5greenマイケル・グリーンは日本のマスコミにとって、とてもありがたい存在だ。ワシントン支局やアメリカ取材、外務省、政治番組などなんであれ、困ったときのマイケル頼み。アメリカに関して、なにか報道しなければならない時は、アメリカではまだ若輩のなんでもないこの男に、ただちにアポイントを取ることで、なんとか誤魔化せる。日本の視聴者にはもっともらしい知日派であり顔が売れ、「アメリカ当局」としての意見らしいコメントを、すぐ取れるので便利である。ホワイトハウスマフィアの常連であり、共和党ブッシュのときはそれなりの肩書きもあったが、政権が変わってからはただの人でしかない。でもあいかわらずコメントをとって
「アメリカ当局」の見方は、、、として日本では通用している。

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彼と同じくリチャード・アーミテージも、共和党の知日派として、日本の番組によく登場する。アポイントがとりやすく
やや大物感(プロレスラーのような身体の大物?)があって、マスコミの頼みの綱である。いずれにしてもまともな取材もしないで、現地コーディネーターか報道局に常駐している外注翻訳者に発注しとけば大体OKである。だから労なくもっともらしいコメントがとれ、保守派はよろこび、改革党を脅す材料になる。自民党と利権が一致していたマスコミは彼らをたびたび使った。その習慣は日米とも民主政権に変わったのに、マスコミだけは、まだやっている。普天間の問題にしても、日米同盟を強調し、安全の保障が危ないという恫喝を、あたかも「アメリカの意見」であるかのごとく使っている。ホワイトハウスと今関係のない共和党の、しかも日本の右よりの人脈のあるマイケル・グリーンやアーミテージというダダの人を利用するメディアの怠慢は、どうしたものか。

そればかりか、グリーンは日本にいたころ小沢の地元・岩手で世話になっているくせに、最近小沢批判をしている。普天間以外の選択肢を小沢が呈示したことを、日米同盟が危うくなるとか中国よりだとか、自民党のよろこびそうなことを言っている。この平成猿芝居をとりあげるマスコミだは、自民党の片棒をまだ担いでいる。よほどおいしい権力の蜜の味が、忘れられないのか、それともなにも考えないだけの、単なる怠惰なのか、いずれにしてもやめて欲しい。もう政権は変わったのだ。

それに、北の脅威や中国の軍備をことさら強調し、これで日本に受けるだろうとする根底にあるレイシズムは、醜く、いやなにおいもする。