2023年12月

2023年12月30日

12月29日（金）扇遊正朝二人会

新宿末廣亭恒例歳忘れ余一会

第22回扇遊正朝二人会

第22回目の二人会になりました。22年前というと二人とも48歳だったんですね。

若かったです。今さらながら、トシをとったものです（笑）

一階指定席、二階自由席とも満員のお客様、まことにありがとうございました。
2023,12,29,扇遊正朝二人会プロ表紙

本日のネタ帖

・からぬけ貫いち

・壺算　遊京
・きゃいのう　扇遊
・景　清　正朝
　　　仲入り

・対談扇遊/正朝

・　　　　和助小花

・看板のピン　正朝
・木乃伊取り　扇遊
2023,12,29,扇遊正朝二人会プロ中

終演後、二人が高座に並んでお客様と三本締めをします。これも毎年の恒例です。
今回はトリの『木乃伊取り』がちょっと早めに終わったので、扇遊さんがなんだかよくしゃべります。

なかなか手締めになりません（笑）

すると・・・
そこへ夜の出演者の権太楼師匠が

「いつまでしゃべってるんだ!！！」

と高座に上がってきました。満員のお客様は大喜びです。

するとさん喬師匠もつられるように舞台に出てきました。

これには私たち二人もビックリです。

22年もやってきてこんなことは初めてです。
権太楼師が楽屋に詰めていた柳枝も呼び出して、5人で撮影タイムになりました（笑）
10.柳枝

↓こちらはお客様撮影

柳枝もちゃっかり並んで（笑）

写真をくださったお客様ありがとうございます。

↓これは末廣亭公式X（ツイッター）の写真を拝借

今年もめでたくお開きとなりました。

一年間お世話になりました。
改めてお礼を申し上げます。
皆様よいお年をお迎えください。

2023年12月26日

12月26日（火）落語協会納めの寄合

午前11時から東京會舘で行われました。
会長あいさつ柳亭市馬さん

来賓あいさつは鈴本演芸場鈴木敦社長。

写真を撮りそこなってしまいました。お許しください。他意はありません（笑）

続いて来年昇進予定の新真打が壇上に上がってあいさつしました。
3月下席の林家つる子さん（正蔵門下）

一緒に真打になる三遊亭わん丈さん（天どん門下）も呼ばれたのですが、まだ来てないとのことです。
こんな一生に一度の大事な寄合に遅刻するとはなにごとだ！
と思っていたらこの後、少しして駆け付けました。

なんと「間違えて浅草ビューホテルに行ってました」だって。

場内大爆笑になりました。

続きましては来年9月に真打昇進の4人
右から柳家花ごめさん（花緑門下）、春風亭朝之助さん（一朝門下）、古今亭志ん松さん（志ん丸門下）、古今亭始さん（志ん輔門下）

次に来年5月に二ツ目に昇進する3人
右から三遊亭まんとさん（萬窓門下）、入船亭扇ぱいさん（扇遊門下）、金原亭駒平さん（世之介門下）

そして今年落語協会に入会した色物さんの紹介
右から立花家あまねさん/音曲（橘之助門下）、如月琉さん/マジック、小梅さん/マジック、ウクレレえいじさん/ウクレレ漫談、岡大介さん/かんから三味線

来年落語協会は創立100年を迎えます。それを記念していろいろな仕掛けを計画しています。その実行委員のごあいさつ
右から橘家圓太郎委員、林家正蔵委員長、柳家喬太郎委員の皆さん

さらには来年の「謝楽祭」の実行委員長林家きく麿さん、副委員長の三遊亭ふう丈さん
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続いて理事会から協会員にお願い
林家正蔵さんと入船亭扇遊さん
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ふーっ、ここまで長かった（笑）
いよいよ乾杯になりました。
ご発声は浅草演芸ホール松倉由幸社長
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さあ、お待ちかね食事だ、と思ったら大間違いです（笑）
ここですかさず中締めをします。手締めの音頭を取るのは落語協会相談役林家木久扇師匠
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落語協会の各種パーティーでは、乾杯の後すぐに中締めをするのが恒例になっています。
それは、出席者の中には忙しい芸人がたくさんいます。パーティーの途中で失礼しなくてはならない人もいます。
そういう人が「帰りやすいように」先に中締めを済ませるのです。

