週刊メインストリーム通信Vol.389 星空訪問

こんにちは。

今回のメルマガは介助スタッフの青木智恵が愛媛県にあるCIL星空について報告したいと思います。観光にも連れていっていただいたので観光案内もかねて。

私は今年度の職員旅行で82225日に愛媛県松山市にあるCIl星空を訪問してきました。

数矢くんが少しブログでも紹介していたのですが、「おもてなしナンバーワン」を掲げられたセンターで、今回の職員旅行ではたくさん交流していただきました。

 

1日目には松山観光!台風が来ていたので天気を心配していましたが、上手くそれてくれてたまーに雨の降るなか松山城、松山商店街など市内へと案内していただきました。

松山城へはロープウェイを使って近くまで行けるのですが、そこから先の坂道(山道?)が長かった!

お城自体には登りませんでしたが、CIL星空の運動の成果で長い上り坂もこまめにスロープが付いていて、すぐ近くまで行くことが出来ました。しかし結構なバリアがあるので、たいへんでした。皆で記念撮影したり、水道から出るポンジュースを飲んだりと楽しめました。

松山商店街は大街道、銀天街と2つの大きな商店街がL字型になっているのですが、アーケードもあり雨の中でも車椅子で動きやすかったです。ファミリーマップがあり車椅子トイレのある休憩場所なども分かりやすくしてありました。近くの百貨店も合わせて多目的トイレは五か所ほどあって1ヶ所はオストメイト対応でした。それらの休憩所は全然なかった車椅子トイレを設置するようにというCIL星空の運動から、空き店舗を使ってできたそうです。授乳室などもあり小さな子どもも一緒に家族で出かけやすい場所になっていました。自分達車椅子ユーザーだけでなく、社会のどんな人たちも過ごしやすくできる運動って本当にいいものなんだなと実感できました。

その日の夜はみんなでビアガーデンへと行きました。松山にあるCIL松山とぐっとらいふ、CIL星空、それと私たちメインストリーム協会の四団体で50人くらいが集まった大きな交流会でした。星空とは他の団体と交流できる機会があるとは思ってなかったので、嬉しい出来事でした。毎年恒例のビアガーデン交流会だったとのことで、良い時期に行くことができました。

また、松山は坊ちゃん電車という市電が走っていて、一台ずつスロープを装備してあり、ノンステップバスのような感覚で乗ることができました。

 

市内観光をして思ったのは、CIL星空の事務所の場所が良いなーということでした。電車の駅から徒歩10分もかからないで着くし、松山中心地にも電車で近く遊びに行きやすかったです。松山市内も市電、バス、電車と公共交通機関も車椅子で利用しやすく便利でした。ただ、終電等もあるためかビアガーデン帰りなどは福祉タクシーを利用している人も多く、市内在住の方は自家用車利用の人も多かったです。

3日目は一日中研修会でした。そこで少しだけでしたが、やっとCIL星空のことを知ることができました。

 

代表は井谷重人さんという笑顔がさわやかなとってもかっこいい40歳の男性です。交通事故で頸椎を損傷して障害者になったそうです。事故後引きこもっていた時期もあったそうですが、自立生活を始め、自分が自意識過剰すぎたと感じたそうです。そして立場が変わったことで目線が変わり、人と対等な関係を築くことができたとおっしゃっていました。

そして今から10年前にSMAの柴田さんという男性、CPの高橋さんという女性と健常者の男性2人とCIL星空を設立されました。

「よく暴れ、よく遊び、よく学ぶ」をモットーに活動されています。

星空ファミリーとしては、☆思いやりを持つこと、☆違いを認め合うこと、☆悪く受け取らないことを大切にしているそうです。自立支援をするためには介助者は不可欠です。「そのために忘れてはいけないことは人を大事にすること。健常者も当事者も対等の立場でいることで絆が生まれチームとして活動できるようになる」とおっしゃっていました。障害当事者と介助者としてではなく、人と人のつながりを大事にされているんだなと思いました。もちろんすべてが順調に活動できていたわけでもなく、当事者、介助者との関係が上手くいかずトラブルが頻発し、試行錯誤された結果「暗黒時代」と言われる時もあったそうです。しかしその時代を乗り越え、活動されています。なかなか自分たちの失敗を受け入れることは難しいと思うのですが、受けとめ新しい形で続けられているのは素晴らしいと思いました。私も見習いたい姿勢だと思います。

 

今回のセンター訪問は聞くだけではわかりにくいことを体験して学ぶことができました。CIL星空に行くことができ本当に良かったです。良い人に出会えまだまだ話たりないこともあったので、また行きたいなと思いました。

でも今回一番驚いたのは、家賃が安いとのことで皆さん良いお家に住んでいたことです。羨ましかったです!

