修禅寺彫ギャラリー

伊豆修善寺温泉の古刹・『修禅寺』の裏参道に佇む、趣ある「修禅寺彫ギャラリー」では、 鍵和田 松琴(1928-2009)の彫竹作品や書画色紙などを常設展示しております。 このブログでは、ギャラリーや街の日々の様子を中心に、その他さまざまなつれづれを ご紹介しております。 「修禅寺彫ギャラリー」オフィシャルサイトはリンク集からご覧ください。

旅好きの方なら誰しも、国内外を問わず、一度は訪れてみたいと

想い続けている場所がありますね。

私もそんな一人、私にとって憧れの地は、“オーストリア”です。

美術館歴史的建築巡りはもとより、敬愛する音楽家・モーツァルトや

ベートーヴェンの息遣いを追体験する旅・・・。


とはいえ、今のところは、「オーストリア政府観光局
から届く
折々の情報や画像を楽しんで、いつの日か叶う夢に、想いを馳せている
だけなの
ですが・・・。 
オーストリア政府観光局: https://www.austria.info/jp
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先日、「駐日オーストリア大使館(港区元麻布)」で開催された、

文化フォーラムに参加することができました。

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この日のテーマは、19世紀末ウィーンを代表する画家、

「グスタフ・クリムト(1862-1918)の業績と生涯」。

今年は、クリムト没後100年にあたります。

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“クリムト”と言えばこの絵画『接吻
(制作19071908』は、
どなたでも一度は目にされたことがおありかと思います。
溢れんばかりの官能に満ちたこの一枚、その感情とはうらはらに、
女性の足が崖(?)から落ちそうになっていることが、
間もなくの“愛の破局”を暗示している、とも言われているとか。

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こちらの『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I(制作1907
』は、

数奇な運命を辿った一枚としても有名です。第二次大戦時、ナチスの
没収に遭ったものの、 終戦後は、無事持ち主に返還されました。

その後、2006年、当時としては史上最高値の156億円(13500万ドル)

でオークション落札。2016年には『黄金のアデーレ 名画の帰還』
という映画にもなり、歴史の裏側を知ることができました。
https://realsound.jp/movie/2015/12/post-540.html

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甘美な女性像を描くことでも知られたクリムトには、多くの愛人がいました。

もちろん絵画のモデルとして、大切な存在でもあったのでしょうね。

その中でも、最も愛した女性・エミーリエ・フレーゲ(右側)。

そして、当時クリムトも好んで着ていたという、束縛のないゆったりとした

服をまとう彼女を描いた一枚(左側 1902年制作)。ところが一説では、

彼女自身は、この絵をあまり気に入っていなかったのだそうです

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クリムトは、バロック期スペインの画家・ディエゴ・ベラスケス

15991660)を尊敬していました。そして、ベラスケスの描いた

スペイン王女の絵画(右側)に見られる、その時代特有の髪型を、

自分の作品『フリッツア・リードラーの肖像(1906年制作)』(左側)
にも取り入れています。しかし、良く見ると、ここでは髪型ではなく、

頭部の背景として巧みに表現されています。


もう一つ目を惹かれるのは、当時ヨーロッパで盛んであった日本ブーム

(ジャポニスム)の影響でしょうか、女性の座る後ろは、日本の襖(ふすま)
のようでもあります。そして、クリムトはサインの代わりに、
名前を日本画の落款のように印しています。
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右側の画は、ルネッサンス期イタリアの画家・パオロ・ヴェロネーゼ

15281588)の『ホロフェルネスの首を持つユディット
1580年頃 制作)』。


ユディットは、旧約聖書の外典の一つ、ユディト記に登場する信心深い女性。

町を襲った敵の司令官ホロフェルネスの首を取った、そのユディットも、

クリムトの手にかかると、やや恍惚としたこのような表現になります

『ユディット I1901年制作)』(左側)。

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さてさて皆さま、この『ユディット I』を含む、過去最大級のクリムト作品群
が、来春、日本にもやって来ます!

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絵画ファンの方、ぜひお楽しみにお待ちください!

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この日に講演して下さったのは、、ウィーンに永くお住まいの、
イップ・常子様。イップ様は、オーストリア公認国家ガイドとしても、
又、主宰される
Longstay Austria(ロングステイ オーストリア)
おいては、オーストリアをはじめ、近隣国の旅のコーディネーターとして
ご活躍されています。
Longstay Austria:http://www.longstayaustria.at/index.html

 

いつの日か私もお世話になるやも()・・・とご挨拶をさせて頂きました。

プロフィールを拝見すると、民族衣装の裁縫がご趣味とか、この日の
装いも、とてもお似合いですね。お隣の方は、大使館の全権公使です。

 

初めて耳にするクリムトの様々なエピソードは、大変に興味深く、
このブログでも一部ご紹介させて頂いた、スライド画像構成の妙にも
惹きつけられました!

イップ様のとても柔らかいお話しぶりと、美しい日本語の響きに、

心地よいひとときを過ごすことができました。ありがとうございました。

 

さすが11月の声を聞くと、ここ修善寺温泉でも、
気温や天候のスイッチは、すっかり秋モードになりました。

 

まさに“ 天高し ”、爽涼な一日、秋色を愛でに歩いてみました。

 

毎週末、来るたびに楽しみにしていた山門のもみじ、やっと秋化粧を

してくれました。抜けるような青空に舞う、龍にも似た雲も嬉しそう・・。

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先週には、ほんのちょっと色づき始めていた、境内の桜の樹、

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あっという間に、その彩りがひろがっていました。

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来月初旬まで楽しめる、修善寺温泉の紅葉、

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まだまだ“出番待ち”の様子がうかがえますね。
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では、桂川沿いに、街を少し巡ってみましょう。

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あ、そうでした、秋色といえば、紅葉ばかりではありません!

「独鈷の湯公園」では、つつましやかに咲く“ 十月桜・冬桜 ”も、
私たちの目を楽しませてくれているのです。
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皆さまお久しぶりでございます。
これまで経験したことのない炎暑、相次ぐ台風、そして地震・・・。

自然の猛威に為すすべもなく過ぎてしまったここ数ヶ月。

“冬眠”ならぬ“夏眠”状態にあったブログ更新、そろそろ何とかせねばと

思ううちに、修善寺温泉は、待ちわびた“秋”の装いを始めています。
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今年も、丹精込めた“菊飾り”が、街のあちらこちらを彩ります。

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“菊飾り”に続いて、“紅葉”を愛でられるのも修善寺温泉の魅力の
一つでしょうか。

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それに先駆け、現在、「しゅぜんじ回廊」では、“錦秋の修善寺・写真展”
(撮影:田口 行央 氏)が開催されています。

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報道などによれば、今年は台風、大雨などの影響で、紅葉が例年のように
美しく色づかない観光地も多いとか。
修善寺温泉がそうでないことを祈りつつ、秋の深まりを静かに迎えたいと
思います・・・。

注:観光ポスター画像二点は、伊豆市観光協会修善寺支部発行のものを
  お借り致しました。

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