2024年04月25日

4月25日（木）末廣亭4月下席仲日

新宿末廣亭4月下席（しもせき）も早いもので仲日（なかび）を迎えました。

十日間の寄席興行は、出演者にとってはいつも前半が長く感じられます。

仲日を過ぎた後半はあっという間に過ぎていきます。

毎度不思議な感覚です。今日がその折り返しです。

今席は「笑点」のメンバーになった一之輔が主任（トリ）なので、連日大入りが続いています。

末廣亭の看板はすべて橘流寄席文字。すべて手書きです。
宗家橘右近師匠が亡くなった後、長く一門を束ねていた左近師匠も、昨年暮れに亡くなりました。
今は惣領の右之吉師匠を中心にして一門のお弟子さんたちが、その伝統を守り続けています。
プログラム
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中ページ

いつも充実している読み物
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本来はご来場いただいたお客様しか入手できませんが、特別にご紹介します
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千穐楽は30日（火）です。
後半はゴールデンウイークに突入しますので、ますます大勢のお客様だと思います。
あなたも末廣亭にいらっしゃいませんか。私は一日も休みなく出ています。
皆さまのご来場をお待ちしています

2024年04月19日

4月18日（木）椎名町散歩

「椎名町」と呼ばれていた我が師5代目春風亭柳朝が住んでいた家は、今はもうない。
先日、今の6代目柳朝（一朝師の弟子。即ち5代目の孫弟子）からメッセージが来て
「今、椎名町に来ているんですが、大師匠が住んでいた家はどの辺ですか」と訊いてきた。
すぐにグーグルマップに「←」をつけて返信したのだが「よく分かりません」との返事。
「ええい、じゃ今度、俺が案内してやるよ」ということから始まった。
その話を聞きつけた三朝が「私もいいですか」と言うので、一緒に行きましょうとなり、
「他にも行きたい人いる？」と募ったところ、総勢9人に膨らんでしまったという次第である（笑）

参加者は正朝、勢朝、玉の輔、柳朝、三朝、柳枝、一刀、一花、与いち

八代目林家正蔵（彦六）一門の系図。赤枠が今回の参加者

午後2時半、西武池袋線椎名町駅に集合
駅の中はトキワ荘だらけ（笑）

この駅に降り立ったのはほぼ40年ぶりである。街並みがかなり変わったことに戸惑いながら師匠の家（の跡地）を目指す。
住んでいた家がもう無いのは知っていたが、行ってみたら驚いた。
師匠の家一軒だけではなく、辺りの一画がすっかり変貌していた。
住居表示

間違いない。手元に残る最古の重宝帳（関係者の住所録）昭和54年版

この路地だ！
ここを入って突き当りを右に曲がった所が師匠の家だ

「ここを右に曲がる・・・・あれっ？行き止りだ」

そこには大きなマンションが建っていた。
師匠の小さな家は、玄関前の小道とともに大きなマンションに飲み込まれていた。
なんだか哀しい。
行き止りの路地から戻ってくる一花

全員でしばし感慨にふけったあと、喫茶店に入った。

師匠を始め、おかみさん、私たち弟子が入り浸っていた「ヴィオレ」は今も健在だった。
昭和レトロ感あふれる懐かしい喫茶店。ここも約40年ぶりだ。
ママも元気だった。

昔の話を小一時間語ったあと、一花は仕事に。
あとの8人は事前に団体予約をしていた「トキワ荘ミュージアム」に行った。
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以前から行きたいと思っていたのだが、今回初訪問
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館内の撮影スポット「ラーメン好きの小池さん」のパネルと

このミュージアムは公園の中に、復元して建てたもの
玄関前で記念撮影

少し離れた実際にあった場所には「トキワ荘跡地」というモニュメントがある

最後はこれまた師匠が行きつけだった椎名町駅前の焼きとん「かど」で大宴会（笑）

撮影は柳朝

なので、本人は写ってない。なぜ後輩が「私が撮りましょうか」と言わないんだ（笑）
安くて美味い焼きとんと煮込みなどで大満足。
楽しい一日だった

2024年04月05日

4月5日（金）東京芸大美術館「大吉原展」

鈴本の出番の前に、開催前から色々と物議を醸した大吉原展に行ってきました。

実は、昨日の4日（木）にも行きました。
昨日は4時少し前、詳しく言うと3時50分頃に美術館に入りました。
会場は地下2階に第一会場と第二会場があります。
そこを見終わった後で、3階の第3会場に移動します。
入場料は2000円。
それぞれの展示の説明をじっくり読んで回ったら、第一会場と第二会場だけであっという間に1時間が経ってしまいました。
もう閉館時間の５時です。第二会場の最後はワリと早足で回ることになりました。
第三会場は入ることさえできません。
「仕方ない。明日また来よう」
と2日連続で来たわけです。
昨日の反省から1時間早く家を出ました。東京藝術大学は上野のお山にあります。

ちょうど満開宣言が出たばかりで上野公園は花見客でいっぱいです。

今日は昨日見た地下の第一会場と第二会場は早足でざっとひと回り。

すぐにエレベーターに乗って3階の第三会場に行きました。

全体の展示は主に浮世絵が多いですが、衣裳や三味線、実際に使った道具、文書類などの実物もあります。
テーマ別に吉原の歴史、吉原の地図、吉原の一日、吉原の暮らし、遊女、遊客、などたくさん展示してあります。
これはどうしても二日がかりになります。
江戸風俗人形

中でも一番人気がこちらです。
人形師辻村ジュサブロウ氏、檜（ひのき）細工師三浦宏氏、江戸小物師服部一郎氏の三人の名工による模型
画像ではよく分かりませんが間口2m68cm、奥行き2m35cm、高さ81,5cmの巨大な模型です。
間近で見ると迫力があります。
館内はすべて撮影禁止ですが、ここだけ特別に写真撮影が許されています。

皆さん盛んにスマホで撮ってました。
私はあえて撮りませんでしたが、今になって後悔しています
「撮っときゃよかった」（笑）
図録買うべし

3500円とちょっとお高いですが、これはおススメです。買った方が良いです。
会場に展示してある解説がすべて収録されています。
これを見返すことによって感動が甦り、より一層知識が深まるでしょう。

会期は5月19日までですが、4月23日からは後期の展示替えがあるようなので、もう一度行こうかと思っています。
皆さんにもお薦めします

2024年04月01日

4月1日（月）四月上席鈴本演芸場夜の部

今日からの上席（かみせき/10日千秋楽）は鈴本18時15分の出番です。

主任は柳枝が勤めます。

十日間ネタ出しをしています（2日は休演）

初日の番組

遅れていた今年の桜も今週中には満開になりそうです。

上野のお山の桜を見て、夜は鈴本へお出かけください。

皆さまのご来場をお待ちしています。