週刊メインストリーム通信Vol.388 日本福祉大学学生合宿

皆さん、こんにちは。数矢です。8月も終わりですが、いかがお過ごしでしょうか?今週号のメルマガは、8月の16日と17日に行われた「日本福祉大学の学生合宿」の様子を報告します。

 

何度もメルマガでお伝えしていますが今年の4月から、メインストリーム協会にインクルーシブ教育部が立ち上がりました。

初めてインクルーシブ部のメルマガをお読みになる方のために説明しますが、西宮における障害児に対する小学校からの進路選択は分離教育ありきで全国的に見ても遅れている言わざる負えなく、具体例としては、入学時の就学通知は支援学校・支援学級相当が当たり前の現状があります。インクルーシブ部の将来的な目標としては、この就学通知を障害あるなしにかかわらずニーズに沿った就学通知が届くように活動したいと思っています。これらを成し遂げていくためにも、まず自分たちが知識を付けていくという意味から今年度は勉強会を行うことになりました。6月は、DPI日本会議の崔さんをお呼びし、障害者権利条約についての勉強会、7月は同じくDPI日本会議の佐藤さんに障害者差別解消法について学びを深めました。(詳しくはVol.380Vol.383をお読み下さい)

 

このような流れの中で、次にインクルーシブ部として動きを出していきたいと考えていた時に、鍛治がずっと繋がりを持っていた名古屋にある日本福祉大学で教べんをとられている小林先生からメインストリーム協会の活動とインクルーシブ教育を中心として学生に対して合宿研修をしてくれないかという要望やメインストリーム協会の雰囲気を経験させたいという想いがあり、今回の企画が実現しました。日本福祉大学で主に教員を目指して勉強している6名の学生さんを受け入れました。

 

合宿のプログラムは、最初にメインストリーム協会の活動について紹介しました。次に、私と鍛治が参加しているインクルネット西宮の普通学級に通う親御さんにお越ししてもらい現状などをお話して頂きました。また、インクルーシブ部の健常者スタッフも交え、学生さんが「なぜ、福祉を勉強しようとおもったのか?」という質問を皮切りに、ざっくばらんに意見交換をしました。その後、学生さんたちに、1日目のプログラムを踏まえ考えてもらえる3つのお題を出しました。3つのお題とは、「障害をもつ鍛治や数矢が転校して来たら、あなたはどう説明しますか?」「鍛治少年が歩けるの?と聞いてきたらあなたはどうしますか?」や「よだれは汚いと思いますか?」のような教員になったことを想定して考えてもらえるようにしました。そして、それら3つのお題の発表は2日目の午前中に一人ずつ発表してもらうことにしました。1日目終了した後は焼肉パーティをして、途中で言語障害クイズを挟んでメインストリーム協会の様々な当事者と夜な夜な交流をしました。

 

2日目の午前中に行ったお題の答えの発表は、学生さんの様々な考えが聞けました。今回の合宿研修を受けるまでは障害者との関わりが少なくて知らないことが多かったけど、メインストリーム協会の話や当事者の話を聞いて障害は社会の側にあることなどを知り、どのように工夫すれば障害があってもなくても学校に通えるか、社会で暮らせるかを、お題を通して考えてくれていた印象を受けました。特に、私は小中学校時代に悩んでいた「よだれ」に関して、もし受け持った生徒がよだれで周囲からバカにされている時にどのように対応するかを聞きたくてお題にしましたが、「よだれは誰でも出るものだから、バカにしないように注意する」という意見から「よだれは汚いものだけど、お互いに言い合える(よだれが出ていることを指摘できる)環境を作れるように皆で考える」という意見も出ていました。後者の意見は私が用意していた回答と同じで、どんな場面でも障害などの短所を「本人を含め皆で工夫をしてクリア」していくことの重要性を感じてもらえたと思います。

 

私自身、このような合宿研修に関わって印象的だったのが、「福祉を勉強しているけど障害当事者のことや親御さんの話をリアルに聞くのが初めてだったので、とても新鮮で今後の勉強に役に立てたい」という話を聞いたことです。福祉を勉強している学生さんであっても、障害者と接する機会が子供の頃から無に等しいということに改めて気づかされました。このことから、私たちがやろうとするインクルーシブ社会の実現は必要不可欠な活動であるとより一層感じました。

 

また、今回のような研修は学生さんにとっても考えの幅を広げる意味で、とても重要なイベントだと思いました。一泊二日の合宿でゆっくり話し込む時間が少なかったなどの反省点が多々ありましたが、反省点を改善して来年度も是非やりたいと思っています。

