、情けない。…というわけで、3日間ほど禁酒していた。休肝日以外でワインを飲まないなんてことないから、肝臓もびっくりだ。

 さて。ディディエ・モンショヴェは、1984年にボーヌに誕生したドメーヌで、1989がファースト・ヴィンテージだというから新進のドメーヌといってもいいと思う。ただし、ディディエ自身は醸造家としての履歴も長いみたいなんで、満を持して自らのドメーヌを立ち上げたってところか。

 このドメーヌの一番の特徴は、徹底的なビオディナミ(有機農法)を貫いているところ。ディディエは、ボーヌのワイン学校でビオの講師を10年間勤めたという筋金入りなんだそうだ。どっかのホムペでちらっと見たところでは、金髪のロンゲで、イイオトコ風。奥さんのクリスティーヌさんとふたりで、ドメーヌ立ち上げの夢を実現したんだなぁ。夢を実現するって、素晴らしいことだね。店長もがんばるぞ!

 ところで、ビオ=ワインには賛否両論があると思う。「味が薄い」という意見が多いかもね。今回のオート=コート・ド・ボーヌは、2002年のグレート・ヴィンテージのわりには、優しいかんじで「すっ」と入ってくれた。若いベリー系と、すみれのような花の香りで軽快。これを「薄い」というのなら、それも一理あるかも。店長には、心地よい味わいだったけどね。
  
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January 08, 2008

本日のお取り寄せ / 幸せの黄色い花

0e7c3f71.jpg売れる商品は、プロモーションもしっかりしてる。


ミルクレープ 幸せの黄色い花

 『幸せの黄色い花』という、ちょっとベタなネーミングのアイテムが入荷した。十勝産の大納言小豆を甘く炊いて、ミルフィーユ状に重ねたクレープとスポンジケーキで包み込んでいる。なんでも、大樹町の異業種交流会から誕生した企画らしく、地域貢献をキーワードとして、菓子工房を中心に、ホテルマンや音楽家などもプロジェクトに参加してるんだとか。
 その『幸せの黄色い花』が、1/8放送の『花まるマーケット』で紹介された。店長は観られなかったんだけど、音楽家の葉加瀬太郎さんが持ち込むという設定になってたらしい。例によって、番組放映中からトントンと注文が入った。価格が高めなんで、ブレイクというワケにはいかなかったけど、さっすがTV効果! われわれが血の滲むようなメルマガ攻撃をしかけても、消費者はなかなか振り向いちゃくれないけど、TVで紹介されると黙ってても売れちゃう。うれしいやら、悲しいやら…。

『幸せの黄色い花』はこちらで買えるよ!
http://www.shungoyomi.com/conf/kashiwa/  
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January 02, 2008

本日のビストロおやじ / サルシッチャ

bbfadcc3.JPG使ったことのない食材って、やっぱ面白い。


リングイネ サルシッチャとキノコとパプリカ

 『サルシッチャ』はイタリアの「肉の腸詰め」のこと。正確には分からないのだけど、たぶん、生の豚肉のミンチを、豚もしくは羊の腸に詰めたものをいうようだ(間違ってたらご指摘ください)。いわゆる、「生ソーセージ」ってことだね。ここで重要なのは「生」だってこと。一般的なソーセージは、燻製など加熱処理して殺菌してあるわけなんだけど、「生」はあくまで非加熱なのだ。そもそも、ものが違うのである。
 イタリアの肉食材は、非加熱で保存食にしたものが多いような気がする。たとえば、パンチェッタはベーコンと混同されてるようだけど、やっぱり非加熱。味がぜんぜん違う。生ならではの肉の旨みが活きているような気がする。

 さて。サルシッチャ自体はイタリア料理店でしばしば食したものだけど、自分で料理するのは初めてだ。まずは、シンプルにパスタに挑戦してみた。付け合わせは、マイタケと皮を焼いて剥いたパプリカだ。
 EVオイルをフライパンにたらして火にかけ、鷹の爪で風味付けしたところに、トグロを巻いた状態で冷凍されたサルシッチャを100gほど切って、中身を絞り出すようにして加える。アルデンテに茹でたリングイネをフライパンに投入してあおる。別にソテーしておいたマイタケとパプリカをさらに加え、塩胡椒で味を調えながらあおり、皿に盛る。

