週間メインストリーム通信Vol.351 アクセス関西秋の集会&近畿運輸局意見交換会

皆さんこんにちは!今週のメルマガはアクセス関西秋の集会について茂上がお届けします。

 

アクセス関西とは、関西の当事者団体が集まわって組織されています。主に学習会や、交渉などを行っています。

 

その活動の中で目玉が、今回1010日に行われた秋の集会です。アクセス関西は春と秋に大きな集会があり、今回は秋の京都で行われました。

 

今回の学習会の特徴は空のアクセスです。空港や機内のバリアフリー・呼吸器などの機内持ち込みに関しては多くの問題があります。

車椅子で飛行機を利用するとさまざまな制約が生まれてしまいます。例えばチェックインの時点で自分の車椅子を預けて、航空会社が用意した車椅子に乗せられることがあります。航空会社からすればボディチェックなどの手続きから機内への搭乗までスムーズに行えます。しかし、搭乗までの時間を空港の車椅子で過ごすことは座位が取りにくい障害者にとって苦痛です。また、飛行機に搭乗する際もゲートブリッジがなくタラップを担ぎ上げらたりといったことが多くあります。実際に今年に入ってからも車椅子ユーザーが自力でタラップを登らされるという事例がありました。

 

また、呼吸器や医療的ケアの必要な人が搭乗する際は事前に医師の診断書などの書類を提出する必要があります。ちなみに、アメリカの航空会社は電話で伝えるだけで大丈夫とのことです。

しかしこれはアメリカの航空会社に限ったことで、日本の航空会社を始め多くの航空会社は対応がまちまちです。

 

学習会の後半ではテーマパークと公園のバリアフリーに関しての報告がありました。例えば遊園地のアトラクションは物理的に乗ることが可能でも、緊急時に階段を上り下りする可能性のある場合は単独歩行のできない人は断られてしまいます。

 

今回、航空のことに絞って学習会をしたのは初でした。駅や建物のバリアフリーだけではな航空機はどうしてもないがしろにされがちです。

 

学習会の後は、「誰もが移動しやすいまち、京都」をテーマに京都の街をデモ行進しました。秋の京都は観光客が多く(途中で外国人観光客に動画を撮られていた)アピールできたと思います。

今回の集会では当初の予定になかったデモが直前に入って、場所が二転三転してしまいました。事務局をやっていながらみんなに伝えたい・関西のバリアフリーをよくしていきたいという思いが伝わってきました。

 

また、1025日には近畿運輸局(国土交通省の出先機関)との意見交換会がありました。この意見交換会は1年に1回行われています。今までは部署が限られていて他分野の話題が挙がったら「伝えておきます」で終わっっていました。しかし今回の交渉ではこちら側の質問に対してダイレクトに実情を数値で答えてもらうことができました。また交通の問題が起こった際の事業者と当事者の仲介は可能だし、どんどん意見をあげて欲しいとのことでした。他部門の担当者と実際に話合いができることは非常に大切だと感じました。

 

近畿運輸局との話し合いの中で、緊急時の対応も話題に上がっていました。例えば、新幹線が停車駅以外の場所にやむおえず停車した場合、梯子を使って避難します。その場合車椅子は・・・現時点では具体的なマニュアルや義務はありません。この話を聞いて学習会での航空機や遊園地のアトラクションの話と関係してくると感じました。飛行機も遊具もなんとか利用することは可能ですが、緊急時にどうするのかはまだまだ置き去りにされている印象を受けました。

 

東京オリパラが迫り、バリアフリーもどんどん進んでいます。しかし実際に当事者が意見を言って社会にアピールしていかないと、本当に誰もが使いやすいものはできません。その中でも障害当事者の意見は様々です。そんな中で意見を調整して、学習会や運動の方向性を示していくのがアクセス関西の役割だと思います。

 

ちなみに次回は2月に西宮での学習会を予定しています。今後もアクセス関西をよろしくお願いします!

