カテゴリ: 手話パフォーマンスきいろぐみ

今回のクロスカルチャーは、なんと、福島県いわき市からお送りします!
いわき市でお会いしたろうの方も出演してくださっています!
後半では、南がいわき市を観光した様子をご紹介します。



(簡単な内容)

~南一人で前置き~

こんにちは、南 瑠霞です。
今回のクロスカルチャーは、私の車の旅先を紹介します。
そこで出会ったろうの方もちょっと登場してくれていますので、是非見てください。
どうぞ!

~VTRスタート~

手話あいらんどTVクロスカルチャー!
南 瑠霞です。聴者です。
久保田政宏です。ろう者です。

今日はどこにいるかというと、福島県いわき市にいます!
突然南がお邪魔しました!笑
今日この後か明日の朝、ハワイアンズに行きたいなと思っています。
生まれて初めて行きます。
何かおすすめの、ハワイアンズの遊び方はありますか?

急流すべりのようなアトラクションや、滝みたいなゾーン、温泉とか、すごくいろいろあります。
一人だけで寂しいね。笑

はい、一人で寂しく行こうと思います。笑
他にもおすすめを聞きました。男性たちの、なにかこういうダンス……

ファイヤーダンスだね。火のついた棒をくるくる回すダンスで、すごく盛り上がります。
あとは、ハワイアンズは女性のフラもすごくいいです。

わかりました!突然でしたがありがとうございます!
これ、全国の人が見られるように公開しても大丈夫ですか?
データをもらえばアップできます。よろしくお願いします。

(その場にいる方に向かって)みなさん、見てください!
バイバイ~~~~!!!

~ふたたび南一人~

ありがとうございました!
いわき市の手話表現は、市のマークから手話を作っているそうです。
このマークは「い」というひらがなの形と、真ん中が輪のようになっているのですが、これは、人の輪とか、つながり、平和などを意味しているのだそうです。
各地に行くと、いろんな手話を見ることができてすごくうれしいなと思います。

実は私、最近ビキニを着てプールに行くという趣味が始まってまして、各地の温泉などの温かいプールに行って泳いでいます。
10月にたまたま、いわき市のハワイアンズに一人で車に乗って行ったんです。
そのまえにちょっと、と思って、探したら、地元の手話サークルがあって、そこにお邪魔をしたら、みなさんが「いいよいいよ」と言って、すごく親切にしていただいて、手話サークルに混ぜていただきました。
そのときに、地元のことをみなさんがいろいろと教えてくださったりとかして、その教えて下さった場所などにも行きました。
手話サークル「青空」(いわき手話サークル 昼の部 支部青空)のみなさん、本当にありがとうございました。

ここからは、私がいわき市を観光した様子を、写真でご紹介したいと思います。
どうぞ!

(キャンプ場の写真)
今回の旅で南が最初に行ったのは、どこかというと、いわき市の遠野オートキャンプ場です。
森の中にたくさんのファミリーがテントを立てていました。
これは、大型のスクリーンなんですが、どうやらこのグループの方は、夜にスクリーンを立てて、映像を上映されていたようなんですね。
初めて見ました。

(赤い木の実の写真)
周辺はもう秋の風景になっていて、綺麗な木の実なども沢山ありました。
葉っぱも紅葉が綺麗でした。

(空の写真)
この日は、雨上がりで、空気もすごく気持ちが良かったです。

(焚火の写真)
朝すご~~~~く寒くて、隣のテントの方の焚火にあたらせていただきました。
暖かかったです。

(コーヒーの入った紙コップの写真)
朝は温かいコーヒーをいただきました。

(公園の写真)
次に訪れたのは、地元の手話サークルの方に教えてもらった、いわき市三崎公園という、大きな公園です。
海の近くに丸いタワーが建っていて、その下をくぐっていくと、鉄格子の丸いトンネルのようなものがあって、そこをどんどん進んでいくと、向こうに海が見えてきました。
これが突き当りの風景です。
そこからのぞくと、周辺の街とか、荒磯も広がっています。
実はこのトンネルは海に突き出していて、潮見台になっているんですが、真下が海でちょっと怖かったです。
水平線や、沖の船も見えました。

(海の向こうの工場地帯の写真)
小名浜という場所の工場地帯です。

とにかく初めての風景といろいろ出会いました。

(ハワイアンズの写真)
最後に訪れたのは、スパリゾートハワイアンズです。
プールや温泉、ショッピングなどなど、いろんなものがありました。
ウォータースライダーとか、流れるプールとか、水槽の魚を見ながら遊べるプールとか、水着で入れる温泉とか、とにかくいろいろあって、私は、屋外の温水プールがすごく爽やかでよかったです。
ハワイアンズではプールでいっぱい楽しみました。