 今回は「肉の旨み」を味わうためにソース仕立てにはしなかったけど、サルシッチャはトマトソースにもよく合いそうだ。ボイルして、豆と一緒に食べるのもおいしそう。これからいろいろチャレンジしてみたくなる食材だね。  

December 31, 2007

今宵のワイン / 2007の締めくくりはリシュブール

7984a796.JPGさて。2007年も終わらんとしているね。


 恒例行事となっている、父宅での年末ホームパーティ。今年もまた、ギャルソンとして参加してきた。ギャルソンといえども、ワインはしっかり飲めるのである。


RICHEBOURG 1988 / Domaine de la ROMANEE-CONTI
リシュブール 1988 / ロマネ=コンティ

 DRCの中でも、このリシュブールってのはシブイ存在のように思う。名前の響きがオシャレだよね。それにしても、DRCってのは、同じピノ・ノワールからワインを造ってるのに、なんでこんなにも特色があるのだろうか。ただただ、唸るばかりである。
 約20年熟成ということで、デキャンテしないで飲んだところ、なんとまだぜんぜんカタかった。ロバート・パーカー氏によると、もう飲み頃を過ぎているハズなんだけど、このレベルになると、もはや人知を超えたポテンシャルがあるのだろうな。あと10年はイケるかもしれない。そういう意味では、実力を発揮しきれずちょっと残念だった。


Ch. LATOUR 1970
シャトー・ラトゥール

 シャトー・ラトゥールをクルマに例えるとしたら、店長は「TOYOTAレクサス」かな。20年ほど前なら、間違いなく「メルセデス=ベンツ」だったと思うけど、他に代え難い安定感と緻密な仕上がりは、世界のTOYOTA品質に相通ずるものがある。「真面目」と表現してもいいかも。「ムートン」のような官能はないけど、いつ、どのヴィンテージを飲んでも「あ、ラトゥールだね」という安心感がある。


…というわけで、今年も終わり。
また来年も、ワインを心から楽しみたいものだね!

みなさま、よいお年を!  
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December 26, 2007

今宵のワイン / シャトー・オー=ブリオン1960

50ae2b33.JPGたとえオフ・ヴィンテージであっても、五大シャトーは偉大なのである。


Ch. HAUT-BRION 1960
シャトー・オー=ブリオン 1960

 久方ぶりのボルドーは、五大シャトーだ。店長一家が集結するクリスマスに合わせ、実父がコレクションから出してきたもの。

 ご存じのとおり、1960年のボルドーは天候不順のため葡萄の生育が不良で、いわゆる「悪い年」とされている。「悪い年」のことをワイン用語では「オフ・ヴィンテージ」と呼んだりするのだが、出来が悪いゆえ、シャトーではトップブランドの生産本数を抑え、セカンド以降のワインとして出荷したり、樽ごと業者に売却してしまうことが多い。だから、トップブランドは市場に流通する量が少なく、逆に入手困難なレアものなのだ。
 ちなみに、なんでそんな不人気な1960年のストックがあったかというと、店長の実姉のバースデイ・イヤーが1960年だから。娘思いの父親ってわけだ。
 
 さて。抜栓だ。こいつには、1990年にレコルクされた記録があった。「レコルク」とは、劣化したコルクを新品に入れ替えると同時に、液面が下がっている場合は、同種の、より新しいヴィンテージのワインをつぎ足す作業のこと。古いワインを長期保存するために、常識的に行われているものだ。

 色は思いのほか濃い。もっと煉瓦色を想像していたけど、まだまだ「生きてるぜっ」ってかんじだ。香りは…オー=ブリオン独特の、カビとスパイスが混ざったような力強いものではないが、それでも埃っぽいというか、タダモノじゃないボルドーの香りがする。空気と馴染むにつれ、それはシガーのような甘い香りに変化していき、なかなか楽しませてくれた。酸化のニュアンスがほんの少ししか感じられないところも立派だ。45年以上前の、しかも出来の悪い年のワインとはいえ、さすが「五大シャトー」。いやはや、お見それしやしたっ!  
Posted by shungoyomi at 14:31Comments(4)TrackBack(0)ワイン好きの日記