そうすることによって帰る人も気兼ねなく中座することができます。

つまりは気配りです。

中締めの後、いよいよ食事がスタートしました。ブッフェ形式です。
東京會舘のお料理は本当に美味しいです。中でもローストビーフは大人気。すぐに長蛇の列ができました。

私は「食べ物で行列する」のは、基本的にしたくないタイプです。

でもこればっかりは仕方ありません。しょうがない、並びましたよ。

やっぱり「東京會舘のローストビーフ」は欠かせません。美味しくいただきました。
あと人気があったのはカレーライスです。これもまたすぐに大行列になりました。
しかし私はまたまた並ぶのが億劫で、少し列が短くなったら並ぼうと考えて、ワインを飲んでいました。
料理はテーブル毎に配膳された握り寿司と、柳枝が取ってきてくれたグラタン、天ぷらなどをつまみました。

同じテーブルの小袁治師匠や鉄平兄哥さんは根性でカレーライスを獲得して美味しそうに食べています。
そうこうするうちになんと「カレーライスが無くなった」という情報が飛び込んできました。
「あちゃー、食べそこなった」とガッカリしました。
しかーし、天は我を見放しませんでした。しばらくすると
「カレーが追加された」とのことです。まさに「二番を煎じておけ」です（笑）
有り難い、これでカレーにありつけると思ったら、なんとまたまた大行列ができました。
みんな「欠食児童か」←この言葉も聞かなくなりましたね
でも、さすがにもう無くなるようなことはないだろうと、行列が無くなった頃を見計らっておもむろにカレーのコーナーに行きました。
いい塩梅にもう誰も並んでいません。しめしめ・・・です。
と、思ったら、
なんと「二番のカレー」も終わってしまいました。
#むぎゅー、とうとう今年は「東京會舘のカレー」が食べられませんでした。
もう飲むしかありません。
みんなはデザートのケーキやフルーツ、コーヒーなど移っていますが、私はそんな物欲しくはありません。
もうワインを飲むしかありません（笑）
そういうわけで、今回は料理の写真はナシです。
そして、お開きの時間がやってきました。
最後の大締めは六代目柳家小さん師匠
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手締めの前のあいさつが秀逸でした。
曰く、東京会館の料理は美味しい。さすがです。ただし、量が少ない。ですって。
大いに笑いを誘っていました。
今年も良い納めの寄合いでした。

2023年12月22日

12月21日（木）木村和司サッカー殿堂入り報告会兼忘年会

元祖ミスターマリノス
ミスター10番
木村和司さんが2020年、第17回日本サッカー殿堂入りを果たしました。
コロナ禍で大々的なパーティーができなかったため、この夜忘年会を兼ねて3年遅れで行われました。和司さん主催の忘年会は毎回誘っていただいていますが、ここ3年間は中止していました。今夜は4年ぶりの開催です。

栄光のユニフォーム

トロフィーたち

これが日本サッカー殿堂入りの盾

盾の右側に彫ってある文章を記します。

木村和司
1958年7月19日　広島県生まれ
広島工業高校時代から技巧派の右ウイングとして知られ、1977年明治大学1年生時にU-19日本代表としてAFCユース選手権に出場した。日本代表には大学2年生時に選出された。
攻撃的MFにコンバートされてゲームメーカーとしての才能が開花し、右足の正確かつ鋭いカーブをかけたキックでチャンスを演出、自らも得点を重ねた。
FKからのシュートは特筆され、日本代表でも大きな武器となった。なかでも1986年メキシコ・ワールドカップを目指す戦いで、最終予選のホームゲームで韓国を相手に決めたゴールは語り草となっている。国際Aマッチ54試合出場26得点。
1981年にJSL日産自動車入り。当時2部にいたチームを1部へ導いた。1986年には、西ドイツから帰国した奥寺康彦とともに初の国内プロ選手となる。
JSLで2回、天皇杯では横浜マリノス時代を含め6回の優勝を誇る。サッカー担当記者が選ぶ年間最優秀選手賞に3度選ばれている。
1995年の現役引退後は2001年にフットサル日本代表監督、2010年には横浜F・マリノス監督に就任し、後進の指導にあたった。