(写真終わり)
ありがとうございました。
今回のクロスカルチャー、ちょっといつもと違う形でお送りしました。

手話って最近本当に勉強する人もすごく増えて、私のところに相談しに来てくれる人もいて、「なかなかうまくならないんだけどどうしたらいい?」「もっとうまくなりたい」といった悩みを持っているひともたくさんいます。
私が手話を勉強してよかったなと思うのは、今回のようにいろんなところに行って、各地のろうの人ともお会いして、手話を勉強している人ともお会いして、地元地元のいろんな情報を教えていただいたりとか、交流できるのも手話の魅力の一つだなと思っています。

勉強もすごく大事だし、手話通訳を目指している人も、一緒に頑張りたいなと思うんですが、出会いが大事にできればいいなと思っていますので、一緒にぜひ、楽しく手話を勉強しましょう。

では、また、クロスカルチャーは続いていきますのでお楽しみに!

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提供:手話あいらんど手話教室

出演:南 瑠霞 ・ 久保田 政宏
構成:南 瑠霞
編集:青木 孝二

あなたのご当地には、どんな飲み物がありますか?
今回は、まだまだ暑いこの時期、ろう者の塚越&南 瑠霞(手話通訳士)が、各地のサイダーについて、ちょっとお話しします。



(簡単な内容)
手話あいらんどTVクロスカルチャー。
塚越です。ろう者です。
南 瑠霞です。聞こえます。
よろしくお願いします。

久しぶりに、二人で並んで撮影です。
感染予防のため、二人の間に、透明の仕切りを入れました。笑

今日は、夏の終わりに、いろんな飲み物の話をしましょう。

南は、親の実家の町の、サイダーを、ご紹介します。
しそ・梅とみかん・ジャバラ(みかんの種類)のサイダーです。
ドリンクには、3本足のカラスのマークが入っています。
スポーツファンなら気付くかも。日本のサッカーチームのマーク。ヤタガラスといいます。
和歌山県の、大きな神社の守り神になっています。2本足ではなく3本足!なので、ボールをたくさんけることができるらしい。笑

塚越は、妹が、書道ガール。書道パフォーマンスの部活で、静岡の大会に応援に行った時、そこで、ご当地の飲み物を見つけました。
わさび・メロンパン風味・甘酒コーラ・明太子のコーラ・カレーパンのサイダー!!

飲んでみましょう。
南は、ジャバラのサイダー。
塚越は、わさびジンジャーエール!!

ジャバラは、いい匂いがしています。
かんぱーい!!

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塚越の、わさびジンジャーエールは、
案外悪くない!!
ジンジャーエールの味で、香りがわさび。
飲んだ時に、ほんのりわさびの香りがします。

南の、ジャバラサイダーは、ナチュラルな柑橘系の味と香り。
一本でなく、たくさん買って、東京にお土産として持って帰ってくればよかったなあ。

皆さんも、いろんな飲み物を試してみてね。
わざわざお店に行かなくても、ネットでお取り寄せというのもいいと思います。
まだまだ、感染症でいろんなところに行くのを迷う人もいると思うけど、ネットで楽しめますね。
リモート飲み会もいい。そういう時、ご当地の飲み物自慢とかしてもいいねえ。

また、お会いしましょう。
さようなら〜〜〜〜〜〜〜!!

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提供:手話あいらんど手話教室

出演:塚越 & 南 瑠霞
構成:南 瑠霞
編集:青木 孝二

南瑠霞の手話日記より


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TOKIO


2020.02.01(土)
群馬県高崎市にて、手話言語条例記念イベント「ふれよう手話に!楽しもう手話を!」が開催され、ゲストにきいろぐみを呼んでいただきました。
会場のたくさんの皆さんとともに、素晴らしいひと時を過ごしました。
本当にありがとうございました!!

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総合司会にも、私たちが提案した、ろう者と聴者のペアのMCを採用していただき、本当にうれしく、1回1回の積み重ねの大切さを感じました。
ろう者が手話で司会をして通訳者が読み取るのではなく、聴者が音声で司会をして横に聞き取り通訳者がつくのでもなく!!
聴者の音声と、ろう者の手話が、同時に、明るくテンポ良く進行する、手話言語条例にふさわしい司会。これが私たちのとても大事な思いであり、チャレンジであり、ここからどんどん続けていきたいことの一つです。
皆さん、本当にありがとうございました。

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子供たちにも大人気の1曲。

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手話とらが主役のこの歌!

