September 20, 2006 18:35

Live at the Baked Potato


今夜、ハリウッドにあるThe Baked Potatoにて行われた、高校時代からの親友、クロちゃんことギタリスト, Daisuke Kurodaのライブを見に行ってきた。
彼の聖地とも呼べる、ここでのライブ。数々のアーティストが演奏してきたこのライブハウスで演奏することは、彼にとって特別なものだったに違いない。
彼の通っていた音楽学校からの仲間で集まった、今夜のプレイヤーたち。
ボーカルが1人に、バックコーラス2人。
ギター、ベース、ドラム、そしてパーカッションの、計7人。
みんな、楽しそうに演奏していた。

クロちゃんに終わったあと感想を聞くと、
「こんなに静かなライブは始めてだったよ 笑」と。
本当はもっとガンガンに弾きたかったらしいが、今夜のメンバーに合わせて、抑えて弾くしかなかったようだ。
しかし、ライブの最中には、今日が誕生日だった彼へのサプライズケーキもあり、みんなの前で祝福されていた彼の顔は、とても嬉しそうだった。

誕生日に、自分の好きな道で、自分の好きなことをやっている。
今まで、ギターの道を進むと決めてから、色々と葛藤や困難、周りからの批判、偏見等、色々ときついこともあっただろう。
しかし彼は、自分の本当に進みたい道を貫き通している。そして、今日彼の誕生日に、ここThe Baked Potatoにて、ライブを行った。
素晴らしいことだ。
日本から来ていた彼の彼女もとても嬉しそうだった。

そこの小さなライブハウスは、演奏が終わった後も、お互いに祝福しあう人たちで溢れ返っていた。
いつもこういう場所に行く度に思うのは、人がみんな、とても穏やかで、幸せそうだということだ。
自分の好きなことをしている人たち。そして、その人を応援しに来る人たち。
演奏が終わった後、賞賛の言葉をかけに行き、その言葉を受け取った本人は、感謝の言葉を返す。
男同士、女同士、関係なく、がっちりと、ハグをし、お互いに愛情を示す。
こういう場にいると、自然と自分も、笑顔になってくる。

そしてこういう場所では、不思議な出会いもあるものだ。
ベースプレイヤーの幼い頃からの親友だったというある男性と知り合った。
彼は、現在Dream Works Animation SKGで働いているそうだ。
以前自分が、その道を目指していたというと、興味を持ってくれた。
今の自分はもうその道は目指していないが、実際その道に入るのは、非常に大変なことを知っていたので、どうやって入ったのか聞くと、ある面白い経歴だそう。
聞くと、元々イギリスにいた彼。アメリカのこの会社が、彼が当時働いていた会社に、機械をオーダーし、取り入れたが、うまく動かない。毎回メールでやり取りするのも面倒なので、実際に会社から一人アメリカまで来て欲しいといわれ、ここまで出向いたのが彼だったそうだ。
最初は2週間の予定だったが、それが1週間、また更に1週間伸び、気付いたら、フルタイムでこの国で働いていることとなった。

彼は言う。
「いつどんな繋がりでチャンスが自分の元に舞い込んでくるから分からないから、とにかく、Keep on Trying(トライし続けるべき)だ」と。
ジェスチャーを大きく使って情熱的に話す彼を見て思った。いつも、どんな分野の人と会おうが、その道を自分が心から行きたくて、それで実際にその道を歩めている人は、必ずや困難を乗り越えてきたこと。
そして、彼らに共通することは一つ。決して、自分の夢が叶うまで、あきらめなかったことだ。
そんな彼らは、必ずや、アドバイスを聞くと、情熱的に話してくれる。
なぜなら、夢の大切さを知っているし、もし相手が夢を持っているなら、その道で成功してほしいからだ。
そんな彼らと話すと、自分も夢を叶えるまで、トライし続けよう。あきらめずに。
そう励まされる。

ライブハウスから帰っていく人々は、みんないい顔をしていた。
いい夜だった。

9・19・06


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コメント一覧

2. Posted by Shun   September 22, 2006 15:36
クロちゃん、
俺も久しぶりに会えて嬉しかったよ。
今度またクロちゃんの弾くところを見るの、楽しみにしてます。
1. Posted by daisuke   September 21, 2006 06:30
来てくれてほんとにありがとう。
まじで嬉しかったです。
次回はmy bandのライブに招待します。

今度また会って熱く盛り上がりましょう。

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