週刊メインストリーム通信Vol.387 先生トライやる

皆さん、こんにちは。

今回は、今月の6日と8日で行われた深津中学校の初任者のための社会体験研修について、メインストリーム協会の同級生コンビの数矢と高橋枝里子がお送りします。

 

この社会体験研修というのは、今年度に新たに教員になった人全員がこの夏休み中にしなければならなくて、西宮市の新任教員は西宮市内の事業所であればどこでもいいのだそうです。但し自分で研修先を探してきて自分でアポイントを取って研修を受けるという形で実施されています。メインストリーム協会では、「先生トライやる」と呼んでいて、3年前からこの時期に受け入れています。

さて、なぜこういった研修を受け入れているかというと、障害者が地域で当たり前に生活しているということを地域の人達に知らせていきたい、という思いがあり、トライやると同様に小学校や中学校のうちに授業や交流イベントを通して障害者が地域で生活している実態を知ってもらうことが今後の障害者の地域移行がよりスムーズになるのではないかと考えていることから受け入れを始めました。最近では徐々にではありますが、メインストリーム協会でも祭やトライやるウィークなど地域と積極的に交流していっています。

 

今年は2名の先生にお越し頂き、研修をしました。一人は女性で、パワフルな体育の先生で周りが一気に明るくなる感じでした。もう一人は男性でマンガの「ドカベン」のような体格ですが、家庭科の先生で優しさが溢れている感じでした。

 

今回の研修内容は例年通りですが、先ず1日目にはオリエンテーションとして鍛治の自分史を含むメインストリーム協会の説明をしました。午後からは食事体験をして頂き、車椅子体験を兼ねて、電車とバスと使い西宮ガーデンズにバリアフリーチェックにいきました。当日は35℃以上の酷暑だったので、途中でカフェに入りお茶をしながら和気あいあいと西宮ガーデンズのバリアフリー度を調べていました。

2日目は午前中にグループディスカッションを行い、「どの障害が一番困るか?」「障害のことは他の生徒にどうやって説明するか?」等の障害のことから学校にまつわることをテーマにして話し合いました。午後からは、お宅訪問として深津中学校の校区に住んでいる牧井さんと江富さんの家に行きました。そのあとに私数矢の家で、私の中学校時代のことを中心に自分史を話しました。

私は今回の先生トライやるに関わる中で、中学校時代のことを振り返ることができ、先生方の想い等をリアルに聞けてとても良かったです。この先生トライやるをきっかけに、2人の先生とこれから繋がりあえる関係になりたいと思いました。

 

今回の先生トライやるは私と鍛治と高橋を中心として7名で企画、運営しました。新人スタッフの高橋が初めて関わったので、感想を書いてもらおうと思います。

初めての先生トライやるに一から関わり、最初はどう自分が携わっていけばよいのか悩みながらのスタートだったのですが、周りのスタッフの方々の姿をみて少しずつ自分の中でイメージができていきました。

当初は、緊張してうまく自分から先生たちとお話することができなかったのですが、2名の先生方がすごく気さくでアグレッシブだったのですぐに緊張がほどけました。

 

一日目のバリアフリーチェックで、家庭科の先生と一緒に回りました。

バスで阪神西宮駅に向かう際に、スロープがどこからどうでるのか、乗った後の運転手さんの対応、スロープの勾配があるほど一人でのバス移動は、すごく大変だということを知ってもらいました。そこから電車に乗ってガーデンズに向かいました。

障害者のトイレや駐車場を見て回り、お茶をしながらバリアフリーチェックをまとめました。そこで先生の感想を聞いて印象的な言葉がありました。

 

「こういう体験をしないと、どこがバリアなのか全く知りませんでしたが、細かいバリアに気づくことができてすごく為になりました。」とおっしゃって、熱心にいろんなことに興味もって質問してくれる姿も見ることができすごく嬉しい気持ちになりました。

 

夕方事務所にもどり、夜は2名の先生方と交流も兼ねて食事会をしました。

初日で緊張や疲労感もあったと思いますが、いろんなお話をしてくれてすごく盛り上がりましたし、何よりも楽しんでくれて本当に良かったなと思いました。

 

今回の先生トライやるに携わって、私自身も気づいたことがありました。それは、言葉で伝えていくのも大切だけど、経験して身をもって感じる事もすごく大事なのだと思いました。私は、まだまだ未熟で分からないこともたくさんありますが、今回の先生方の研修は私自身も成長できたし、少し自分に自信が持てた良いきっかけになりました。今後も2名の先生方と交流など仲をもっと深めて、一緒に西宮を盛り上げていきたいなと思いました。

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