初めまして、こんにちは。今年度からスタッフとしてメインストリーム協会で働く矢野裕里愛です。今回は自己紹介としてメインとの出会いと、スタッフになろうと思ったきっかけについて書きたいと思います。
私は今から3年前の2014年にアテンダントを始めました。大学2回生でした。私は武庫女の社会福祉コースに所属していて、当時は真面目に国家試験を受けるつもりで授業を取っていました。レクリエーションの授業があり、「メインストリーム協会というところが介助者を募集しに説明にきてくれています。」と先生に言われ残って話を聞きました。福祉の勉強をしていたので車いすを押す体験はしたことがありましたが、どういうことをしているのか説明を聞いてみると、実際自分ができるのかという疑問と、教科書でしか障害者について勉強したことがなかったのでどんな生活をしているのかという興味が湧きました。その頃私は家の近くでアルバイトをしていましたが、思い立ったらすぐ行動しないと気が済まない性格なのでアルバイトを辞めると告げ、メインストリームに電話しました。

それからアテンダントとして利用者さんの生活に関わらせてもらいました。料理や洗濯といったことだけでなく、アテンダントをして間もないころに旅行に連れて行かせてもらったことはとても思い出に残っています。この3年間でいろいろな経験をさせてもらいました。また私は昔「氷千個の女」というあだ名を付けられてしまうくらい人に興味がなく、話しかけられても反応が薄くて冷たい人と言われていましたが、メインストリームに関わりはじめてからたくさんの人と話しをしてよく笑っているおかげで友人に「明るくなったね」と言われることも増えました。(笑) 3年前、真面目に授業を取っていた自分に感謝したいです。

それから、メインストリーム協会のスタッフになろうと思ったきっかけは大きく2つあります。
1つ目は学校周りです。一番初めのお宅訪問の時からお世話になっている利用者さんから、私の通う大学にアテンダントの募集のために学校周りをするけどその日学校にいるかと聞かれ、たまたま時間があったので一緒に教室に入り様子を見させてもらいました。聞いているだけの予定だったのですが、突然大学の先生から「先輩として一言お願いします。」と言われ少し話をさせてもらいました。急なことで緊張はしましたが、誰かに私のしていることを伝えていきたいと思うきっかけとなった出来事でした。
2つ目はアテンダントを半年ほどほとんど入らずにいた時期に、スタッフや他のアテンダントの人から遊びに誘ってもらったことです。もともと内向的な性格で、休みの日は一日中部屋で過ごしているような生活だった上に、メインストリームから離れて毎日勉強に追われて嫌になっている時期でもありました。そんな時にメインストリームの皆から交流を目的に誘ってもらえたことが息抜きになり、もっとメインストリームの皆と深く関わりたいと思った出来事でした。何でもないことのように思えるかもしれませんが、当時の私にはとても元気づけられることであり、こうして自分もメインストリームに関わる人として普段は利用者さんの家だけで横に繋がりを持ちにくいアテンダントや周りの人を引き込む存在になりたいと思うきっかけになりました。

私は去年の夏にターニングポイント@RYUGAKUのキャラバン隊として少しだけ障害者運動に関わらせてもらいましたが、トライに参加したことはなく、まだまだ社会のイメージを変えるための運動に参加できていません。また、いまだに内向的な性格が邪魔をして自ら声をかけていくチャンスを逃しています。これからはどんどん前に出てメインストリーム協会のことや介助者を使って自立生活をする障害者がいることなど伝えていけるようになりたいと思っています。これからどうぞよろしくお願いします!