週間メインストリーム通信Vol.350関西ILキャンプ

こんにちは。数矢です。

今回のメルマガは、今月10月12日・13日で行われた「若手だけキャンプin大阪信太山」を報告します。

 

関西の若手が集結して、ネットワーク作りを目的にキャンプをしよう!

 

皆さん、JIL関西ブロックの中の「ヤング委員会」というグループをご存知ですか?このヤング委員会はその名の通り、関西の自立生活センターで活動している若手当事者がネットワークを持ち、様々な経験をし先輩たちの後を継いでいけるようにと2007年に結成されました。ヤング委員会は、年1度行われる秋の研修会すなわち関西IL合宿を企画・運営をしてきました。加えて、若手はなかなかリーダーシップをとってイベント等の企画をできる場が少ないという現状があることもあり、ヤング委員会は若手当事者が実力を試せて成長できる場でもあります。3年前に新体制となり、関西の自立生活センターから選りすぐりのピチピチの若手メンバーが集まって活動をしています。

去年度まで関西IL合宿を企画していましたが、もっと若手同士が深く繋がりを作りたいと思い私が言い出しっぺでキャンプをすることになりました。関西IL合宿のように学習会も大事ですが、同世代で集まって遊んで語り合うことで若手の繋がりが深まると思います。繋がりができることによって、関西のIL運動を盛り上げるきっかけになると考えました。また、次世代の関西ブロックのIL運動を引っ張っていくのは私たちのような若手なので、若手だけで合宿をしてお互いを知っていきたいというヤング委員会の想いもありました。

 

今回の企画の舞台であるキャンプ場は、大阪の信太山にあります。イメージでは小学校の時の林間学校で行ったキャンプ場で、自然がいっぱい、夜はお化けが出そうな予感いっぱいのところでした。

関西ILキャンプの中身を簡単に説明すると、班に別れて夕食のカレーの具材をかけてのクイズ大会がありました。クイズで奪い合う具材にはパクチーや納豆などの普段のカレーにはなかなか入れない具材もありました。なので、クイズに答えられないと得体が知れないカレーができあがるルールになっています。食材争奪戦の後は薪で火をおこし飯盒すいさんとカレー作りをしました。TRY方式で、他のセンターの介助者もごちゃ混ぜでチーム分けをしました。獲得した具材でカレーを作りました。煙に包まれながら作ったカレーはほとんどの班がスープカレーになりましたが、皆で協力して作ったカレーはおいしかったです。

カレー作りが終わった後は、もちろんうだうだ交流会。障害者、介助者関係なく恋バナから、お互いのセンターでの活動、差別の定義などのまじめな話までしていました。

 

私もキャンプで飯盒すいさん等は小学校の林間学校以来でとても楽しかったですが、一番印象に残ったことはやはり夜の交流会でした。

うだうだ話をする中で、若手ならではの悩み、センター同士の考え方の違いという話題で時にはお互いの意見が食い違い、議論が白熱する場面もありました。私たちは自立生活運動を今後引っ張って行くためには自分たちの意見をぶつけ合いお互いを認め合うことができる関係になることが必要だと思います。今回の宿泊施設は部屋で飲食ができなかったりして朝方まで話し合えませんでしたが、そのような関係になるためにお互いが今感じていることや考えていることを少しですが知れました。

 

このキャンプは1泊2日ですごく短く、あっという間に終わってしまいました。でも、私は今回の関西ILキャンプはスタートだと思っていて、キャンプ後も関西で繋がり合える関係になることが大事で、この合宿がきっかけになって仲間が増え、いろんなセンターに訪問できたり、お互いを認め合い助け合って活動できるようになれば良いと思います。

当たり前ですが、私たちはいろんな面でまだまだ未熟で、得意なことや苦手なことがあります。でもこのようにネットワークを作って、お互いの得意不得意を補い合って力を合わせて楽しいイベントを開催したり、自立生活運動を盛り上げていきたいと思います。関西を若手のパワーで盛り上げていくと共に、ヤング委員会の活動を多くの人に伝えていきたいです。

