カテゴリ: 手話パフォーマンス講座

今週は、きいろぐみオリジナルソング「この手で歌おう〜指文字の歌」。
手指をパッパッと開く「言う・話す・発言する」という手話の向きや動かす方向、太陽から注がれる光の向きなど、手話表現の基礎もディスカッションしながら、「明るく元気に」伝える練習をしました。
きっと、楽しい歌になるはずです!


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手話パフォーマンスで気をつけたいのは、手話の表現が適切であること。
「歌だから単語だけを並べれば良い」のではありません。
「世界中」と表すとき、「世界」という手話と「みんな」と表現するなら、その二つの手話のターゲットは重なり合う同じもの。
「あちこちに」と、「場所」の手話をいくつか置くときは、同じ平面上に。
それぞれの手話の関係性を適切に表すことでしか、文の意味はあらわせません。
もともとの手話のルールがきちんと表現できなければ、文は成り立たず、歌詞も成立しません。
そうしたことも丁寧にチェックしながら、手話詩を作り上げていきます。
2023.5.20(パ講座)


手話パフォーマンス講座も3年ぶりの開講です!

初めての手話パフォーマンス。
最初は、見る人にも楽しんでもらえるトーク。
また、聞こえることと聞こえないことの違い。
音楽や歌をどうとらえるかというディスカッション。
これらを経て、いよいよ手話の歌への取り組みが始まりました。
今後が楽しみです!

2023.5.13 パ講座①
2023.5.13 パ講座②


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一曲の歌をひとつずつ丁寧に
勉強を重ねていった生徒さん。
卒業ソングのような歌詞を誰に向けて歌うか、この学校に通った日々は誰目線で歌うのかなど細いことをひとつひとつ重ねたことで歌詞にあてる手話の表現に心がこもった表現になってきました。
今日は日本語の歌詞に合わせた呼吸ではなく、手話の間や区切れ目をリズムに合わせるという難易度高めな勉強をしました。
あと来週一回でどこまで成長してくれるのか楽しみです。

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手話パフォーマンス講座も、今回を入れて残り3回となりました。

手話パフォーマンスでは、手話表現の際、周りの風景がどのように見えているか?手と手の位置関係は、過去や未来とどう繋がっているかなど、空間をどう捉えるかが、大切です。

窓の外を見て、風景が実際にはどう見えているか、手の角度や向きがその記憶と合っているかなど何度も確認したり、あっという間に時間が経ってしまいます。

歌詞をどう解釈するかも、受講生の方と一つ一ついっぱいディスカッションしながらの講座は、とても楽しいものです。


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講座中に、雪が降り始めるという寒い1日でしたが、みんなで元気に学習できました。感謝。

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