我らが木村和司さんのあいさつ

今夜のパーティーには200人ちかくの人たちが出席しました。
その中には和司さんと戦った日本サッカー界のレジェンドもいました。
小見幸隆さん（読売クラブ）
ラモス瑠偉さん（ヴェルディ）
松木安太郎さん（ヴェルディ）
水沼貴史さん（マリノス）

中村俊輔さん（マリノス、セルティック、エスパニョーラ、横浜FCなど）

の5人です。

そして、その人たちへのインタビューを、なななんと私が仰せつかったのです。
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和司さんとシュート（事務所）のご配慮に心から感謝します。
うれしい～～～！
事務所からのお達しにより写真を公開することは禁じられましたので、モザイクをかけました。
ほとんど意味ないとは思いますが（笑）
俊輔さんとのツーショット。「サッカー大好きおやじ」にとって宝物になりました。
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いやあ、この5人へのインタビューは緊張しました。

なにしろ日本代表の歴代の10番が3人も揃ったのです。もっとも1人はテーブルに着席していましたが（笑）
5人の登壇者から果たして楽しいお話が引き出せたでしょうか？

熱くて濃い、そして楽しいパーティーでした。

木村和司さん、シュートの皆さん、素晴らしい夜をありがとうございます

2023年12月20日

第22回扇遊正朝二人会～末廣亭恒例年忘れ余一会

いよいよ来週になりました

扇遊さんと私の暮れの吉例二人会

今年で22回目です。早いものですね。

新宿・末廣亭　新宿区新宿3-6-12
令和5年12月29日（金）
12時40分開場　13時開演
正朝『景清』『看板のピン』
扇遊『きゃいのう』『木乃伊取り』

色物：和助・小花

二ツ目：遊京

下座：あき

前売（一階全席指定）3500円
当日（二階自由席）3500円
チケットぴあPコード：523-144
※2023/12/24(日) 23:59まで

【問合せ】末廣亭　03-3351-2974

【アクセス】東京メトロ、都営新宿線『新宿三丁目』徒歩2分

「この二人会を観ないと年が越せない」などと嬉しいことをおっしゃってくださるお客様もいらっしゃいます。
現在、椅子席は完売しました。両側の桟敷席が若干残っているようです。お早目にチケットぴあにアクセスしてください。
当日券は2階席（全自由席）になります。
皆様のご来場をお待ちしています

2023年12月17日

10月16日（土）歌舞伎座

「芝居総見の会」というグループがあります。私も仲間に入れていただいています。

その「総見」をしました。

歌舞伎座三部『猩々』『天守物語』を見物。
実はどちらも初めて観る狂言です。

『猩々』は勘九郎さんと松緑さんの踊りです。
水中に棲む霊獣の猩々は酒が大好き。二匹（？）の猩々が大杯で酒を飲みながら楽しそうに踊ります。摺り足が基本の日本舞踊ですが、ステップを踏む所作が新鮮で面白かったです。

『天守物語』は泉鏡花の作品です。

泉鏡花が大正6年に戯曲として発表しましたが、作者の生前に舞台で上演されることはありませんでした。
以下『すじがき』から引用します。
昭和26年になって、初めて新派の花柳章太郎、水谷八重子らによって舞台化されました。
その後昭和30年にようやく歌舞伎になりました。6世歌右衛門が歌舞伎座で公演。その後3度上演しています。
そして昭和52年、ご存知玉三郎丈の独擅場になりました。歌舞伎座をはじめ京都南座、中日劇場、日生劇場、銀座セゾン劇場など全部で12回上演しています。
今年5月の平成中村座（姫路城）で、七之助を後継者として譲りました。
今回はその再演といった形です。
玉三郎丈は相手役の亀姫でスケています。いわば同じ舞台の上での「補導出演」でしょうか。
七之助の富姫は玉三郎の直接指導を受けているので当然といえば当然ですが、セリフ回しなどが玉三郎丈にそっくりです。声まで似ているように、私には感じられました。
これから「当たり役」として磨いていくのでしょう。
芸の継承を目の当たりにする気がしました。
期待しています。
今宵も楽しい観劇でした。