TKY201303150765
社会全体が閉じてきている。

このような内向きの思想の増長は社会に認めてもらいたい願望が現実と著しくかい離したとき歴史的もたびたび起こっている。古くは関東大震災時の朝鮮人大虐殺、新しくは「ヘイト」ではないけれど暴走族にもその類型を見ることがある。

もちろん

「反知性」こそがウリの今の権力が格差をより先鋭化させ、下層の下にさらなる「バーチャルな下層」を設定し己の「不遇感」を上や外に向かわせるのでなく、下へ下へと向かわせるように意識的にしていると考えられるのだ。アメリカでのプアーホワイトこそがKKKの源流であることからもそれはよくわかる。

これこそが、

まさに「ヒトラーの手法」であって、常識のある人が鼻白みシニシズムに陥る間隙をぬって、ありもしないことを論い、頭の弱いややもすれば世間から疎外された人々を「熱狂」させるのにちょうどよい手段が「歪んだ愛国心」と人種差別であろう。

このことは

彼らが「表現の自由」を隠れ蓑にし、あとまで政治的言論であるとの「表面上の装い」をまとうだけで、警察の動きが途端に鈍くなってしまう現状を散見するだけも明らかであって、そもそも警察組織が政治や権力の「真の意図」を受けやすい「後進国」においてこれらの「意図的な」ヘイトスピーチに迅速な取締りが遂行されず放置されるような事態も起きる傾向にあると思われてならない。

ゆえに、

これは一握りの粗野な人間の暴走のように思わせて「実は」権力に雇用された「狗」の疑いも払拭できない。だからいかにも政府と距離を置くような巧みな「演出」も疑わざるを得ないのだ。こうした日本の現状に国連人権委員会は人種差別を禁止する法律にヘイトスピーチを加えるよう日本に求めている。

ところが

日本では裁判所も動き始めているけれど、あくまで「建前」に終始し、腰が引けているのである。なぜならば日本は「人権」を高々と掲げるたとえば最高法規たる憲法より日米安保を事実上「上位」に於いてきた「非法治国家」(砂川判決によれば)だからであるといえよう。

それゆえに

少なくとも、反米主義で日本の帝国主義の過去を郷愁する「一水会」の創設者鈴木邦男さん自体が朝鮮人差別を否定しており、これほど大きな排外感情は見たことがないと憂慮しているのだ。

おなじく新右翼団体「統一戦線義勇軍」のもと関東若頭であった山口祐二郎さんも弱いものがさらに弱いものを叩くことに、

「〜ヘイトクライムをしている側も生きづらさを抱えている。仕事につけない不器用な人もいる。人生がうまくいかないのを全部外国人のせいにしている。傷ついてひねくれて、そんな解釈に至ったんでしょうけど〜」

                                                     、、、と嘆いている。

社会に疎外され匿名で「危なくない」犯罪に走るものが多い。食品に爪楊枝をいれたりするような人間も「とりあえず」大丈夫だという妙な安心感の上で自分をアピールしているものが多いのだ。

どうせアピールしたいのなら

山口組総本家に一人で乗り込むとか、国会に玄関から堂々突入するとかすればいいのに、それは「絶対」しない。「強いものには逆らわない」というのが彼らの鉄則なんだろう。静かな住宅街とかおとなしい商店街でわめき散らすことをネットに上げて「自慢」している。つまり自分が卑怯であることを自ら自慢している「オツムがよくない」連中であるのが実態なんだろう。

しかし

問題はその「彼ら」こそが権力がひそかに期待し婉曲的に援助している「かもしられない」と疑える「望ましい」人間なのかもしれないと疑ってしまう。安倍晋三の「ネトウヨ」ぶりが顕著で「ありすぎる」からである。

たとえば

アメリカへの無償の愛(予算)は増やすけれど、対米従属の自分たちだけの「不文律」に逆らったら予算を削るというような子供のいじめを平気で実行する(翁長氏への扱いを見よ!)「反知性」内閣を根っこから支えてくれるのは最下層の「にせ愛国者」であると安倍晋三が考えているとしか思えない。