December 20, 2007

本日のお取り寄せ / 花畑牧場はよく売れる

1a8cfdb9.jpgやっぱり、「タレントもの」って売れるのね。


花畑牧場のスイーツシリーズ

 十勝地方、中札内村の『花畑牧場』は、タレントの田中義剛さんがオーナーの牧場だ。義剛さんは東北のご出身だが、青年時代の旅行がきっかけで北海道に憧れるようになり、「いつかは牧場を拓く」と心に誓ったのだとか。「タレントは資金稼ぎのため」というから、その意志たるや、岩のごとしという感じか。多くの曲折を乗り越えながら、やっと念願の牧場を手に入れたのが今から10年前。そして、いまその『花畑牧場』のプロダクツが熱い。
 『花畑牧場』関連の商品は、以前から少しずつ話題にはなっていたけど、最近のブレークのきっかけは、義剛さんを題材にしたドキュメント番組だ(番組名失念)。『カチョカヴァロ』と『生キャラメル』の製品化に取り組む、義剛さんの真摯な姿が印象的だった。いつもクールな店長も、思わず感心してしまうくらい、ナイスな演出だったんじゃなかろうか。事務所からの仕込みも多少はあると思うけど…。

 そんなわけで、『北海道・食の旬暦』でも販売開始してます。実際、よく売れます。やっぱ、タレントさんの知名度はすごいな。有名人てのは、この上ない宣伝効果があるのね。うーむ…。


>花畑牧場のスイーツシリーズはこちらから!
 ⇒ http://www.shungoyomi.com/conf/hanabatake/  
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December 16, 2007

今宵のワイン / ルイ・シュニュ

3d56c7f8.JPG女性が仕込むと、ワインも変わるのだろうか?


SAVIGNY-les-BEAUNE 1er Cru "Hauts-Jarrons" 1995 / Domaine Louis CHENUS Pere et Filles
サヴィニ=レ=ボーヌ 1級 オー=ジャロン 1995 / ルイ・シュニュ

「酒造りはオトコの仕事」というイメージが強いんじゃないか? 日本の「女人禁制」とは違うけど、ブルゴーニュ地方では修道士が畑を開墾してきたって時代背景はあるし、ワインの場合ドメーヌは酒蔵であると同時に農家でもあるわけだから、体力的にもオトコの仕事ってことになってきてたのかも。でも、強力な女性ヴィニュロンもいる。ルロワなんかは、その象徴みたいなもんだと思うが、新興勢力も侮れない。ルイ・シュニュは、女性経営による売り出し中のドメーヌのひとつだ。

 シュニュ家は、1914年創業のサヴィニ=レ=ボーヌの作り手。当初よりネゴシアンにワインを卸していたが、当代のキャロリーヌにより、2000年から自社瓶詰めを開始したそうだ。「キャロリーヌ」という名前からも分かるように、当主は女性。しかも、後から姉のジュリエットも加わり、現在では姉妹経営となっている。そして、驚いたことに、ふたりとも美人なのであった。

 「美人姉妹」というと、ロックバンド「HEART」を連想するのは店長だけじゃあるまい。激しいアクションでシャウトするアンとナンシーの、あのなんともいえない色気には相当ヤラれた記憶がある(^^;)。…なので、「美人姉妹が経営するドメーヌ」というだけで、十二分に購入動機に結びつくのであった。

 さて。試飲だ。オー=ジャロンの畑は、サヴィニで最も南方、隣のボーヌと境界を接している。そのせいか、特に抑揚のないのっぺりとした印象だった。1995年のボーヌは悪いヴィンテージではないのに、すでに酸化が始まっていたのもちょっと残念だ。ただ、この日はあまり体調が優れなかったんで、もう1本同時購入したものを、後日リトライするつもり。なんたって、美人姉妹によるワインなんだから、もうちょっと楽しみたいもんだ。  
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December 12, 2007

