正朝通信

2006年12月

ed313bcb.jpg 扇遊正朝二人会を開催しました。今回は、例年にも増しての大入りとなりました。まずはお礼を申し上げます。ありがとうございました
 お客様には毎年朝早くから、また寒い中、並んでいただいて恐縮ですが、今年はその列もいつもより長くなった感じでした。長時間お待ちいただいたお客様、申し訳ありませんでした。ゴメンナサイ

 トップの写真は、開場前に正面で撮影したものです。まん中にいるのは橘流寄席文字の第一人者橘左近師匠です。末広亭の寄席文字の看板は、全て橘会の人達が書いています。その総帥です。
 撮影している時、私は気がつかなかったのですが、こうして見ると扇遊兄さんは左近師匠の手を握って、なんだかいやらしいですね(笑)

       
 開場前から並んでいるお客様です。入り口の前にポツンと立ってカメラ目線になっているのが、柳家初花(しょっぱな・花緑門下)君です。

                
 扇遊兄さんの高座姿を、御簾内(みすうち)から撮りました。一席目「突落し」です。粋な芸ですね。扇遊さんは静岡県の出身ですが、芸はあくまでも「江戸前」です。私も盗みたいところがたくさんあります。トリの演題は「妾馬」でした。大勢のお客様の涙腺を刺激して、非常に良いデキだったと思います。
 一方私の演題は、一席目が仲入りで「蒟蒻問答」。二席目がヒザ替りで「厩火事」でした。両方とも今回久しぶりに掘り出したネタですが、どちらも「稽古不足」でした。言い訳はしません。あたしが悪うございました、はい

                               
 トリが終わった直後、私が再び高座に登場して二人で「三本締め」で締めくくります。これまた毎年恒例です。このトリが終わった後で、片方が高座に出るというのは、うちの師匠と志ん朝師匠がやっていた「二朝会」のやり方です。
 この初代「二朝会」は昭和45年頃から5年間続きました(正確な時期は覚えていません)。私は客としてよく通ったものです。会場はイイノホールでした。トリが終わったあと「追い出し太鼓」と共に、普段と同じように緞帳が降りてくるのですが、ふと気がつくと舞台の隅っこにもう一人の「朝」が、ひっそりとお辞儀をしているのです。これがとても素敵でした。それをマネしています。
 私たちの会では、年末ということもあり、毎回三本締めを恒例にしています。今年もめでたく「イヨーッ、シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャン」 
 今年は大変お世話になりました。来年もあい変りませぬご贔屓お引き立てを宜しくお願い申し上げます。

5cf3aded.jpg 毎年12月29日は、末広亭の年内最後の営業日です。そして、昼の部が「扇遊正朝二人会」、夜の部が「さん喬権太楼二人会」と決まっています。私が扇遊兄さんと二人会をやらせてもらうようになって5年目です。その前には右朝さんと長く「正朝右朝二朝会」をやっていました。
 右朝さんが若くして亡くなってから、扇遊さんと二人会をやらせていただいているのです。

 12時30分に開演しますが、開場時間は明記していません(笑)
 いつも11時頃にはお客様の並ぶ列ができます。寒い中、申し訳ございませんが、全席自由席になっておりますので、どうしてもそういう状況になってしまいます。

 木戸銭は当日券が3000円、前売り券2500円です。座席指定はできませんが、とりあえず500円割引きで買うことができます。どうぞ、私宛てにメールでお申し込みください。
                            
 お断りしておきますが、キャンセル料などというセコイことはしません。当日に急に都合が悪くなって、ご来場いただけなくなった場合でも、ご安心ください。

 なお、終演後には出演者とお客様が一体となって「大打ち上げ」を予定しています。早い話が忘年会です。会費制ですので、参加ご希望の方はどうぞご連絡ください。みんなで楽しく年忘れのお酒を飲みましょう。ただし、扇遊さんは扇橋一門の忘年会があるとかで、欠席です。これまた毎年恒例のことです。扇橋一門の忘年会を、他の日に移すというわけにはいかないんでしょうかね・・・(笑)

 皆様のご来場を心よりお待ち申しております。
 

d5c77d8f.jpg 毎年恒例の忘年コンペです。権太楼アニさんを中心にして、気の合う仲間約20人で行っています。今年は初日に鬼怒川カントリークラブでプレーして、夜は鬼怒川温泉に一泊。二日目は杉の郷カントリークラブでプレーするというスケジュールです。

