カテゴリ: プレコミュニケーションコース

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プレコミュニケーション昼クラス、1月〜3月期最後の授業は絵本の世界を表現しました。
ポイントは絵本の中の「文」ではなく、「絵」を表現すること。
文には無い描写も入れると、なるほど〜、と見ている人がどんな情景・状況なのか分かりやすいです。

登場人物は1人だけではないのでロールシフトや、位置関係も決めてはっきりさせないと誰が誰だか分からなくなってしまいますし、目線、表現の強弱、表情も大切です。

最後は生徒さんが前に出てミニ発表会。
絵本の内容を全く知らなかった私も、どんな物語なのか分かり楽しめました(^_^)

絵本の表現は今まで学んできたことの集大成でしたね!
是非、次のステップにつなげてくださいね。

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ロールシフトの表現。
1人で、2人の人物が会話してる様子を表現しました。
1人で2役と言っても、演技のように大げさに動くわけではありません。
ちょっとした違いで2人の人物にシフトします。
・目線
・人物AとBの違い
・言われた事、言いたい事に対する「間」
が大事なポイントです。

AとBが、大人と子供や、上司と部下の場合は見上げるか見下げるのかの目線が違ってくるし、男と女の場合は手話に勢いをつけたり柔らかくしたりなど…。

なりきりすぎると動きが大げさになってしまいますが、ハッキリ表現しないと2人が会話しているようには見えず、なかなか難しいですね。
聞こえない人はロールシフトが得意なので、沢山見て学びましょう!

今日は手話の位置関係について学習しました。

「私が父にメールして、父が母にメールする」
私→父→母と流れがわかるように、「父」と「母」の位置を分ける必要がありますね。

「私は友達Aと待ち合わせ場所に行きます。友達BとCはあとから一緒に来るそうです」
だれが話しているのか?今だれがどこにいるのか?
を意識して、位置関係をつかって表現できるようになりました。
だれとだれが一緒にいるのか?」に注意しながら、
「一緒」という単語の使い方も繰り返し確認しました。

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指さしの学習。
聞こえる人は、人に対して指をさすのは失礼、という感覚がありますが、聞こえない人は誰なのか、どれなのか、どこなのか明確にしないと伝わらないので、指さしをよく使います。
指さしと目線が一致するよう意識するのがポイントです。
距離感も大事です。

「私があっちに行く」
「あなたがあっちに行く」
行くのは誰か?
あっちとはどこ?
を意識して。

「あっち行け」
「あなたが行け」
これは意味がだいぶ違います。
言葉の意味も意識しながら表現します。

指一本の表現ですが奥深いですね。
しっかりと意識して表現できると会話力がアップします!

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きちんと伝えるためには?

「母と姉と私で旅行に行く」
「母の姉と私で旅行に行く」
「私の母と姉は旅行に行く」

使う単語は一緒なので、全部同じ表現になってしまいがちです。
自分では伝えてるつもりでも、間違えて捉えられてるかもしれません。

リズムや区切り、位置関係、意識する場所、自分はどこにいるのか?、など…
見ている人が分かるよう、意味をしっかり伝えるための表現の工夫を、色々な例題を使って学びました。

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