本日のビストロおやじ / アリオ・オリオ・ペペロンチーノ再び

13fd7fe0.JPG前回、屈辱の失敗だったのでリベンジだ。


スパゲティ・アリオ・オリオ・ペペロンチーノ

 理想は、パスタのゆで上がりと、ニンニク&トウガラシの火の通りが同時であること。一人前なら、パスタのゆで上がりまで残り4分前後から、フライパンに火を入れるのが良いみたい。ただ、同じメーカーのパスタを使ってても、日によっては若干、ゆで上がりに時間がかかったりするので、このへんを見極めながら安定的に同じ味になるのがプロの仕事なんだろうな。道程は遠い(ってか辿り着くのか?)  
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December 09, 2007

今宵のワイン / アロース=コルトン1級

5a27502c.JPG同じ生産者による、同じ銘柄の同じヴィンテージを、約1年ぶりに飲んでみた。


ALOXE-CORTON 1er Cru 1999 / Domaine Gaston & Pierre RAVAUT
アロース=コルトン 1級 1999 / ガストン&ピエール・ラヴォ

 前回試飲したのは、2007年1月26日。あれからもうすぐ1年が経とうとしてるけど、その印象はすっかり忘れてた。自分のblogの過去ログを読み返して思い出した次第。情けないなぁ…。

 アロース=コルトンと言えば、ブルゴーニュ屈指の白ワイン『コルトン=シャルルマーニュ』が連想される。赤だって『ル・クロ・デュ・ロワ』をはじめ、傑出した特級畑が多数存在するにもかかわらず、いまひとつ馴染みがないようだ。
 アロース=コルトンもまた難解なエリアのひとつで、赤の特級『コルトン』は、隣接するラドワ、ペルナン=ヴェルジュレスにまたがって、複数の畑の葡萄をブレンドすることがAOCで認められている。これは、歴史的な背景によるものらしい。

 さて、約1年ぶりに試飲したこの1級は、果たして似たようなインプレッションだった。当たり前といえば当たり前なんだけど、過去ログを読み返す前に感じた印象だから、店長の舌もある一貫性を持ってるってことは言えるかも。記憶力は弱いが、感覚はそこそこってことか。
 価格のわりに凝縮感があって力強い。抜栓直後は、チョコレートの香りすら漂う。でも、タンニンと酸のバランスがとてもよく、力強いのに心地よい、という印象。1時間経っても、妙に甘さが目立つこともなく、最後までゆっくり楽しめる1本だった。  
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December 06, 2007

本日のビストロおやじ / ホワイトアスパラのベシャメル

75ea17d5.jpg春野菜と秋野菜のコラボレーションだ!


キタアカリの重ね焼き ホワイトアスパラのベシャメルソース

 オフィスで保存してるジャガイモたちが、発芽を始めた。日中、集中暖房で暖かくなっちゃうから仕方ないのだ。これは早めに消費してやんないと、たいへんなことになりそうなので、ちょいとオーブン焼きでも作ってみることにした。
 最初は『ドフィネ風』にしようと思ったんだけど、なんとなくベシャメルソースも作りたくなってきた。でも、それだけじゃただのグラタンで面白くないので、春に作り置きして、冷凍しておいたホワイトアスパラのピュレをベシャメルに混ぜて、風味を出してみた。ベシャメルソースは、バターと小麦を同量というのが基本のレシピだけど、ヘルシーオタクな店長は、バター少量であとはオリーブオイルに頼る。ホワイトアスパラは、バターのコクの代わりだね。
 アツアツを食べてみると、なるほどホワイトアスパラの香りがする。これは、ちょっと贅沢で面白いね! 春の旬と、秋の旬が一緒になったってかんじ。次回は、より入手しやすいカリフラワーで試してみる予定。  

December 04, 2007

今宵のワイン / オーセイ=デュレス 1990

2162e74d.JPG17年前、何をしてたか覚えてる?


AUXEY-DURESSES 1990 / Domaine Bernard DELAGRANGE
オーセイ=デュレス 1990 / ベルナール・ドラグランジュ

 オーセイ=デュレスもまた、天の邪鬼な店長が好きなエリアだ。このコミューンは、歴史的にブレンドワインの原料を作ってきた背景があり、そのせいで過小に評価されているようだけど、巡り合わせによっては素晴らしくコスパの高いワインに出会える。
 スタイルだが、白ワインで有名なムルソーの西隣にあるにもかかわらず、生産量は赤ワインのほうが断然多くて、しかもそれらは「カタくて細い」と評判がよろしくない。飲み頃まで10年近くの歳月を要し、さらに熟成後も洗練とは縁がないというていたらく。要はイマイチってことなんだけど、それはあくまで比較の問題だ。アタリを拾えば、充分以上の満足が得られるのである。何より安い。