 写真は初日、鬼怒川CCのスタート前です。出場選手を紹介しましょう。一部が影になって見にくいですが、お許しください。前列左から冨田さん(前・鈴本演芸場支配人)、権太楼、のいる、馬楽、うたじ、中列左からスポンサーのK会長、K会長夫人、文生、仙三郎、和楽、玉の輔、正朝、後列左から太助、小楽、〆治、志ん橋、梅田さん(池袋演芸場専務)、一九。撮影は志ん太です。なお、こいる先生も参加予定でしたが、朝、急に具合が悪くなり欠席です。誰かが「ノロウィルスじゃねえか」と声を上げたら、すかさず「いや、のいるウィルスだろう」と切り返しがあり、爆笑になりました。誰も心配していません

 泊りはメンバーの内、半分がK会長の別荘(リゾートマンション)に泊めていただきます。残りの半分は鬼怒川温泉の某ホテルに泊まります。
 夜は当然宴会です。面白いのは初日のゴルフの成績によって席が決まっていることです。1位から4位までが、一番豪華なこの席です。

1位・馬楽(奥・右)、2位・一九(手前・左)、3位・梅田専務(奥・左)、4位・〆治(手前・右)の王様席です。
          
ゴメンナサイこの写真だけ何度やってもアップできません。mixiの日記には載りましたので、mixiの会員の方はそちらをご覧下さい                   
 隣のテーブルがその次、つまり第2グループの席です。
 5位・文生(奥・左)、6位・K会長(奥・右)、7位・のいる(右・手前)です。右奥に座っているのは、富田前支配人ですが、こちらは成績とは関係なくこの席に座っていただきました。その理由とか順位とか、深く聞かないでください(笑)。ハッキリ言って、ヨイショです、はい。

                       
 手前のテーブルは、8位・玉の輔(奥)、9位・和楽(左)、11位K夫人(手前)です。ちなみに10位は、私、正朝です。つまりこの写真を撮影している本人です。手ブレしています。ゴメンナサイ。
 暗くて非常に見づらいですが、奥のテーブルが12位・権太楼(左)、13位志ん太(右)、14位小楽(一番奥)、15位太助(中座)です。

                                    
 そしてこの席が、16位〜19位の最下位グループです(笑)。名誉のために順位は明記しません。武士の情けです、はい。左手前がうたじ、奥が志ん橋、右が仙三郎です。ホントはこの席に富田さんだったんですけどね(笑)

 みんなで楽しくやって、その晩はゆっくり休みました。
 翌日、二日目の優勝は、〆治兄さんでした。
 そして二日間トータルの総合優勝は馬楽兄さん、準優勝は梅田専務という結果に終わりました。馬券は3−5です。えっ?ネットでそんなことをして、警察につかまった会社があるって? そうなんですってね。これはシャレですよ、シャレ。
 配当は8000円ちょうどでした。シャレですよ、シャレ。

 私は二日目、優勝の〆治兄さんと1打差の3位でした。悔しい
 そして、パーティー&表彰式の後、またまた浅草演芸ホールに急ぎました。寄席の夜トリを土曜日Jヴィレッジの独演会で休んでまして、昨日の月曜日も鬼怒川温泉の泊りで、休みました。寄席のトリを10日間のうち3日休んではシャレになりません。
 どんなことがあっても、今日は寄席を勤めなくてはならないのです。みんなが三々五々自宅へ向かう中、あたしゃ一人車を運転して浅草演芸ホールに直行しました。
 
 19日のトリネタは「厩火事」。29日末広亭での扇遊正朝二人会でやるので、一応サラってみました。感度の良いお客様に助けられて、なんとかウケました。
 この四日間、激動の移動距離プラス落語7席(しかも独演会を2回、寄席のトリが3席)プラスゴルフ2ラウンドという強行スケジュールをなんとかこなしました。
 体は芯から疲れ果てています。

ddb40157.jpg 18日の土曜日、Jヴィレッジまでは自分一人で車を運転して行きました。うちからは、大泉で外環線に乗って、外環の終点から常磐道に入ります。常磐道三郷から広野ICまで、ちょうど200�劼任后�私は運転は好きなほうですが、さすがに一人で200�劼鯀�るのは疲れました

 午後から落語を二席(仲入りをはさんで約1時間半)やって、夜はスタッフとお約束の大宴会です。写真は、このホテルのシェフ、西さんです。この方は、ジーコジャパンの帯同シェフだそうです。日本代表の海外遠征に一緒について行って、代表選手のために料理を作るのです。
 サッカーに関してはどこまでもミーハーな私です。お願いして2ショットを撮jらせていただきました、キャハッ

 後ろの壁に飾ってある白い上着にご注目ください。日本料理の板前さんが着るごく普通の割烹着(とは言わないのかな、コック服?)に見えますが、addidas のマークと日本サッカー協会のエンブレムがついています。アディダスのコック服なのです。しかも日本協会仕様です(笑)。
 そこに、2006年ジーコジャパンの選手のサインの寄せ書きです。すごいですね。こちらはアップの写真です。

