4bae7acf.jpg トリは、テレビ「笑点」でお馴染みの三遊亭好楽兄さんです。今でこそ圓楽一門に移り、亭号も三遊亭を名乗っていますが、元々は私の大師匠(おおししょう・我が師匠柳朝のそのまた師匠という意味)である先代林家正蔵(後の彦六)の弟子で、林家九蔵(くぞう)と名乗っていました。
 つまり、私とは一門であり、叔父甥(おじおい)弟子の間柄なのです。私が前座〜二つ目の頃、九蔵兄さんはそろそろ真打も近いという古株の二つ目で、よーく可愛がってもらいました。なにしろ親分肌の人で、面倒見のいい兄さんでしたから、後輩もみんな慕っていました。うちの師匠も可愛がってました。
 今はどうしても「笑点」のイメージが強いですが、二つ目の頃から天性の明るい芸風が評判で、落語協会内部では将来を嘱望される若手の一人でした。

 演題を「?」としているのは、実は聴いてないから分からないのです。帰りの電車の都合がありまして、私と左橋、花緑の三人は、好楽兄さんが高座に上がったところでタクシーに乗って、直江津駅に向けて帰りました。
 本当は好楽兄さんの落語をソデからじっくり聴きたかったのですが、最後までいたのでは主催者が用意してくれたチケットの電車に乗り遅れてしまうのです。
 
 写真は、私が高座から降りてきて兄さんが上がるという「すれ違いざま」の一瞬、ソデに用意していたデジカメで撮らせてもらったものです。好楽兄さんには丁重にご挨拶をして、お先に失礼しました。

 冬の噺・・・・いったい何を演ったのでしょうか?気になるところです。