 ベルナール・ドラグランジュは、ムルソーにあるドメーヌで、なぜだか蔵出しの古酒を市場でよく見かける。80年代のブルゴーニュ古酒がセールに出てると聞けば、たいていこのドメーヌの蔵出しものだ。どういう仕組みなのかは分からないが、定期的にカーヴから放出してるのかもしれないね。エティケットも、屋敷の写真をあしらったものと、今回のように文字と紋章だけのものとがある。こちらも、どういう使い分けなのかよく分からない。謎だ。

 さて、試飲だ。17年の熟成を得たといっても、驚いたことに枯れたニュアンスはまったくなし。力強いとまではいえないものの、しっかり芯の通った主張を感じることができて痛快だ。過去、ドラグランジュの古酒にはたびたび泣かされた経験があるんだけど、オーセイ=デュレスに関しては、まだまだ保つみたい。
 それにしても、ひと口に「17年」といっても、自分が重ねた年齢を考えると、これはちょっとしたタイムワープになるね。17年前といえば、店長は当時26歳の青年だったわけで、小さなデザイン事務所から大手情報出版社に転職したばかりの頃だ。世の中の景気もよくて、肩パットの張っただぼだぼのスーツを着て、さっそうと銀座の街を歩いてたなぁ。あぁ、恥ずかしい…。  
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December 01, 2007

本日のビストロおやじ / カチョ・エ・ペペ

76892231.jpg料理は気分転換になっていいよね。


フェットチーネ・カチョ・エ・ペペ

 またまた「具のないパスタ」。「カチョ」はチーズ、「ペペ」は胡椒。このふたつを味わうシンプルなパスタだ。数年前に買って、使いかけのまま忘れ去られていた乾燥フェットチーネを発見したので、こいつを使ってみた。
 フライパンにバターを溶かして胡椒を振り、ゆで汁少々を加えて煮詰めたあと、アルデンテにゆで上げたフェットチーネを投入。塩味を調整したら、パルミジャーノを「がばっ」と加えて余熱でマンタカーレだ。最後に砕いた粒胡椒を振りかけてできあがり♪
 ベースのバターを大量に使うとおいしくなるのだが、料理をまかない用につくると、どうしてもヘルシーに仕上げてしまう。本来は、パスタ1本1本にバターが絡みついた状態が理想。店長は、オリーブオイルでごまかしている。それにしても、賞味期限切れのフェットチーネがいただけなかった。やっぱ、パスタは麺が大事だなぁ。

 仕事が忙しくなってくると、どうしても料理する心の余裕がなくなってしまう。でも、こうしてキッチンに立つと、とてもよい気分転換になるものだ。気分転換といえば、店長がよくやるのがワイングラス磨き。クリスタルは磨くほど艶やかになるのでウレシイし、何より磨き作業に没頭することで脳みそをリセットできる。  

November 28, 2007

今宵のワイン / ボーヌ1級 "レ・ブレッサンド"

2011cbfe.JPGボーヌの街は、「ワインの聖地」と呼ぶにふさわしい。

BEAUNE 1er Cru "Les Bressandes" 2001 / Maison Antoine CHATELET
ボーヌ1級 "レ・ブレッサンド" 2001 / アントワーヌ・シャトレ

 ボーヌは、歴史的にもブルゴーニュの中心地であり続けた「ワインの聖地」。なだらかな丘陵地帯に広がる畑は土壌と気象に恵まれ、平均的に高水準のワインを産出する。特級こそないが、一級畑が全面積の70%を超えていることからも、そのレベルの高さがうかがえるね。
 ボーヌのワインは、「特徴がない」のが特徴で、とても飲みやすく、ピノ初心者にも受け入れられ易いのではないだろうか。逆に天の邪鬼店長にとっては、ちょっと物足りなく感じられてしまうのである。『レ・ブレッサンド』は、ボーヌの北のほうにあって、比較的ボリューム感があると言われている。でも、生産者の『アントワーヌ・シャトレ』がこれまたつかみ所のないキャラなもんだから、どこの産地とは当てがたい1本だった。