                      

 お酒も美味しくいただきました。あい変らず少々飲みすぎまして、またまた泥酔状態になってしまいした。サッカーのウンチクを熱く語り、さらには落語界の系図なども書いたりしたようです。細かいことはほとんど覚えていません。最後は完全に壊れてしまい、部屋に戻って寝ました。お恥ずかしい限りです。

 翌19日(日)は、10時頃まで寝てました。二日酔いではありませんが、まだ酒が残っている状態です。午後から昨日とほぼ同じ形式で独演会。今日のネタは「転失気」と「井戸の茶碗」。終演予定の2時半を、少しこぼれて終了しました。いやあ、疲れました。

 ところが、これで終わりではありません。浅草演芸ホールの夜の部のトリを勤めなくてはならないのです。昨日はトリを休んでしまいました。土曜・日曜の二日間、続けて休むというのは、いくらなんでも許されません。8時半の出番に間に合うように、あいさつもそこそこにJヴィレッジを後にしました。またまた一人で200�勸幣紊� 運転します。

 浅草演芸ホールは、日曜日の夜ということもあり、ほぼ満員のお客様でした。疲れた体にムチ打って「野ざらし」をやりました。終演時間の9時より少し前に終わってしまいましたが、まあいいでしょう(笑)
 長い長い二日間が終わりました。お疲れ様でした。

64a776bb.jpg すっかり遅くなってしまいましたが、先週の日記を書きます。
 福島県の地図を見ると、太平洋沿いに楢葉町という小さな町があります。ここに日本サッカーのメッカと呼べるようなサッカーの巨大施設があります。その名を Jヴィレッジ といいます。サッカーファンなら皆さんご存知ですが、サッカーに興味がない人は知らないかもしれません。
 ここはとにかく素晴らしい施設です。芝生のグラウンド(もちろんフルサイズコート)が6面。人工芝のフィールドが5面。フットサルコートが5面。少し離れた場所にスタンドのついたスタジアム(当然公式戦対応の天然芝)が1つ。さらにホテル、フィットネスクラブ、雨天練習場、テニスコートなども完備しています。
 日本代表が合宿することもあります。下は小学生から上は代表まで、あらゆるカテゴリーのサッカーチームが利用できる「日本サッカー界のシンボル的存在」なのです。

 ここで、な・な・な・なんと私の独演会をやらせていただくことになりました。人と人とのつながりって、本当に面白いものです。きっかけは今年の6月に行なわれたドイツ・ワールドカップに遡ります。観戦ツアーで行った同じグループに、このJヴィレッジの偉い方がいました。ツアー中に知り合ったのですが、帰国後この人から「Jヴィレッジで落語会をやってみないか」と言われたのです。
 ナニが仕事につながるか分からないものです。当然ながら有り難くやらせていただくことになりました。

 サッカー関係の施設で独演会をやるのは、ジェフ千葉のホームスタジアムであるフクダ電子アリーナ(通称フクアリ)の「笑う門にはフクアリ寄席」に続いて二つ目ということになります。
 トップの写真は、4階の私の部屋 (余談ながら天皇陛下もこの部屋にお泊りになったそうです。意外に庶民的です(笑)) から見た天然芝グラウンドです。ああ、サッカーやりてえ・・・と思いました
 
                                                            

 落語会の会場は、こちらです。会議室のような部屋に特設の舞台を作りました。お客様は近所の住民の方達です。12時からお食事を召し上がっていただいて、その後私の落語を楽しんでもらうという段取りです。開場前にソデからパチリと押さえました。
 今日の演題はごあいさつ替わりに「代りめ」をたっぷり。仲入りの後「ねずみ」の二席でした。13時開演、14時半のお開きでした。

3fae8b5c.jpg 今年最後の定席(じょうせき)の主任(トリ)が始まりました。浅草演芸ホールの夜のトリは、噺家人生でおそらく初めてだと思います。
 「思います」というのは、記憶があやふやだからです。もしかしたら、過去にトリを勤めたことがあったかもしれませんが、多分・・・今回が初めてのような気がします。
 いや、一回あったかな?(笑)二度目かもしれないなぁ・・・(^^ゞ

 いずれにせよ、非常に珍しいことに間違いありません。

 都内には4軒の寄席〔定席〕があります。今までに一番多くトリをとらせていただいているのは、間違いなく上野・鈴本演芸場です。鈴本さんでは何度もトリを勤めています。
 鈴本演芸場に次いで多いのは、池袋演芸場でしょう。そして、三番目が新宿・末広亭だと思います。
 正確なことは、過去の記録を調べてみれば分かることですが、とりあえず記憶の中ではそうです。浅草さんでのトリは、本当に少ないんです。



