2014年06月

2014年06月29日

独演会のお知らせ

いろんなことがありまして、更新が滞りました。
独演会が迫ってきましたので、宣伝をさせていただきます。
2014,7,5,独演会

　第25回正朝独演会
～春風亭正朝後援会主催公演～
国立劇場演芸場
平成26年7月5日（土）午後5時30分開場　6時開演
「髪結新三（上）」「妾馬」
他の出演　ダーク広和　春風亭正太郎　入船亭ゆう京
前売：2500円　当日：3000円　後援会会員：2000円

「髪結新三」は正真正銘のネタ下ろしです。
今回初めてやります。
六代目圓生師匠の公演を参考にして、今一生懸命お稽古しています。
はたしてどうなりますやら、自分でも楽しみです。

「妾馬」は、二つ目の頃に圓窓師匠に教わりました。
従ってルーツは圓生師匠の型です。
この噺、最近は古今亭の型で演る人が増えています。
柳家の人も、林家の人も、ほとんどが「古今亭の型」と言っていいでしょう。

私は素人の頃から三遊亭の「妾馬」が好きでした。
今回も「蔵出し」になりますが、三遊亭の匂いを大切に演りたいと考えています。

現在、大好評前売り絶賛発売中！
です（笑）
ご予約は、こちらのコメントか、
公式ホームページ“Le Matin”【千客万来】　にお願いいたします。
皆様のご予約をお待ちしています。

2014年06月11日

6月8日（日）江戸前そば上善庵「台々亭寄席」

いよいよ「ふるさとツアー」も、最終日を迎えました。
今日まであっという間の九日間でした。

お昼の12時半に迎えが来て、車で約一時間。
山口市平井の江戸前そば「上善庵」に行きました。
2011,6,26,上善庵 008

こちらは、今年で4回目です。
もうすっかりお馴染みになりました。
小さなお店ということもあり、限られたスペースで、お客様もご常連でいっぱいです。

一席目はネタ下ろしの『疝気の虫』
去年から
「この会はおそば屋さんでやる落語会なんだから、一席はそばに関する噺をやろう」と思うようになりました。
そこで、昨年は『そば清』をやりました。
この会のために、新しく覚えたのです。

今年は『疝気の虫』に決めました。
先月、権太楼師匠に教わりましたが、なかなか覚えられませんでした。
ツアー中は連日の宴会ですし、稽古もできません（苦笑）

なんとしても「上善庵さんでやらなければ」と心に誓って、必死で覚えました。
今日、なんとかネタ下ろしにこぎつけました。

結果は、
途中、スコンと抜けてしまったところがあり、どちらかといえば失敗です。
でも、そこはなんとかうまくフォローをして、お客様には気づかれなかったと思います。
次回までに修正しましょう。

二席目は、失点を回復しなければなりません。
気合いを入れて『淀五郎』をやりました。

50分の長講になりました。
皆さん喜んでくださったようで、ほっとひと安心です。

さあ、いよいよ最後の打ち上げです。
ズラーッとならんだ名酒の数々。
美味しいおそばと共に、いただきました。

目を引くのが「獺祭」二割三分の四合ビンと、「獺祭」焼酎です。

美味しくいただきました。
ふるさとツアー最後の夜は、アッという間に過ぎ去っていきました。

2014年06月09日

6月7日（土）徳地人形浄瑠璃

防府から車で約一時間、今は山口市と合併した旧・徳地町に行きました。
ここの民族芸能「徳地人形浄瑠璃」と、コラボ落語会です。

こちらでは、去年初めて私の独演会をやらせていただきました。
単独の落語会でした（

下は去年の会場の写真です）。
CIMG7340

今年初めてこの地元の芸能と一緒にやらせていただけるのです。
話が決まった時から楽しみにしていました。
フライヤー。。。。私の似顔絵が・・・（哀）
2014,6,7,徳地人形浄瑠璃

