080702c5aあらためて、「抑止力」を僕なりに定義します。

そのひとつには、確かに武器とそれを使える戦闘能力を持ち、他国を侵略したいという欲望を萎えさせる効果をもつ「抑止力」というものがあるのかもしれません。しかも世界一の軍事力で、しかも片務で守ってくれて、こっちはやらなくていいというのは、甘言としては、乗りやすいでしょう。普通そんな甘言には誰でも乗るでしょう。ぼくならすぐ乗ります。多少金がかかっても、ひとに騙されるのは嫌いじゃありません。否定してけんかになるより、騙そうとしたひとの達成感を満たしたあげたほうが、損しても傷つくよりいいと思います。もっといいのは相手を傷つけなくて済むことです。鳩山さんもきっとそうでしょう。日米安保条約で「抑止力」という折角いい家内安全のお札を頂いたのですから、ありがたいことであります。

もしそれがホントなら。

National_Park_Service_9-11_Statue_of_Liberty_and_WTC_fireなにもアメリカを疑って「ホントなら」というような失礼なことをいうつもりは毛頭ありません。そうではなくて実際に軍事力を持っているのと、もっていないのはどちらが危険かということを疑っているだけであります。

アフリカの荒野でライオンの群れの中にいるときは、ライフルを持っていたほうが安全です(そうじゃないという人もいますが)。一方銃社会のアメリカと、銃社会でない日本(お巡りさんは拳銃をもっているが)やイギリス(お巡りさんももっていない)と、どちらが治安がいいか考えてください。つまり人間は「道具」をつかうようになって、異常な警戒心を持つようになり、本来草食動物たるホモ・サピエンスが、いつか武器を持つ「悪癖」ができたのでありましょう。これは皮肉なことです。

世界一核武装した国の都市・ニューヨークで近代的なビルがやられたから、報復でアフガンやイラクを攻めて戦火を拡大しているとき、たしか2004年夏、「結果、アメリカはより安全になったとおもいますか」と僕はアメリカの若い人に、インタビューしまくりました。が、答えはNOでした。

だからといって福島みずほさんの「婆の、、」もとい「乙女の祈り」の嘘っぽさには組しません。断固国外テニアンというのなら、沖縄県内といっている「誠意」大将軍の幕閣なのだから、そうすればいいではないですか。貴方の職業は評論家ではなくて政治家であり、しかも政府の閣僚なのでしょう?

とにかく武器を持ってることが、いな金を払って武器をもった殺人鬼に守ってもらうことが「抑止力」というのなら、そんな危険な「抑止力」とかいう家内安全祈願の「お札」は入りません。いくら宗主国の推薦でも。

丸腰ほど安全なものはありません。戦闘地域でライフルで武装してると撃たれますが、はじめから丸腰をアピールして笑っていると、大体笑ってくれます。それでも殺された先輩・友人はいますが、生き延びる確立は高いのです。そういう僕も体験するまで分かりませんでした。

鳩山さんどうせ学ぶなら、戦闘地域で学んでください。誰も貴方の顔を知りませんから、SPなしで是非。