 ところで、ブルゴーニュはワイン好きはぜひ訪れたい地方だけど、こと観光となると、意外と観るべきモノがない。ただ、ボーヌの街は別だ。街ごとワインどっぷりで、実に楽しいパラダイス。10年以上も前になるが、店長は4日間ほど滞在した。中心街にあるワイン市場『マルシェ・オ・ヴァン』では、中世に掘られた地下洞窟の中にワインが保存されていて、入場料を払うとその中の試飲用ワインが飲み放題なのである。ここは、奥に行くほどいいワインが置いてあるので、まず一番奥まで行ってそれらを「がばがば」飲んでから、入り口のほうに逆流してくるほうが楽しめる。ご参考まで。  
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November 27, 2007

本日のビストロおやじ / アリオ・オリオ・ペペロンチーノ

bdeba28f.JPGシンプルなものほど難しい。これ、世の中の常。


アリオ・オリオ・ペペロンチーノ

 最もベーシックなパスタのひとつを、昼のまかないに作ってみた。どうしたものか、急に、ムラムラっと作りたくなったのだ。
 アリオ・オリオ・ペペロンチーノは、その名のとおり、ニンニク、オリーブオイル、鷹の爪だけで作るシンプルなパスタ。有名なイタリアの料理人の話で、「アリオ・オリオを見れば、その料理人のスキルが分かる」と聞いたことがあるな。実際、オイルの量と、ニンニクの火の通り具合と、水分の調整が難しい。食べたあと、皿にほとんどオイルが残らないのが正しいバランスだという。そのため、パスタの茹で上がりに合わせて、オイルをベストな状態にしておかなくてはならないのだ。

 そんなワケで、ムラムラっと作ってみたわけだが、ご覧のとおり、ニンニクと鷹の爪に火が入りきっていない。焦がしちゃだめなんだけど、もうちょっと色づかないといかんのよ。巧くいくときもあるんだけど、やっぱり安定してないってゆーか、これがシロートってことなんだな。わはは。おいしかったけどさ。
  

November 23, 2007

今宵のワイン / フィッサン2001 フェヴレ

c5f1f697.JPGお気に入りの産地と、お気に入りの生産者の組合せ。


FIXIN 2001 / Maison FAIVEREY
フィッサン 2001 / メゾン・フェブレ

 フィッサンは、ブルゴーニュ地方はコート=ドールの北端近くにある村だ。名前がフランス語っぽくないせいもあるかもだが、知名度が低く、どちらかといえば不人気。てなわけで、あえて「フィサンが好きだ」と宣言するのは、ちょっと天の邪鬼かもしれない。
 南隣には、村ひとつはさんで、かの有名なジュヴレ=シャンベルタン村がある。ゆえに、しばしば「ジュヴシャン」と比較されるけど、店長は質の違うワインのように思えるな。北のワインらしい、固くてミネラル質、タニックでがっちりした骨格が感じられるのはジュヴシャン同様だけど、より気取りがないというか、普段着っぽい雰囲気が漂うのだ。これが心地よいんだよね。

 フェヴレは超大手の老舗ネゴシアンだけど、100haにも及ぶ自社畑のワインが、同社の全出荷量の80%以上を占めるというのだから、ほとんどドメーヌといってもいいぐらいだ。ブルゴーニュを覚えたての頃に遭遇しただけあって、店長としても、なんだか思い入れが強いネゴシアンである。
 そのスタイルは古典的で、華やかさや洗練よりも、力強さを追求してるような気がする。そして、驚いたことに、それは同社が生産するすべての村々のワインに共通しているのだ。ちなみに、ロバート・パーカー氏は絶賛してるが、マット・クレイマー氏は「古くさい」と一蹴している。まぁ、人の好みなんて、そんなもんだろうな。

 6年熟成のフィッサンは、ヒジョーに飲み頃になっていた。若いフィッサンは固くて疲れることが多いけど、村名クラスならもう飲めるんだね。逆に、ちょっと大人しくなりすぎてて拍子抜けしたくらい。市価¥2,800前後。お買い得?  
Posted by shungoyomi at 10:41Comments(0)TrackBack(0)ワイン好きの日記