Noriakiの楽雅記(らくがき)

雅楽「アジア里探(Return)Project」を進める三田徳明雅樂研究會・三田徳明主席のPrivate Blog。   東京・ソウル・中国北京/上海/杭州など、アジア各国での雅楽レッスンの模様、中国・朝鮮半島では消滅した一方で日本には残存する古代シルクロード芸術<唐楽/高麗楽舞踊>に接したアジア人の反応などをはじめ、 日常のよしなしごとを気の向くままに記して参ります。 お時間のあるときにお付き合いください。

2009年03月

中国・杭州師範大学 集中講義 初日

杭州師範大学音楽学院に集中講義にやって来ました。
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中国芸術研究院の劉青弋教授のご紹介で、昨年末北京で杭州師範大学音楽学院の
田院長とお目にかかり、杭州へ出講の依頼を受けたのですが、今回やっとその
お約束を果たすことができました。

成田−杭州直行便で朝日本を発つと、午後には杭州・西湖畔を散策できます。
大学は湖畔のいいところにありました。
学内ではかわいいポスターを見つけました。
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午後、レクチャーを行う予定の小講堂です。
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中国では既に消滅した隋・唐時代の舞踊が日本に残っていることを知ると、ますます彼らの目に真剣さが増します。
北京でも杭州でも、日本雅楽が伝承する唐楽への興味は並大抵ではありません。
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杭州は本当に食の宝庫!
何を食べても感動の連続です!!
馬主任教授たちと
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宿は湖畔のホテルです。
明日は舞楽実技2コマ、レクチャー1コマ・・・重たい一日です。。。
今日はゆっくり寝ておかないと。。。





読売文化センター京葉・振り替えレッスン

第1・3火曜は千葉研修所の篳篥レッスン。

しかし来週は杭州師範大学へ出張。京葉のレッスンができない。。。
そこで今日はその振り替えを行うことに。

京葉センターは「ららぽーとTokyo Bay」に隣接。

時間前にららぽーと内の整体治療院に行き、まずは体調を整えてからっと。。。

以前、肩痛がひどくてもう手が上がらず「お手上げ」だった折にここを訪れたところ、なんと一発で解消!
って言う経験があるんです。

いつもお願いしてる大島氏はお休みのようで、今回担当の先生には初めて施術してもらう。
最後の整体は治療院のBOSSが担当してくださいました。

腰や首が「ボキボキ!」
で、体の違和感が消滅!!

施術後は腰痛も一発解消。もう立ち方、歩き方から違うんですね。


さてさて、雅楽のレッスンは、月末の瑞朋会の発表演奏会に向けて、
受講生の皆さん、いつも以上に熱が入っていましたね!

いい発表演奏会にしましょう。
入場無料ですので、皆さんお誘いあわせの上、ぜひお出かけください。

詳細はこちらhttp://www.miduho.gr.jp/gagaku/090328zuihou.html

李明博政権一周年シンポジウム

李明博政権シンポ小先日韓国文化院からメールを頂戴しました。
東京国際フォーラムで李明博政権1周年記念シンポジウム
「今後100年の日韓関係のために」
のお知らせ。

この表題、2004年以降、私が韓国で行っている活動の目的意識にドンピシャ!

というわけで、私も時間をこじ開けて参加することにした。

駐日大韓民国特命全権大使の権哲賢氏
「新しい100年の出発点に立つ韓日関係」

東レ社長 榊原定征氏
「今後の日韓協力関係のあり方―東レの韓国における事業展開を踏まえて」

以上二本が基調講演で、その後、日韓の政治&経済の専門家4名のパネリストの発表、討論、質疑応答へと続く催事。

会場入り口でもらったプログラムを見るかぎり「文化」面の代表者がいないのが大いに気にかかる。
もちろん、李政権の特質や二国関係に早急に必要な部分を取り上げれば、政経分野での合作が第一義となろうことは言うまでもない。
しかし、心の共感の問題とも密にかかわる「文化」面の検討を除外して、果たして日韓の深い連携が取れていくのだろうか?

というのが、私の素朴な疑問であった。

しかし、榊原氏の講演がそれを半ば補う役割を果たしていた、と評価することもできた。
多くの繊維関連の日本企業が韓国に資本投下したものの、その先鞭をつけた「東レ」を除くすべての企業が半島から撤退。ただ一社半島に残った東レは、今や大きな成功を収めている。

東レと、その他の企業ではどこが違うのか?

榊原氏ははっきりとは述べておられなかったが、それこそ、日韓両国のあいだに横たわる「文化」の類似と相違の認識の有無が、彼の地での企業的成功/失敗の分水嶺であったと、私には思われたのだ。

私の進めている雅楽Projectは、こうした二国間の文化的類似と相違を一気に炙り出し、一般には認識されていない厳然たる「ある事実」を、そう遠くない将来、両国民に知らしめる成果を挙げることが約束されているものである。

そう強く感じたひと時であった。

現実的な文化面の施策で言えば、権大使の述べられた今秋の東京でのイベントこそが、直近では、両国理解の鍵になって来よう。

日韓両国の文化的合作の成功を支えるものが何であるか!?
その焦点がぼけることなく主催者によって絞り込まれ、企画が練りこまれることで、当該イベントの稔り多きものになることを願わずにはいられない。

このイベントの成功が、権大使の唱える「A2構想」の潤滑剤になることは間違いないのだから

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