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舞台横から見たきいろぐみステージ!!

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心から励まされた、お客様たちの手話の拍手。
手話では、手を打ち鳴らす拍手は、聞こえない人の耳に入りづらいため、両手をひらひらさせて、歓迎の意を表すのが通例です。

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ラストは、お客さんも一緒に、「幸せなら手をたたこう」。素晴らしいフィナーレとなりました。

手話言語条例は、2020年1月、全国で300自治体を超えました。
多くの方が、手話で話すことを楽しいと感じていただけるよう、私たちも元気なステージで夢を送り続けられればと思います。
高崎市の皆さんもともに作り上げた手作りステージで、人の心に触れたイベントとなりました。
本当にありがとうございました。

※写真は、ちゃあさんが、撮ってくれました。ありがとうございます。

「南瑠霞の手話日記」より

2020.02.15(土)昼16:45〜 
NHK・Eテレ「ろうを生きる 難聴を生きる」
中嶋元美 再放送 決定!!

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【2015年4月25日(土) [Eテレ] 放送分】
手話パフォーマンスきいろぐみデフキャスト 中嶋元美が、
NHK・Eテレ「ろうを生きる 難聴を生きる」に登場!

★ 私は“ろう者”になる★
手話パフォーマンスきいろぐみデフキャスト中嶋元美

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【内容】
手話を使って音楽や踊りの楽しさを伝える劇団「きいろぐみ」。ここに20歳の花形パフォーマーがいる。中嶋元美さんだ。中嶋さんは高校1年生のとき、学校の長距離走の授業中に耳鳴りがし、翌朝目が覚めると聞こえなくなっていた。バレリーナになることを目指してコンクールで入賞を重ねていた中嶋さんは、聴覚とともに自分の全てを失ったと思い、絶望した。しかし「きいろぐみ」の手話パフォーマンスと出会い、聞こえなくても音楽を楽しみ、表現できることを知る。そして、聞こえていた過去にこだわることをやめ、自分を“ろう者”とアイデンティティを定め、“聞こえる世界”と“聞こえない世界”の橋渡し役として生きることを決意した。番組では、郵便局での仕事や手話教室の講師などをしながら、手話パフォーマンスに取り組み、人生の一歩を踏み出す彼女の日々を描く。

手話あいらんどTV今回は、
手話パフォーマンスきいろぐみ30周年記念!!クリスマスライブ会場から!!
ご協力下さった皆さん、ありがとうございます。

「2019年12月13日!!!!!
南 瑠霞の両親の実家、和歌山県串本町!!本州最南端の町で!!
手話言語条例が、可決されましたーーーーーーーーーーーー!!」

という、南のビッグニュースから、今回のクロスカルチャーは、始まります!!笑
やすの家族の話!!とても楽しい手話トークを見てください。



(簡単な内容)
手話あいらんどTVクロスカルチャー!!!
今日は、手話パフォーマンスきいろぐみ30周年の記念手話ライブ会場からお届けしています。

僕は、手話派フォーマンスきいろぐみデフキャスト ヤスです。ろう者です。
南 瑠霞です。手話パフォーマンスきいろぐみ代表です。よろしくお願いします。

今回は、ヤスに、この30年間で良かったことをお話ししてもらいたいと思います。

結婚の話をします。
僕は、仕事がろう学校の先生です。その教員採用試験に合格したことで、プロポーズして、結婚しました!!
僕たちには、それより前、2度くらい危機もあったけど、すごく頑張って、彼女をゲットしました。

今は、地域のろう者協会の会長もしております。
地元では、朝霞市日本手話言語条例が制定されています。ろう者の日本手話を大事にしたいという願いを込めた条例です。

で、南の話ですが、今日、マネージャーさんに携帯を預けそびれて、本番直前に気づいてスマホをわたそうと思って見たら、実家の友人やろうの人からめちゃめちゃメールがきていて!
「実家の町 和歌山県串本町で、手話言語が可決しました〜〜!!」と、連絡が、入っていました〜〜〜〜〜〜〜!!すごーーーーーーーい!!
本州最南端の町です。
2019年12月13日、今日!!このニュースが飛びこんできました〜〜〜〜〜〜!!
全国でも今、300自治体を間もなく超える勢いです。
すごく嬉しいです。