前半が徳地人形浄瑠璃です。

太夫が三人、太棹が二人、人形遣いが一人、
出し物は「絵本太閤記　十段目　尼ケ崎の段」です。

タテ三味線はなんと、御年90歳だそうです。
一番上手側で、椅子に座っている方です。

地元の小学生にも教えているそうで、
この民俗芸能が未来に伝わっていって欲しいものです。

休憩の後、私の落語独演会。
『蔵前駕籠』と『悋気の独楽』をやりました。

終って防府に帰って来て、今夜はミニ同期会。
毎年女子も何人か参加してくれるのですが、今年は皆さん都合が悪くてゼロでした。
　

萩の澄川酒造さんの「東洋美人」という日本酒です。
なんとワールドカップのオフィシャルロゴが入っています。
ロイヤリティは高いと思うのですが・・・（笑）

男子だけの同期会、二次会のスナックまで、楽しく飲みました。
ツアーもいよいよ最終段階に入ってきました。

2014年06月09日

6月6日（金）善正寺

朝早く滝部温泉を出発して、11時には防府の定宿「ホテルみやま」に戻ってきました。
三日間アテンドしてくださった森さんに、スペシャル・サンクスです。

「森のくまさん、今年もお世話になりました。ありがとうござます」

さて、
早速溜まった汚れ物を、まとめて洗濯しました。
ここのホテルはセルフの洗濯器が、タダで使い放題というのが有り難いです。

3時に迎えが来て、今日の会場善正寺さんに向かいました。
今回のツアーで、唯一初めての会場です。

一体どんなお客様が集まるか、まったく分かりません。
かなりスリリングです（笑）

フタを開けてたら、超満員のお客様でした。
急きょ椅子を追加するという大盛況です。

ネタは『普段の袴』と『幾代餅』
ちょっと気合いを入れてやりました。

お客様にも、そして主催者にも、中々の好感触だったようです。
おかげ様で、来年も裏が返りそうです。
有り難いことです。

終演後は、美味しいおこぜ料理をいただきました。

2014年06月07日

6月5日（木）介護老人保健施設ももとせ

菊川のホテルを出発し、ランチは豊北（ほうほく）町の道の駅・北浦にしました。
今、山口県内で一番人気と言っていい角島（つのしま）大橋のすぐそばです。
角島大橋

おそらく日本で一番、難読地名だと思います（笑）

特牛と書いて「こっとい」と読みます。知らない人には、絶対読めません（笑）
証拠は、特牛郵便局のローマ字表記をご覧ください。

今日の会場は、豊北町滝部の老健施設ももとせ。
昼間、入居者のお年寄りの皆さんに聴いていただきます。
『金明竹』をやりましたが、
どうやらお客さんには難しかったようです（トホホ）

夜は一般のお客様に来ていただきました。
一席目は地噺の『紀州』
よく笑っていただきました。
ももとせ

仲入りの後クイツキで、スタッフによる三線（さんしん）の演奏と沖縄民謡の歌と踊り。
これも恒例です。
盛り上がりました。

トリは『宗論』
楽しく終えることができました。

2014年06月07日

6月4日（水）貴和の里

朝から防府のホテルを出発。
下関市菊川町の轡井という町に着きました。

轡井公会堂で、第3回貴和の里落語会

今回で3年目になりますが、
こちらのお客様は、いつもよく笑ってくださる本当に良いお客様です。

一席目は仁保に続いて、今年二度目の『たがや』
トリネタは『紙入れ』をみっちり色っぽくやりました（笑）

打ち上げは萩の剣先イカから

透き通っています。プリップリしていて、メチャクチャ美味しかったです。
続いてお造りの盛り合わせ

最初の剣先イカの残りの半分を塩焼きに、
半分を天ぷらにしてもらいました。

これまた美味しかったです。

日本海の幸は、素晴らしいです。

2014年06月03日

6月2日（月）ふるさと散歩（夜の部）

一旦ホテルに戻って、一休み。
今夜は同級生も誰もつきあってくれません。
一人で晩御飯を食べに行きました。

ふるさとに帰ってくると、必ず寄る店があります。
小学校・中学校で同級生だった松田健二君がやっている小料理「まつだ」に行きました。
まつだの健ちゃん

カウンターと小あがりの座敷が一部屋あるだけの小さな店です。
週末はパートさんを使っていますが、平日は健ちゃんが一人で切り盛りしています。

お通しはハムとそら豆
ヘルシーです（笑）

アジとヤリイカのお造り
アジは萩、イカは北浦のものだそうです。
アジとやりいか

かますの長州焼き

小ネギが乗っているのが長州風らしいです。
今の今まで、知らなかった（笑）
健ちゃんに
「どこのかます？」って訊いたら
「知らん。大きさからみたら、瀬戸内じゃない？」だって。

