岩下俊三のブログ

黄泉の国へは何時でもいける。生きてる限りは、やはり「反帝反スタ」のままなのだ。

2010年11月

「匿名」沖縄県民の暗黙の了解。中井真当選

plc1005281255021-p1沖縄県知事選挙は、現職の仲井真と新人の伊波の一騎打ちとなり、普天間基地の県外移設を掲げた仲井真が県外移設反対を掲げた伊波に勝った。

これは当選後ホホにキスした娘のゆみなと知里が可愛かった為でもなく、井波の人格的評判が地元で最低だったからでもない。

それは、、、基地移設についての「微妙な」違いに安堵している選挙民も少なくないからなのだ。

なぜか、それは、選挙の有権者が「匿名」であるからだろう。

本土でも、かくも長き自民党・公明党の現世利益が続いてきたのだから”幻想”商売の政治が沖縄で成立しないはずはない。少なくとも政権奪取から8ヶ月で前言を翻すより、先ずは現世利益を最優先にしたうえで、次に名護市長選(約3年後)で民意がきまるまでは前言を翻さないだろう仲井真のほうが信用できると思ったのだ。

現実の政権を持つ民主党は候補者を立てられず、理想を掲げる社民、共産などは井波を推し、建前と本音を半世紀使い分けてきた自民党系のリアリストは仲井真にしたのだろう。

では何がリアルなのか、たとえば熱心にアメリカ基地撤去を追及しているある教師がいたとする。彼は革新教員であるが、同時に米軍租借地の地主でもあるとしよう、そしてそのまえに日本政府が肩代わりして払っている地代はバカにならない現実が呈示されるとする。すると「匿名」の有権者になった時、彼はどうするだろう。

沖縄県民を悪くいうのはタブーである。そしてそのタブーの代償に基地負担を押し付けてきた「やまとんちゅー」の免罪附がそれである。

現に知事選の前から普天間基地の不動産価格は上がりこそすれ下がらないのだ。もし基地という「産業」がなくなったらどうして生計をたてるのか。きれいな建前や理想はしぶとい現実の前では儚く脆いといわざるを得ない。当分撤去されないことを経済は見越しているのだ。

もちろん「サヨク」は井波を推し、普天間基地撤去、、、、である。そして「サヨク」の合言葉は「アメリカ軍は出て行け」なのである。

しかし彼らには「生活」がない。マスコミも、世に言う「常識人」も同じように沖縄の基地負担偏重を憂い、県民に同情する。そうして真実を隠したまま「うちなんちゅー」を悪くいわないタブーを構成してきたのである。でもそれはなんのことはないただ「サヨク」には「生活」がなかっただけのことだ。自分は安全な地域でぶくぶくと太っていて、ただ「反対」を唱えていればいいのである。そしてまた、それは沖縄を俯瞰し睥睨している「やまとんちゅー」の驕りでもあるのだ。

匿名は誰かを特定しない。しかし責任は負うしかないのだ。よく分かっている。「県外」は無理だ。そして3年もたてば中井真だったら、、、というのが分っている。分った上での「匿名投票」である。

あえていう!「匿名」の沖縄県民は乞食の途を選んだのだ。喰えない矜持より喰える乞食が本当によい選択だったか。匿名なりに責任をとるべきである。

日米がボケている間に、「意外と成功」不肖の金親子

kor1011271246005-n1まだ時折北から砲弾の音がしておるらしい。困ったものだ。不肖の息子で困る親は多いが(団十郎も?)、親子で揃って不肖も珍しい。

ところがあるジャーナリストはアメリカの裏をかいたこの不肖親子の過激策は「意外と有効」だったとしている。事実そうであるからこの点は僕も同意せざるを得ない。

ただイランのウラン濃縮が合法的であるから、北朝鮮の濃縮も合法であるというのはすこし論理が飛躍しているとおもう。

いずれにしてもどちらが先に仕掛けたか判明しないし、展開は読めない。しかし韓国はその日のうちに風船にアジビラをつけ大量に北へ飛ばしており、犠牲者は出たがどうやら諜報戦の様相を呈している。韓国はそれでも抑制的である。