週間メインストリーム通信Vol.349 カンボジア研修



みなさんこんにちは!今週のメルマガは10月に行われたカンボジア研修について茂上がお伝えします。

 

今回の研修はカンボジアにあるPPCIL(プノンペン自立生活センター)から4人のメンバーがやってきました。今回は9月の後半から東京のヒューマンケア、10月からは関西で研修を行いました。

前半の関東での研修はILPやピアカン運動などCILの活動についてやって、後半の研修は、各センターの特徴やメインストリームが大切にしている志を学ぶというのが今回の研修の目的です。

 

それでは今回日本にやってきたメンバーを紹介します。

・サミス

ダスキン研修生でPPCILの代表。障害はポリオ。2児のパパ。今回家族サービスのため先に帰国。

 

・ニャップ

元教師のケイソン。2年前から事務所で自立。もう直ぐアパートでの一人暮らしを開始する予定。運動やILPのことはもちろんだが、自分の介助も介助者が楽に介助ができるように試行錯誤中。

 

・チョモラン

今年からPPILの健常者スタッフになった、好青年。畑を耕していたところをサミスがスカウトしたそうです。お腹の手術のせいで力か入らないらしく力の入らない介助(自分の体に合う)スタイルを確立したい。

 

・ビヨン

PPCILのアテンダント。日本語学科の卒業生で今でもイベントがあったら参加してくれます。今回は介助者兼通訳できてくれました。

 

101日カンボジアのメンバーが西宮にやってきました。長期の研修の終盤にもかかわらずみんな元気な笑顔で改札から出てきました。

 

メインストリームで主にやったことは

メインストリーム協会の歴史と事業内容・介助制度と介助者・メインストリーム協会の運営について、です。海外研修ではよくやっている内容ですが、今回のニャップさんとチョモランは初の日本です。話では聞いてる日本に実際に来て肌で感じることが多かったそうです。

 

メインストリームの研修で恒例のホームステイももちろんありました。今回のホームステイはニャップさんと障害が同じこうき宅で行われました。前半はこうきのお風呂見学(シャワーチェアーを使ってのお風呂介助の方法)。ニャップさんは1日約3時間の介助を使っています。現在は床に座ってシャーワーで体を洗っていますが、その方法だとニャップさんはもちろんですが介助者にも負担がかかってしまいます。今回の研修でニャップさん本人もシャワーチェアーを使ってのお風呂介助を体験して介助者共々とても快適だったそうです。カンボジアと日本では環境が違いますが、お互いに楽な方法を試行錯誤していくとのことです。

お風呂が終わった後は、パーティー。この日は、みんなで鍋を囲みました。

 

PPCILに修行研修やターポイ・職員旅行でカンボジアへ行くと皆が集まり遊んでくれます。短い期間でしたがそれができたことがとても嬉しかったです。

 

今回の研修を楽しみにしていたけれど、来ることができなかった人がいます。当事者スタッフのセカちゃん(CP)です。セカちゃんは既にアパートで自立生活をしています。今回日本の研修を諦めたのには理由があります。彼女はタイで研修を受けることになりました。この研修はASEANが企画している研修でタイで2年間生活をしながら障害者運動などを学ぶというものす。ダスキン研修の長いバージョンです。今回会うことはできませんでしたが、タイで研修を頑張って欲しいですね。

 

カンボジアでは来年2月にTRYが予定されています。アジアの中でもお金のない国で街の発展は早いです。制度もなくバリアフリーも整っていませんが活動はとても活発です。僕はよくカンボジアへ行きます。カンボジアではいつも彼らが笑顔で迎えてくれます。そんな彼らが日本に来るのは非常に感慨深いものがあります。

 

研修は海外に行かずして、海外メンバーを身近に感じる機会だと思います。メインストリームは海外にも行きまが、日本に研修生が来ることも多いです。今後もメインストリームでは海外からの研修生を受け入れていきたいと思っています。皆さんもご協力よろしくお願いします!

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