生ビール2杯と麦焼酎の水割り2杯で、〆ました。

どこにも寄らず、大人しくホテルに帰って寝ました。
ツアーは始まったばかりです。

2014年06月03日

6月2日（月）ふるさと散歩（昼の部）

ツアー二日目にしていきなりオフです（笑）
朝からノンビリしています。

お昼を食べに外に出ましたが、地方の小都市の商店街は、シャッター通りと化しています。
第一、人が歩いていません。
私が子供の頃は、それはそれは賑やかで、活気にあふれていました。今となっては信じられない光景です。

散歩がてら、日本三天神と言われている防府天満宮まで歩きました。
大鳥居をくぐってすぐ右側の「天とて屋かふぇ」で、名物らしい『勝（かち）カレー』をいただきました。

ちなみに店名の「天とて」とは、「天神様をとてもよくする」の略らしいです。
少し甘口でしたが、スパイスの効いた美味しいカレーでした。

食事をすませて、天神様まで石段を登って行く途中、右側にある芳松庵に入ってみました。

　

天神様には、子供の頃から、それこそ数えきれないほどお詣りをしていますが、ここには一度も入ったことがありません。

中には、素敵な庭
芳松庵庭

暁天楼という建物がありました。

暁天楼の由来

昭和58年にできたのでは、私は知らないわけです。
もう噺家になっていて二ツ目の真っ最中。真打になる2年前のことです。

千年以上の歴史を持つ、日本最古の天満宮
防府天満宮

扶桑菅廟最初（ふそうかんびょうのさいしょ）
扶桑管廟最初

扶桑とは、日本
菅とは、菅原道真＝天神様
廟とは、霊を祀る御社のこと
扶桑菅廟最初説明文

すなわち、ここが日本最初の天満宮ですよ！
という意味の石碑です。立派です。

菅原道真が京都から大宰府の地に左遷される時、ここ防府の地に立ち寄られました。
村人は皆で厚くおもてなしをし、道真も大そう感激したと言われています。

延喜4年（904年）にこの地に天満宮を作ったのが、「日本で最初の天神様」ということだそうです。
今年でちょうど1110年になるんですね、ホントかね（笑）
宝物殿

時間はたっぷりあるので、歴史館（防府天満宮宝物館）を見物しました。
普段はカギがかかっています。社務所に見学を申し込むと、開けてもらえるのです。
入場料は500円。
やはりここも今まで入ったことがないので、思い切って中に入りました。

当然ながら、客は私ただ一人。
国宝級の仏像や、鎌倉時代の鎧兜、などを興味深く拝見しました。
ただし撮影は不可なので、写真を撮ることができなかったのが残念です。

圧巻は、防府天満宮が出来た時の縁起絵巻でした。
鎌倉時代の絵巻物が展示されているのですが、退色せずに色鮮やかに残っているのです。
ガラスケースに顔を近づけてみると、微妙な筆使い、絵の具の乗りがよく分かります。
体が震えるような感動を覚えました。見事な絵でした。

防府の皆さん、私と同じで見たことない人が多いと思いますが、一見をお薦めします（笑）
長くなるので、一旦ここで締めます

2014年06月02日

6月1日（日）第12回仁保古典落語会

ふるさと独演会ツアーがスタートしました。

初日は道の駅仁保の郷（にほのさと）です。
2001年に始まった会も、回を重ねて今年は12回目になりました。

すっかり常連のお客様もついて、毎回大入り満員の盛況です。

一席目はお客様のリクエストにより『たがや』をやりました。
何年ぶりでしょうか。本当に久しぶりにさらってやってみました。

トリは、ここのところ集中してかけている『死神』

両方ともお客様には大ウケでした。

幸先の良いスタートを切ることができました。