日本は日韓の結束を言うが韓国の本音は、もし日本の自衛隊が出張ってきたら北と共同で朝鮮民族として抵抗するらしいのだ。ことほどさように問題は複雑で日本のマスコミだけが「北=悪」「南=善」と単純化した報道をしている理由が分らない。

アメリカの激怒とプレザンスの価値を高める狙いは分らんでもないが、そこまで北を挑発しても金親子はアメリカには手をださない。戦争する気のない韓国にだけ手をだし、ますます米韓と中朝の対立構造を際立たせることに成功している。悔しいけど以外に賢いのだ。どんなに怒っても中国は北を庇うだろうし、アメリカが黄海に深く侵入してくれば問題が米中関係にシフトされ、北の多少の暴発は結果許されるだろうと限度を計算している。

ペイリ~1実はアメリカは極東に構うほど暇ではない。たとえば選挙に勝って勢いづく共和党の大統領候補・サラ・ベイリンにいたっては北と南を勘違いして北を擁護する発言までしている。

オバマ民主党政権は内憂外患のうえ大統領自身も事故で12針も縫う始末、極東のちいさな地域紛争に構っているどころではないのだ。

いずれにしてもアメリカだけに国防を頼って思考停止であった日本政府は、閣僚に禁足令などという無駄なことをやり、まだ国会対策という内向きなことしか出来ていない。菅の頭に上に砲弾が落ちるまで分らないのだろう。危機管理無能内閣はでも昔からかな。

金正恩は砲術の天才らしいから、官邸を狙って一発うてば。ま、そこまでバカではないだろう不肖ではあるにせよ。

ということは、わが首相は相変わらずボケたままか、、、。

深刻化する半島情勢、それでも尚「延坪」?

yeonpyeong中国外交部洪磊副報道局長は延坪島での砲撃戦について「朝鮮半島の平和を損なう行為に反対する」と発表した。苦しいコメントである。

中国は金体制を維持すると約束しており、すでに金正恩後継を承認している。そうしないと体制が変わる際に軍部が主導権を握り大混乱になるからである。

一方で極東アジアでの覇権をもつなら、北朝鮮の暴発を抑えなければならず、経済的にも中国一国では荷が重過ぎるので、国際的連携が必要である。故に今回の砲撃戦で北の弁護をあからさまにするわけにもいかず、困っている。

もと300px-Map_korea_without_labelsもと軍事境界線は暫定的なものであり’99年には北独自の領海を設定している。ということは延坪島は極めて曖昧な位置にありお互いに自国の領土だと言っている。そうなるとどちらが実効支配しているかどうかが鍵になるのだ。

そこで韓国は延坪島を事実上の軍事要塞化して、住民を実際に住まわせて生活させるため安全に気を配るだけでなく税金も優遇している。よい漁場というだけでなく国家が島をパラダイスにしようとしているのだ。ゆえに島民はここが大好きなのである。

しかし今回で改めて思い知らされたことはハイリスクがゆえのハイリターンだったのだ。

いずれにしても分断国家の運命は延々つづく。韓国のナショナリズムはすぐに燃え上がるが、すぐ鎮火する。それは根底にながれる悲劇の源流を知っているからである。朝鮮戦争だけは嫌だ、350万以上の犠牲と統一後の大量難民の流入は韓国としては絶対避けたい、、、というのが偽らざる心境であろう。

朝鮮半島問題が深刻化するなか、日本の国会は国際的には与野党共「つんぼ桟敷」に置かれているので、議論になっていない。内閣が報道からしか情報を得てないのを責める野党も「報道によれば」と言っている。漫画である。しかもこの事件を「神風」と例える与党の感性を疑う。バカじゃなかろか。

考えてみると、今の漫画はこれほど低俗ではない。

「失言」を謝罪する。

韓国と北朝鮮との砲弾が飛び交う、スワ戦争?

f4575672cab9c13cもちろん軍事境界線は実効支配に基づいた休戦ラインだからいわゆる38度線の近くではあっても直線ではない。
またそれも北の主張する境界とは違う。だから北からいえば自分の境界内で軍事演習するから報復したのだといい、南は自国の領土内に突然砲撃されたから提訴するという。

だから理屈をいっても瀬戸際外交には通じない。休戦中ではあるがまだアメリカと戦争しているのである。

だからありきたりの北朝鮮批判はつまらないし聞き飽きた。実際戦闘中で死者も出ているからたしかに大事件である。しかし北の無謀な賭けは絶対に終わらないのだ。いいとか悪いとかいう問題ではない。