やすは、そんな地元の活動も忙しい中、家族も大事にしなくちゃいけないけど。
出産も大変だったそうで。

子供は、3人います。上から、男子・男子・女子。

1人目。妻と「出産に 必ず立ち合う」と約束して、絶対その瞬間、彼女をさすったり はげましたりして、一緒に出産するんだ。と決めていました。
予定日も 12月27日とわかっていたのですが、みーんなが、最初の出産は、たいてい遅くなる。というし、僕はその日、とても気が緩んでいました。
妻は、東京の実家に戻っていて、僕は朝霞市で寝ていて、万一連絡が来たらいけないので、ちゃんとスマホを握りしめて寝たはずなのですが、いつの間にか手から離れ、、、、ぐっする寝入ってしまいました、、、、
で!朝7時か8時ごろに起きて、スマホを見たら〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
「生まれました。」
・・・と書いてあるではないですか。
スマホには、「早くきて」「どうなってるの」とメールが届きまくり、両親からも、メールが ガンガンきていて、FAXも何枚もきていて、でも、そんな音も聞こえるはずもなく、とにかく、完全にやらかしました。
それから病院には行きましたが、妻はメチャ怒りで、本当に申し分けないことをしました。

2人目。今度こそ、出産の瞬間に子供に会うぞ!と思い、その日は、昼間、職場にいました。学校で子供たちと授業をしているとき、ちゃんと気をつけてスマホもポケットに入れていて、「陣痛です。生まれそう。」とメールが来たので、急いで電車で帰り、妻を車に乗せて車での病院の玄関に乗りつけて、彼女を看護士さんにお願いし、車を駐車上に運んでちゃんと止めて、荷物を抱えて建物に戻ったら、ちょうど看護師さんが来て、「あ!!僕も、立ち会います。行きます。行きます。」と言ったら、、、、
「生まれました!」と言われました。
また、間に合わなかった、、、

3人目。次こそは!!これは、もう絶対、立ち会わなければいけない!!と、硬く心に決め、その日は、夜1時、妻も子供も全員家にいました。すると、妻が、「ねえ、生まれる!!うまれる!!」と僕を起こしたので、よし、全員で出産に立ち会える!!と思い、僕が上の子供2人を両手に抱えて、妻が車をとってきて、そして、運転を僕が代わり、家族全員で、病院に行きました。急いで、妻を病院に運び、自分も子供2人を抱えて分娩室の前のソファに座ったら、、、目の前のモニターに、、、赤ちゃんが映っている、、、「これは、誰?泣いている赤ちゃんは誰?」と思ったら、看護師さんがやってきて、「生まれました。あの映像です。」と言われ、
とにかく、出産が早すぎて、看護師さんたちのサポートも間に合わず、赤ちゃんが滑り出てきて、抱き留められず、どうやら下で頭を打ったらしく、頭が平らになったかもと言われ、「本当に申し訳ありません」とまで言われるような早さでした。その子も、今は大きくなって、頭も膨らんできて大丈夫でした。笑

で、僕は、3人とも出産に間に合いませんでした。
今でも妻は、僕に、「あなた、出産、全部子供たちに会えなかったよね。」と、しょっちゅう言ってきます。多分一生言われると思います。

苦労もありました。

上の子が、初めて痙攣を起こしたとき、子供の全身が震え、口から泡も吹き、目もおかしくなり、それをはじめて見て、パニックになりました。
以前は、119に事情を書いて、FAXすれば良かったのですが、それはわかっているのに、もう、焦ってしまって字が書けない!!わかっているのに、もう、何をどうしたらいいのかわからず、FAXも出せなくなってしまったんです。パニックで、頭もぐちゃぐちゃです。
すぐに、隣の家をノックして、子供が痙攣したので助けてくださいとお願いし、119番してもらって、救急車を呼んでもらいました。
書けば、119にすぐ繋がるとわかっているのに、その文が書けなくなるんです。

今では、朝霞市では、ネット119が利用できます。文を書く必要もなく、ボタン一つで、位置情報もキャッチされ、登録しているのでろう者からの通報だとわかり、同時に、手話通訳者にも呼び出しがかかり、救急車と通訳者が、別々のところから、同時に駆けつけてくれます。

30年の間に、そう言った、機器やシステムも変わってきましたね。
地域に聞こえない人もともに暮らしていること、いろんな方に知っていただきたいですね。

また、お会いしましょう。さようなら〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!

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提供:手話あいらんど手話教室
https://www.shuwa-island.jp/kyoshitsu/

出演:ヤス 南 瑠霞
構成:南 瑠霞
撮影:りさ
編集:Rin


「南瑠霞の手話日記」より

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