 理由はあります。それは「浅草のお席亭さんにハマッていないから・・・」というわけではありません(笑)

 浅草の松倉会長には、どちらかというと可愛がってもらっている方だと思っています。←プチ自慢、アハハ

 理由の一つは、鈴本演芸場が一年間通して、すべて落語協会だけが公演しているということが挙げられます。芸術協会は、鈴本には出ません。この辺の歴史的経緯は落語ファンにとってはたまらなく面白い事情があるのですが、この暴露話はいずれ他の機会に譲ります。いつか本に書きます( って、俺は石原真理子か )

 鈴本以外の三軒の寄席は、芸術協会も出演しています。池袋の場合は、年間のうち3分の2がうちの協会の興行で、芸協さんの出番は3分の1です。
 末廣亭と浅草は、完全にテレコ(交互)に興行を打ちます。半々です。

 従って「いつ行っても落語協会が出ている」鈴本と比べて、他の寄席は相対的に、出番が減るのです。末広亭と浅草は落語協会の公演が、鈴本の半分ということになります。トリを勤める回数が少なくなるのも当然なのです。



 そんな中での、年の瀬も押し詰まった師走中席の夜の部のトリを任されました。今日が初日です。気合いが入りました。お客様もそこそこ入っていました。有り難いことです。

 楽屋で圓太郎が「とある事情で『明烏』の注文を受けたので、今一生懸命覚えているところです。兄さん、今日『明烏』を演っていただけませんか?」と、イタズラっぽくリクエストされました。
 可愛い後輩の頼みとあらば、断るわけにはいきません。
 「いいよ、演って欲しいんなら、演ってやるよ」と余裕を見せて、圓太郎のために「明烏」を演りました。暖かいお客様の支えもあって、よく笑っていただきました。まずまずのデキで、初日の高座を終えました。

 この日記をお読みの方は、20日までやっていますので、是非とも浅草演芸ホール(特に夜の部)にお出かけください。ご来場を心よりお待ちしております。

 追記:ただし16(土)・18(月)は休演します。15(金)はトリではなくて、早い時間に交替して出演します。悪しからずご了承ください。



54671b13.jpg 落語協会が委託を受けて開催している「潮田寄席」に出演しました。JR京浜東北線・鶴見駅からほど近い潮田神社の参集殿で行なわれている寄席です。
 出演は私の他に、来年三月真打昇進が決まっている古今亭菊朗さん(ちなみに真打になったら「菊志ん」と改名することが決っています)、金原亭小駒さん(伯楽門下・二つ目)、前座の三遊亭たん丈さん(円丈門下)という面々です。


 演題は以下のとおりでした。


1.やかん   たん丈

1.蒟蒻問答 菊朗
   仲入り
1.寄合酒   小駒
1.ねずみ    正朝 


 お客様は近所の人ばかりで、それこそサンダル履きでフラッとやってくるという雰囲気の良い「寄席」でした。よく笑ってくださるやりやすいお客様ばかりです。

 ここのところ、11月の鈴本の独演会で久しぶりに「蔵出し」した「ねずみ」を、集中的にかけています。今日もやりました。いいお客様に助けられて、少しずつ良くなっている手応えがあります。いずれ持ちネタになる予感です。


db92f798.jpg 福島県の棚倉田舎倶楽部(たなぐらでんしゃくらぶ)というゴルフ場でコンペがありました。会の正式な名称は「福島県指定自動車教習所協会・県南方部会」といいます。昨日29日に前日乗り込みで、ゴルフ場の中のロッジに宿泊しまして、本日30日の朝からプレイしました。スコアは44・43の87と、まあまあのデキでした。ここのところズーッと90を打ってましたので、復活の兆しです
 プレイの後は温泉に浸かって楽しいゴルフコンペでしたが、ここまではよくあります。ところが、この後が普通のコンペと違いました。

 なんと、表彰式&パーティーをやる前に、私の「落語独演会」が行なわれたのです。ゴルフ場内のコンベンションルームに特設高座を作り、17時から18時まで一時間の独演会です。そのためにちゃんと着物一式を用意して行きました。
 コンペの出場者だけでなく、ロッジに泊っている一般のお客様、それにゴルフ場の支配人を始めとして従業員の皆さんも、客席に座ってくれました。


 肉体的には結構疲れていたのですが、マクラをみっちり振ってお客様を充分ほぐしてから「井戸の茶碗」に入りました。中抜き無しでほぼフルバージョンの「井戸の茶碗」を熱演(自分で言うなって?)。定刻をややオーバーして6時05分に終演。いやあ、疲れました。


 その後、会場をレストランに移して表彰式と忘年会です。ここでも司会をやりました。看板にもしっかり私の名前が書いてあります。恥ずかしい
料理は美味しいすき焼きでした。ああ、楽しかった

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