以前、北の情報通である伊豆見教授に個人的に聞いたことがある。かれは戦争を煽るだけの凡百の評論家ではない。そして彼はいう「困ったモンですね」と。しかしこっそり、こうもいう。「核爆弾は○個は絶対あると思います」あっさり冷静にいうのである。

そのことから言えば今回の戦闘はあくまで通常兵器での地域紛争の範囲なのである。たしかに死者もいるだろう、でも騒ぐほどのことではない。とくに日本のマスコミの大騒ぎはなにか別の意図でもあるのかと疑わせるほどである。

真の問題は核である。核の使用である。ただ核があるよ、通常兵器で人家も攻撃できるよといって、だからなんなんだ、見え透いたハッタリじゃないか。自爆するほどの勇気もないチンピラの脅しにいちいち騒ぐ理由が分らない。北がホントにやる気なら、ハワイやアラスカの軍事施設を実際に攻撃してみればいい。そうしたらどうなるか分っているのだ、だからしないのだ。死ぬ気もないのに包丁を振り回す駄々っ子にいちいち騒ぐほうがおかしい。別な意図でたてまえ報道するなんて卑怯だ。金正恩継承の失敗などというデマに踊ってどうする。

計算づくの狂気、予定調和の反抗、あまりやるとアメリカと中国の話し合いで踊っているだけかと疑いたくなる。ワンパターンの猿芝居。

沖縄知事選まえの仕掛け花火?でも人命だけは、そこまでやるとゲームじゃなくなるよ。

世の中「冷静な狂気」ほどつまらんものはない。どうせ狂気なら熱くなれ!
冷静なら狂うな!

さて外交音痴のわが官邸やいかに。ただ慌てふためくだけだ。9時過ぎまで会議してなんの情報もなかったってホント?

そもそも「政権交代」に意味があったのだろうか?

gijidou01そもそも、政権が交代してなんか意味があったのだろうか?

政権交代は結果として誰がやっても同じであり、やや停滞をもたらしても民主党がいいか、ややスピード感があるが汚れていても仕方がないか、という違いである。でもだからといって民主党が汚れでいないわけではなく、自民党に戻してもスムーズにことが運ぶとは考えられない。

具体的に言うとポピュリズムが蔓延している限りいつまでたっても政治が国民を救済することはありえないのだ。

とりあえず自分の議席を取ることしか考えない政治家、とりあえず自分の新聞の発行部数をへらさない、とりあえず視聴率を減らさないテレビ、、、とりあえず就職したい大学生、とりあえずローンに追われるサラリーマン、みんな同じ病気である。そうして国家、国民は滅んでいくのであろう。

なぜ本質的議論を避けるのだろう。今日が生きられてもあす生き延びられる保障はないのに、それでも目的を延命にする。政治やジャーナリズムを、いや学生は学問をサラリーマンは仕事を「まっとう」した結果、生き延びているのであって、生き延びること自体を目的にしてもなにも生まれない。

政権維持が自己目的化している民主党には政権交代の意味がない。

単純なことをなぜやれない。税制の抜本的改正こそが基本だろう、国家としての存立基盤(安保、防衛、外交)に毅然とした方針がなぜ出せない。こども手当てをやるんならやる、議員定数削減するんならする、公務員給与を削減するんならする。しないんならしない。要するに決断しないことには、政治ではない。そのまえに補正予算さえ議論せずに、党利党略だれがいいいったこういったみたいな話でなにもしない国会が存在すること自体不思議でならない。

なにもしないいんなら「全員罷免」せよ!なにが事業仕分けだ、まず役に立たない国会議員を仕分けして、政治の責任を果たしてもらうしかないのだ。

倒閣とか政権交代とかちゃっちいことではなくて、日本を「洗濯」するしかない。具体的には今の政治システムを全面的に変えるのだ。

55年体制も戦後民主主義も終わったのだ。あたらしい政治システムに変えないと日本は滅ぶ。滅びたいのなら今のままでいい、自分は死ぬからいいけど、後の世代は困るだろうに。

皆ゆで蛙のままで、茹で上がるまで待つのだろうか?諸賢に問いたい。
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