ろう者のいくみが働いている高齢者施設では、コロナの影響で、利用者の方とご家族は、遠隔での面会となっています。
ろう者の利用者の方は、手話でスムーズに面会できているとか!
一体どういうことなのでしょうか?



(簡単な内容)
手話あいらんどTVクロスカルチャー!
いくみです。ろう者です。
南 瑠霞です。聞こえます。
よろしくお願いします。

いくみは高齢者施設で介助などのお仕事をしています。
今年2月ぐらいから5か月間、コロナの影響で、家族の方の面会は基本的にお断りしています。
施設にいらっしゃる高齢者の方々は、ご家族に会えなくてとても寂しい思いをされていました。

でも、最近になって、遠隔での面会ができるようになりました!
といっても、利用者の方は施設から、ご家族は家から面会をする、というわけではありません。
ご家族には施設まで来ていただく必要があります。
たとえば、施設で4階に利用者のおじいちゃまがいる場合、おじいちゃまは4階でPCを見て、1階にいる息子さんも、1階でPCを見て、PC同士のカメラをつないで面会をします。
ご家族は施設に来ていますが、利用者の方に直接会うことはできません。
でも、映像で顔を見て、元気な様子を見ながら話すことができます。

実は困ったこともあります。
聞こえる方の場合、ご家族が来て、遠隔で話そうとするのですが、年配の方は耳が遠いので、ご家族の言葉が聞き取れないことがあるのです。
そういうときは、聞こえるスタッフがついて、PCから聞こえる声を、利用者の方の耳のそばで伝える、といった、通訳のようなことをしています。笑

いくみが働いている施設は、聞こえない高齢者の方もいます。
ろうの利用者のおばあちゃまとろうのご主人が遠隔で話したときは、手話でとても楽しそうにお話しされていて、とてもスムーズでした。
通訳ももちろん要りません。
ろう者は、聞こえなくて通訳をお願いする場面が多くありますが、今回は逆のケースも生まれていて、興味深いです。

施設が、面会の方法を新しく思いついて、やってみた、というのもすごいですよね。
5か月間面会ができず、利用者の方の中には病気の方もいらっしゃるので、ご家族も顔を見たい、面会をしたい、という状態でした。
前は手紙だけOKだったので、手紙を読めば、元気なことはわかるけれども、やっぱり顔が見たいですよね。
なので、このような遠隔での面会方法が取り入れられています。
今後も、しばらくは、この方法での面会が続きそうです。

二人の話が長かったので、続きは次回。
お楽しみに!

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提供:手話あいらんど手話教室

出演:いくみ & 南 瑠霞
構成:南 瑠霞
編集:青木 孝二
南瑠霞の手話日記より